官能小説(オリジナル18禁小説)
- ウルトラ怪獣擬人化オーブ
- 日時: 2017/04/30 15:04
- 名前: たくと七星
皆さん、またお会いします、たくと七星です。今回もこのサイトで新しい小説を書いていきたいと思います。これから書く物語は私も大好きなウルトラシリーズ、その怪獣をメインにしたお話です。
<大まかな概要>
舞台は現在放送されている新作のウルトラマン、「ウルトラマンオーブ」(2016年12月に放送終了)の世界観、復活した魔王獣や怪獣が倒されてから数年、数十年、数百年なのかは置いとくとして、オーブのその後のストーリーとして描きます。そこでは怪獣達が擬人化して人間社会に溶け込んでいて、または自然で暮らしていたりするものもいて、ひょんなことから主人公が魔王獣の封印を解いてしまい、その魔王獣からある物を渡されて、人と怪獣の絆の架け橋となって自分だけのハーレム・・・ではなく、怪獣軍団を作っていくと言うストーリーにしてみたいと思っています。
ウルトラシリーズのファンも見ていただけたらなと言う淡い期待を持ちつつも書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
<登場人物紹介>
・王武マガタ
本作の主人公。おとなしくて控えめな優しい少年。ある時、不思議な声に導かれてある神社に足を運び、そこで魔王獣の封印を解いてしまう。
・マガバッサー
かつて突風を巻き起こして人々を恐怖に陥れた風ノ魔王獣。マガタが封印を解いたことで現世に蘇ってしまう。マガタが最初に手にすることになる怪獣。魔王獣だが、かつて恐れられていた恐ろしさは控えめになっており、むしろマガタに怪獣の知識を与えたり、サポートしたりと献身的で優しい性格になっている。額にはマガクリスタル、鳥の皮膚の手先足先、羽をはやしているが、胸や秘所をギリギリ隠した際どい裸に近い格好をしている。魔王獣であるがベジタリアンで野菜と果物が好物。肉や魚は生ものが血の色をしていて怖いと言うことで苦手である。そのため野菜と果物の料理しか作れない。イメージは妖鳥シレーヌとウルトラマンコスモスのリドリアス(性格面)
・江戸川アキコ
マガタの友達の女の子。竹中淳と西条一平と常に一緒にいる明るく行動的な性格。一人ぼっちなマガタを心配したりかばってあげたりとお姉さん的な面が強い。名前は「ウルトラQ」の江戸川由利子と「ウルトラマン」のフジアキコ隊員から。
・竹中淳
アキコ、一平と行動している、子供ながらも冷静で知識のある少年。面倒見のある性格で一平からは兄のように慕われていて、マガタのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の万城目淳と「ウルトラセブン」のタケナカ参謀から。
・西条一平
アキコ、淳と常に一緒な明るくひょうきんな少年。愛嬌があって気の優しい性格で淳のことを兄のように慕い、アキコのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の戸川一平と一平を演じた役者さんの名字から。
・嵐シゲル
マガタのクラスメートの一人。子供とは思えない力自慢で義理人情に熱い。名前は「ウルトラマン」のアラシ隊員と「ウルトラセブン」のフルハシ隊員の本名、シゲルから。
・伊達ミツヒロ
マガタのクラスメートの一人。シゲルと常に一緒にいる明るく陽気でおっちょこちょいな少年。名前は「ウルトラマン」のイデ隊員の本名、ミツヒロと「ウルトラマンマックス」のダテ博士から。
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- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.119 )
- 日時: 2018/03/24 20:59
- 名前: たくと七星
「おし、着いたぜ」
ジャングルに入り川辺の近くで船は止まった。
「よーしお前等、チームに分かれ・・・」
「オー、冒険ですね、私楽しいです!」
レッドキングが言う前にキングジョーが一足先に船から飛び降りた。
「おい、キングジョー、まだチームを決めてないぞ!」
「私なら大丈夫でーす、何と言ってもスーパーロボットですから!」
「スーパーロボットだと・・・」
レッドキングは苦笑いをしたがギャラクトロンは対抗心から睨んで来た。
「皆さんよりはたくさんの食材を確保してきますから!」
そう言ってキングジョーが出発しようとすると、
「待て貴様!!!」
「ひ!」
「な、何だ?!」
ピグモンとレッドキングが仰天している、ギャラクトロンが怒号を叫んでキングジョーを睨む。
「ワッツ?」
「気にくわぬ、貴様が私よりもたくさん取って来れるだと?」
「おいおい、どうしたんだよ?」
「そうムキにならずに・・・」
「そうよ、からかったりバカにしたりして言ったんじゃないのよ・・・」
マガグランドキングとマガバッサー、ローランが宥めたがギャラクトロンは怒り心頭だった。飛び降りるとキングジョーにブレードを突きつけた。
「どうしましたー?」
キングジョーは首を傾けてキョトンとしていた。何故ギャラクトロンが自分に対抗心をむき出しにしているのか、その事に全く気付いていなかった。
「キングジョーさん、全然動じてないね・・・」
「いえ、ただ天然なだけでは・・・?」
ギャラクトロンの剣幕とキングジョーの天然ぶりをアギラとウインダムが柱に隠れて覗いていた。隠れていたのはギャラクトロンが恐かったからであるが。一方、当のギャラクトロンはキングジョーを睨んで宣戦布告をした。
「こうなればどちらがより多くの食材を取れるか勝負だ。私が勝って一番のスーパーロボットだと証明してやる・・・!」
「ワー、ロボット対決ですねー、競争だったら負けませんよーっ!」
怒っているギャラクトロン、そしてキングジョーは両手を握ってまるでこれからの勝負を楽しんでいるようだった。
「何の真似だ?」
「握手ですよ、勝負の前に」
「ふざけるなよ!貴様如きと!今に見ていろよ!」
「あらー、どうしたのですか?」
「貴様がスーパーロボットでいられるのは今の内だからな!」
そう言ってジャングルの奥を進んでいく。
「ギャラクトロン、キングジョーさんと無理に・・・」
「心配なさらないでマスタ〜、必ず私が勝ってマスタ〜に一杯褒めてもらいますから〜ん」
少年に対してデレデレな目線を送ると、キングジョーに歯ぎしりをして進んでいった。一方、ギャラクトロンの敵意に気付かないキングジョーはマガタ達に手を振ってギャラクトロンとは別の方向へと歩いていった。
「はあ、あいつ等・・・」
レッドキングは額に手を当てて溜息を吐いた。
「まあ気を取り直すぞ」
レッドキング、ザンドリアス、ミクラス、アギラ、ウインダム、ゴモラ。そしてマガタとマガバッサー、マガグランドキング、マガジャッパ、ローラン、リトラ、ハネジロー、ピグモン、バキシムの二つのチームに分かれることになった。
「ふんふんふんふ〜ん」
キングジョーは鼻歌を鳴らして森の中を歩いている。しばらく走っていると何かの気配に気付いた。目の前には四足歩行の丸っこいつぶらな瞳をした生物がひしめいていた。
「オー、かわい・・・」
可愛いと思っていたその生物だが一斉に口を開けると、無数の鋭い牙が並んでいた。その生物、クプクプは舌を伸ばしてキングジョーに襲いかかった。
「はーっ!」
怪光線を飛ばしてクプクプ達の舌を焼き切ると、キングジョーは光線を発射してクプクプを全て粉々に粉砕するのだった。
「全く、怖い生き物でーす、でも食材の肉は取れたからいいでーす」
早速、掻き集めて回収するのだった。
「ターゲット、ロックオン」
