官能小説(オリジナル18禁小説)
- ウルトラ怪獣擬人化オーブ
- 日時: 2017/04/30 15:04
- 名前: たくと七星
皆さん、またお会いします、たくと七星です。今回もこのサイトで新しい小説を書いていきたいと思います。これから書く物語は私も大好きなウルトラシリーズ、その怪獣をメインにしたお話です。
<大まかな概要>
舞台は現在放送されている新作のウルトラマン、「ウルトラマンオーブ」(2016年12月に放送終了)の世界観、復活した魔王獣や怪獣が倒されてから数年、数十年、数百年なのかは置いとくとして、オーブのその後のストーリーとして描きます。そこでは怪獣達が擬人化して人間社会に溶け込んでいて、または自然で暮らしていたりするものもいて、ひょんなことから主人公が魔王獣の封印を解いてしまい、その魔王獣からある物を渡されて、人と怪獣の絆の架け橋となって自分だけのハーレム・・・ではなく、怪獣軍団を作っていくと言うストーリーにしてみたいと思っています。
ウルトラシリーズのファンも見ていただけたらなと言う淡い期待を持ちつつも書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
<登場人物紹介>
・王武マガタ
本作の主人公。おとなしくて控えめな優しい少年。ある時、不思議な声に導かれてある神社に足を運び、そこで魔王獣の封印を解いてしまう。
・マガバッサー
かつて突風を巻き起こして人々を恐怖に陥れた風ノ魔王獣。マガタが封印を解いたことで現世に蘇ってしまう。マガタが最初に手にすることになる怪獣。魔王獣だが、かつて恐れられていた恐ろしさは控えめになっており、むしろマガタに怪獣の知識を与えたり、サポートしたりと献身的で優しい性格になっている。額にはマガクリスタル、鳥の皮膚の手先足先、羽をはやしているが、胸や秘所をギリギリ隠した際どい裸に近い格好をしている。魔王獣であるがベジタリアンで野菜と果物が好物。肉や魚は生ものが血の色をしていて怖いと言うことで苦手である。そのため野菜と果物の料理しか作れない。イメージは妖鳥シレーヌとウルトラマンコスモスのリドリアス(性格面)
・江戸川アキコ
マガタの友達の女の子。竹中淳と西条一平と常に一緒にいる明るく行動的な性格。一人ぼっちなマガタを心配したりかばってあげたりとお姉さん的な面が強い。名前は「ウルトラQ」の江戸川由利子と「ウルトラマン」のフジアキコ隊員から。
・竹中淳
アキコ、一平と行動している、子供ながらも冷静で知識のある少年。面倒見のある性格で一平からは兄のように慕われていて、マガタのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の万城目淳と「ウルトラセブン」のタケナカ参謀から。
・西条一平
アキコ、淳と常に一緒な明るくひょうきんな少年。愛嬌があって気の優しい性格で淳のことを兄のように慕い、アキコのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の戸川一平と一平を演じた役者さんの名字から。
・嵐シゲル
マガタのクラスメートの一人。子供とは思えない力自慢で義理人情に熱い。名前は「ウルトラマン」のアラシ隊員と「ウルトラセブン」のフルハシ隊員の本名、シゲルから。
・伊達ミツヒロ
マガタのクラスメートの一人。シゲルと常に一緒にいる明るく陽気でおっちょこちょいな少年。名前は「ウルトラマン」のイデ隊員の本名、ミツヒロと「ウルトラマンマックス」のダテ博士から。
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- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.99 )
- 日時: 2017/10/27 10:16
- 名前: たくと七星
「その光の巨人に敗れた罪業苦なんだけど、死のまぎわに背中にある無数の刺を飛ばしたらしいんだ」
そう言って淳が書物に描かれている罪業苦が刺を飛ばして息絶える姿を指で差した。
「これがその最後なの?」
マガタが言うと淳は頷いた。
「それから江戸時代になってその無数の刺が生物を形取り、八体の怪獣の姿になったんだ」
「八体の怪獣に?」
「ああ、記録にも『剣をまといし五体の黒き龍、村を焼き尽くしけり、青鬼の如きもの、岩の如し体で全てをなぎ
倒し、赤鬼の如きもの、天高く飛びかう、そして現世を地獄に変えん』そう書かれているんだ」
「地獄に・・・?」
「ああ、閻魔と呼ばれるのじゃからな、それぐらいの力があってもおかしくはあるまい」
怯えるムゲラにデバンがこう言った。
「それで、その閻魔獣はどうなったのですか?」
マガバッサーが問いかけると淳は冷静に答えた。
「現世に蘇った閻魔獣達だけど、村井強衛門と言う豪傑と錦田小十郎景竜と言う知恵者、そして徳の高い
僧侶の三人によって倒され、その力は八卦陣を囲むように封印されて社が建てられた、それが今、降星街の
東西南北に置かれている祠なんだ」
「へえー、あの祠にそんな意味があったんだ・・・」
アキコが感慨深そうに呟いた。
「じゃあ、その祠でなにか起こってるってことじゃないの?」
「それも考えられるの?」
ザンドリアスが言うとデバン達もそうかもしれないと頷いた。やはりレイバトスの力で何かが起ころうとしてい
るのかもしれない。
「・・・・!」
「ギャラクトロン?」
「どうしたのですか?」
マガタとマガバッサーが聞くとギャラクトロンは何かを感じ取っていた。
「ねえ、どうしたのよ、何かあったの?」
ザンドリアスが言うとギャラクトロンは静かに頷く。
「ああ、システムが微かに異常な数値を察知したのだ。しかもこれは大きくなっている」
「それって、まさか・・・・」
マガタは何かを察したその時、突然大きな地響きがした。
「わわ、何、地震?!」
「きゃーっ、恐いーーーーっ!」
ザンドリアスがマガタに飛びついた。マガバッサー等怪獣達も淳達を守るように近くに来て身構える。ほどな
く地響きが終わり、窓を開けると、
「あれは、何?」
マガタ達が見ると、街の至る所に八つの黒煙が漂い夢で聞こえた鳴き声が聞こえて来た。
「マガタくん、どうやら君の予知夢が当たったようだよ」
「ええ、じゃあまさか?!」
「はい、マガタ様、この気配、閻魔獣のものです・・・!」
「確かに、凄まじい気配を感じるわ・・・」
