官能小説(オリジナル18禁小説)

ウルトラ怪獣擬人化オーブ
日時: 2017/04/30 15:04
名前: たくと七星

 皆さん、またお会いします、たくと七星です。今回もこのサイトで新しい小説を書いていきたいと思います。これから書く物語は私も大好きなウルトラシリーズ、その怪獣をメインにしたお話です。

<大まかな概要>
 舞台は現在放送されている新作のウルトラマン、「ウルトラマンオーブ」(2016年12月に放送終了)の世界観、復活した魔王獣や怪獣が倒されてから数年、数十年、数百年なのかは置いとくとして、オーブのその後のストーリーとして描きます。そこでは怪獣達が擬人化して人間社会に溶け込んでいて、または自然で暮らしていたりするものもいて、ひょんなことから主人公が魔王獣の封印を解いてしまい、その魔王獣からある物を渡されて、人と怪獣の絆の架け橋となって自分だけのハーレム・・・ではなく、怪獣軍団を作っていくと言うストーリーにしてみたいと思っています。
 ウルトラシリーズのファンも見ていただけたらなと言う淡い期待を持ちつつも書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

<登場人物紹介>

・王武マガタ
 本作の主人公。おとなしくて控えめな優しい少年。ある時、不思議な声に導かれてある神社に足を運び、そこで魔王獣の封印を解いてしまう。

・マガバッサー
 かつて突風を巻き起こして人々を恐怖に陥れた風ノ魔王獣。マガタが封印を解いたことで現世に蘇ってしまう。マガタが最初に手にすることになる怪獣。魔王獣だが、かつて恐れられていた恐ろしさは控えめになっており、むしろマガタに怪獣の知識を与えたり、サポートしたりと献身的で優しい性格になっている。額にはマガクリスタル、鳥の皮膚の手先足先、羽をはやしているが、胸や秘所をギリギリ隠した際どい裸に近い格好をしている。魔王獣であるがベジタリアンで野菜と果物が好物。肉や魚は生ものが血の色をしていて怖いと言うことで苦手である。そのため野菜と果物の料理しか作れない。イメージは妖鳥シレーヌとウルトラマンコスモスのリドリアス(性格面)


・江戸川アキコ
 マガタの友達の女の子。竹中淳と西条一平と常に一緒にいる明るく行動的な性格。一人ぼっちなマガタを心配したりかばってあげたりとお姉さん的な面が強い。名前は「ウルトラQ」の江戸川由利子と「ウルトラマン」のフジアキコ隊員から。


・竹中淳
 アキコ、一平と行動している、子供ながらも冷静で知識のある少年。面倒見のある性格で一平からは兄のように慕われていて、マガタのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の万城目淳と「ウルトラセブン」のタケナカ参謀から。


・西条一平
 アキコ、淳と常に一緒な明るくひょうきんな少年。愛嬌があって気の優しい性格で淳のことを兄のように慕い、アキコのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の戸川一平と一平を演じた役者さんの名字から。


・嵐シゲル
 マガタのクラスメートの一人。子供とは思えない力自慢で義理人情に熱い。名前は「ウルトラマン」のアラシ隊員と「ウルトラセブン」のフルハシ隊員の本名、シゲルから。


・伊達ミツヒロ
 マガタのクラスメートの一人。シゲルと常に一緒にいる明るく陽気でおっちょこちょいな少年。名前は「ウルトラマン」のイデ隊員の本名、ミツヒロと「ウルトラマンマックス」のダテ博士から。

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Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.39 )
日時: 2017/02/12 16:52
名前: たくと七星

「あの後、色々あってこいつらの王になってねえ。前はあんたの抵抗に敗れたけど今度はそうはいかないよ!アタイの持てる力を全て出して、その子供を頂くよ!」
 マガグランドキングはアリブンタ達を制してマガ閃光を放って来た。
「わああ、来たあ!」
「むん!」
 ザンドリアスが慌てるとマガバッサーが翼でこれを防いでマガタと怪獣達を守った。飛び立って、マガグランドキングに連続蹴りを浴びせた。両腕でこれを防ぐが最後のひと蹴りで吹っ飛ばされた。
「どうです、私も少しは強くなれたのですよ?」
「ぐうう、生意気なことを!」
 マガグランドキングが前進して腕を振るってパンチをした。マガバッサーはこれを華麗に美しくかわしていき、回し蹴りで左手を弾いて、サマーソルトキックで牽制した。マガグランドキングが右手でフックに出ると、マガバッサーその腕を掴んで背中合わせになる。平たい左手が迫るとこれをかわして回し蹴りを二回してマガグランドキングを転ばせた。
「ぐぬううう、マガ一閃!」
「マガ衝撃波!」
 マガグランドキングがマガ一閃を飛ばした。マガバッサーは翼を羽ばたかせてマガ衝撃波を飛ばしてこれを打ち消した。
「マガバッサー!」
「はい!」
 マガタがオーブクリスタルを怪獣リングに読み込ませる。マガバッサーは空高く飛んで最大威力のマガ嵐をマガグランドキングに放った。土ノ魔王獣は嵐に飲まれて地面に叩き付けられた。
「ぐ、ぐうううう・・・!」
 マガグランドキングは苦悶の顔で起き上がる。マガバッサーは凛とした瞳で見据えていた。
「ちくしょう、ちくしょううううううう!何でだよ、何でアタイよりもそいつの方がいんだよおおおおおおおお!!!力も強さも美しさもアタイの方が上なのにどうしてだよおおおおお!!!」
 土ノ魔王獣は泣き顔をして駄々をこねるように泣き叫んだ。地団駄を踏む音が響き、今にも地面が割れそうである。
「マガグランドキング様、落ち着いて下さい!ここは・・・」
 アリブンタはマガグランドキングを抑えて、手から目くらましの手投げ弾を飛ばした。マガタ達は手投げ弾の煙に視界を遮られてしまう。そして視界が晴れると、そこにマガグランドキング達の姿は無かった。
「あれ、いなくなった?」
 バルが辺りを見渡した。
「恐らく、地底へと戻っていったんだわ」
 シェパードンは自身の勘で地底怪獣達は退却していったと推測した。
「ですが、また攻めてくるかもしれません」
「じゃあ、あたし達ももっと強くならないといけないわね」
「そうだ、バルちゃん何かいい考えが浮かんだかも」
 ザンドリアスが言うと、バルは何かを考え始めた。
「マガタくん、その、本当にありがとう・・・」
 アギラがマガタに感謝した。他のカプセル組とゴモラも同じだった。
「いや、僕はそんなたいそれたことなんて・・・」
「マガタくーん!」
 すると、友達のアキコの声が聞こえてきた。マガタは急いでマガバッサー達を草陰に隠れさせた。
「マガタくん、大丈夫なの?!
 アキコは涙を浮かべてマガタを心配した。
「うん、大丈夫だよ・・・」
「良かった、あたし達、マガタくんが蟻地獄に落ちたのを見て心配になったの!」
「でも、どうやって助かったの?」
「ああ、禍葉さんが必死で僕を助けに来たここへ来れたんだ・・・」
 一平がどうやって地底から脱出出来たのかを聞くと、マガタは取り敢えずマガバッサーの人間名を言って、その人に何とか助けてもらえたと簡潔に説明した。
「そうだったの、禍葉さんにありがとうって言わなくちゃ・・・」
「でも、蟻地獄が出てくるなんて、何だか降星街も物騒になってきてない、淳兄さん」
「ああ、街に現れた怪獣達、そして蟻地獄、この街にアンバランスが起きているのか、それとも・・・」
 淳は深く考え、マガタに視線を送った。まるで今起きている事件には必ず誰かが関わっている。そしてそこにはいつも近くにいる友達がいる。もしかすると、そんな眼差しをしていた。
「さて、一平、アキコちゃん、マガタくんは疲れているだろうし、そっとさせてあげよう」
「うん?解ったよ淳兄さん、じゃあマガタくん」
「マガタくん、本当に良かった。でも次何かあったらあたし達に言ってね、じゃあ・・・・」
 アキコはそう言うと、淳達の元へと走っていった。マガタはアキコ達の気遣いを嬉しく思いながらも、いつか怪獣達の秘密がバレてしまうのではないかと複雑な気持ちになった。それをマガバッサー達は草陰から見守っていた・・・。