一方、ギャラクトロンは木の上にある物に狙いを定めていた。レーザーを発射してそれを落とす。ロケットパンチのようにアームを飛ばして落とした木の実をキャッチした。
「ふふふ、我ながらにいいキャッチだ。果実ならば食物連鎖とは関係ないからな。あの天然ボケロボよりもより多くの果実を取ってやる」
「マガタ様ーっ、落としますよ!」
その頃、マガタ達はひときわ大きな実のなる木で木の実を取っている所だった。マガバッサーとマガジャッパは木の枝に乗って取った木の実を落としていた。
「取れたよ!」
風ノ魔王獣の落とした木の実を籠で受け取った。ちゃんと取れて嬉しそうにしている主人の少年にマガバッサーは木の上で微笑んでいた。
「マガタく〜ん、行くわよ〜ん」
続いてマガジャッパが木の実を落としてマガタが受け取る。
「あら〜ん、上手よん」
褒められて少年は嬉しかったが、他の怪獣達は楽しくなさそうだった。
「どうしました、そのような顔をなされて・・・」
「どうって・・・お前等全然こっちに回さねえじゃねえか!」
「え〜、そうかしらん?」
マガグランドキングの言葉にマガジャッパが首をかしげる。確かに見ると少年以外の籠には木の実は全く入っていなかった。
「マガマガくんだけじゃつまらないですよ」
「パム!」
「ほら、ハネジローも言ってるよ!」
リトラが羽根を差すとハネジローは頬を膨らませていた。
「あ、あらま、それは失礼しましたわ・・・ごめんなさい、マガタ様の籠にたくさんいれたくて・・・」
「あたしも〜ん」
「だからって・・・もう充分だろうが!見ろ!」
見てみると木の実が積まれた籠があったがそれらは全てマガタが持っている籠からだった。
「ですが、こうしていると、昔を思い出しますわ」
「昔?」
「ええ、貴方とマガジャッパと三人一緒だった頃を」
「まあ、こうして一緒に穏やかでいられるなんてしばらく無かったからな」
「そうねん」
三人の魔王獣は昔の思い出に馳せていた。
「ねえ、マガバッサー達は僕が生まれる前、どんな暮らしをしていたの?」
「マガタ様が生まれる前ですか?そうですね、あの光の戦士達との戦いもありましたが、楽しい日々を過ごしたこともありました・・・」
「マガグランドキングさんはどんな感じだったの?」
「そうですね、あの頃は凄く傲慢で私とマガジャッパを見下していましたね・・・」
「そうそう、あたしなんか凄くひどいことをされたのよん」
「おいお前等!」
「どんなことされたの?」
「そうねん・・・」
マガジャッパが昔のことを思い出した。そう、過去ののどかな日常での出来事を・・・。 続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.120 )
- 日時: 2018/03/31 20:48
- 名前: たくと七星
まだ主人となる少年と出会うずっと昔の話、三人の魔王獣は光の勢力達と敵対していた時だった。彼女達がまだ幼かった頃、
『おいマガジャッパ、握り飯買ってこいや!』
「そうそう、下にいるおっかない鬼によくお尻を蹴られてたわねん」
「そうでしたわね、貴方、よくパシリにされていましたもの」
「マガグランドキングさんが・・・?」
少年は驚いていたが、他の怪獣達は土ノ魔王獣に刺すような視線を浴びせた。さすがにこれにはマガグランドキングも息を呑む。
「他にもこんなことがあったわねん・・・そう」
とある荒野で、
『わー、マジャバさん、卵産んだのねん』
『光の戦士と戦ったばかりなのに子育てなんて度胸がありますわ』
『にい、なあ、ちょっとゲームしようぜ!』
『ゲーム?』
『ジャンケンして負けた奴は卵を持ってくるって言うのはさ』
『えー、いやよん、見つかったりしたら怒られるだけじゃ済まないわん』
『何だあ、あんなムシ女が怖いのか?ひひー、魔王獣なのに虫が怖いんだ!』
『む、怖くなんか無いわよん!あたしだってやれるわん!』
『マガジャッパ、そうむきにならないで・・・』
『おーし、決まりだ!マガバッサー、あんたも出な!』
『何故、私まで・・・』
早速ジャンケンをする三人、マガバッサーとマガジャッパはチョキに対して、マガグランドキングは平たい手を出してしまう。
『勝った勝ったー、自分から言って負けるなんて・・・ぷぷ!』
『ぐぎぎぎ・・・、アタイの勝ちだよ・・・!』
『え?負け惜しみ?』
『ジャンケンじゃあね、パーの方が強いんだよーっ!こうやって平手打ち出来るだろう!!!』
マガジャッパの頬を平たい手で叩いて巣まで吹っ飛ばしていった。
『あれーん!!!』
「それで無理矢理取って来いなんて言われて・・・見つかって追いかけ回された時は本当に怖かったわん」
「貴女、私に泣き付いていましたからね・・・」
そう言って昔のことを思い出していた。
「貴女がそんなことを・・・」
「陰険ですね・・・」
「パム・・・」
「悪質ないじめ・・・」
ローランやバキシム、更にはハネジローやリトラまで鋭い目をして睨んでいた。マガグランドキングも申し訳なさそうな顔をする
「それを思うと、お姉さまは本当に優しかったわん、下にいる嫌な鬼からいつもあたしをかばってくれてねん」
「そうでしたね、よく貴女を慰めていましたわね」
マガグランドキングにはいじめられていたマガジャッパだが彼女の味方だったのがマガバッサーだった。いじめられて泣いているのをいつも励ましていたのも風ノ魔王獣だった。
「な、そう言うあんただって上から目線だったじゃないか!」
「上から目線?」
「そうだよ、あいつはいつもマガジャッパにあんたは弱いからあたしが守ってやらないといけないみたいなことを言って」
そう言ってマガグランドキングは主人の少年にヒソヒソ言った。
「な、私、そう言ってました?」
「言ってたじゃないのさ、あんたは忘れてるだろうけどアタイは覚えてるんだからね!」
「まあ、人に知られたくないことを・・・」
木の枝に座っている風ノ魔王獣はキッとした目でマガグランドキングを睨んで来た。
「ねえ、三人って仲良しじゃないの?」
「え、それはマガジャッパとは仲良しですけど・・・」
「僕、仲良くなってほしいよ・・・」
切ない顔をする少年に三人の魔王獣も気まずい顔をする。
「そりゃあ、アタイだってさあ、仲よくしたいけど、あれだけのことをして・・・」
「きゃーーーーん!!!」
木の上から悲鳴が聞こえて来た。マガジャッパがバランスを崩して落ちてしまう。
「マガジャッパ!」
木から飛び降りて羽ばたき、マガジャッパを姫様抱っこして着地した。
「マガジャッパさん!」
少年達が駆け寄ると、太ももに毒蛇が噛み付いていた。
「ええ、へ、蛇?!き、きゃああああいやああああ取って、誰か取ってーーーーん!」
動揺している水ノ魔王獣を落ち着かせてマガバッサーは翼で毒蛇を払い落とした。
「大変、毒蛇に噛まれてたのね!」
「どうしましょう、このままだと毒が回って・・・」
ピグモンが慌てて飛び跳ねて、バキシムが深刻そうな顔をした。
「え、あたし、死んじゃうのん?い、いや、いや、いやいやいやいやいやーーーーーーーーっ!やだ、やだあん、そんなのいやあ!まだ死にたくないのに、こんなので・・・やだ、やだやだーーーーん!」
自分が死ぬかもしれないと言う恐怖が頭によぎってパニックになってしまう。
(マガジャッパさんが死んじゃう?何とかしないと・・・)
少年はどうすればいいのか考える。太ももから毒が流れていて覚悟を決めたように駆け寄るとマガジャッパの太ももの傷口に口を当てた。
「ええ?!マガタくん、何してるのん?!」
マガジャッパや他の怪獣達が驚いている。少年が傷口から毒を吸って吐く行為をしていたからだ。
「いけませんわマガタ様、それではマガタ様の口にも・・・」
「ダメ、ダメよん、マガタくん、マガタくんにも毒がうつっちゃうからん!」