マガバッサーとデバンがその凶悪な気を感じ取る。マガタ達は急いでその祠へと向かった。マガバッサーは
マガタを抱え、ギャラクトロンはデバンとムゲラを、ローランは一平と淳を、ザンドリアスはアキコを抱えて羽ばた
き、その祠へと向かって行った。そして、八卦陣のように敷かれた祠の一つの場所へ着地した。
「着きましたわ、マガタ様」
「ありがとう、マガバッサー」
「主殿、礼を言うのはまだ早い。あれを見てくれ」
ギャラクトロンがブレードを指して言う。目の前で祠の中にある御神体の岩、そこに結ばれていた封印に使わ
れていた縄が解かれていたのだ。そしてその岩から邪悪な気が流れていた。
「これは・・・」
「マガタくん、何者かによって封印が解かれたみたいだ」
「じゃあ、他の祠も?!」
アキコがビックリして言うと淳は無言で頷いた。そしてその流れている気は塊になって形を変えていった。
「あれは?!」
「デバンちゃん、来るよ・・・」
「ああ、出るぞ、閻魔獣が!」
黒き塊は怪獣の姿となって、現れた、背中や腕に切れ味の鋭い刃を生やしたツルギデマーガが地面に降り
立ち、マガタ達と対峙する。すると、マガタの持っている怪獣のカードが光出した。
「アギラさん、それにマガグランドキングさん!」
『マガタくん、君の言ったとおりだったよ』
『街の至る所で閻魔獣が出現しています!』
『こいつらはアタイ達が食い止める、だからあんたは目の前にいる奴を倒すんだ!』
「解った、絶対にこの街を守る・・・!」
少年の覚悟を受けてマガバッサー達が対峙したが、
「ちょっと待って!」
そこへ一人の怪獣が現れた。
「あ、貴方は・・・」
「ええ、お母さん?!」
そう、あのマザーザンドリアスが現れたのだ・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.100 )
- 日時: 2017/10/27 10:57
- 名前: たくと七星
「ザンドリアスちゃんの、お母さん?」
「ちょっと、何割って入ってるのよ!」
突然の母親の出現に眉を尖らせてザンドリアスが言った。
「もう、お母さんが来てあげたのに、いつもらしいわね。マガタくん、ここは私に任せて、貴方が戦うべき相手はこの怪獣
じゃないの?」
「それって?」
「降星公園に凄まじい気を感じたの。そこに強大な敵が現れる」
「でも、マザーさんはどうなるの?」
「ふふふ、心配することはないわ」
安心感を覚えるような母性溢れる微笑みでマザーザンドリアスは促した。
「ちょっと何カッコつけてるのよ!お母さん一人で敵うわけがないじゃない!でしゃばったりしないで帰ってよ!」
「大丈夫よ、母は強しだから」
「それがカッコつけなの!」
「ふふ、いつものやり取りね。何だかお母さん余計に安心しそうだわ。うふふ・・・」
母親なのだろう、娘の素直じゃない態度に慣れているのか安心して落ち着いていた。ザンドリアスはため息を吐く。
「マガタくん、怪獣達はこの街が本当に大好きなの。だから、絶対に守ってね」
「解りました、皆、行こう!」
「はい、マガタ様、あの、感謝します。ご武運を祈っています」
「とても勝てるとは思えないが、覚悟は認めよう。さあ、主殿」
マガタ達は急いで公園へと走っていった。
「もう、どうなっても知らないんだから!(ごめんなさい、お母さん・・・。素直に言えなくて、お願い、無事でいて・・・)」
口では変わらず強気なことを言っていたが内心では母親を心配する優しい気持ちがあった。申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで一杯になりながら
もザンドリアスはマガタ達の元へと走っていった。
「マガタくん、あの子を守ってね・・・・。さて、どうしたものかしら・・・」
マザーザンドリアスがツルギデマーガと対峙する。
「皆、行くわよ!」
その掛け声に合わせて背後からジャンプして怪獣達が現れた。クイントータス、パンドラ、シャザック、ザランガが助っ
人として駆けつけたのだ。彼女達はマザーザンドリアスのママ友なのだ。
「あんたの呼びかけに応じてきたよ!」
ゴワゴワした毛を薙いでシャザックが言った。
「この子にお母さんの力を見せるチャンスね!」
そう言ってパンドラがお腹のポケットにいるチンペを撫でてあげる。
「私達が来たからには恐いものなしよ!」
クイントータスもやる気に満ちていた。
「貴方も人が悪いわ。私まだ妊娠中だっていうのに。でも、お腹の子にいい刺激を与えて会えないとね」
ザランガが孕んだお腹をさすって言う。そしてマザー軍団はツルギデマーガに立ち向かっていた。
街の至る所に閻魔獣達が出現していた。レッドキングの後輩の怪獣達、マガタの仲間になった怪獣軍団、地底怪獣、
竜ヶ森山の怪獣達が街を守るために戦いを繰り広げていた。
そして降星公園にマガタ達がたどり着いた。
「ほう、これは今までよりも凄まじい力を感じるのう・・・!」
今までにない強烈な力を感じていた。そしてそれは形を作り、ツルギデマーガ、ゴーグアントラー、ゴーグファイヤー
ゴルザへと姿を変えていった。
「三体も?!」
「それを考えると、気が強く感じるわけです・・・」
「ローランさんとデバンちゃん、ムゲラちゃんはアキコちゃんと淳くん、一平くんを守って!」
「解ったわ!」
ローラン達がマガタの友達の前に出て守る。そしてマガバッサー、ギャラクトロン、ザンドリアスが戦闘に出た。
「力を貸して!」
マガタはカードからウインダムとミクラス、ゴモラを召喚、更にフュージョンさせて登場させる。
「マガタくん、任せてゴモ!」
「私達も助太刀します!」
「一緒に戦おう!」
「うん!」
遂に閻魔獣との戦いが始まった・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.101 )
- 日時: 2017/10/29 21:21
- 名前: たくと七星
「行きますよーっ!」
身体中に炎を滾らせてファイヤーウインダムはゴーグアントラーに突撃した。両手に炎を纏い、突き出して攻撃して、ランチャーを拳のように振るって後退させる。
「ゴーグ・・・!ゴーグ・・・!」
ゴーグアントラーはツインテールのハサミを突き出して突進して来た。ファイヤーウインダムは潜り込むように懐に入り込みゴーグアントラーを持ち上げて投げ落とした。起き上がった所でチョップを二回浴びせて回し蹴りをする。
「ゴーグ!!!」
ゴーグアントラーが羽根を羽ばたかせて熱風を飛ばして来た。
「うう?!!」