 戦いが終わって夜・・・、マガタは風呂に入って体を洗っていた。今日の日に起こった出来事を少年は思い起こしていた。カプセル組との楽しい日々、そして蟻地獄に落ちてのピンチを思い出していた。すると、誰かが風呂場に入って来た。
「うん・・・?ミクラスさん?!」
「わ、ごめん、入ってた?!」
 入って来たのはミクラスだった。彼女はマガタが入っていたのに気付いていなかったようですぐに胸を隠して慌ててしまった。
「マガタくん、お風呂にいたんだね。じゃあ、その・・・」
「なあに?」
 マガタがキョトンとした顔をしていると、ミクラスはマガタの後ろに座ってタオルに泡を塗って少年の背中を洗った。
「え、何・・・?」
「あの時、助けてくれたから、背中を流してあげるね」
 牛のカプセル怪獣は戦闘での豪快な戦いぶりからは考えられないほど優しい手付きで少年の背中を洗ってあげる。
「これでいいかな、じゃあ今度は前を洗ってあげる」
「え、いいよ、背中を流すくらいで僕、後は・・・!」
 マガタは赤面して言った。前に来たら、年上の女の子の体が見えて、あそこが変になってしまう気持ちだった。
「いいんだよ遠慮しないで。あたしがちゃんと、きゃっ?!」
 ミクラスが前に来ると、彼女は少年の下が固くなっているのを見て両手で顔を隠してしまった。
「やだ・・、男の子のあそこを、あたし・・・、見ちゃった・・・」
 マガタとミクラスは気まずくなって赤面状態になってしまい、互に顔をそらしてしまった。しかし、ミクラスは少年にこうつぶやく。
「やっぱり、男の子だもんね。ごめんね、じゃあ、後で君のベッドに来ても、いいかな・・・」
「・・・?」
 その後、マガタの部屋にミクラスは来ていた。二人一緒にベッドに座り、ミクラスが話し出した。
「マガタくん、地底に落ちた時のことだけどね・・・」
「うん、何・・・?」
「あたしね、あの時、怖かったの・・・。あいつに痛めつけられて、あんな目にあって、死んじゃうかもしれない、そう思ったの。その時、君があたしを助けてくれた・・・。あたし、本当に嬉しかった。小さいのに勇気があってカッコよくて、君と暮らして良かったって思っちゃって・・・」
「ううん、そんなことないよ、僕は普通の子供でミクラスさんが思うような強い人なんかじゃ・・・・」
「それはないって、マガタくんは可愛くて、カッコよくて勇気があるよ!そんな君と、仲良くなれたらな、て言うのはあたしのワガママかな?ねえ、マガタくんはどう思う?」
 ミクラスは頬を赤く、少年の瞳を見た。するとミクラスはマガタの手を掴んで自分の胸に当てた。
「ミクラスさん?!」
「マガタくん、あたしのドキドキ、聞こえる?あたし、胸がすごくドキドキしてるの・・・。マガタくん、あたしのこと、どう思う?」
「ミ、ミクラスさん!」
 カプセル怪獣の愛らしい振る舞いに少年は抗えず、彼女を押し倒してしまった。
「きゃ、うふふ。いいよ、君になら・・・、あたしのを・・・。しちゃう、可愛いマガタくん・・・?」
「うん、僕、したい・・・」
「じゃあ、しちゃおっか・・・」
 少年と褐色肌のカプセル怪獣は口付けをして、怪獣は胸のビキニを脱いで健康的な小麦色の柔らかい丸みのある胸を少年に見せた。
「あれ、マガタくん、ドキドキしちゃってる?」
「う、うん・・・・・・・」
「えへへ、照れちゃってて、本当に可愛い男の子・・・」
 ミクラスはマガタを優しく抱きしめた。気が付くと少年はその怪獣の胸にしゃぶりついていた・・・。


続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.40 )
日時: 2017/02/26 11:07
名前: たくと七星

健康的な小麦色の肌の質感、そこから感じる温かい体温と快い温もりを少年は感じていた。
「あん・・・」
 少年に胸の乳房を吸われて牛のカプセル怪獣は甘い声を上げた。少年は胸を吸い、揉みしだいた。
「あん!やん!ああ、あたし、年下の男の子におっぱい吸われちゃってる・・・あん!もう、甘えん坊さん・・・。ねえ、今度はお腹を触って・・・?」
「う、うん・・・」
 ミクラスに誘われてマガタは胸をしゃぶるのを止めてミクラスのくびれをこねるように触った。その度にミクラスは頬を赤らめて悶えていた。
「やあ、ううん、いい触り方してる。はあ、でもこれじゃあ・・・ねえ・・・」
「なあに、ミクラスさん・・・」
 ミクラスはショートパンツを脱いで秘所を晒して、仰向けに倒れると、足を開いて少年に自分の性器を見せてお願いをした。
「マガタくん、あ、あたしの・・・、こ、ここを、いいかな・・・」
 ミクラスの頼みに少年は頷いてカプセル怪獣の秘所に顔を近付けた。
「あううう、見られちゃってるよお・・・」
「あの、恥ずかしいなら、無理に・・・」
「あ、違うの、ちょっと恥ずかしくて・・・・、大丈夫だから・・・ね・・・」
 マガタは秘所に口を付けて舌で舐め始めた。湿った甘い味がしてその蜜が滴り出した。
「やああ、凄い、あああああん、いいの、気持ちいい・・・。あたし、攻められちゃってる、可愛い年下の男の子に、きゃうううう!」
 年下の可愛い少年に秘所を舐められてミクラスは甘い声を上げて鳴き続けていた。首を左右に降って快感に悶えていると、少年が秘所に自分の固いのを擦りつけていた。
「あん、マガタくん、もう我慢できない・・・?」
「うん、僕、もう・・・」
「いいよ、来て・・・でも、ちょっと怖いから、優しく、ね・・・」
 マガタはカプセル怪獣の秘所に自分のものを結合させる。優しく挿入させていき、根元まで入り込んだ。
「く、くううう、きゃあああ・・・、い、痛い、の・・・!」
 ミクラスは握り拳を作って痛みに耐えていたが、その苦痛で目に涙を浮かべていた。少年の棒は全て入り、二人は息を切らした。
「はああ、はううう、ミクラスさん、僕・・・、入ったよ・・・」
「うん、あたしも解るよ、それじゃあ、動いてみて・・・?」
 少年は腰を動かしてミクラスを攻めていった。彼女の秘所はとても締めつけが強く自分の棒が収縮されそうな気持ちになった。ミクラスも涙を流して少年の攻めに快楽を感じていた。
「きゃああああ、いい、凄いよ、こんな激しいの始めて、やああああ!」
「うわあああ、ミクラスさん、僕、締め付けられてる・・・・、やうううう・・・・」
「や、やだあ、可愛い・・・。マガタくん、凄く可愛い顔してるじゃん・・・ああん!」
 ミクラスが見てみると愛らしい少年は目に涙して顔を真っ赤にさせていた。
「ミクラスさん、僕、僕、もう・・・」
「はあ、はあん、あたしも、もうダメえええ・・・」
 二人が絶頂を迎えようとしていた。だがその時、ドアが開いてしまった。
「ミクさん、一緒に梅昆布茶でも・・・・え?!」
「は、はわわわわ?!」
「ゴモ?」
 悪いタイミングなことに部屋にミクラスを探してアギラ、ウインダム、ゴモラが入ってきてしまった。
「ミ、ミクさん?!何やって・・・」
「あ、あああの、その、これってもしかして・・・!」
「なーんだミクラスちゃんもマガタくんとエッチしちゃってるゴモ?」
 アギラは仰天としていて、ウインダムは目を泳がせてパニック状態になっていた。一方、ゴモラは平然としていたが、見られたミクラスは大慌てで頭が混乱状態になっていた。
「アギちゃん、あ、あの、これは、あたし、や、やああああ、見ちゃいやああああ!」
「大丈夫ゴモ、ゴモラちゃんだってマガタくんとしてるから、別に気にしてないゴモ」
「え、ゴモラさんも・・・?」
「ま、まさか、あわわわわ・・・」
 ゴモラは落ち着かない二人を連れてマガタのベッドに座ってミクラス達の行為を見守っていた。
「やだ、いやああ、見ないで、アギちゃん、ウインちゃん、あたし・・・」
「ミクさん、でも、なんか気持ちよさそう・・・」
「マガタさんと、あれを・・・でも、何だか、落ち着かないです・・・心臓が・・・」
 アギラとウインダムはミクラスが心配になったが、同時に二人のしていることを興味深々に見ていた。その空気を察したか、ゴモラはミクラスの手を握って優しく語りかけた。
「大丈夫、ゴモラちゃんもマガタくんとしてるから、心配ないよ」
「ゴモラさんも・・・」
「そう、そのお陰でゴモラちゃん、マガタくんと仲良くなれたゴモ。何も恐がらないで受け止めていけば、この子ときっと」
「ゴモラさん、やん!ああん、激しいよお、マガタくん!」
 少年の腰の動きが早くなった。ミクラスも絶頂を迎えようとしていた。
「ミクラスさん、ミクラスさん、僕、もう、出ちゃう!」
「あ、やあ、待って、抜いて、抜いて!顔にかけて!」
「うん、ミクラスさん!あああああ!」
 少年は秘書から抜くと自分のから白い液を牛のカプセル怪獣の顔にかけた。ミクラスの顔は白い濃い滑りにまみれていて息を吐いていた。
「うわ、これが男の人の・・・」
「ミクさんの顔が、精液まみれに・・・ああ、私達もこんなふうに・・・」
 アギラとミクラスは顔射されて絶頂を迎えて倒れている彼女を見て、胸が高鳴っていた。するとゴモラが尻尾をマガタに巻きつけて抱き締めた。
「あう!ゴモラさん?!」
「マガタくん、あたしにもゴモ」
「でも、僕・・・」
「大丈夫、あの子達にも見せてあげて、早くゴモ」
 ゴモラに言われて少年は再び結合して快感を味わうことになった。ゴモラの秘所に入れられて、可愛い悲鳴を上げた。
「きゃあああうん、また来たあ、これ、凄くいいゴモお、あうううう!また、尻尾が君を締め付けちゃうの!」
 ゴモラは少年を強く抱きしめて尻尾の巻き付けを強めた。
「うあああ、ゴモラちゃん、苦しい、苦しいよ・・・」
「あうううん、ごめんね、マガタくんのが気持ちよすぎて尻尾に力が入っちゃうのゴモ・・・。もうちょっとだから我慢してね・・・」
「あう、苦しい、僕、うああああ・・・」
 ゴモラの尻尾の締め付けは強く少年は苦しそうに顔を歪ませていた。その最中にミクラスが目を覚ました。
「はあ、ううん・・・え、マガタくん!」
「起きた、ミクさん・・・。今、マガタくん、ゴモラさんと・・・・」
 アギラが指を差すと、そこでマガタがゴモラとまぐわっていたのが見えた。ミクラスは少し寂しそうな顔をする。
「ごくり・・・」
 ウインダムは喉を鳴らすと、何かに駆られて、マガタの後ろに回ると、少年のお尻の穴に指を入れて来た。
「や!うわあああ!な、なにこれ!やううううう!」
 少年は自分の尻穴に異物感がしているのを感じた。
「や、やだあ!ウインダムさん、何してるの?!」
「あの、男の人ってここも感じやすいのですよね・・・、あの、いえ・・・」
 ウインダムは言えなかった。自分が勝ったあの漫画にこう言う行為の展開がある模写があったなど恥ずかしさで言えなかった。それでも、指の抜き差しをやめられなかった。
「やだあ!やめてええ!やめてよお、やだ、やだ!やだよおおおお!」
「うわあ、マガタくん、泣いてる」
 尻穴を責められて少年は涙を流していた。それを見てウインダムは我に返り、指を抜いてあげるのだった。行為が終わると、
「ふえ、ひっく、うわああはああん、ひどい、ひどいよおおおお・・・・」
 少年は怖さで泣きじゃくっていた。目からは涙がこぼれ落ちてベッドのシーツを濡らしていた。
((((か、可愛い・・・!))))
 これを見てゴモラ達は泣いている年下の男の子に愛らしさを感じてしまった。アギラは優しく微笑んでマガタを自分の胸に顔を埋めさせて抱きしめ、優しく頭を撫でた。
「ひっく、うう、アギラ、さん・・・?」
「ごめんね、ひどいことをするつもりは無かったんだよ。マガタくんが可愛いからしちゃっただけなの。嫌だったらもうしないよ。本当にごめんね」
「アギラさん、うわああああん!」
「ああ、ずるいですよアギさん、それ、私の言う台詞だったのに・・・」
 ウインダムはいい所を取られて悔しそうになった。一方アギラは少年に優しくキスをして耳に囁いた。
「今度は僕にも、お願い出来る・・・?」
「アギラさん・・・うん、僕、アギラさんと、する・・・」