周りが止めてもマガタは必死で毒を吸い取り、吐いていく。
「僕、絶対に助けるからね・・・・ちゅううう・・・・」
「ああ、マガタくん、優しい・・・」
少年の優しさにマガジャッパの瞳から涙が流れていた・・・。 続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.121 )
- 日時: 2018/04/14 21:00
- 名前: たくと七星
「これでもう大丈夫よ」
ローランが薬草を傷口に当てて包帯を巻いた。
「マガタくんが取った薬草が残ってて良かったね」
リトラがクルンと一回転している。
「マガジャッパさん、助かるよね」
「ええ、もちろんよ」
少年がホッとすると水ノ魔王獣はうっとりと見つめていた。
「マガタくん!」
すると少年の手を掴んで走って行った。
「あ、マガジャッパ?!」
「あいつどこへ行くんだよ?」
森の奥へと連れられて、草木が生い茂る中でマガジャッパは歩を止めた。
「マガジャッパさん、どうしたの?」
少年が見上げると、まるで愛しい子供を見ているような穏やかな瞳をした水ノ魔王獣が目の前にいた。少年の目線に合わせてしゃがむとその唇にキスをした。
「マガタくん・・・」
「なあに?」
少年を見つめてその小さな体を抱きとめる。
「あたしね、怖かったのん、あのまま体中に毒が回って死んじゃうと思うと怖くて、でもそんな時に君が助けてくれた・・・。あたしのことを心配して、本当に助けてくれて、マガタくん、好きよん」
胸で少年の顔を埋めながら感謝の言葉を語りかける。
「マガジャッパさんのおっぱい、ふかふかしてる・・・それに、温かい・・・」
清らかな心の少年には魔王獣の体臭も気にしなかった。
「好き、好き、お姉さま以外誰にも必要とされていなかったあたしを君は初めて受け入れてくれた。マガタくん、あたしの愛しいマガタくん、あたしの宝物・・・」
顔を合わせて少年の唇を奪う。少年の頭を押さえて濃厚な口付けをして、口を放すと、周りに誰もいないことを確認して仰向けに倒れた。
「来てん、マガタくん、あたしと気持ちいいことしましょう・・・」
「でも、いいの?」
「いいのよん、誰も見ていないし、あたしと君だけしかいないから、ね・・・」
胸と秘所を露出させて少年に手を伸ばす。桃色の乳首がピンと立っていて、秘所のひだの肉が少年を受け入れようと蠢いている。少年は恥じらいながらもマガジャッパに被さって乳首に吸い付いた。
「あん!ああん!ああん!マガタくんが、可愛いマガタくんが、あたしの乳首を吸ってるん!いやあ気持ちいいん!」
「マガジャッパさんのおっぱい、甘い香りがするよ」
「だ、だってえ、宝物のマガタくんに吸われちゃってるんだもん!」
少年に乳首を吸われてマガジャッパは体をよじっていた。
「あん、マガタくん、何を・・・きゃあああ!腋はダメえええん!」
すると少年はマガジャッパの腋を舐め始めた。部位の中で柔らかい箇所を舌で愛撫していく。
「いやあああダメええ、腋はダメよん、そこはあたしの体で一番臭いのん・・・」
「臭くないよ、凄く甘い香りがして僕、止められない・・・・」
這うように舐めていく少年にマガジャッパは瞳に涙を溜めていた。
「マガタくん・・・、ああん、何て優しい子なの・・・こんなにも優しくて素敵な男の子、初めて・・・、ねえんマガタくん、今度はここを舐めてん・・・」
秘所を広げて少年に愛撫して欲しいと哀願する。少年は頷いて、マガジャッパの秘所を舐めていく。
「きゃああああ!凄い、凄いの、マガタくんにあたしのあそこを舐められちゃってるのん、いい、もっとペロペロしてえん!マガタくん、もっと、舐め舐めえええええん!」
舐める度にひだ肉がぐにゃりと動いて穴の形を変えていき、蜜が垂れていった。少年に犯されている感触がしてマガジャッパは身悶えしていた。
「マガタくん、そろそろお願い、入れてええん・・・」
マガジャッパにお願いされて少年は秘所に自分の分身を挿入した。しかし二人は気付いていない、その行為を見ている存在に・・・。
「くひいいん、入ったああああん、マガタくんの太いのが、あたしにーーーーん!」
「マガジャッパさん、マガジャッパさん!」
少年は片足を持ち上げて腰を動かしていった。
「ああーーーん、ああーーーーん!気持ちいーーん、素敵よマガタくん、こんなにも動いちゃってん、お姉さんの、そんなにいいのん?」
「うん、うん、マガジャッパさんの凄く吸い付いて、搾り取られちゃうよ!」
「いいのよん、搾り取られてん、あたし、君の精液が欲しくてたまらないからん、ね・・・」
「マガジャッパさん、イクよ、僕イク、イッちゃう!」
「来て、来てーーーん、君の熱い精液、一杯頂戴、来て、来て、来てーーーーーーん!!!」
「あああああ、マガジャッパさーーーーん!」
「きゃああああああ、マガタくーーん!」
互いに絶頂を迎えた二人はお互いに果ててまどろんでいたのだった。
しばらくして、マガジャッパは少年を背中から抱き締めていた。
「ねえん、マガタくん、お姉さんの匂い、気になるん・・・」
「ううん、気にならないよ、何だか温かくてホッとする・・・」
「嬉しいわ、そこまであたしを気に入ってくれて・・・お姉様が君を好きになっちゃうのも解るわん、だってこんなにも優しくて綺麗な心をしているんですもの、大好きよん、マガタくん・・・・」
マガジャッパが少年の頬にキスをした。
「あれ・・・?」
すると周囲の風が強く吹いていることに少年は気付いた。
「何かしらん?」
マガジャッパも異変に気付いて起き上がり辺りを見る。強風は吹き荒れていて相手を不安にさせるかのように吹いていた。
「あ、何!」
頭上を見ると何かが浮かんでいるのが見えた。純白の白い被り物に甲冑を纏い、手には短いトライデントを持っていた。髪は金色の長髪で褐色肌の黒目、口には牙が飛び出ていてへそ出しの女性が卍型のポーズを取って少年とマガジャッパを睨んでいた。
「おめえら、この神聖な森で淫行をしやがっただなあ!」
降り立ったその猿人は降り立つと小躍りしながら少年とマガジャッパに牙をぎらつかせながら怒りに震えていた。
「だ、誰、誰なのん・・・?」
マガジャッパは怯えていた。
「もしかして、この人が・・・ハヌマーン・・・・・?」
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.122 )
- 日時: 2018/04/15 13:54
- 名前: たくと七星
少年とマガジャッパの目の前にいる神様は、落ち着きが無いように踊っているが、目は獲物に狙いを定めた猛獣のように光っていた。
「何も知らねえ初心な子供に不淫行為をするとはいい度胸だあ!」
「待って、あたしはただこの子が好きで・・・」
「言い訳するでねえ、この森を神聖な場所だと知っての行いだかあ!仏様の教えで不淫は重罪だあ!」
「不淫、それって何の意味なの・・・」
「おめえを殺してやる、覚悟しやがれえ!」
トライデントを振り回すと、マガジャッパに襲いかかって来た。
「きゃああああああ!!!」
「マガジャッパさん、逃げよう!」
マガジャッパの手を繋ぐと少年は急いで走り出した。
「待てえ、逃がさねえぞ!」
卍のポーズで飛行して二人を追いかける。
「マガジャッパさん、後ろを向いちゃダメだよ!」
「ええ!」
「逃げても無駄だあ!絶対に捕まえてやる!」
トライデントから光輪を次々と飛ばして来る。木々が切り倒されていき、轟音を立てて崩れ落ちていく。
「あーーーん、どこまで追いかけて来るのーーーん!」
少年はどこか隠れられる場所は無いかを探した。隣に回り深い森の中へと入って行った。
「ここに隠れよう」
近くにあった木の陰に隠れて何とかやり過ごそうとした。