怯ませれ、突進攻撃を喰らってしまう。ゴーグアントラーがハサミで持ち上げに出た。
「きゃあああああああ!!!」
「ミクラスさん、ウインダムさんを!」
「任せて、今行くよ!」
エレキミクラスが回転ジャンプして流星キックをゴーグアントラーに見舞って転ばせた。
「先輩直伝のキックよ!」
高速で接近して連続パンチを浴びせジャンプすると両足で頭を挟んで転ばせると蹴り上げて吹っ飛ばした。するとゴーグアントラーは羽ばたいて上空へと飛び立った。
「え?!アリジゴクなのに飛ぶの?」
「もう完全にクワガタですね・・・」
そして、サイバーゴモラはゴーグファイヤーゴルザに向かった。アームでゴルザの腕を掴み取っ組み合いになるもこれを弾きサイバー超振動波を流し込んだ。しかしさしたるダメージにはならず超音波光線を受けて吹き飛ばされる。
「ふにゃ〜・・・」
目を回してフラフラしている所でゴーグファイヤーゴルザは岩のように体を丸めて転がってきた。直撃して吹っ飛ばされる。動けずにいるサイバーゴモラにゴーグファイヤーゴルザが迫って来る。
「そうはさせないんだから!」
そこへザンドリアスが出て体当たりで急襲した。怯むゴーグファイヤーゴルザに頭突きをして後退させると尻尾を掴んで振り回し、赤色光線を放って吹き飛ばした。
「ゴーグ!」
「来ましたね!」
マガバッサーは舞うように動いてツルギデマーガの剣撃をかわしていく。火炎弾が飛んで来ると翼を盾にしてガードし、腹部にキックを浴びせる。
「魔王獣と呼ばれるだけのことはある。だが私も負けてはいない。主殿、見ていてくれ!」
ギャラクトロンはアームをロケットパンチのように飛ばしてレーザーを放たせた。アームを落とそうとするツルギデマーガだが、アームは素早く動いてレーザーを飛ばして攻撃する。
その頃、
「さあ、行くわよ!来なさい鈍足さん!」
ツルギデマーガが切り裂きに出るとクイントータスはジャンプと同時に爆弾を落として巻き付かせた。
「次は私、えええええい!」
ザランガが火の玉を飛ばして爆弾を着火させた。爆発音が響いてダメージを与える。
「チンペ、見ててね!」
パンドラが尻尾を振るって攻撃する。ツルギデマーガが切り裂きに出る。
「下がってな!」
シャザックがパンドラを下がらせて刃の着いた腕を掴んで頭突きをした。
「ほうら、あたしに追いつけるかい?」
転がってツルギデマーガを翻弄して棘のように硬い毛で体当たり攻撃をする。
「さあ、受けてみなさい!」
マザーザンドリアスが太い赤色光線を放ってツルギデマーガを吹き飛ばした。
「とりゃああああ!」
ヤマワラワがツルギデマーガを振り回して転ばせると、ジヒビキランとかわのじが持ち上げて投げ飛ばした。起き上がった所でイダテンランが円を描くように走って目を回させていた。
「今です!」
そしてマガタ達は決着を迎えていた。ファイヤーウインダムが狙いを定めてランチャーから火炎弾を飛ばしてゴーグアントラーを地面に落下させた・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.102 )
- 日時: 2017/11/05 16:07
- 名前: たくと七星
落下したゴーグアントラーは焼けた羽根を引き摺らせて走り出した。
「まだ来ます!」
「ウインちゃん、任せて!」
エレキミクラスが走ってハサミを掴みこれを見事にへし折って地面に転ばせた。ザンドリアスもゴーグファイヤーゴルザを持ち上げて投げ飛ばした。
「ゴッモーーーーーーっ!」
サイバーゴモラがサイバー超振動波を地面に叩き込むように飛ばして投げ飛ばされたゴーグファイヤーゴルザにダメージを与える。
「行きます!」
マガバッサーは前転してキックを浴びせ、ツルギデマーガが飛ばす火炎弾をジャンプでかわしてからのキックで攻撃する。そしてギャラクトロンがツルギデマーガの右腕の刃をブレードで防ぎ、左側をアームで防いでギャラクトロンスパークを飛ばして吹っ飛ばした。
その頃、マザー軍団はシャザックが転がって吹っ飛ばしてマザーザンドリアスが赤色光線を飛ばしてツルギデマーガを撃退、竜ヶ森の怪獣達もヤマワラワとかわのじが投げ飛ばした所でニルワニエが現れて波状光線を飛ばしてこれを消滅させて、地底怪獣軍団がアリブンタが槍を振るってダメージを与え、テレスドン、デマーガ、ゴメスが熱戦を飛ばしてこれを倒し、マガタの怪獣軍団もケルビムの超音速クラッシャーテイルがツルギデマーガを吹っ飛ばして、ベムスター、ベムラー、ノーバ、シルバーブルーメ、ブルトン、メルバ、ホーが光線を飛ばしてこれを倒したのだった。
そして、エレキミクラスの電撃のアッパー、ザンドリアスのハリケーン、マガバッサーのマガ嵐が閻魔獣達を宙に上げる。
「今だよ、皆!」
「ああ、見ていてくれ、これでリセットだ!」
「行っちゃうゴモーーーーっ!」
ギャラクトロンスパーク、サイバー超振動波、火炎弾を放ってゴーグアントラー、ゴーグファイヤーゴルザ、ツルギデマーガを倒すのだった。
「やったーっ!」
ザンドリアスがジャンプして喜んだ。嬉しさでマガタに飛びついた。
「マガタくん、やったのね!」
「何とか勝てたのう!」
ローランとデバン、マガタの友達が駆け寄った。
「うん、けど・・・」
見上げると、空がまだ雲が覆って晴れていないことに気付いた。
「あれえ、空が暗いまま・・・」
マガタと一緒にエレキミクラスも空を見上げる。
「こう言う場合は晴れるものじゃないのでしょうか?」
ファイヤーウインダムもフラグになっていないことに戸惑っていた。
「恐らく閻魔獣達のマイナスエネルギーが強大だからじゃろう。その力で晴れ渡ることのない曇り空にしてしまったのじゃ」
「じゃあ、どうすれば元通りになるの?」
「心配いらぬ、わらわ達の中に宿る正常な気を閻魔獣を封じていた祠に流し込めば空を戻せるかもしれぬ」
「本当?!」
「ああ、さて皆、太陽の光を取り戻すぞ」
デバンに続いてマガバッサーを始めとした怪獣達が瞳を閉じて体内から光り輝く気を出した。気は祠に送られていき、流れていたマイナスエネルギーを消し去り、結び目を元に戻すのだった。すると八卦陣のように置かれていた祠が光りだして空に放たれて、雲を消し去っていった。やがて空が晴れて満天の太陽が光り輝き街に降り注いでいった。街の至る所にいた怪獣達の歓喜の声が響いたのだった。
「マガタくん、街を守ってくれてありがとう」
他のマザー怪獣達が喜ぶ中、マザーザンドリアスは街を救ったであろう人と怪獣の絆を結ぶ少年に感謝の言葉を述べるのだった。