続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.41 )
日時: 2017/02/26 11:50
名前: たくと七星

 アギラは仰向けに倒れて少年を優しく抱きしめて、もう一度キスをした。
「はあ、はあ・・・」
 気付けば少年はアギラの秘所に自分の猛りを腰を動かして擦りつけていた。互いの性器が擦れ合う仕草に二人は心地よい気持ちになる。少年の必死に腰を動かす仕草にトリケラトプスのカプセル怪獣も自身の性器が疼いて仕方なかった。
「ああう・・・、凄い擦りつけてるね・・・、もう、限界・・・?もう、入れたい・・・?」
「はあ、はあ、入れたい・・・、アギラさんに入れたいよ・・・!」
 少年は腰を動かしながら切ない声で言った。もう猛りははち切れんばかりに固くなっていて我慢も出来そうにない。
「遠慮しなくていいよ・・・。おいで・・・」
 カプセル怪獣の言葉を受けて少年は自分の性器を彼女の膣内に入れていった。
「くう、くううう・・・」
 ゆっくりと入れられる感触にアギラは必死な顔をして耐えている。そして根元まで入った所で何かが破けて赤い綺麗な血が流れだした。
「い、いう・・・。はあ、どう、気持ちいい・・・?」
「うん、気持ちいい・・・。アギラさんの中、温かい・・・うあああ・・・」
「いいよ、動いても・・・一緒にくうう!ふうう!」
 アギラが話している最中に少年は腰を動かし始めた。少年に突き上げられる気持ちにアギラは目を閉じて悶えていた。そして少年の体を抱きしめて背中に爪を立てる。
「やう!痛い!背中に何か刺さってるよ!」
「痛かった・・・?ごめんね・・・。でも、これ、気持ちよすぎて・・・ああう!マガタくうん、こんなに攻めたら君に情が湧いちゃうよお!僕ね・・・君に助けてもらえて、嬉しかった・・・。優しいだけじゃなくて、勇気があって、でも、こういう時は可愛い男の子なんだね・・・」
「アギラさん、ありがとう・・・!うああ、もうダメえ、僕、出ちゃう。白いの出ちゃう・・・!」
「え、出ちゃう・・・?あ、待って・・・膣内には駄目だよ・・・。僕の・・・顔にかけて・・・ミクさんみたいに、顔に、ね・・・・」
「うん、アギラさん、抜くよ、僕、やううううう!」
 少年は性器を抜くと、そこで絶頂を迎えて、たがが外れた性器から白い精を勢いよく流した。白く滑りのある液体はアギラの顔にかかった。
「はあ、これが・・・男の子の精・・・ぺろ・・・」
 アギラは息を切らしながら少年の流した精を舌で舐めた。
「はあ、はあ・・・きゃっ!やああう!」
 少年の背後からウインダムが乳首と猛りをいじってきた。乳首を引っ張ったり、指で転がされながら自分の性器を擦られる感触に少年は電気が走ったような気持ちになった。
「やだあ!ウインダムさん、僕、おかしくなっちゃうよお!」
「ごめんなさい・・・あの、そろそろわたしにも・・・」
 ウインダムは切なげな声をマガタの耳元に囁いた。少年は何も考えられずウインダムを押し倒して彼女の性器に挿入した。
「あううう、凄い!気持ちいい!私、年下の可愛い少年に犯されちゃってますーーーっ!あ、ダメ!手が伸びちゃう!」
 ウインダムは手を少年のお尻に伸ばしてもう一度、その尻穴に指を入れて来た。
「やああああ!また、お尻に指が入ってるよ!怖いよ!怖いよ!僕、頭が壊れちゃうよ!」
「大丈夫ですよ、私も思考がおかしくなりそうなんです・・・。一緒に壊れて果てちゃいましょ・・・あああああん!」
 少年とメカの怪獣は互を抱きしめ合い、だらしなく舌を伸ばして涎を垂らしながら性交を重ねていた。アギラ達が恍惚とした顔で二人の行為を見守っていた。そして二人の我慢が効かなくなり、二人は同時に果てるのだった・・・。

「マガタくん、疲れちゃった・・・?」
 アギラ達は少年、マガタを囲むように見守り、ミクラスが背中から少年を抱きしめて優しく語りかけた。
「うん・・・僕、疲れて・・・」
「そうだよね、じゃあ、今夜は僕達が寝かしつけて・・・」
 アギラが少年に語りかけたが、マガタはもう寝息を立てていた。
「もう寝ちゃったゴモ・・・」 
 ゴモラが指を口に当てて寝てしまったことをアギラ達に言った。
「可愛い寝顔ですね・・・」
「僕・・・、頑張るからね・・・、皆を守れるよう、頑張るよ・・・・」
 寝言なのか少年は眠った状態でこれからも強くなることを言った。
「うふ、これからもよろしくね・・・。あたし達の、可愛い年下の勇者さん・・・ちゅっ・・・」
 ミクラスはマガタを起こさないよう、少年のプルンとしたリンゴのような赤い頬に優しいキスをした。そんな光景をドアからマガバッサーが覗き込んで、少年とカプセル組のことを微笑ましく見つめていたのだった・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.42 )
日時: 2017/09/17 20:14
名前: たくと七星

「第6話 絆-fusion-(フュージョン) タイトルネタ 「ウルトラマンX第20話 絆-unite-(ユナイト)」


 地上よりも遥か底にある地底、岩肌がそびえる暗く冷たい空気が流れる世界。土塊の魔王はその世界に佇み、力を溜めていた。
「うううう・・・・!はあっ!」
 赤い閃光が一直線に放たれ、岩肌に命中、爆音が響いて岩が削れる。膝をつく魔王は苦し紛れに呟いた。
「くう、まだ、まだだよ・・・。こんなことで、あいつを倒せるもんか・・・」
 脳裏にあの時の記憶が蘇っていた。遥かな昔、自分達と光の戦士が戦っていた頃・・・、

 地球で光の戦士と怪獣達が激しい戦いを繰り広げていた。魔王獣達もその軍団の筆頭として戦いに明け暮れていた。
『きゃあああ!』
 マガバッサーが光の戦士の攻撃で吹き飛ばされた。光線を受けようとした時、それを守ったのが自分だった。
『貴方・・・』
『ふん、情けないねえ、もうへたばっちまったのかい?』
『ち、違います・・・、油断しただけです・・・!』
『だからダメなんだよ、油断しただけでも命取りさ。足でまといになったらおいていくよ』
『大口を叩かないで下さい』
 かつて二人の魔王獣は戦友だった。だが、実力では土塊の魔王が上で風ノ魔王獣はそれに助けられながら戦っている、そのため彼女は土ノ魔王獣に低く見られていた。そして時は経ち、風ノ魔王獣は少年の従者になった。弱いとみなしていた相手が少年に選ばれて、いつの間にか自分を追い越してしまい、差をつけられていた。
「冗談じゃないよ・・・・。アタイの方が、あいつよりも上なんだ。あんたを貫く力を、手に入れてやるよ・・・・」
 ギラリと目を光らせて土塊の魔王は天井を見上げた。魔王の特訓を配下のアリブンタ達が見守っていたのだった・・・。

 その頃、マガタの家。
「うーんと、これをこうして、ここをポチッと押して・・・」
 雛鳥の怪獣がパソコンを開いて何かを開発していた。テーブルにはたくさんのパンケーキが置かれている。
「ホーちゃん、ココアもお願い出来る?」
「もちろんよ、今、温めてるから」
 バルがお願いすると、ホーは丁度ココアをカップに入れて混ぜていた。
「バルちゃん、何を作っているの?」
 ザンドリアスが画面を見て訪ねた。アギラやウインダム、ミクラスも興味深々である。
「ザンドリアスちゃん、今ね、新しいカードを作っているの。それを作るのにはたくさんの糖分がバルちゃんに必要なの」
「それで・・・、こんなにたくさんのパンケーキを」
 アギラが置かれたたくさんのパンケーキを見てそのすごい量に心の中で驚いていた。
(こんなに食べるのかな・・・。雛鳥なのに・・・)
「どんなカードが作られるのですか?」
 ウインダムが眼鏡を整えて聞いた。
「うーんとね、あたし達怪獣の能力を上げるためのカード、ほら、前に地底怪獣さん達が襲いかかってきたでしょ?」
「うん、特に、あのアリブンタって言う超獣。僕やウインさん、ミクさん達でも歯が立たなかった・・・」
 アギラは思い出していた。マガタ達と地底に落とされた時、少年を奪おうとしていたアリブンタに立ち向かうが、全く歯が立たなかったことを。
「だからね、今後もあの人達よりも強い怪獣がやってくるかもしれない。と言う訳であたし達も戦力増強ってことでその切り札になるカード、可能性のかたまりを作ろうって言う訳」
 雛鳥怪獣は無邪気に新しいカードの開発、その可能性を説明した。カプセル組や他の怪獣達はもしかしたら本当に出来るかもしれないと感じていた・・・。