「どこだあ、どこへ行ったあ!」
ハヌマーンが飛び交って自分達を探している。
「早く、早く行ってん・・・」
マガジャッパは震えて少年を抱き締めて通り過ぎるよう祈った。しばらくしてハヌマーンの気配が無くなった。
「行ったみたいだね・・・」
「ええ、そうねん・・・」
「見つけたぞーーーーっ!」
「ええ?!」
安心したのも束の間、上を見上げると過ぎ去って行ったはずのハヌマーンがいた。
「隠れても無駄だあ!」
二人は急いで逃げられる場所を探していく、だが。
「わ!」
「ああ、そんなーーーーっ!」
森を出た先にあったのは、崖だった。川が小さく見えるほどの高さで飛び降りることも出来ない。
「もう逃げられねえぞお!」
ハヌマーンは小躍りしてトライデントを振り回して今にもマガジャッパに襲いかかろうとしていた。
「待ってん!お願い、あたしのことは好きにしていいから、この子だけは殺さないでん!」
「マガジャッパさん!」
「たりめえだ、子供は悪いことなんざしねえ!だからおめえを殺すんだあ!」
「そ、そうだったのん、てあたし死ぬの?!いや、いや、いやああああああああ!!!」
命を奪われる恐怖が浮かんで泣き崩れてしまう。
「泣いたってダメだあ、仏様の教えを破った奴は死んで償うものだあ!おめえを骸骨にしてやらあ!」
「ダメ!!!」
少年がマガジャッパの前に出て守るように両手を広げて、ハヌマーンの行く手を阻んだ。
「子供、そこを退いたあ、今からこいつに仏罰を与えるんだあ!」
「お願いです、マガジャッパさんを殺さないで!僕にとってマガジャッパさんは大切な人なんだ、大切な人を殺したら、僕が許さないぞ!」
「坊主、おめえ、おらが誰か解って言ってるんだか、死ぬのが怖くねえだか!」
ハヌマーンが睨んで来る。少年は両手を広げたままマガジャッパを守っている。しかし、その瞳から涙が流れて来た。
「涙・・・・?」
「怖い、僕、死ぬのは怖いよ・・・・。でも、僕が勇気を出さなきゃ、マガジャッパさんを守ってやれないから・・・。だって、僕、マガジャッパさんが大好きだから・・・・」
「マガタくん、君・・・」
少年もマガジャッパと一緒で怯えていたのだ。でも、どんなに怖くても守るべき人のために勇気を振り絞って守ろうとしている。
「死ぬのが怖い?」
少年が見ると・・・、
「そうだあ、怖くて当たり前だあ・・・、まだこんなにもおぼこい子供じゃねえかあ・・・」
ハヌマーンの目から涙がこぼれていた。
「そんなに泣かれちゃあ、厳しくなれねえじゃねえか、おらあ、子供の涙にゃあ弱いんだあ・・・」
「そこまでです!」
空からマガバッサーがマガグランドキングを連れて着地した。
「マガタ様に何をするつもりですか!」
「マガジャッパに手を出すなよ、出したら、アタイが許さねえからな!」
「マガバッサー、マガグランドキングさん!」
「お姉様・・・」
心優しい魔王獣、そしてマガジャッパに取って優しい姉に彼女達が駆け付けてマガタ達を守るように前に出た。
「坊主、おめえの仲間か?」
「うん」
「安心しろい、こいつらには何もしてねえ、坊主、勇気のある奴だなあ、おめえの仲間に鳴れてこいつらも幸せなはずだあ。大事にしろなあ」
そう言ってハヌマーンは卍型にジャンプして空高く飛び去って行った。
「彼女は一体何者だったのでしょうか?」
「それよりも・・・」
「はい、マガタ様、マガジャッパ!無事ですか!」
「うん、僕もマガジャッパさんも無事だよ!」
「うえ〜〜〜〜ん、お姉様〜〜〜っ!」
嬉し泣きからマガジャッパは泣きじゃくってマガバッサーに泣き付いた。
「怖かったでしょう、もう大丈夫ですからね。マガタ様、貴方も無事でよかったです・・・」
少年と妹分の魔王獣を抱き寄せて無事を確認し安堵する。
「ありがとう、マガバッサー」
「嬉しいの、お姉様が来てくれて・・・ふえ?」
マガジャッパが見るとマガグランドキングが手を差し伸べていた。
「あんたが無事で良かったよ。嘘じゃなくて本音でさ・・・。あんたには今まで悪いことをしたと思ってる。だからさ、これからは仲よくしていきたい、からよ・・・」
「それって、本当に?」
「な、何度も言わせるなよ、仲よくしたいから言ってんだぞ、アタイは」
「あ〜〜〜〜ん、ありがとう!」
マガジャッパは泣きじゃくってマガグランドキングに抱き着いた。
「わわ、おいそんなに泣きつくなって、臭いが染みつくからよせってえええええ!」
「ふふ、やっと仲直りしてくれたみたいですね、マガタ様・・・」
「そうだね」
「さ、急いで皆さんの所へ戻りましょう」
「うん」
「二人とも、行きますよ」
「おう!」
「ええ、マガバッサー姉様、それから、グランドキング姉様・・・」
「姉、様・・・」
「どうしたのん!」
「な、何でもねえ、別にお姉様って言われて嬉しいって訳じゃねえからな!本当だぞ!」
照れて素直じゃない土ノ魔王獣に少年も二人の魔王獣も微笑んでいるのだった・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.123 )
- 日時: 2018/04/21 20:38
- 名前: たくと七星
「第13話 決戦!キングジョー対ギャラクトロン」 (タイトルネタ「ウルトラマンA 第10話決戦!エース対郷秀樹」)
森の中にある石で造られた祭壇、その中央の魔法陣の上でレイバトスによって現世から蘇らされたベゼルブが呪文を唱えていた。
「ふふふふ、この祭壇に封じられている災厄をもたらす魔物達を蘇らせてやる・・・」
魔方陣が不気味に光り何かが起ころうとしていた。
「・・・・・・・」
レッドキングが目の前にある大木を見ていた。
「うおらああああああああああ!!!」
拳を振り回して強烈なパンチをぶつけた。その衝撃で気に実っている木の実が大量に落ちて来た。
「へへん、どんなもんだい!」
「かっこいいです、先輩!」
「師匠、最高!」
ミクラスとザンドリアスが喜んでいるが、アギラの隣ではゴモラが顔面蒼白の状態で震えていた。
「ブルブルブルブルブルブル・・・・・・」
「凄い怯えていますね・・・」
「あの、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないゴモ・・・。こんな時にあいつが現れたりしたら・・・ねえ、早く帰ろうゴモ!」
ガクブルの状態でアギラの手を引っ張って帰ろうとする。
「まあ待てよ、まだあいつ等とも合流していないしさ。もう少し食材を探そうぜ」
「ふぎゃああああああそんなーーーーーーーっ!」
ゴモラの絶叫が叫んだのは言うまでも無かった。
「ふふふふふふ、これだけあれば奴も私との実力の差を思い知るだろう・・・」
ギャラクトロンが木の実を入れた袋を引き摺って歩いている。そこへ反対側から歩いてきた存在、それは、
「おー、ギャラクトロンさんじゃないデスカ、ここで会えるなんて嬉しいデース」
敵意むき出しにされていることに気付くことなく満面の笑顔を送るキングジョーだった。
「貴様か・・・」
「どうしましたー?」
「この勝負、私の勝ちだ!」
そう言うギャラクトロンは持っている袋をキングジョーに見せた。
「どうだ、これほどの大量の食糧を取って来れたのだぞ、これほどの量を貴様は取れたのか、んー?どうなのだ、んー?」
ゲスイ顔をして勝ち誇った顔をするギャラクトロンだが、
「ワーオ、面白い顔しますね、睨めっこですかー、負けませんよ!」
何を勘違いしたかキングジョーが変顔をしてみる。頬を膨らませてみたり目をキツネ目にしてみたりする。
「貴様・・・・何の真似だ・・・!」
ギャラクトロンが怒りに震えていた時、何かの爆風が響いた。
「オー?」
「何だ?!」
見てみると遠くの方で黒煙が上がっているのが見えた。