そして、夜になり、
「えへへ、温かい、マガバッサー・・・」
「マガタ様、今日もよく頑張りました」
ベッドで少年とマガバッサーが甘い口付けをかわしていた。少年を横にさせると可愛らしい肉棒にキスをして舐め始めた。
「マガタ様の可愛い性器、一杯舐めて気持ち良くしてあげますわね・・・ちゅ、ちゅ、ぴちゃ、ちゅぱ・・・」
口に加えて舌で搾り取るように舐めていく。舌が器用に性器に巻き付いて締め付けていった。
「や、やああ・・、凄く気持ちいいよ、マガバッサー、ひゃう!そんなにされちゃ、僕、いや!」
怖くなって逃げようとするも腰を掴まれ逃げられなくなってしまう。
「大丈夫ですよ」
「あたし達もいるからね・・・」
不安を拭い去るようにウインダムとミクラスが少年の両手を繋いだ。
「うわあ、マガタったら、あそこを舐められてあんなに感じちゃうなんて・・・」
「凄い、エッチすぎるゴモ・・・」
「随分と、気持ちよさそうだな・・・」
ザンドリアス、ゴモラ、ギャラクトロンも唾を飲んで頬を赤くして見ていた。
「ちゅ、ちゅ、マガタひゃま、マガタひゃまのおいひい、はやう、のみはい・・・」
マガバッサーが舌の動きを早くしてきた。
「いや、いや、いや!ダメだよ、ダメえええええ!僕、出る、白いの、精液が出ちゃう!きゃ、きゃああ、いやあああああ!」
涙を流して自分の精を魔王獣の構内に流し込んでいった。
「む、むう、ほおおう!来たあ!マガタしゃまのあかひゃんじる・・・!」
口をすぼめて精を飲み込んでいく。口を放して少年の性器にかすかに付いている精を舐め取っていった。
「マガバッサー、ごめんなさい、ごめんなさい、僕・・・」
「うふふ、いいのですよ、気になさらなくても、マガタ様のお汁は甘くて美味ですから・・・」
「ねえ、今度はあたしにもさせて!」
ザンドリアスが割って入ると、少年の肉竿を白く凹凸のない手で挟んだ。
「うわあ、まだこんなに硬い、これって舐めれるのよね・・・・?」
ドキドキしつつもザンドリアスもマガバッサーのように少年の性器を口に含んでいった。初めてなのかどこかぎこちないが、彼女なりに舌を動かして少年を射精に導こうとする。
「あ、あああ!ザンドリアスちゃん、そんなにされたら、僕、きゃ、きゃあああん!」
また可愛い悲鳴を上げて精液をザンドリアスの口の中に流していった。
「む、うううう?!ごく、ごく、ごく!」
目に涙を浮かべて苦しそうにするも少年の精液を喉に流し込んでいった。
「はあ、はあ、もうあんたったら絶倫すぎじゃない?」
「次は私もお願いします・・・」
次にウインダムがマガタに近寄ってきた。
「ウインダムさん?」
「あの、あれをやってもいいですか?」
そう言ってマガタに耳元でこう囁いた。
「え?!あれを・・・!」
少年の頬が一気に硬直する。
「ダメ、ですか?」
「う、うん、いいよ、ウインダムさんがしたいなら、僕・・・」
少年が受け入れるとウインダムは少年を押し倒して足を開き、ヒクヒクと動いている尻穴に狙いを定めた。
「じゃあ、入れますよ・・・」
「う、うん・・・」
ウインダムの指が少年の尻穴に挿入される。
「く、くうう、い、いや、あうううん・・・!」
入れられる感触に少年は目をギュッと閉じて耐えていた。そして指が下まで入り込んだ。
「マガタさん、痛くないですか?」
「はあ、はあ・・・僕は大丈夫だから、心配しないで・・・」
「では、動きますよ」
指が腸の中で上下に動いていく感じがした。爪が腸壁にかすかに当たって大きな刺激になり、少年は快感から息を吐いて喘いでいた。
「や、や、やあ!はあ、はう、いや、や!」
「気持ちいいですか・・・?」
「うん、気持ちいい、ウインダムさんに攻められて気持ちいいよ・・・。あん、あん、あん!」
涙を流して喘いでいる姿にウインダムは無理しているのではないかと思った。
「あの、本当は嫌じゃないですか、嫌だったら・・・」
「ううん、大丈夫だよ、最初の時は怖かったけど、ウインダムさんが喜んでくれるなら僕、耐えてみるから、そのまま続けて・・・」
涙を流しながらも心配をかけまいと笑顔を作る。
「あああ、可愛い・・・!もうダメ、思考がおかしくなる・・・萌え、萌えちゃいます・・・・!」
心臓を打ち抜かれたかのようにウインダムはマガタにときめいてしまっていた・・・。 続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.103 )
- 日時: 2017/11/13 08:32
- 名前: たくと七星
無理もないかもしれない。可愛い美少年が相手を思って羞恥心に耐えて心配をかけまいと笑顔をふるまう姿を見せられては感情移入をしないでおかれなくなってしまうのは至極当然のことだった。
「やだ、マガタくんったら、健気すぎちゃう所が可愛いよ、ああんダメ、あたしも心臓がドキドキしちゃう・・・」
「マガタ様、可愛い、可愛すぎます・・・、貴方様のそんな姿を見せられては、あふん!私も疼いてしまいますわ・・・」
「ああんもう、なんでそんなにも可愛いのよ・・・ますますあんたが好きになっちゃうじゃない・・・・」
ミクラスを始めとした怪獣達も少年の可愛さにメロメロになっていた。ウインダムは目をハートにさせて少年の尻の穴を激しく攻めて散らしていた。
「きゃふ、きゃふ、やううううん!激しい、激しいよウインダムさん、僕のお尻が変になっちゃうよ!」
「いいんですよ変になっても。私もとっくに変になっていますから・・・もっと私の指で気持ち良くなってください・・・」
指の動きが早くなっていく。肛門を激しく散らされて少年は絶頂を迎えようとしていた。
「いやああああ!ウインダムさん、僕、イク、イッちゃう!精液出るーーーーっ!」
勢いよく射精して自分の体が白く汚れていった。ウインダムはティッシュで少年の体に付いた汚れを拭くと優しく抱きしめてあげた。
「マガタさん、よく頑張りましたね、いい子ですよ・・・・」
「本当?」
「はい・・・」
「良かった、ウインダムさんにほめてもらえて・・・」
ウインダムが喜んでくれている。そう思ったのか少年が笑顔になる。
「ああ、可愛い・・・、もう放したくない・・・」
すっかりときめいてしまっていたウインダムは少年を強く抱きしめた。
「マガタく〜ん」
振り向くと、今度はゴモラとミクラスが性器を向けてアピールしていた。ゴモラが上でミクラスが仰向けになって催促する。
「ゴモラちゃん達にもしてほしいゴモ〜」