 降星公園では・・・。
「マガタ様、喉が乾きましたか?」
 昨日の出来事が嘘のように思える穏やかな青空の下にあるのどかな公園。ベンチに座る少年に麗人に身を変えた魔王獣が好みの野菜ジュースを主人の男の子に手渡した。
「あ、ありがとう」
「今日は空が晴れて綺麗ですね」
「うん」
 缶を開けてジュースを口にする。でも少年は心の中で複雑な考えが生まれていた。
「マガタく〜ん」
「おはよう、今日も元気ね」
 飲んでいると、二人の美しい女性が声をかけた。露出のない清楚な服を着ているが、どこかに見覚えのある面影がしていた。
「ローランさん、それに、シェパードンさん?」
「うふ、そうよ」
 二人も少年の側に座って微笑んでいた。
「綺麗ね、それに子供達が元気にはしゃいでる。あの子達、本当にいい子で優しい子達なの。こんなのどかで平和な日々が、ずっと続いていればいいのに・・・」
 美しい宇宙鶴はもの憂えげな瞳をして怪獣による争いが行われているのを悲しんでいるように見えた。マガタも、ローランの気持ちが痛いほど解っていた。自分も平和で幸せな日々が続いてくれたらどんなに嬉しいことかと。一方、少年の脳裏にはあの時の光景が映っていた。マガバッサーに敗れ、子供のように泣きじゃくるあの土塊の魔王。まるで何かに置いていかれるのが嫌なような瞳で。
「どうしたの、マガタくん?」
「ローランさん。うん、考えてたんだ。地底の怪獣さん達と仲良く出来る道はないのかなって・・・」
「あの時の・・・」
 シェパードンは昨日の出来事を思い出していた。あの時、マガタを助けようとした時、自分達の前に立ちはだかった地底怪獣達のことを。
「マガタくん、まだ君には行っていなかったけど、私も彼女達と同じ地底の怪獣なの・・・。もちろん君の味方よ。でも、その事で私は彼女達に目を付けられている。それにマガグランドキングは君のことを諦めていない」
「マガタ様、和解の道は難しいかと思われますわ。私は魔王獣。魔王獣が二人も並び立つことを土塊の魔王であるあの人は気に食わないと思っているでしょう・・・」
「マガバッサー、でも、それでも、仲良くしていけないかな、て思わずにはいられないよ。だって、地底怪獣の人達だって、僕達人間や怪獣さん達と同じ世界に生まれた命だから・・・」
「マガタくん、しっかりして優しいのね・・・。そんな年下の男の子、私は好きよ」
 少年の優しさにローランは綺麗な微笑みをしてその頬をつついた。その時、街中で爆発する音が響いた。マガタ達が見ると、建物が崩れ落ちている。
「あれって・・・!」
「マガタ様、感じます。マガグランドキングの気配を・・・」
「大変、早く止めに行かないと!」
 宇宙鶴やマガバッサー、シェパードンは怪獣に姿を変えて、その現場へ向かって行った・・・。


続く・・・。 

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.43 )
日時: 2017/03/11 14:17
名前: たくと七星

 街の真ん中で、ビルや建物が陥没するように沈んでいく。そして放たれる閃光が建物を破壊していった。土塊の魔王が咆哮を上げて鋭い眼光で目当てにしている少年を探していた。
「さあ、出てきな。じゃないと、本当にこの街をぶっ壊しちまうよ・・・」
 血のように赤い目が水晶のように光り、獲物を探す虎狼のように歩き出した。その時、空から一筋の光と共に、
「たあーーーーっ!」
 青く美しい魔王獣が高速の流星キックでマガグランドキングを攻撃した。土塊の魔王はその反動で後ずさりをする。マガバッサーが地に着くと、ローラン、シェパードン、そして怪獣リングを持つ少年が駆け付けた。
「来たねえ、坊や・・・」
 マガグランドキングはマガタを見て舌を舐めずった。
「やはり、貴方だったのですね・・・!」
「ああ、そうだよ。今度こそその坊やをアタイのものにするよ。今度は負けない、アタイの方があんたよりも優れていることを見せてやるよ!」
 口笛を吹くと、地面から土煙と同時に配下の地底怪獣達が出現した。
「マガグランドキング様の呼びかけに応じて参上しましたわ」
「シェパードン、あたし達を裏切って・・・容赦はしないよ・・・!」
 アリブンタは槍を回し、デマーガは鬼の形相でシェパードンを睨んでいた。シェパードンはそれを見て息を呑む。
「マガタ様!怪獣達を!」
「うん!」
 少年が怪獣カードをリングに読み込む。
「セット完了!アギラ、ミクラス、ウインダム、ゴモラ、ザンドリアス、ケルビム!」
 光から六体の怪獣が出現、地に降り立って地底怪獣軍団と対峙した。
「行くよ、お前達!」
 土ノ魔王獣の号令が飛び、地底怪獣の軍団が走り出した。マガバッサーと少年を守る怪獣達も前進してこれに向かう。
「とりゃああああ!」
 ゴモラが尻尾を振るってテレスドンとデットンを転ばせた。ミクラスがデマーガを投げ飛ばし、ゴメスを押さえ込む。アギラはアリブンタの槍を掴んで投げ回す。
「あ〜ら、誰かと思えば、私に惨めに泣かされたカプセル怪獣かしら?」
「今度は絶対に負けないよ・・・!」
 挑発するアリブンタをアギラは眼光を鋭くして拳を構えた。ウインダムはサドラの腕を掴んで連続キックをお見舞いする。
「この怪獣達は私達が食い止めます!」
「皆は、あの魔王獣を!」
「はい!」
 ウインダムとミクラスに促され、マガバッサー、ザンドリアス、ローラン、シェパードン、ケルビムがマガグランドキングと対峙した。重厚感溢れる魔王獣、風ノ魔王獣が華麗に飛び立った。羽ばたいての膝蹴りで牽制、腹部に受けてマガグランドキングが後退する。
「やっ!」
 回し蹴りに出るマガバッサー、マガグランドキングは左手でこれをガード、マガ閃光を飛ばすと、マガバッサーは翼でガードした。
「せええええええい!」
 ザンドリアスが飛びかかって、投げに出ようとした。
「ふん、させるかい!」
 しかし、マガグランドキングは両手で挟んで打撃攻撃を与えて蹴りでザンドリアスを吹っ飛ばす。
「とおっ!」
 ケルビムが右腕を掴むがあしらわれてしまい、ローランが左腕を掴むもこれも払われてしまう。シェパードンが払い攻撃に出たが土塊の魔王はこれをガードし、右手で腕を挟んで転ばせて蹴り飛ばした。
「同じ地底の怪獣だと言うのに、何であの坊やの味方をするんだい!」
「あの子から感じたの、この子はきっと人と怪獣の間に絆を紡いでくれる、その可能性にかけたの!」
 起き上がって、光線を飛ばすと、マガグランドキングも閃光を放ってこれを相殺させた。
「うおおおおお、くらえ!」
 ゴメスは角と背びれを光らせて熱戦をゴモラに放って来た。ゴモラは拳を握って、連射される熱戦をかいくぐりながら走り出した。ゴメスとパンチの押収を繰り広げた。
「そこだね!」
 ゴモラがゴメスに的確にパンチをしていく。
「ふん、これぐらい!」
 ゴメスは角による頭突きでゴモラを不意打ちして、尻尾で攻撃した。
「ぐううう!」
 ゴモラは転ばされてダメージを受けた。
「これでどうだ!」
 ミクラスはデマーガに飛びかかり、ツイストに出ようとしたが、デマーガは体に熱を溜めて自身の体を熱くした。
「あ、熱ーい!」
 手にやけどをして熱がるミクラスに、
「どうかしら、あたしの熱は?次は大やけどじゃ済まないわよ!」
 デマーガは体から火炎弾を連射してミクラスを攻撃した。ミクラスはダメージを受けて地面に倒れ込んでしまう。
「そらそら、手も足も出ないでしょ!」
 サドラが腕をゴムのように伸ばして四方八方からウインダムを攻撃した。
「う!」
 胸部を突かれたと思えば、下から足払いをされて、ウインダムは翻弄される。
「く、レーザー!!」
 レーザーを発射するウインダムだが、サドラは体内から霧を放射してウインダムの視界を遮った。
「な、ど、どこにいるのです?!」
 ウインダムは辺りを見渡したが、霧の中はぼやけていてなかなか焦点が定まらない。そこへ何かが飛んで来た。
「きゃあ!」
 転ばされるウインダム。サドラが腕を伸ばして攻撃してきたのだ。一方、アギラはアリブンタの持つ槍を二本掴むと、頭突きに出た。アリブンタは左右に首を動かしてこれをかわす。
「今度は当てる!」
 アギラが狙いを定めたが、
「はあーーー・・・・!」
 アリブンタが蟻酸を吹いてきた。アギラはその臭さで槍を持った手を放してしまい、アリブンタに足払いをされてしまう。
「行くわよ、デットン!」
「任せるじょー、お姉ちゃん!」
 テレスドンとデットンが体を回転させてトルネード攻撃に出てゴモラとミクラスを急襲した。テレスドン姉妹の不意打ちに、ゴモラとミクラスは反撃出来ずに吹っ飛ばされてしまう。
「くう、こんなに強いなんて・・・きゃあ!」
 起き上がるミクラス達にテレスドン、デットンは縦横に回転して攻撃していく。
「くううううう・・・」
「うあ、く、苦しい・・・!」
 アギラとウインダムはサドラのハサミに首を挟まれ、宙に上げられていた。
「黒焦げになるまで燃やしてあげますわ!」
 アリブンタが火炎放射を飛ばして焼き尽くしに出た。
「きゃああああああ!」
「あああああ、熱い!」
「・・・・・!強い、どうしたらいいの、考えなきゃ!」
 怪獣達のピンチにマガタはどうすればいいかを作戦を考えるがいい作戦が思い浮かばない。
「喰らいな!」
 マガグランドキングがマガ閃光をザンドリアスに放って来た。
「危ない!」
「逃げて!」
 ケルビムとローランが叫ぶ。
「え?!きゃああああああ、お母さんーーーーーーっ!!!」
 ザンドリアスが悲鳴を上げた。
「ああ、あたし、死んだんだ・・・・。お母さん、ごめんなさい・・・、大好きだっ・・・あれ?」
 目を開けて見ると、ザンドリアスは自分が無事なことに気付いた。目の前を見ると、彼女と、マガバッサー達の顔がほころんだ。
「さあて、そろそろお腹一杯かな」
 そう、頼もしい仲間のベムスターが現れたのだ。ベムスターはマガ閃光をお腹に吸収すると、それを反射させてマガグランドキングに浴びせた。
「何、ぐはあ!!!」
 自身の放った閃光が直撃して、マガグランドキングは転がり落ちた。
「えーーーーーい!」
 更にホーがジャンプしてデマーガを転ばせて投げ飛ばし、ホーフラッシュを放ってテレスドン、デットンを地面に落とし。そしてアギラ達を掴むサドラを攻撃して解放させる。
「よ、頼れるベムスターさんが来てやったよ」
 ベムスターはマガタにサムズアップした。ホーが少年の隣に来て言った。
「マガタくん、私達も付いてるから!」
「ベムスターさん、ホー、ありがとう!」
「マガタくーん、あたしもいるよーっ!」
 更にバルも空を飛んで出て来てマガタの近くに降り立った・・・・。