「何かあったのでしょうか、ちょっと見てみましょうヨーっ!」
「おい何をする、放せええええええ!」
シャフトを掴んでその方向へと走って行った。そして祭壇まで来ると、そこで儀式を行っているベゼルブと対面する。
「オー、イッツマジックデスカ、楽しそうデスネーっ!」
「うん、て何だ貴様等、これは遊びじゃないぞ!」
「はあ、はあ、何でこいつのテンションに振り回され、て何だこのヘンテコな虫は?」
「ヘンテコ?!!!」
ギャラクトロンの言葉にベゼルブが激怒する。
「グギーーーーっ、この私を侮辱するとは、許せん、だがここに封印されている魔獣を今蘇らせた所だ、こいつらで貴様たちをガラクタにさせてやる!」
ベゼルブが最後の呪文を唱えると魔方陣がひび割れて、中から五体の怪獣達が出現した。
「ぐひょひょひょひょ!」
間の抜けた顔をしたゴモラUを始め、タイラント、ドロボン、アストロモンス、ダストパンが現れた。
「こいつら、奴の手で・・・」
「ふふふふ、私を怒らせたことをあの世で悔やむのだな、行けえ!」
ベゼルブの叫びと共にゴモラUを始めとする怪獣軍団が襲いかかって来た。
「オー、バトルデスネ、面白いデース!」
「こんな時に楽しんでいる場合か、ておい!」
キングジョーは走り出すと、タイラントの飛ばすアロー光線を片手で弾くと平手打ちをしてタイラントを吹っ飛ばした。ドロボンが金棒を振るって来ると身を翻してかわして頭突きをお見舞いする。アストロモンスが背後から襲ってくると後ろ蹴りをして怯ませてダストパンの飛ばす光線を掌で受け止めて怪光線で吹っ飛ばした。
「仕方が無い、こいつらをリセットするぞ!」
ギャラクトロンはシャフトでゴモラUを吹っ飛ばす。ゴモラUが光弾を飛ばして来るとバリヤーで防いでアームを飛ばすとロケットパンチの如く動かして攻撃し、回転させてのレーザーを浴びせた。だが背後からダストパンがシャフトを掴んで引っ張り出した。
「や、やめろ!何をする、痛い!やめて!引っ張らないで!ちぎれる、ちぎれちゃうから!」
すると光線が放たれてダストパンに命中した。足をくじいたギャラクトロンに手を差し出したのは、キングジョーだった。
「大丈夫デスカーっ?」
「貴様、何故、何故助けた?!」
「どうしてって、私達、仲間じゃないデスカ?」
偽りのない正直な微笑みをギャラクトロンに向ける。
「・・・・・貴様など気にくわぬ!だが、今は助けを必要としてやる!」
手を伸ばしてキングジョーの手を掴む。立ち上がると五体の怪獣軍団が咆哮を上げていた。
「行くぞ!」
「ハーイ!」
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.124 )
- 日時: 2018/04/22 09:49
- 名前: たくと七星
「あれは、何だろう?」
遠くで爆風が飛んでいるのをマガタ達は見ていた。
「もしかして別行動をしている方々に何かあったのでしょうか?」
「マガバッサー、行ってみよう」
「はい!」
主人の少年を抱えるとマガバッサーは飛び立っていった。
「皆、行って来るよ!」
その頃、レッドキング達もこの光景を目撃していた・・・。
「えーい!」
キングジョーが怪光線を発射してドロボンとタイラントを吹っ飛ばした。ダストパンとアストロモンスが光線と液体を飛ばして来た。
「させぬ!」
ギャラクトロンが前に出てバリヤーでキングジョーを守るとアームからレーザーを発射して二体の怪獣を吹っ飛ばした。ゴモラUが走り出して来る。キングジョーは角を掴んで頭突きを振るい、アッパーで攻撃、ギャラクトロンがブレードを振るって地面に土を付けさせた。
「きゃああああ!」
「ぐはああ、何だ!」
だが背後から熱戦が飛んでキングジョーとギャラクトロンを攻撃した。振り向くとそこにはアーストロンとキングゲスラの二体がいた。
「こいつを使って召喚させたのだ!」
ベゼルブが怪獣リングと似た物、ダークリングを見せた。ダークリングにカードを読み込ませて召喚させたのだ。
「ぐうう、こうも数が多いと・・・」
「お待ちなさい!」
「マガバッサー、守って!」
危ういと思われたが救いが現れた。マガバッサーに抱えられている少年の頼みでマガバッサーはマガ衝撃波を飛ばしてベゼルブの召喚させた怪獣軍団を吹っ飛ばした。
「マガタくん?!」
「マスター!」
「大丈夫?!」
少年が二人に駆け寄る。
「何故ここに・・・?」
「爆発があったから何かあったか心配になって、でも無事で良かった」
安心感を与えるような優しい微笑みを見せる。
「マスター、お優しい・・・」
少年の優しさに触れてギャラクトロンが少年を抱き締める。
「あーん、私もハグさせてくだサーイ!」
キングジョーも少年に抱き着くがそうしている間に怪獣軍団が起き上がって来た。
「来ますよ!」
「そうだったな・・・だが、数ではあちらが有利だ」
「そうでもないぜ!」
上空から誰かが飛んで来た。レッドキングがヴォルカニックインパクトを振るってゴモラUを吹っ飛ばした。
「レッドキングさん!」
「マガタくん!」
「私達もいますよ!」
アギラ達も駆け付けて少年を守るようにベゼルブ達と対峙する。
「皆も見てたの?」
「うん、マガタくん、怪我はしてない?」
アギラが屈んで少年の頬を両手で軽く触れて声をかける。
「僕は大丈夫だよ」
「よかった・・・」
「それで、こいつらが騒ぎを起こしてたってことか・・・」
レッドキングがベゼルブを見てひと睨みする。
「な、まだ仲間がいたと言うのか?!」
動揺するベゼルブを前に怪獣達が戦闘態勢に入る。
「何を企んでるんだか知らねえが、仲間を傷付ける奴は俺達が相手になるぜ!」
「さあ、行きますよ!」
マガバッサー、レッドキング、アギラ、ウインダム、ミクラス、ゴモラ、ザンドリアス、キングジョー、ギャラクトロンがベゼルブの召喚した怪獣達との戦いを始めた・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.125 )
- 日時: 2018/04/26 18:51
- 名前: たくと七星
ゴモラUが弾丸を飛ばして来るとギャラクトロンは魔方陣でガードしてレーザーを発射してゴモラUを攻撃した。
『ファイヤーウインダム!エレキミクラス!』
フュージョンで変身したミクラスとウインダムがタイラントに挑んだ。
「行くよ、ウインちゃん!」
「はい!」
炎と電気のダブルパンチで攻撃すると、続けて炎と電気のダブルキックで後退させた。タイラントが鉄球のハンマーを振るうとファイヤーウインダムはこれをかわして腕を掴み振り回してタイラントを回させると、エレキミクラスはチョップを振るってタイラントを叩き付けると持ち上げて投げ飛ばし、地面にめり込ませた。
「ふん、てや!」
ザンドリアスはドロボンの振るう金棒を避けていき、白刃取りで掴んだ。目から赤色光線を飛ばしてドロボンを攻撃すると、金棒を持って叩き付けていく。
「せいや!」
アギラはアストロモンスの腹に連続パンチを打ち込み巴投げで投げ飛ばした。起き上がったアストロモンスにジャンプキックをして攻撃した。
「ようしお前とのバトルだ、きな!」
ダストパンが向かって来る。レッドキングはラリアットを振るい、続けてヘッドロックをしてダストパンを攻撃する。一方、キングジョーはアーストロンと戦い、ひっかき攻撃をものともせずにパンチを振るってアーストロンを吹っ飛ばした。
『サイバーゴモラ!』
フュージョンしたゴモラがシールドを張ってキングゲスラの飛ばした棘をガード、マガバッサーが飛び上がって蹴りを振るい、キングゲスラを転ばせると、マガ衝撃波を飛ばしてキングゲスラを怯ませる。