「あたしも君が欲しくてこんなに濡れ濡れになっちゃってるのね、お・い・で・・・・」
息を飲むと二体に近付き、まずはゴモラに性器を入れた。
「あああ〜ん、入った、入っちゃった〜、マガタくんのがゴモラちゃんに〜っ!いやあああ、もう激しく動いてるの?!」
少年は頬を赤くして腰を動かした。後ろから攻められてゴモラは喘いで息を吐いていた。尻尾を使って少年の半身に巻き付かせて放さないようにする。
「あん!あん!いいよおマガタくーーーん!ゴモラちゃん、イク!イクの!」
「うわあ、ゴモラちゃん、僕、僕、やああああ!」
ゴモラの膣内に精液を流し込み絶頂させると今度はミクラスの性器に挿入する。
「あああーーーーん入ったあ、マガタくん!」
再び腰を動かすとミクラスはあられもない可愛い声を上げる。
「ミクラスちゃん、可愛い・・・」
上に乗っていたゴモラがキスをしてレズキスに入る。胸を揉みながら舌を絡めていく。そして少年の精がミクラスに注がれて二体は放心状態になる。
「あと、次にやっていないのは誰でしょうか?」
「そう言えば、そうそう・・・」
ウインダム、マガバッサー、そしてザンドリアス達の視線がギャラクトロンに向けられた。
「な、何なのだ、一斉に私を見て・・・・?」
自分に視線が集中していることにギャラクトロンは不安を感じ始めた。
「や、やめろお前達、私に何をさせるつもりだ?!!」
怪獣達はギャラクトロンを仰向けにさせて両腕を掴み逃げられないようにした。
「何って、君もしたくないゴモ?」
「するって何をだ?!」
「決まってるじゃない、マガタくんとエッチするの」
ゴモラとミクラスが両手を抑えながら言った。
「ま、まさか、この私を主殿の慰め者にさせるのか!」
「そうだけど?」
「なぜこうも単純に?!理解不能だ!」
ギャラクトロンが抗議の声を上げているがゴモラ達はお構いなしだった。
「さあ、マガタさん、あのロボットさんにも入れてあげてください」
「いいの?」
「いいのいいの、あんなふうに嫌がってるけど本当はあんたにしてもらいたいんだから」
ウインダムとザンドリアスに言われてマガタがギャラクトロンに近付いた。
「邪魔なこれは取りましょうね〜」
ゴモラが強引に下半身の鎧をいともたやすくはぎ取ってしまった。性器と思われる所は透明なオイルが流れていた。
「きゃああ!や、やめ、やめ、やめ・・・!」
少年の肉棒が自分に向けられる。ギャラクトロンの脳裏にある光景が蘇った。闇に飲まれて暴走する黒き巨人に打ちのめされて馬乗りで乱暴に蹂躙された上に腕をもぎ取られてそのブレードで体を貫かれそうになったあの光景である。
「いや、いや!いやああああああああ!やめてえええええええ!お願いお願いお願いーーーーーーっ!」
「え?」
「いや・・・いやああ・・・・やめてえ・・・こんなの・・怖いよお・・・」
小刻みに体を震わせていて顔は涙と鼻水でグチャグチャニなっていた。それを見て少年は申し訳ない顔をする。
「どうしたの、マガタくん?」
「躊躇っちゃって、遠慮せずにやっちゃいなよ」
ミクラスとザンドリアスが構わずやれと言うがマガタは首を横に振った。
「でも、やっぱりダメだよ、こんなの・・」
「どうして・・・」
「だって、嫌がってるのに無理やりやるなんて、そんなひどいこと出来ないよ!」
「マガタくん・・・」
「マガタ様、何てお優しい・・・」
少年の優しさにマガバッサーやミクラス達が頬を赤くしてうっとりした。それを見ていたギャラクトロンは思考に何かの変化が起きていた。
(ああ、ダメ、どうしてなの・・・人間なのに、どうしてこんなにも不思議な気持ちなるの・・・?もしかして、これが、愛・・・恋・・・!あふううん!やだあ、体が痺れてくる〜っ!)
電気が体中に走る感覚に襲われるとギャラクトロンはシャフトを使って少年を寄せると熱いキスをして恍惚した顔でお願いした。
「主様、私はもう貴方の虜になってしまいました〜、私を、遠慮なく攻めて、愛を感じさせてください〜」
「え、え、どうしたの?」
「な、何かキャラが変わってない?!」
「うわあ、目がハートになっちゃってますよ・・・」
ザンドリアス、ミクラス、ウインダムはギャラクトロンの変化に戸惑っていたが、構うことなくギャラクトロンは足を開いて秘所を見せる。
「あふ〜ん、主様〜、私のここに主様の分身をぶっ刺してくださいまし〜、入れてほしくてこんなに濡れちゃってるの〜、早くう〜ん、あ・あ・あ・あふううう〜ん」
「あの、本当にいいの?」
「いいんです〜、私は貴方様の従者ですの〜、どうぞ貴方様の愛を、ね」
「うん、じゃあ、行くね・・・」
「はい〜」
目をハートにさせて可愛く喘ぎ少年の分身を待ち焦がれるように待っていた。少年の性器がギャラクトロンに挿入される。
「はにゃああああ〜ん、入ったよ〜、主様の入っちゃった〜ん!」
「うわあ、ギャラクトロンさんの膣内、凄くきついよ・・・」
「いや〜ん、そんなに可愛い顔しちゃって〜ん、可愛すぎて身もだえしちゃうよ〜!」
メカの膣内だけあってとても固く密着していてまるで少年の性器を押し潰すような刺激がしてくる。少年が懸命に腰を動かした・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.104 )
- 日時: 2017/11/13 09:07
- 名前: たくと七星
「ああ〜ん、あ・あ・あ・あ〜ん!主様の可愛いのが私の中で暴れてるの〜ん、気持ちい・い・い・〜ん!」
「はあ、はあ、せまくてきついよお・・・、僕のが押し潰されちゃうよお・・・」
締め付けの強さに少年は苦悶の表情を浮かべていた。メカの膣内が少年の分身を更に圧縮していき圧迫感を与えていく。
「や、や!怖い、怖い!僕、怖いよ・・・!」
「いや〜ん、涙なんか流しちゃって、可愛いわ〜ん、大丈夫ですよ〜ん、すぐに元通りにしてあげますから〜」
何かを起動すると膣内が広がっていくのを感じた。
「はあ、狭くない・・・、なんだか広がっていくみたい・・・」
「そうですもの〜、私が中を広げてあげたのですから〜ん」
「あ、ありがとう、ギャラクトロンさん・・・」
「あ、ああ、ああ〜んまた感じちゃう〜ん、そうですもの、貴方は私の主様ですから〜ん、ひどいことはしないのよ〜ん!」
胸部のパーツを外すと、豊満な胸が露出された。腰を動かしていた少年はその胸にしゃぶりついて乳首を吸い始めた。