続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.44 )
日時: 2017/09/17 20:12
名前: たくと七星

「バルちゃん!」
「マガタくん、君にこれを・・・」
 宇宙の雛鳥は少年にある物を渡した。それは怪獣と星人のカードだった。ネロンガ、エレドータス、パンドン、ブラックエンド。ファントン星人の5枚である。
「これは?」
「この戦いの勝利の鍵になるかもしれないカードを作ったの。マガタくん、このカードで怪獣達をフュージョンさせて!」
「フュージョン?それって、何なの?」
「まずは実践してみて、ネロンガさんとエレドータスさんはミクラスちゃんに、パンドンさんとブラックエンドさんはウインダムちゃんにファントンさんはゴモラちゃんにフュージョンさせて」
 バルは説明を終えると、マガタにやってみてと促した。少年は覚悟を固めるとカードを怪獣リングに読み込ませた。
「ミクラスさん!」
「マガタくん?」
 少年が叫ぶとミクラスは何かを悟ったかのように頷き、少年の前に立った。
「ネロンガさん!」
『ネロンガ!』
「エレドータスさん!」
『エレドータス!』
 マガタが二体の怪獣を読み込む。背景が黄色い色の銀河の宇宙模様に変わりミクラスの左右に左にエレドータス、右にネロンガが配置された。
「電気と透明の力をミクラスさんに!」
『フュージョンアップ!』
 怪獣リングが光りだし、二体の怪獣がミクラスにフュージョンした。
『フュージョン完了!エレキミクラス!』
 緑色のくねった絵柄が赤一色に変わり、そして眩い輝きに照らされて、エレキミクラスが右腕を突き出して出現した。
「何?!」
「何だじょ?!」
 ゴメスとデットン等地底の怪獣達、そしてアギラ、ウインダム、ゴモラ、他の仲間達は上を見上げた。建物の上に立つのは、黄色がかったボディをしたエレキミクラスがいた。
「ミクさんが変身した・・・・」
「凄いです、これなら逆転できるかも!」
「バリバリに痺れさせちゃうよ!」
 ミクラスはジャンプして、流星キックに出た。
「くうう、させるものか!」
「当たれーーっ!」
 ゴメスとデマーガが火炎弾と熱戦を飛ばして来た。
「回転するよーーーっ!」
 エレキミクラスは回転させてトルネードキックに出て、デマーガとゴメスを吹っ飛ばした。
「こいつ!」
 テレスドンがパンチに出ると、エレキミクラスは素早く動いて回し蹴りを二発振るってテレスドンを転ばせた。ゴメスが熱戦を吐くと高速で動いて背後に回ってパンチを振るい、更に高速で前進してデマーガを吹っ飛ばした。ジャンプしてデットンを股で挟んで乗っかると腕を回してトルネードをしてテレスドン、デマーガ、ゴメスを浮かせて吹っ飛ばした。
「ミクラスちゃん、凄いーーーっ!」
「ゴモラちゃん!」
「マガタくん、ゴモラちゃんもだね!」
 マガタはゴモラをフュージョンさせる。
「ファントン星人さん!」
『ファントン星人!』
「可能性の力、ゴモラちゃんに与えてください!」
『フュージョンアップ!フュージョン完了、サイバーゴモラ!』
 ファントン星人とゴモラをフュージョンさせて、ゴモラの姿を変えた。サイバー感の溢れるメタリツクな青いボディ。胸にはX字のマーク、へそ出しで際どいギリギリの下着を履いて、腕には長い爪のアームを装着したサイバーゴモラが登場した。
「わー、ゴモラちゃん変身したゴモ!こんなカッコよくて素敵な姿になったの始めて!」
 自身の新しい姿を見てゴモラことサイバーゴモラは嬉しさで小躍りした。すると、起き上がったデマーガ達が火炎を吐いてエレキミクラスに迫って来た。
「ゴモラちゃん、来たよ!」
「任せてゴモ!」
 サイバーゴモラは走ってエレキミクラスの前に出て、アームを前に突き出して盾を作り、デマーガ達の攻撃をガードした。
「行くよ!」
「解ったよ、マガタくん!行っけーーーーっ、サイバー超振動波ーーーーーっ!」
 地面にアームを突き刺して青いサイバー超振動波をデマーガ達に放った。
「わああああ!」
「だじょおおお!」
 デマーガ達は吹っ飛ばされて力尽きた。
「よーし、これで!」
 ミクラスは拳に電気を溜めると地面を滑走しながら電気を貯めたサンダーパンチを振るってデマーガ達、4体の怪獣を叩きのめすのだった。
「やった!」
 マガタがガッツポーズをする。
「やったよ、マガタくん!」
「ゴモラちゃん、カッコよかった?マガタくーん!」
 エレキミクラス、サイバーゴモラが少年に手を振ると、少年はサムズアップをする。そしてウインダムに視線を送った。
「ウインダムさん!」
「はい、私も・・・、フュージョンが出来るのですね!」
「うん!」
「マガタさん、力をお貸しください!」
 少年は頷いてパンドンとブラックエンドのカードを読み込んだ。
「パンドンさん!」
『パンドン!』
「ブラックエンドさん!」
『ブラックエンド!』
 赤い銀河の宇宙の模様に中央のウインダムを右からパンドン、左からブラックエンドが配置されていた。
「真っ赤な炎をウインダムさんに!」
 少年言葉に怪獣リングが光りだす。
『フュージョンアップ!』
 そしてパンドンとブラックエンドがウインダムにフュージョンした。
『フュージョン完了、ファイヤーウインダム!』
 紺色の画面から光が飛び、水色の炎がほとばしる中でファイヤーウインダムが右腕を突き出して出現した。彼女が現れると、太陽が彼女の上で真紅に輝く赤い角に左腕に装着された銃口、そして銀色の髪は金髪に変わり、風になびかれると火の粉が髪から流れ出た。
「今度の私は、一味違います!!!」
 ファイヤーウインダムは大きな声を上げて銃口を構えた。
「ウインさん・・・」
 友達の新しい姿にアギラは見惚れるように見ていた。
「く、姿が変わったくらい何よ、すぐに倒してやる!」
 サドラがハサミを突き出して前進してきた。
「行きます、炎のように燃える私は誰にも止められません!!!」
 ファイヤーウインダムは炎を纏うとサドラ目掛けて走り出した・・・。

続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.45 )
日時: 2017/03/12 15:23
名前: たくと七星