ギャラクトロンブレードによる一刺し、ファイヤーウインダムとエレキミクラスのダブル流星キック、アギラのタックル、ザンドリアスの赤色光線、ヴォルカニックインパクト、怪光線、マガ嵐で打ち上げてからのサイバー超振動波で怪獣軍団を倒すのだった。
「は、あわわ・・・」
慌てふためいたベゼルブは逃げ出した。
「逃がさぬ!」
ギャラクトロンがレーザーを飛ばしてベゼルブを塵に返すのだった。
「やった!」
怪獣軍団との戦いに勝利して少年と仲間の怪獣達が勝利に喜んだ。マガバッサーは少年を抱えて微笑んでいた。
「へっへ、あいつらもやるもんだなあ、特にあの坊主、大した奴だあ・・・」
その光景を空からハヌマーンが見届けていた・・・。
食材探しが終わり、ギルドに戻って夜になった。自室の部屋で少年はベッドに腰掛けて今日の出来事に思いにふけっていた。
「あの人も、物分かりのいい人だったな・・・」
突然現れたハヌマーンと言う神様、マガジャッパに襲いかかろうとしていたが、自分の必死の嘆願に感じ入るものがあったのか許してくれた。そして怪獣軍団の登場、様々なことがあった。
「・・・・・・・」
「マスタ〜、入ります〜」
そんな時にギャラクトロンが入り込んで来た。
「あ、ギャラクトロン、どうしたの?」
「マスターがここにいると聞いてやって来ましたの」
「でも、何で?」
「もう、寝室で男女二人きりと言えばやることと言えば・・・これでしょう!」
突然、目から光を当てると、少年があっと言う間に全裸にされた。
「や・・・!」
「きゃー、恥ずかしがるマスター、可愛い!」
少年に抱き着いて舌を絡ませるキスをする。
「ねえ、マスター、遠慮なくやっちゃいましょう・・・」
「でも、皆が・・・」
「ご心配なく、誰も入れないよう溶接しておきましたから〜」
見るとドアの周りが溶けた鉄で塞がれてしまっているのが見えた。
「何したの?!」
「何って、マスターとの二人きりの時間を邪魔されたくないんですもの〜、と言う訳で、思う存分楽しみましょう?」
悪戯っぽく笑ってシビルジャッジメンターは胸を両腕で挟む仕草をする。ただでさえ露出の高い格好、色白のボディに少年も生唾を飲んでしまう。
「あら〜、意識しちゃった?どうなのマスター?」
「はい、しちゃってます」
「うふふ、素直でよろしいですわ、ほらほら、揉んでみてみなさい・・・」
「うん・・・」
はだけた胸に両手を添えて揉み始める。
「ひい、ひあああああん、最高、これ凄く最高、年下の子供におっぱいまさぐられるの、いい、いいよお・・うふううううん」
舌をだらしなく出してこのロボットは喘いでいた。
「凄い、僕に触れられて、感じてるんだ・・・」
少年も自分の行為でギャラクトロンが感じていることに嬉しさを感じていた・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.126 )
- 日時: 2018/04/28 21:01
- 名前: たくと七星
「ひやああああ、マスター、腋を舐めるなんてえ」
気が付けば少年は甘々なロボットの腋を舌でなぞっていた。マガジャッパやバキシムにもしていたため手馴れていた。
「いやああああ、オイル臭のするここを舐めるなんて、エッチなマスター」
「ごめんなさい、でも凄くいい匂いがする・・・」
「もう〜、スケベなことしちゃういけないマスターにはお仕置きしちゃいますね〜」
「お仕置きって、きゃああ!」
シャフトを伸ばすと先の鉤爪で固くそそり立っている少年の物の亀頭を先で摘んで来る。握力が強くなって少年のものが押されている。
「や、や!ギャラクトロン、ダメえ、そこ、そこ、やああああ!」
「うふふふ、可愛い声出しちゃって、遠慮なくいじめちゃいますね〜」
鉤爪を回して先のとがった部分が皮に食い込んでいく。
「やだ、やだあ、僕怖いよ、もう、もう!」
「もう出ちゃう、じゃあ、思い切り出しちゃってくださいね〜」
「あ、やああああああ!」
鉤爪の先が肉に刺さった感触がした。それと同じように少年の亀頭から勢いよく精が飛び出ていく。
「やだ、凄い出てるわ、マスターの精、そんなに気持ちよかったのです?」
純白のロボットがからかうように少年に囁いた。
「ひどいよ、僕、怖かったのに・・・・」
涙で濡れている顔を見てロボットの頬が赤くなる。
(あ〜ん、マスターったら何でこんなに可愛い仕草をするのかしらん!)
美少年が泣いているのを見て保護欲が無性にそそられていく。
「あらあら、泣かないでマスター、いじめるつもりなんて全くないのですよ〜、ほら、よしよし・・・」
少年を抱き締めアームで頭を撫でる。抱いたまま仰向けに倒れて主人である少年に囁いた。
「マスター、このまま・・・」
「うん、入れちゃうよ・・・」
「っくひいいいやあああああ、来たあ、マスターのノズルが入っちゃったあ!」
少年を強く抱いてギャラクトロンは息を吐いた。
「あああ、狭い、でも気持ちいいよお・・・」
「マスターのも凄く好きです・・・・ほらあ、一緒に気持ちよくなりましょう」
ギャラクトロンの囁きのままに少年は腰を動かしていった。
「あん!あん!マスター、凄く素敵!」
足を絡めて放さないようにして少年とキスをする。舌を絡めて唾液を飲み合い、口を放すと少年は膨らみのある胸を吸い上げていく。
「きゃう、おっぱい吸って、本当に可愛い・・・」
「ちゅ、ちゅ、はあ、はあ、ギャラクトロン、僕、もう・・・」
「解りますよ、もう出ちゃうんでしょう、遠慮なく出しちゃって、マスターのオイル、たっぷり出してください、ね」
「うん、出すよ、僕、僕、ああああああああ!!!」
可愛い悲鳴が部屋中に響く。それと同時に少年の棒から精が流れてロボットの機内に注がれていった。
「にゃううううううう、出てる、注がれてるーーーーっ、マスターの、マスターのオイルが、あふう、凄い、素敵よ・・・」
息を吐いてギャラクトロンは少年に涙を流して微笑むと少年の唇に優しいキスをする。
「マスター、可愛いですよ、マスター・・・夜はまだまだですから、一杯愛し合いましょうねえ・・・」
「うん・・・」
「ギャラクトロンさーん、返事が無いから入りマスヨーっ!」
突然、溶接されたドアが開かれてキングジョーが入って来た。見てみると少年とギャラクトロンがいたしている場面を目視してしまう。
「ワ、ワワワ、ワッツ、これは一体・・・?!」
二人のエッチな好意にキングジョーは目を泳がせてどよめいていた。
「な、貴様、どうやってこの部屋に!」
「あ、あの、溶接されていたので怪光線を使って、てアナタ、男の子と、セセセ・・・・」
「ぎぎぎ、折角マスターといい思いをしていたのに、貴様も恥ずかしい思いをしろーーーーーーーっ!」
「え、きゃああああああああ!」
シャフトでキングジョーを掴むとベッドに放り投げてしまった。
「ヤーン!」
仰向けに倒れたキングジョーにシャフトで両腕を拘束し目から磁力を出して無理矢理足を開かせた。
「ノー、ノー、何ということをしますのーーーっ!」
「ふふふ、私とマスターの二人きりの時間を邪魔した罰だ・・・。さあ、マスター、この無神経なロボットにたっぷりお仕置きをしてあげてください〜」
威圧する声から猫なで声をして少年にキングジョーを犯すよう囁いた。
「そんな、ノー、ノーウ、そんなのイケマセーン!こんな小さな子供なのに大人の行為をさせては・・・」
「貴様に拒否権は無いぞ?さあマスターどうぞどうぞ」
「でも、嫌がってるよ・・・」
「いいんですよ、無理やりやらせた方が萌えると言うもの・・・」
「ああ、ああ、オウノウ、ヘルプ・・・」
キングジョーは震えて涙を流していた。それを見て少年は申し訳ない気持ちになる。
「ねえ、やっぱり止めよう、こんなこと・・・」
「ですがマスター・・・」