「やだ〜ん、主様ったら〜ん、私のおっぱいをちゅうちゅう吸っちゃって〜ん、あは、あはは〜んなんで今まで知らなかったのかしら〜ん、生命体との性交がこんなにも気持ちいいなんて〜、主様〜、主様〜ん、もっと吸って〜、おっぱい一杯吸って〜!オイルが搾られるくらい吸っちゃって〜ん!」
目にハートを浮かべて息をハアハアさせるギャラクトロンに他の怪獣達は呆然としていた。
「ギャラクトロンさん、行くよ、僕、来る、来ちゃうよ!」
「ああ〜ん!来ますのね〜ん、いいですよ〜ん主様〜ん、主様の白くてベタベタなオイル、私に一杯流して、燃料を出して〜ん!早く、早くう〜んんん!!!」
「出すよ、出すよギャラクトロンさんの膣内に僕、あ!ああ!いやあああああ!」
膣内に熱く白い精液がギャラクトロンに流し込まれていった。
「あひへあああああにゃあああああ〜ん?!!出てる!出てるよ〜ん、主様のオイルが出てるよ〜ん!!!」
少年を抱きしめながら流れる精を受け止めていく。全てが終わるとギャラクトロンはぐったりとして息を吐いていたのだった・・・。
行為が終わって少年はギャラクトロンの胸の中でスヤスヤ眠っていた。
「やれやれ、甘えん坊な主様だ」
「いつもの口調にもどりましたね・・・」
「あんなに甘々な喋り方してたのに」
男口調に戻ったギャラクトロンにウインダムやミクラス、他の怪獣達はギャップの違いに汗をかいた。
「マガタ様、ぐっすり眠っておられますね」
少年が寝息を立てていることをマガバッサーは確認する。
「今日はよく頑張られましたわ、マガタ様。ゆっくりお休みなさいませ、ちゅ・・・」
すやすや眠る少年にマガバッサーがお休みのキスをした。ギャラクトロンも対抗心から負けじと少年に口付けをするのだった。
その頃、星川神社で、境内にある鏡、それは光り出して何かが出てこようとしていた・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.105 )
- 日時: 2017/11/13 11:19
- 名前: たくと七星
「第11話 鏡の行く先 タイトルネタ(ウルトラマンI第12話 虹の行く先)」
マガタ達が閻魔獣軍団と戦っていた頃、ある世界にある荒れ果てた土地暗い夜空の下で激闘は始まっていた。爆発が響いて、レイバトスがある者達と戦っていた。
「レイバトスーーーーっ!今日こそ決着を付けてやるぜ!」
レッドキングが滑走しながらレイバトスに迫った。
「ふん、怪獣ごときが私を倒そうなどと、愚かな!」
レイバトスシュートが放たれて直撃するがその爆風からレッドキングは飛び出してレイバトスを掴んだ。
「何?!」
肩を掴まれると地面を転がり起き上がって取っ組み合いになる。
「己、放さすか!」
レッドキングはずつきをくらわせてアッパーでレイバトスを後退させた。だがレイバトスは再びレイバトスシュートを飛ばして来る。
「うわあ!」
身をかがめるレッドキング、そこへもう一人の怪獣が現れる。シャッターを張り、レッドキングをレイバトスの攻撃から守る。
「サンキュー、ゼットン!」
無言で頷き素早く動いてテレポートアタックでレイバトスを急襲するがレイバトスもテレポートをしてこれをかわしてしまう。背後から光弾を飛ばして来るとゼットンもテレポートでかわしてチョップに出るとレイバトスも再びかわした。ジャンプするとパンチやキックの応酬を繰り広げて、互いの攻撃が当たって後ろへ後退される形で地面に着地した。
すると長い鞭のようなものが飛んでレイバトスを巻き付け、電気を流し込んでいく。
「隙だらけね」
エレキングが尻尾の剣を巻き付けていた。電気を流されてレイバトスは苦しみだす。
「でかしたぜ、これで終わりだーーーっ!!!」
レッドキングがアースクラッシャー、ゼットンは一兆度の火球を飛ばして止めに出る。しかし、レイバトスは不敵に笑って姿を消して拘束を解いてしまった。
「な?!」
エレキングは回転ジャンプをして外された攻撃をかわした。
「どこへいきやがった!!」
「ここだ・・・」
三人が見上げるとレイバトスが空中からレイバトスシュートを飛ばした。
「うわあああああ!!!」
直撃してレッドキング達は大ダメージを受けてしまった。レイバトスが素早く着地して蹴り上げをしてレッドキング達を攻撃していく。
「そろそろ私も本気を出すぞ・・・!」
何かを念じるとある縦に長い棍棒のような武器が現れた。
「そいつは!」
「そうだ、100体もの怪獣達を配下に出来るギガバトルナイザーだ、その威力を味わえ!」
直進してギガバトルナイザーを振るって来る。レッドキングはそれを掴んでレイバトスにパンチを浴びせてダメージを与え岩を投げ飛ばしたがレイバトスはこれを叩き落としてベリアルジェノサンダーを発射した。
「うわああああ!!!」
レッドキングが吹っ飛ばされて土に着いた。
「く!」
エレキングが剣を振るいレイバトスはナイザーで弾いていく。ナイザーから光弾が発射されると盾で吸収して光線を発射させるがレイバトスはナイザーを回転させて飛び掛かり蹴りを振るってエレキングを吹っ飛ばした。
ゼットンが出てレイバトスの攻撃をかわしてキックを浴びせたがベリアルジェノサンダーをまとったギガバトルナイザーを腹部に食らい膝を付いてしまう。
「ゼットーーーーン!」
レッドキングがジャンプしてヴォルカニックインパクトに出たがレイバトスは姿を消してしまった。
「消えた?」
エレキング、ゼットンがレッドキングに集まった。
「ふっふっふっふ、今日の所はここで退いてやる。だが私は必ずこの世界を我が物にするぞ・・・」
レイバトスの声が聞こえて来る。そのメッセージを最後に声は途切れた。
「くそう、逃げられたか・・・」
「見くびっていたわ、奴の力は私達と同等かそれ以上ね・・・」
「今の俺達じゃあ、あいつには勝てない・・・!」
「・・・・・・」
ゼットンが何かを伝えようとレッドキングと目を合わせた。
「ああ、解ってるさ、いよいよあいつの力が必要になって来たみてえだな・・・」
その頃、人間界では、
「うふふ、可愛い寝顔ですわ・・・」
「すやすや寝息を立ててるのが可愛い・・・」
「まるで天使のようですね」
マガタの家でマガバッサー、ウインダム、ミクラス達が主人の少年の寝顔を覗いていた。愛くるしい小動物のような美少年はベッドの上で安心感に満ちた穏やかな眠りに付いていた。
「ああ、可愛い・・・」
「もうちょっと寝ててね、まだあんたの寝顔を見ていたいから」
ギャラクトロンやザンドリアスもうっとりとした顔で少年の寝顔を見ていた。
「おはよ〜、マガタく〜ん、あら、まだ寝てたの〜ん?」
マガジャッパがドアを開けて部屋に入って来た。