「てやっ!」
 走ってからジャンプしてのキックをサドラにお見舞いする。起き上がってハサミのパンチをしてくるとこれを腕で防ぎ、サドラにパンチをした。
「はああああああっ!」
 銃口に炎を燃やすと、炎の連続パンチを浴びせ、最後のひと振りに渾身の一撃をしてサドラを吹っ飛ばした。
「く、こいつ!」
 サドラが腕を伸ばしてくる。ジャンプして華麗に宙を飛び、スワローキックをサドラに当てた。
「ちい、だったら!」
 サドラは再び霧を生み出して視界を覆った。
「せいやっ!」
 アギラがハイキックをしてアリブンタを転ばせる。しかしそこへサドラの腕が伸びて来てアギラを直撃した。
「きゃあっ!」
 倒れたアギラにサドラがマウントを取ってパンチを連打し、アリブンタも踏みつけをする。
「ウインさーん、助けてーっ!」
「アギさん!」
 友の危機にファイヤーーウインダムは銃口に炎を最大まで蓄えると、上空にめがけて発射、火炎弾は爆発してその威力に霧が消えて視界が晴れた。すぐにアギラの元へ走り出し、
「とおーーーーっ!」
 馬乗りになっているサドラにキックをして、アリブンタに銃口のチョップを振るった。
「行くよ!」
 アギラはアリブンタと取っ組み合いになる。ファイヤーウインダムはサドラに向かうと、これを掴んで投げ飛ばした。アリブンタに投げられるアギラ、地面を転がり合うファイヤーウインダムとサドラ、チョップとパンチの押収になり、アリブンタとサドラがアギラとファイヤーウインダムを吹っ飛ばす。
「てーいっ!」
「はあっ!」
 すかさず二体はジャンプキックをしてアリブンタ達を地面に倒した。アギラがサドラを、ファイヤーウインダムがアリブンタを掴み、
「ウインさん!」
「アギさん!」
 互いの名を叫ぶと二体は向かい合うように走り、アリブンタとサドラを衝突させた。すかさず放す二体のカプセル怪獣。
「そんな・・・」
「この私が・・、超獣である私が、雑魚のカプセル怪獣なんかに・・・」
 地面に崩れ落ちる怪獣と超獣。アギラとファイヤーウインダムは互を見つめた。
「ありがとう、ウインさん」
「いえ、ですが喜ぶのはまだ早いです」
「アギちゃーん、ウインちゃーん!」
 エレキミクラス、サイバーゴモラ、ホー、バル、そしてマガタが駆け寄った。
「ミクさん、それにゴモラさんにマガタくんも」
「片付いたゴモね。でもまだマガグランドキングがいるゴモ!」
「あたし達も皆の戦いに加わろう!」
 彼女達は急いで救援に向かった。
「うりゃ!」
 マガグランドキングがマガ一閃を放ってマガバッサー達に襲いかかっていた。六体の怪獣はこれをかわしていき、回転ジャンプをして翻弄する。ローラン、ケルビム、ザンドリアス、マガバッサーの順でキックをする。そしてマガグランドキングに一斉に掴みかかったが、
「ふん!」
 マガ一閃をされて吹っ飛ばされてしまう。
「どりゃあああ!」
「たあああ!」
 そこへエレキミクラスとファイヤーウインダムがジャンプと同時にダブルパンチをしてマガグランドキングを攻撃した。
「ミクラスさん、ウインダムさん!」
 マガバッサーが救援を喜んだ。
「お待たせしました」
「こっからはあたし達も力を貸すよ!」
 二体のカプセル怪獣、そしてサイバーゴモラがマガグランドキングめがけて走り出した。エレキミクラスは電撃のスライディングをしてバランスを崩させ、そこへファイヤーウインダムが銃口で振り下ろしのチョップをして、炎の連続パンチをした。
「ぐうう、やってくれるねえ!!!」
 マガグランドキングはマガ閃光を飛ばしてくるとサイバーゴモラが二人の前に出てアームでシールドを作り、マガ閃光を弾き返した。
「僕も続くよ!」
 アギラが大岩をマガグランドキングに投げつけて攻撃、更にエレキミクラスの電撃波、続いてファイヤーウインダムの火炎弾が攻撃する。そしてマガバッサーとローランが前転して後ろ蹴りを、ザンドリアス、ホー、バルが火炎とホーフラッシュ、角からの光線を発射して、マガグランドキングにダメージを与えていく。
「マガバッサー、行くよ!」
「はい!」
 マガバッサーが羽ばたいてマガ嵐を飛ばしてマガグランドキングを巻き込んで地面に叩き付けた。
「かは!」
 今のが決め技となり、マガグランドキングが力尽きた。
「やった!」
 エレキミクラス達が勝利を喜ぶ、しかしマガグランドキングは再び起き上がってきた。また来るのか、と身構えるマガバッサー達。
「う、うああああああああ、ちくしょおおおおおおお!」 
 悔しさに溢れた叫びを上げるマガグランドキング。意気消沈して呟いた。
「アタイはもう、そいつよりも弱くなってたってことか・・・。だからアタイは選ばれなかったんだ・・・。もういいさ、もう、二度とあんた達の前には・・・」
「待って!」
 去ろうとすると、少年が土ノ魔王獣を呼び止めた。
「マガグランドキングさん、僕の、僕達の仲間になって!」
「ええ!」
「それ、本気なの!」
 サイバーゴモラ、そしてザンドリアスが少年の意外な言葉に驚く。さっき戦った相手を味方にするなど考えてもみなかったから。
「ですが、彼女はマガタ様を狙って襲って来たのですよ。それを易々と許しては・・・」
「マガバッサーは言ってたよね、多くの怪獣達を仲間にして欲しいって。それなら、マガグランドキングさんや地底怪獣さん達とだって仲間になれるはずだよ。それに地底怪獣さんも僕達地上の人達だって同じ地球に生まれた者同士、仲良くしていける道だってあるはず、だから僕は、マガグランドキングさんを受け入れる!」
「マガタ様・・・何て・・・」
 土ノ魔王獣に少年は微笑んで手を差し伸べた。同じ世界に生まれた命同士、共に共存できるはずだと。
「何てお人好しなんだい・・・。でも、アタイは坊やを傷付けて・・・」
 躊躇う魔王獣を見てサイバーゴモラが何かをひらめいた。
「そのことなら、いいやり方があるゴモ!」
「え、何だって・・・?」
「アギラちゃん達も、いいかな」
 サイバーゴモラが振り向くと、アギラ、エレキミクラス、ファイヤーウインダム、そしてローランは何の意味なのかすぐに理解した・・・。



続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.46 )
日時: 2017/03/20 15:47
名前: たくと七星