「無理矢理なんて可哀相だよ、僕は誰かが傷付くようなことはしたくない。キングジョーさんを放してあげて・・・」
「む、解りましたわ、マスター・・・」
少年に言われてギャラクトロンはキングジョーの拘束を解いてあげた。
「マガタくん・・・」
「ごめんねキングジョーさん、怖かったでしょう。ギャラクトロンのしたことは僕が謝る、だからギャラクトロンを許してあげて・・・」
「・・・・・・・」
嬉し涙を流して頷くとキングジョーは部屋を後にした。
「マスターったら・・・やらなくて良かったんですか・・・」
「だって、キングジョーさんだって女の子でしょう。だったらその人の気持ちを尊重してあげたい・・・」
「まあ、マスターったら、何て純でいい子なのでしょうね、益々惚れ直してしまいましたよ〜」
少年の優しさを感じてギャラクトロンは彼を抱き締めていた。ただ、ドアを溶接したことについては怪獣達に問いただされたことは言うまでもないことだった・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.127 )
- 日時: 2018/05/04 16:48
- 名前: たくと七星
「第14話 エレキングの涙」 (タイトルネタ「ウルトラマンギンガS 第11話 ガンQの涙」)
「我が体に眠るレイブラッドの血よ、今ここに新たな怪獣を生み出したまえ、ウジュイカ、レエガミヨ・・・」
ベゼルブの敗北を察したレイバトス、彼女はダークリングを授ける新たな怪獣を生み出していた。黒煙の中から一体の超獣が現れた。
「きょーきょきょきょ、お呼びでしょうか、レイバトス様?」
「ドリームギラス、お前にダークリングを渡す。これを持ってベゼルブに代わり、怪獣達を倒し、私に捧げよ」
「きょきょきょきょきょ、おまかせくださいっきょ!」
ダークリングを受け取ったドリームギラスは煙に姿を変えて怪獣達のいる街へと向かって行った。
「イェイ、皆聞いてくれてありがとう!」
街の広場ではライブが行われていた。街並みには合わないようなロック風のミュージックが響いていたが聞いている怪獣達は満足だった。音楽が終わると、拍手が飛んだ。
「皆、楽しんでくれたかーい、また聴いてくれよ、ロック最高!」
ギターを弾いていた騒音怪獣ノイズラーがギターを鳴らして、怪獣達に一人一人にお辞儀をした。マガタ、マガバッサー、カプセル組やギャラクトロン、ローラン、仲間の怪獣達も見ていた。
「面白かったね、マガバッサー」
「そうでしょうか、どうも騒がしい感じがするのですが?」
「僕はいいと思うけどな・・・」
「お、少年、ロックの良さをわかってるじゃん、今度も聴いてくれるか?」
「うん」
少年が頷くとノイズラーが満足そうにサムズアップした。
「でも、あのノイズラーさんがザンドリアスちゃんとバンドを組んでたのは知らなかったな」
「まあ、あんたにその話はしてなかったからね。ノイズラーとは良くチームを組んで音楽をやってたの」
「ここの所、戦いばかりでライブも中止になることが多かったからな、今日はいい日だぜ」
「ふん、随分と呑気ね」
氷のような冷ややかな声が聞こえて来た。少年が振り向くとそこにはあのエレキングがいた。
「貴方・・・」
マガバッサーは唇を噛んでエレキングを見ていた。彼女に初めて会った時の冷たすぎる台詞が今も胸に残っていて、いい印象を持っていなかったからだ。
「まだ戦いが終わっていないと言うのに羽目を外していいのかしら?」
「な、何だって・・・」
「いいじゃない、皆だってたまには息抜きしたいんだからさ」
ミクラスが反論するがエレキングは無視して少年を見下ろして来る。
「あの、エレキングさん?」
「こんな子供に何の力があるのかしら?レッドキングやゼットンは貴方のことを気に入ってるようだけど、私は違うわよ。私は貴方を認めてはいない。それに貴方に力を借りるのも正直疑問に思うわ」
「貴方、またマガタ様を・・・!」
「てめえ、場合によっちゃあ・・・!」
風と土の魔王獣が怒りに震えたが少年が何とか制す。
「エレキングさん、僕にカードをくれたよね、それは何で?」
「レッドキングが言うから仕方なくよ。私は貴方と馴れ合う気はない。仲良くなろうとも思わない、戦いが終わるまで渡しておくつもりよ。仲間になったなんて勘違いしないことね」
怪獣がカードを渡す。それはその人の怪獣になることを意味する。しかしエレキングは戦いが終わるまでの間だけだと言って少年に冷たい言葉を浴びせる。
「所詮あなたはひ弱な人間、私達に守られるしかないだけの存在、強くなろうなどと思わず自分の器を弁えて大人しくしていることね」
そう言ってエレキングは後ろを向いて去って行った。
「ちょっと、言い過ぎじゃないの!」
ミクラスは怒って文句を言うがエレキングは聞いていない。
「僕は確かに弱いよ。でも僕だって守られるだけじゃなくて皆と戦っていきたいんだ。僕、本当に強くなるから、それだけは信じてよ!」
「・・・・・。精々頑張りなさい、でも、私には関係ないわ・・・」
歩を止めるも帰って来たのは冷ややかな台詞だけだった。少年は下を向いてうつむいてしまう。
「やな感じ、折角皆が楽しんでいたのに・・・!」
皆の気分が重くなってしまったことにノイズラーは怒っていた。
「あの野郎・・・・本当にリセットしてやろうか・・・!!!」
「殺る・・・絶対殺る・・・!」
ギャラクトロンとノーバは怒りに震えてそれをベムラーが宥めていた。
「ねえ、何か冷たすぎない〜?」
「どうかしら、彼女・・・」
リトラが不機嫌そうに言う。一方、ローランは別の何かを感じていた。どこか冷めた言動の裏には何かの事情があるのではないかと。
エレキングに冷たい台詞を突きつけられて少年の目に涙が浮かぶ。
「・・・・・・」
突然、後ろから誰かが少年を優しく抱きしめた。
「?」
少年が上を向くとそこには・・・、
「ゼ、ゼットンさん?!」
「ええ?!」
「い、いつの間に?!」
カプセル組や周りの怪獣達は驚愕していた。いるはずのなかったゼットンがいきなり出て来て少年の前に現れたからだ。
「テレポートを使ったんじゃないのか?」
「あー、それなら納得」
ノイズラーの言葉にザンドリアスは納得する。
「ゼットンさん?」
少年が言うがゼットンは何も言わない。だが、彼女は少年を優しく抱いていて、黒目のない黄色の瞳はどこか慈愛と母性に溢れている。言葉は無いがその振る舞いは思いやりに満ちていた。
「ゼットンさん・・・・」
アギラや他の怪獣達もゼットンの優しさに感動していた。
その夜、一人部屋のベッドに座って今日のことを考える。レッドキングとゼットンと並んで三強の強さを誇る怪獣、思えば始めて出会った時も厳しく突き放すような台詞を投げ付けていた。レイバトスの戦いでも弱いと言われ、未だにそう思われている。
「マガマガ、入るよ」
ドアが開いてピグモンが入って来た。
「ピグモンちゃん?」
友好珍獣は少年の隣に座ってその瞳を覗き込んだ。
「元気がないけど、何かあったの?」
「うん、エレキングさんのことでね・・・」
「エレエレのこと?」
ピグモンが首をかしげると少年はエレキングに言われた台詞を話した。
「そうなんだ・・・」
「僕、皆のために強くなろうと頑張って来た。でも、エレキングさんはまだ僕のことを弱いと思ってるんだ。僕、エレキングさんに嫌われてるのかな・・・、僕、お荷物でしかないのかな・・・」
少年の目から涙が流れてくる。
「そんなことないよ・・・」
ピグモンが涙を拭いて優しい言葉をかけた。
「言葉は棘があって、ミクミクとは折り合いが悪いけど、でもね、心根はとても優しいいい子なの。厳しいけれども後輩たちの面倒をよく見ていてね、ウィンウィンやゴモゴモとはとても仲がいい」
「ウィンダムさんとゴモラちゃんと?」