「じゃあお姉さんがおはようのキッスを〜ん」
口をすぼめてキスをしようとして来た。
「何をする貴様!」
ギャラクトロンが激怒した顔でマガジャッパをビンタした。
「いや〜ん、マガタくんにキスしようとしただけなのに〜ん!」
「駄目だ!貴様の測定不能な臭い匂いで主様が死んだらどう責を取る!」
「そんなことないわよ〜ん、マガタくんはあたしの匂いは平気なの〜ん!」
「全力で阻止する!貴様を消し炭にしてでも絶対に止めてみせるぞ!さあ来い、相手になってやる!」
「やだ〜ん、この人怖い〜ん!」
戦闘モードになるギャラクトロンにマガジャッパが怯え出してしまう。マガバッサー達がギャラクトロンを抑えていると、
「う、ううん・・・」
主人である少年が目を覚ました。
「おはよう、皆・・・」
「「「「「「「可愛い・・・!」」」」」」」
天使のような笑顔で朝の挨拶をする少年に怪獣達はメロメロになってしまう。
「何してるの?」
「え、あ〜いや、何でもないのよ、ちょっと組体操をしていただけでね、はは・・・」
ミクラスが慌てた口調で騒動になるのを止めていたことを組体操と言ってごまかした。
「おはよ〜、マガタく〜ん!」
隙ありとマガジャッパがキスしてきた。ギャラクトロンが激昂して襲いかかろうとしたのは言うまでもないことだった・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.106 )
- 日時: 2017/11/26 14:40
- 名前: たくと七星
「今日のお買いもの、楽しかったですね。マガタ様」
「うん」
朝の一騒動があったもののその後は何気ない日常だった。マガバッサーと二人で買い物に出かけて夕飯を買って家路に付く所だった。
「今日の夕飯は何にする?」
「そうですわね、では、里芋の煮付けに切り干し大根、浅漬けの盛り付けはいかがでしょうか?」
「野菜が多いね・・・」
肉料理は苦手なマガバッサーだけあって作る料理は野菜全般だった。冷や汗をかいて苦笑いするマガタだったが、そんな日常に慣れてしまっていた。そのまま普通の日常になる。そう思っていたが、
「あれ?」
目の前で大きな人だかりが出来ているのが見えた。学生や少し怪しい青年達が何かを囲んでいるようだ。
「何だろう、マガバッサー?」
「少し見てきますわね」
魔王獣の姿になると羽ばたいて上空から何が起きているのかを見下ろした。
「まあ、あれは・・・!」
そこでマガバッサーが見たのは、人間達に興味津々に囲まれている二体の怪獣達だった。
「ねえ君、もしかして噂の怪獣さんかな?」
「良かったら俺達と遊ばない?」
危ない感じのする青年達が二人のか弱さのある怪獣達に声をかけて近寄ってくる。
「あの、ごめんなさい・・・、私達、大切な用事があるんです・・・」
「パ、パム〜・・・」
小動物のような羽根を生やして眼鏡をかけた珍獣が怯えて赤いツインテールをした白と黒が混じった手足をした怪獣に抱き着いた。人だかりが面白半分に迫って来る。
「大変です、変な人達に怪獣達がちょっかいをかけられています!」
「え、じゃあ何とかしなきゃ!」
怪獣リングを取り出すとマガジャッパのカードを読み込ませた。
「セット完了、マガジャッパ、召喚!」
リングからマガジャッパが登場した。
「はあ〜い、マガタく〜ん、呼んだかしら〜ん」
「マガジャッパさん、怪獣達があの人達に襲われてるんだ、傷付けないように助けてあげて!」
「それならお安いごようよ〜ん!」
マガジャッパはマガ臭気を飛ばして二匹を囲んでいる人達を気絶させた。
「げほ、げほ、臭い〜、この臭い・・・」
「パム〜・・・」
二匹の怪獣達もその臭いに参ってしまっていた。
「さあ、早く!」
「え?!」
マガタが二匹の怪獣達の手を掴んでその場を急いで放れていった。
「はあ、はあ、ここまでくれば大丈夫だよね・・・」
「はい、あの人間達も追ってこないと思います」
公園まで来て一安心したマガタ達。
「もう大丈夫だよ」
「ええ、助かったわ、ありがとう。君って優しいんだね・・・」
「え、いや、そうでもないよ・・・」
「パム?」
「どうしたの、ハネジロー?」
珍獣がその名前を言ったハネジローと言う小さな怪獣はマガタをつぶさに見て怪獣リングを持っていることに気付いた。
「パム、パムパム!」
ハネジローは羽ばたいて少年が持っているリングを指差した。
「それは、怪獣リング?!」
友好珍獣が怪獣リングを見て驚いた。そして希望に満ちたように笑顔になる。
「ど、どうしたの?」
「君なんだね、人間と怪獣の絆の橋渡しになっている少年なのは、ああ、会えてよかったわ!私はピグモン、ある怪獣の頼みでね、君のことを探していたの!」
「僕を?」
「マガタ様を探していたとは、何かの目的があるのでしょうか?」
「うん、でもここじゃあれだよね、そうだ、君のおうちで話をしてもいいかな?」
ピグモンにお願いされてマガタ達は家へと案内することにした。
「ピ、ピグモンちゃん?!」
「どうしてマガタさんと一緒に?」
ピグモンが家に来たことにカプセル組は驚いていた。マガタの怪獣達皆が揃っていて、ハネジローはリトラと飛び回っていた。
「マガタくん、アギアギやミクミク達も仲間にしてたんだ」
「アギラさん達を知ってるの?」
「ええ、彼女達は人間界に来る前に私達の所にいたの」
「そうなんだ・・・」
「それで、どうしてマガタくんの元に?」
アギラが聞くとピグモンは周りにいる怪獣達を見て言った。
「これから話すのはとても重大なことなの、マガタくんもいいかな?」
「うん」
「じゃあ話すね、実は私達の暮らす怪獣界が、大変なことになってるの・・・」
「怪獣界が?!」
ミクラスが飛び上がって驚いた。
「それは一体、どう言うことなのですか?」
ウインダムが眼鏡を掛け直して聞いてくる。
「それはね、ある存在が怪獣界に暗躍していてね、このままにしておけばこの人間の世界も蹂躙されてしまうかもしれないの・・・」
「その存在は、誰なのですか?」
「それは、まだここでは言えない、けれどこれだけは言えるの。その存在は全ての怪獣達を操り従えるほどの強力な力を持っている・・・とても危険な存在・・・」
「もしや・・・」
「マガタ様・・・」
「うん」
ギャラクトロンとマガバッサーが言うと少年は頷いた。ピグモンが言う存在、それは奴しかいない。
「怪獣界を何とか助けたい、そこで私とハネジローがマガタくん、君を探すために人間界へやって来たの、だからね、私とハネジローと一緒に怪獣界に来て欲しいの」