 その後、配下の地底怪獣達は地底聖獣シェパードンに治癒してもらい、彼女達は元気にしてもらった。そして・・・、
「な、なあ・・・、何でここに呼ぶんだい?」
 土塊の魔王はサイバーゴモラの誘いで少年の家に入れられ、その部屋のベッドに乗っていた。裸にされてモジモジしているマガタをマガバッサーとローランが優しく頭を撫でて、ミクラス、ウインダム、アギラ、そしてサイバーゴモラがマガグランドキングを囲んでいた。
「おい、アタイに何をさせようっていうのさ・・・?」
 今まで敵だったのにその少年の家に誘われて、ここにいる状況にマガグランドキングはよく理解出来ずにいた。
「何って・・・、年下の男の子と女の人がベッドにいればやる事といえばこれじゃないゴモ・・・?」
 サイバーゴモラは艶めかしい瞳でマガグランドキングを見据えていた。無邪気な少女とは思えない艶やかさ、サイバー感溢れる姿はどこか色っぽく見える。彼女は土ノ魔王獣を押し倒した。
「あ・・・!」
 突然押し倒されてびっくりするマガグランドキング。更に胸の装甲もゴモラのアームで外される。
「きゃあ!見ないで!」
 すぐにマガグランドキングは平たい腕で胸を隠したが、
「いやあ!な、何するのさ!」
 ウインダムとミクラスが両腕を掴んで押さえ込み、土塊の魔王を動けなくさせてしまう。
「やめろよ、やめて!いやあ、アタイこんなのは・・・いやん!!!」
 サイバーゴモラは鼻歌を鳴らして褐色の肌の胸の赤色の突起に目を付けてアームの爪でそれをつつき、押し当てる。
「やああ、乳首、そんなにしちゃ、あふううん!」
 いやいやと首を振る土塊の魔王に構うことなくサイバーゴモラは胸の突起をいじり、もう片方の突起を舌で舐め回した。円を書くように突起の周りを舐めて次に舌先で突起をつつく。
「やあああんああああん!ダメええ、アタイ、こんなのアタイ、いやあああ!」
 アームの爪が秘所を隠す鎧も外してしまい、爪を秘所にねじ込んだ。爪は破くほどまで伸ばさず入口の周りをかき回していく。
「ああああああああ!アタイ、感じてる、レズエッチされて、感じちゃってるの!いやあああ!」
「はあ、魔王獣さんなのに可愛い・・・、ゴモラちゃん、あそこが濡れちゃったゴモ・・・」
 際どい下の白い鎧の隙間から滑りのある液が流れていた。振り向いて少年を見ると少年は息を吐いて下半身の興奮を抑えているのが見えた。
「マガタく〜ん、もう、我慢できない・・・」
 のぼせている魔王獣を置いてサイバー感の少女は少年の顔をアームで挟むように包んでその瞳を見つめてきた。
「うん、したい・・・僕、僕・・・!」
「ふふふ、いいよ、おいで・・・」
 アームで少年を掴みながら仰向けに倒れる。少年はサイバー怪獣の上で秘所を隠す白い装甲に自身のを擦りつけていた。
「腰をそんなに動かしちゃって・・・、入れたいゴモ・・・?」
「僕、もう・・・!」
「いいよ、来て、僕も準備きゃああああああ!」
 話が終わる前に少年は自身の分身をサイバー怪獣の秘所にねじ込んだ。
「ああ、あか、あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・・・・・・」
 いきなり入れられてしまい、そのサイバー怪獣は目を泳がせ、口を開けて舌を突き出していた。マガタは構わずに衝動に任せるままに腰を振り続けた。
「きゃあああん、いやーーーーん、ダメえ、ダメえ、ダメえ!!!僕、まだ準備が出来てなかったのに、無理矢理しちゃ、ゴモ、きゃう!」
 少年に容赦なく責められる。気が付けば少年は秘所の奥までねじ込み、サイバー感のある装甲を外して胸にしゃぶりついていた。
「うわあ・・・マガタくん、あんなに激しくして、凄い・・・・」
「ああ、ゴモラさんがあんなあられもない顔になってしまうなんて・・・」
(男の子なのに・・・凄いがっついてる・・・。前は可愛い子供と思ってたのに・・・、それだけ成長してるってことなのかな・・・?)
 カプセル組は驚きと興奮の目で少年とサイバー怪獣の交わりを見ていた。
「ああ、マガタくん、あんなに必死になって・・・」
「さすがは・・・私が見込んだお方です」
 ローランとマガバッサーがもの欲しげに見ている。二人は絶頂を迎えそうだった。
「ああう、僕、もう、出ちゃう!」
「来てええええん、僕も果てちゃう!きゃううううううううう!」
 少年の精が流し込まれ、サイバーゴモラはぐったりと倒れ込んだ。息を切らす少年に今度は二人の鳥乙女達がマガタを囲んだ。
「やん!な、何・・・?」
 怯える少年にローランはその棒を舐め回し、後ろでマガバッサーが爪で少年の乳首をいじっていた。
「うふ、気持ちいい?いいのよ、素直に感じて・・・貴方が気持ちいいと、私も幸せ・・・」
 美しい手でローランは少年の柄の部分をしごき、先を口でキスして舐め回しながら、もう一つの手で少年の玉袋を握っては刺激していく。
「あ、ああ、あああ、や、やだ、これ、やあああ!」
「ああ、マガタ様・・・、可愛いお声・・・・私に乳首をいじられて感じていらっしゃるのですか・・・」
「うふ、きっと、私に大事な所をナメナメされて感じてるのよね・・・」
 自然と目が合う二人の鳥乙女。突然、妙な対抗心が生まれて、少年の体をいじっていく。ローランは玉袋を強く握って先の部分に指の爪を刺し、マガバッサーは首筋を舐めながら爪の先で少年の乳首を食い込ませる。
「やああ、やああああ!もうダメえ、僕、出ちゃう、出ちゃ、あーーーーーっ!」
 堪えきれなくなり、少年の棒から精が放出される。
「きゃん!」
 白い精がローランの顔に掛かり宇宙鶴の美しい顔を汚した。
「あ、ごめんなさい、ローランさんの顔、僕・・・」
「泣かなくていいのよ・・・。我慢できないんですもの。遠慮なく出しちゃっていいのよ・・・」
 ローランは少年の涙を翼で拭いてその頬にキスをする。マガバッサーから引き離して少年とくちづけをする。
「ねえ・・・、私としましょう・・・?」
「うん、うん・・・!」
 耳元で囁かれ少年はその甘い誘惑に抗えず、仰向けに倒れるローランに少年がかぶさった。そのまま宇宙鶴の膣内に入れていく。
「ああん!あーーーーーーん!いい、凄いわ!こんなに激しく動かしちゃって!素敵よマガタくん!」
「はあ、はあ、ローランさん!」
「ああ、あああ!マガタくーーん、私もうダメ!あーーーーーーーん、きゃああああああ!」
 互いに絶頂を迎えてローランとの行為が終わり、マガバッサーが艶のある瞳で少年を抱きしめてベッドに倒れ込む。
「マガタ様、今度は私にも、お願いします・・・」
「うん、マガバッサー、一緒に、気持ちよくなる・・・」
 マガバッサーは少年を翼で優しく包んで少年の性器を受け入れる。
「あああああん!きゃあ、マガタ様、中に入りましたわ!マガタ様、いやあん!」
 少年は腰を動かし風ノ魔王獣に快感を与えていく。
「はあ、マガバッサー、マガバッサー・・・!」
「はあううん、マガタ様、私の可愛いマスター・・・、もっと突いて、もっと私にお情けを下さい、私の全ては貴方様のものなのですから・・・あん!」
 激しく交わり合う二人、それを見せられていた土ノ魔王獣は歯を食いしばり目から涙で溢れ下は濡れてシーツを汚していた。
「ああん、ひどい、ひどいの〜、アタイにそんなのを見せつけて〜、もうアタイ、我慢できない、もうあそこがこんなにも濡れちゃってるの〜、アタイにもしてえ、アタイにも〜、早くう〜・・・お願い〜・・・」
 男勝りとは思えない甘い声を上げて悶える土塊の魔王、少年はそれを見ると放っておけない気持ちになり腰を早く動かす。
「あああ!マガタ様あ〜、こんなにも激しくして!やああああん!ダメえええええん!」
 少年は次に乳首に噛み付いてマガバッサーを絶頂させた。
「いやああああああうううううん!」
 マガバッサーは甘い鳴き声を上げて息を切らして気絶した。
「おいで・・・、マガグランドキングさん・・・」
 少年は手を伸ばして土ノ魔王獣を見た。
「坊や・・・・、本当・・・?本当に、アタイと?」
 潤んだ目で言うマガグランドキングに少年は優しい瞳で頷いた。
「坊や・・・、坊や!嬉しい!」
 拘束を解いて、マガグランドキングは少年、マガタを抱き締めた。
「坊や・・・、アタイ、あんたに・・・、あんな非道いことをしたのに・・、許してくれるの・・・?」
「うん、許すよ・・・。僕はお姉さんを受け入れるから・・・」
「坊や、ありがとう・・・好き、坊や・・・・」


続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.47 )
日時: 2017/03/26 15:54
名前: たくと七星

 土ノ魔王獣は少年を抱きしめて仰向けに倒れる。向かい合って少年と口付けする。そのまま舌を絡め合う。
「ちゅる、ちゅく・・・、坊や・・・、痛く、ないかい・・・?アタイの舌、ザラザラするから・・・」
「うん、大丈夫・・・。今度は、痛くない・・・」
 始めて会った時、無理やりあそこを舐められた時は腫れるくらいザラザラしていたが、愛情を感じているのか不思議と痛みは感じなかった。
「ねえ、坊や・・・」
「名前で呼んで・・・」
「名前?ええ、でも、恥ずかしい・・・」
 名前で読んで欲しいと少年に言われて土塊の魔王は恥ずかしさで顔を背けてしまったが、
「呼んで、そうしたら、マガグランドキングさんと仲良くなれるかもしれないから、ね」
「あ、う・・・・、マ、マガタ・・・」
 土塊の魔王がか細い息で少年の名前を読んだ。マガタは可愛らしい微笑みをしている。
「笑ってる・・・、アタイを受け入れてくれるの?」
 魔王の言葉に少年は頷く。
「嬉しい・・・。ねえ、マガタ。あの、その・・・」
「なあに?」
「アタイの、この膨らんだおっぱい、吸って?マガタにもして、欲しいの・・・」
 両腕で胸を挟み強調させる。土ノ魔王獣の胸は膨らみがあって大きく、健康的で綺麗な小麦色の肌をしていた。丸い柔らかい弾力の上で姉御肌の女性のものとは思えない可愛い桃色の突起が硬直していた。少年がその胸の突起を吸ってもう片方を手で揉んでいく。
「きゃうん!きゃん!」
 電気が走ったような気がして男勝りの声が可愛い悲鳴に変わる。
「大丈夫?」
「あ、大丈夫・・・。その、マガタに吸われて感じちゃったの・・・。気にしないで、続けておくれ・・・」
 土塊の魔王に言われて少年は再び桃色の突起を口に含む。吸って行く度に突起が伸びていくのを感じた。
「きゃん、ひうううう!いい、いいの!マガタに、可愛いマガタにおっぱい吸われていい!レズされてるのもいいけど、男の子にされてるのもいい!きゃはあああん!」
 少年は腹のへそを舐め、次に秘所を舐め回していく。マガグランドキングは体をくねらせ、いやいやと首を振っている。そんな姿に他の怪獣達は釘付けになっていた。
「やあああん、ダメえ!もう、これじゃ我慢出来ない!マガタ、マガタああああ!」
「何・・・?」
「もう来てえ・・・。アタイ、もう我慢出来ないの・・・。アタイの濡れ濡れのここに、入れてえ、マガタの・・・は・や・く・あふうううううん・・・」
 羞恥も何もかも捨てたあられのない甘い声で哀願する魔王獣に少年は興奮を抑えきれなくなり、自分の分身を挿入する。
「ああああう!来たの!マガタのが、きゃあああああん!」
 ねじ込まれた感触がしてマガグランドキングは舌を伸ばして目に涙を流した。
「ああ、きゃあ!マガタ、大丈夫・・・?」
「うわ、はあ・・・すごく、気持ちいいよ・・・あう!」
「あの、アタイの膣内、気持ちよすぎて死んじゃったりしない?」
「あう、大丈、夫、でも、ああう、気持ちいいよ、やうう・・・」
 土塊の魔王の膣内は滑らかで優しく包んでくれる風ノ魔王獣と違って締めつけが強く、刺激が強かった。少年はその刺激で辛い顔をする。
「ああ、あああ・・・・、可愛い・・・、アタイので気持ちよくなってるのね・・・それに凄く可愛い顔しちゃって、ああん嬉しい!」
 両腕で少年を挟んで口付けをする。少年はそのまま行為に入り、土ノ魔王獣を攻め立てた。
「はあ、はあ、気持ちいい、マガグランドキングさん!」
「きゃあああ、いい、気持ちいい!マガタのがアタイの膣内で暴れてるの!いいよお、アタイ、嬉しいのお、マガタと一つになれて、アタイ、これが欲しかったの!マガタとしたくて、好きになりたくて!」
「え・・・?」
「アタイ、オナニーしながら、貴方のことを思い出して、いつかこうなれたら、一緒にいられたらって思ってたの!」
「マガグランドキングさん・・・ねえ」
「あん!!!なあに、マガタ・・・?」
 少年はマガグランドキングの耳元で囁いた。
「僕の、皆の友達になって。それから、地上の人達とも仲良くなって。僕、マガグランドキングさんを仲間にしたいから・・・」
「うん、なる。アタイ、マガタの仲間になる・・・・」
 少年が微笑むとマガグランドキングは笑みを浮かべて口付けをかわす。そのまま行為を続ける二人。
「あああーーーーん、もうダメ!アタイ、イク、イっちゃう!」
「マガグランドキングさん、僕、もう・・・!」
「来てえ、マガタあああああ!そのままアタイと一緒に、マガタ、好きーーーーーーーっ!!!」
 少年の精が土ノ魔王獣の膣内に流し込まれて痙攣をした後、がっくりと果てた。しばらくまどろんだあと、少年の顔を見る。
「はあ、はあ、マガタ・・・、アタイの可愛い、マガタ・・・」
「マガグランドキングさん・・・」
「うふ・・・」
 