「うん、それにね、優しい言葉をかけるだけが優しさじゃないの。厳しい言葉の中にも、相手を思う優しさもあるんだよ」
「そうなの?」
「そうだよ、君もいつか解る、エレエレのことが、ね」
暗くなり、ベッドで布団にくるんでいる。ピグモンからエレキングのことを話されて、彼女がどんな性格であるのかを聞かされた。冷たいように見えても根は善良に溢れていると言っていた。優しいピグモンが言っても少年の心は中々晴れない。やはりエレキングに言われた心に刺さるような台詞が浮かんでは少年の気持ちが揺れ動く。
「眠れない・・・?」
「ゼットンさん?!」
寝返ると目の前にいる存在に驚いた。そう、一緒に横になっている、優しく包容がある宇宙恐竜が自分を見つめていたからだ・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.128 )
- 日時: 2018/05/04 18:00
- 名前: たくと七星
「何で、部屋に・・・?」
「・・・・・・・」
少年が問いかけるがゼットンは無言で何も言わない。代わりに少年を抱き寄せて自分の温もりを与えた。言葉こそ言わないが、その仕草、振る舞い、瞳の色は優しさに満ちていた。
「・・・・・・・」
女神のように微笑む宇宙恐竜はあやすようにマガタの頭を撫で黄色い発光部の胸を少年の頭にくっ付ける。
(ゼットンさん、温かい・・・何も言わないけど、優しい・・・)
言葉ではない行動による優しさを少年は理解した。
「・・・・・・・」
「何?」
少年が言うとゼットンは下を見ている。少年が見ると、下の方が固くなっているのが解った。そそりたつ自分の物がゼットンのスカートに当たっていたからだ。
「ごめんなさい!僕、その・・・」
慌てて放れてゼットンに謝る。少年が見上げると、ゼットンは全く気にしていない。寧ろ変わらない優しい微笑みを浮かべていた。
「・・・・・・」
少年に近付いて耳元に囁く。
「大人のこと、する・・・?」
少年の返答を待たず宇宙恐竜は服を脱がして全裸にすると少年を背中から抱く。
「何するの?」
「・・・・・・」
「ねえ、ゼットンさんきゃああ!」
自分の棒がゼットンに握られる。もう片方の手は乳首を摘んでいじっていた。黒く綺麗な手が滑らかにしごき、乳首を引っ張ったり押し込んで見たりした。
「や、やん!ゼットンさん、僕、怖い、怖いよ!」
「怖がらないで・・・・私に身を委ねて・・・」
そう囁いて少年の分身をしごいていく。少年を膝で仰向けに寝かせると発光部の胸を寄せて来た。
「吸って・・・」
ゼットンに言われて少年は無我夢中で吸い付いた。少年の分身をしごきながら胸を吸わさせる宇宙恐竜は瞳にハートを浮かべて喜んでいた。
「美味しい・・・?」
「うん・・・もっと、したい・・・」
「焦らなくていいのよ・・・、貴方専用だから・・・」
ニッコリと笑って少年の棒をしごいていく。少年も限界になって射精をしてしまう。ゼットンは手に付いた糊のような液体を恍惚した顔で見つめて舐め始めた。それを見て少年は欲情してしまう。
「ゼットンさん!」
気が付くと少年は宇宙恐竜の腋に顔を埋めていた。
「こんな所に、欲情しちゃうの・・・?」
「うん、ゼットンさんの匂いがして、舐めてみたい!」
そう言って少年は宇宙恐竜の腋を舐め出した。
「もう、エッチね・・・」
しばらく少年に舐めさせておくと、仰向けに倒れて下着を脱ぎ、少年に両手を差し伸べた。
「さあ、遠慮しないで・・・」
ゼットンの考えを察した少年はゼットンの体に覆って自分の猛りを秘所に付けて入れて行った。ゼットンは挿入した感触に顔をゆがませる。マガタはそのまま腰を動かした。ゼットンは感じているような表情はしていなかったが、少年を包み込むような穏やかな笑みを浮かべて少年に身を任せていた。
「ゼットンさん、ゼットンさん!」
「・・・・・・。気持ちいい・・・?」
「うん、うん!」
「いいのよ、そのまま・・・」
少年を抱き締めて足を絡める。少年も限界を迎えてゼットンの膣内に射精した。ゼットンは微笑んだまま少年の精を受け止める。ぐったりした少年を宇宙恐竜は優しくあやした。
「心は晴れた・・・?」
「・・・・・・」
その言葉を聞いて少年は察した。ゼットンは自分を励まし、慰めるために自分の所に来てくれたのだと。それを知って涙が溢れる。少年が胸に顔を埋めるとゼットンは少年を抱き締めて放さないでいた。
翌朝、いつも通りの朝がやって来る。食堂でマガタと仲間の怪獣達が朝食を待っていた。
「あれ、今日は作ってないの?」
ミクラスがマガバッサーを見て言った。いつもなら食事の支度をしていたはずが、今回は一緒にいたのだ。
「はい、レッドキングさんから今日はいいと言われたので・・・」
(ああ、そう言うことか・・・)
アギラは解っていた。マガバッサーの料理は野菜ばかりで物足りないことを。それで今回は他の怪獣に。
「じゃあ、誰が料理をしてるの?」
マガタの言葉にレッドキングが言った。
「おう、今日の料理はゼットンが作ってるぜ」
「ええ、ゼットンさんが?!」
「あの人、料理作れるんですか?」
ミクラスとアギラが目を丸くしていた。いつも寡黙で何をしているのか解らない彼女が料理を作っている。初めて聞かされたことに驚いていた。
「ああ、中華料理だけだけどな」
食堂のキッチンでフライパンをゆすってゼットンは朝食を作っていた。火球を飛ばしながら酢豚の具材に使う唐揚げやチンジャオロース、野菜炒めを作っていく。調理しながらゼットンは何かを考えていた。どんな料理を作ったら少年に喜んでもらえるのだろうか、それをずっと考えていた。
「皆お待たせーーーっ、ゼットンが作った中華料理だよ!」
ピグモンやハネジロー達が朝食を運んで来た。エビチリや回鍋肉、小龍包、肉まん、ブタの角煮と中華料理がテーブルに並ぶ。
「うわあ、これ全部ゼットンさんが・・・」
「何か、本格的だね・・・」
「あたしも初めて知ったゴモ、早く食べたい・・・」
置かれている中華料理は中華料理店で出されているような豪華なものだった。
「・・・・・・・」
皆よりも遅くゼットンがやって来る。手にはこれでもかと盛った大盛りの炒飯とあんかけラーメンを乗せたお盆を持っていた。
「お、やっと来たか!」
レッドキングが嬉しそうにしている。炒飯を作ってもらうようゼットンにお願いしていたからだ。
「・・・・・・」
レッドキングの所へ来ると、望んでいた炒飯、ではなくあんかけのラーメンを置いた。
「え、ラーメン?!おいおいゼットン、俺は炒飯頼んだんだけど?!」
気にすることなくゼットンはマガタの方に炒飯を置いた。
「うわあ、炒飯大盛り・・・」
「しかもご丁寧に旗まで立ててますね」
ミクラスとウィンダムが大盛りに盛られた炒飯を見ていた。ゼットンは少年の目の前で座って頬杖をして見つめていた。
「おーいゼットン、俺の炒飯は?なあ」
レッドキングが言うが言うとゼットンはギラリと睨んで来た。静かではあるがどこか怖さがあった。
「あ、はい、すみません・・・・」
その気迫に押されてレッドキングは尻込みして大人しくした。少年に振り向くとゼットンは静かに微笑んでいた。早く食べて、と瞳で少年に伝えている。少年は炒飯を口に含んでみる。刻んだ野菜の触感とさっぱりした味わいが口の中に広がっていく。
「・・・・・」
どう?と言うかのように首をかしげている。
「うん、凄く美味しいよ」
少年が嬉しそうに笑うと、作った甲斐があったと言う気持ちとしてその頭を優しく撫でる。
「全く・・・」
それを見ていたエレキングが一人席を出ていった。それに気付いたピグモンが追いかける・・・。
続く・・・。
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