 しばらくして、マガグランドキングは顔を紅潮させて黙り込んでいた。マガタの怪獣達はクスクスと笑っている。
「な、何笑ってるんだい・・・!」
「うふふ、だって、あんなに男勝りな貴方が、マガタ様の前ですごく甘えているのが面白くて・・・」
「あんた、見てたのかい?!」
 びっくりするマガグランドキングにマガバッサーはニマニマと笑って頷いた。あの後起きてマガタとの行為を見守っていたのだ。
「まさか、マガグランドキングさんもマガタくんには甘甘になっちゃうなんて、驚きゴモ」
「アヘ顔してたあんたに言われたくないんだけどねえ・・・?」
 ふふ、と笑うサイバーゴモラを睨みつけるが彼女達のからかいは止まらない。
「何だかんだで土ノ魔王獣さんも可愛いんでしょ?」
「硬派を装っててもこう言う時はデレてしまう人って結構いますもんね」
「あの子達が見たらどう思うかしら・・・」
 ミクラス、ウインダム、ローランがヒソヒソと話し出す。
「おい、言うなよ、言うんじゃないよあいつらに・・・・?」
 今にもマガ閃光を飛ばしそうな鬼の形相でマガグランドキングが睨みつける。アギラはビクッとしてミクラス達にいじるのはよそうと言った。
「マガグランドキングさん・・・」
「何だい、マガタ?」
「さっきの約束だけど」
「ああ、解ってるよ。アタイだって魔王獣さ。約束はちゃんと守るさ!ほら、こいつ」
 手から光を出すと、カードが出て来て少年の手に渡った。
「これ、マガグランドキングさんの」
「これでアタイも、マガタの仲間さ。これで・・・、いいんだろ?」
「ありがとう、マガグランドキングさん」
「何だい、そんな嬉しがって・・・・、でも、ありがと・・・」
 少年に感謝されてマガグランドキングは照れくさそうにしながらも嬉しく微笑んで少年に口付けをする。
「マガタ様、私と同じ魔王獣を仲間にされたとは、流石です。やはり貴方様は怪獣と人の絆を紡いでくれる方です」
 解り合った少年と土ノ魔王獣の光景を怪獣達は穏やかな笑みを浮かべていた。ドアの外ではマガグランドキングの配下の怪獣とマガタの仲間の怪獣達が見ていて嬉しそうにしていた。一方、そんな光景を外から建物の屋根の上で見ている影があった。
「なあ、エレキング。あの坊主を、どう思う?」
「どうって・・・、興味もないわ。私にはただの普通の子供にしか見えないけど」
 マッシブな太い手足に下半身に付けたガーターに尻尾に付けた可愛いリボンと鼻先につけた絆創膏をした怪獣、レッドキングがエレキングに聞いた。だがエレキングは興味もないとつれない返事をする。
「ゼットン、お前は?」
「・・・・・・・」
 もう一体の怪獣、ゼットンに聞いたがゼットンは黙ったままだった。だが、レッドキングは何を思っているのかお見通しだった。
「解ってるさ、お前もあの坊主のことが気になるんだろ。しっかしすげえよな。魔王獣って奴を従えたばかりか、ミクラスやザンドリアス達を仲間にしちまうなんてな」
「買い被り過ぎじゃないの?」
「いや、確信さ。こいつは面白いことになりそうだぜ」
 レッドキング、エレキング、ゼットンはこれからあの少年と関わることになるかもしれないと直感するのだった・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.48 )
日時: 2017/04/02 16:14
名前: たくと七星

「第7話 ベムラー大逆襲  タイトルネタ「帰ってきたウルトラマン第2話 タッコング大逆襲」


 人間界ではない異質な世界。黒い砦の玉座に悪魔の怪獣が頬杖を付いて手に持っている水晶を見ていた。そこには土ノ魔王獣に優しくキスされる少年の姿が映っていた。
「何と言うことなの、魔王獣をもう一体従わせるなんて・・・。やはり侮れないわ、この子供・・・」
 自分達の戦いの傷が癒えぬ間に魔王獣を更に仲間にして、怪獣との絆を更に深めてしまっている少年にベムラーは苛立ちを覚えていた。これでは自分達の侵略計画が難しくなってしまう。
「ベムラー様・・・」
 玉座の間に忠実な五人衆、ノーバ、シルバーブルーメ、アントラー、ブルトン、メルバがやって来た。
「お待たせしましたベムラー様〜、探していた鉱石をついに発見しましたよ〜!」
 シルバーブルーメの言葉にベムラーは食い付く。実は五人衆に命じてある鉱石を探させていたのだ。
「さあブルトン、見せてあげて〜」
「ブル〜っ!」
 シルバーブルーメが言うと、アントラーから渡された鉱石をブルトンが受け取って、跪いてベムラーに献上した。
「この鉱石があればベムラー様のお力を、ひいては人間界を我が物にするのも夢ではありませんよ〜」
「ブル〜、ブルブル〜っ!」
「後はベムラー様の指示を待つだけだとブルトンは言っています」
 怪獣達の言葉に後押しされ、ベムラーはほくそ笑む。
「そうね、彼女達もそろそろ動けそうだわ。侵略の脚本(シナリオ)は整ったわ。さあ、始めるわよ・・・!」
 宇宙怪獣の号令を受けて5人の怪獣達が跪いた。人間界の侵略が再び始まろうとしていた・・・。


「まさかバルちゃんにそんな才能があったなんて・・・」
「えへへ、すごいでしょ」
 一方、ここマガタの家。マガタが言うとバルはテヘッと嬉しがった。そして怪獣達にカードのことを話し始めた。
「しかし、どうやってこの怪獣のカードを作ったのですか?」
 ウインダムが興味深々に聞いた。
「ううんとね、頭をフルに使ってね、フュージョンに使えるカードを作ったの」
「フュージョン?」
 アギラが何のことなの、と首を横にする。
「私、フュージョンにはあまりいい思い出がありません・・・」
 マガバッサーはその言葉を聞いて面白くない顔をする。それもそのはず、何故ならフュージョンの力を使う光の戦士と戦って敗れ去った経験があるからだ。
「フュージョンって誰でも出来るの、あたしは出来るのかしら?」
 ザンドリアスが目をキラキラさせてバルに聞いた。
「残念だけど全てがフュージョン出来るわけじゃないの、それをするにも組み合わせがあってね。様々な条件が揃った二枚のカードをフュージョン可能な怪獣に組み合わせるの」
「そうなんだ・・・」
 バルの説明でフュージョン出来ない怪獣もいると聞いてザンドリアスは少しガッカリする。シェパードンが優しく宥めた。
「今の所、ミクラスちゃん、ウインダムちゃん、そしてゴモラちゃんがフュージョン出来るの。この三人と相性のいいカードを作った訳」
「僕は・・・?」
 アギラが自分のフュージョンは無いの、と聞いてきた。よく見てみるとミクラスとウインダムはフュージョンの要素があるのに、同じカプセル怪獣である自分一人がフュージョン出来ていない。
「あ、そう言えば・・・」
「あたしとウインちゃんはフュージョン出来たのにアギちゃんだけは無いね・・・」
 ウインダムとミクラスもアギラだけフュージョンが無いことに気付いた。カプセル組が三人揃ってバルに視線を向ける。雛鳥の怪獣は冷や汗をかいて気まずい気持ちになる。
「ごめん、アギラちゃんは素材になる怪獣が思い浮かばなかったの」
「そうなんだ・・・」
 バルからフュージョンになる怪獣がないことを言われてアギラは仕方ないね、と割り切ることにした。
「でも、何だか申し訳ない気になりますね」
「アギちゃんだけ出来ないとなると少し不公平にさせちゃってる気もするよね・・・」
 アギラだけを仲間はずれにさせてしまっているのではないのか、と二人は申し訳ない気持ちになる。
「いや、いいんだよ。僕はなれなくて残念だけど、ウインさんとミクさんはなれて嬉しいよ」
「アギさん・・・」
「うるうる、アギちゃんと友達になれてあたし良かった・・・」
 ウインダムとミクラスは感涙してアギラにありがとうと言った。
「マガタ様、今日はいかがなさいますか?」
「うん、ちょっと散歩に出かけようかな・・・?」
「では、私もお供させて下さい。出来るだけ、貴方様のお側にいたいのです」
「うん、いいよ。じゃあ皆、出かけてくるね」
「お、いってらっしゃい、マガタくん」
「帰りにたこ焼き買ってきてゴモ!」
 ミクラスとゴモラ達に行ってらっしゃいと声をかけられ、マガタはマガバッサーを連れて家を出た。
「あれ、どうしたのアギちゃん?」
「あ、ううん。何でもないよ」
 アギラはマガバッサーを見て何かに気付いた。ミクラスがどうかしたのと声をかけると、心配はさせまいと笑顔を作る。だが、彼女は気付いていた。マガバッサーの心で何かが揺れていたことを。
(マガバッサーさん、何かあったのかな・・・。表情もどこか悲しげだったし、一体、どうしたんだろう・・・)


続く・・・。

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