「じゃあ、その怪獣界に行けばいいんだね?」
マガタが言うとピグモンはしっかり頷いた。
「だが待て、その怪獣界にどうやって行けばよいのだ?」
ギャラクトロンが怪獣界への行き方について聞いてきた。
「そう言えばそうだね、別の世界へ行くとなるとどう行けばいいのかねえ?」
マガグランドキングもどうすれば怪獣界へ行けるのか考える。
「あ、そう言えばマガグランドキングさんとギャラクトロンさんは怪獣界出身じゃ無かったね」
「ノープロブレム、難しい問題じゃないゴモ!」
アギラとゴモラが簡単なことだと言った。首をかしげるマガタにピグモンとカプセル組、ゴモラとザンドリアスが目配せをした・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.107 )
- 日時: 2017/11/26 15:19
- 名前: たくと七星
「ここって、星川神社だよね・・・」
「ええ、私とマガタ様が初めて会った思い出の場所ですね」
ピグモン達に連れられた場所、そこは今は古びている星川神社だった。
「私とハネジローはね、この神社からやって来たんだよ」
「だが、何もない朽ち果てた社だぞ?」
ギャラクトロンが言うとピグモンが重要なものがあるといった。
「神社の中にご神体の鏡があってね、その鏡は様々な次元の世界に通じているの」
「そう言えば・・・」
マガタは思い出した。ゴモラに出会った時、彼女は鏡の力でこの人間界を訪れたことを。
「取り敢えず、中に入ろう」
ピグモンに連れられて神社の境内に入っていった。境内はすっかり朽ち果てていて木の板もはがれていた箇所がある。その奥に異世界へと通じるとされる鏡があった。
「もしかしてあの鏡が?」
「そう、ゴモラちゃんも皆もこの鏡からやって来たゴモ!」
「この鏡はね星川神社のご神体なの、鏡に宿る不思議な力で私とハネジローはこの世界にやって来たんだよ」
「そうなんだ」
「でも、どうやって怪獣界に行くのですか?」
「それなら大丈夫、鏡の前に立っていればいいだけだよ」
ミクラスに言われてマガタとマガバッサー、連れて来たギャラクトロンとローラン、リトラ、ゴモラ、カプセル組、ザンドリアス、ピグモン、ハネジローが鏡の前に立つ、すると鏡から不思議な光が発せられて少年の視界を覆っていった。
「あれ、ここは?」
少年が目を開けるとそこはある列車の客室だった。
「気が付いた、マガタくん?」
「あ、ピグモンちゃん?!ここは?」
「ここは怪獣界へ繋がる列車だよ。さあ、おいで」
ピグモンに言われて座席へと案内された。
「あ、マガタくん!」
「お待ちしていましたわ、マガタ様」
座席に座っているマガバッサーとミクラス達が手を振っていた。
「マガバッサー、皆!」
「さあ、私の隣へどうぞ・・・」
マガバッサーが手招きをして少年は彼女の隣に座った。ザンドリアスとギャラクトロンが悔しそうに歯ぎしりをしてローランが宥めていた。リトラとハネジローは相変わらず客室の中を飛び回っている。
「怪獣界かあ、あそこへ戻るのもどのくらい立つんだろう・・・」
「そうですね、私達が一人前になって旅立ちをしてから随分経つと思います」
「マガタくんもきっと好きになると思うよ」
「うん、楽しみだね」
怪獣界へ行くことに思いをはせているとアナウンスが流れて来た。
『ご乗車いただき誠にありがとうございます。本日は怪獣界行きの列車となります。長旅をお楽しみください・・・』
アナウンスが終わると、ドロンと煙を立てて一体のロボットのような怪獣が現れた。
「うわ、びっくりした」
「マガタくん、あの子はこの列車の操縦士さんなの」
「はい、ご乗車いただき感謝いたします。自分は異次元列車と申します。おお、貴方は噂の少年ですね。初の乗車記念としてこちらを進呈いたします!」
手をかざして自分のカードをマガタに渡した。
「これって君のカード?」
「はい、何かありましたらご自由にお使いください、すぐにすっ飛んで行きますので!」
そう言って異次元列車はビシッと敬礼した。
「ようこそ皆様、列車へのご乗車ありがとうございます、皆様の怪獣界へのご案内は私バキシムが担当します、どうぞよろしくお願いしますね」
割れた空間のような傘を持ったバキシムがガイドを務め、怪獣界へと向かう列車がスタートした・・・。
続く・・・。
- Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.108 )
- 日時: 2017/11/29 11:45
- 名前: たくと七星
「思い出しちゃうなあ、あの世界で先輩にお世話になったことを・・・」
心地よく揺れる列車の中でミクラスが怪獣界にいたことを思い出していた。ある強く、厳しくも優しい怪獣と共に刻んだ思い出の日々が脳裏によぎっていた。
「先輩ってどんな人なの?」
「それは力強くてカッコ良くて、逞しくて凛々しくて尊敬しちゃう人、レッドキング先輩」
「レッドキングさん・・・?!」
少年はレッドキングのことを思い出した。ミクラス達を鍛えていたことは彼女から聞かされていた。
「なあに、思い出したような顔をして?」
ザンドリアスがマガタの顔を覗き込んだ。
「マガタくん、レッドキングさんのこと、知ってるの?」
「い、いやあ、僕はまだ会ったことはないよ、はは・・・」
アギラが聞くと少年は約束を思い出して冷や汗をかいてごまかそうとした。
「作り笑顔してる・・・、やっぱり何か隠してるんでしょ」
「ええ、本当に僕は何も・・・」
「おいよせ、主様が困っているではないか」
ギャラクトロンが仲裁に入ってその場は何とかおさまった。
『ただ今、列車は望み石の海岸に到着しました。御降りの方は忘れ物のないようお願いします』
丁度、列車のアナウンスが流れて来て列車が一時停止をした。
「えー、ただ今列車は望み石の海岸に来ております。初めて怪獣界にこられるマガタ様のために私、バキシムが案内いたします」
眩しい笑顔でバキシムは列車を降りて、マガタ達を海岸に案内した。
「うわあ、綺麗だ・・・」
「僕達も初めて来るけど、とても美しいね」
人間界の海とは違い、望み石の海岸の海は瑠璃色の輝いていた。空は夜空のように青黒くそれが瑠璃色の海の美しさを際立たせていた。
「うわあ、透き通ってて綺麗・・・」
ミクラスが海を掬ってその水を見つめた。
「海も美しいのですが、皆様の足元にある石もご覧ください」
バキシムが言うと足元には黒い石が敷き詰められていた。マガタがこれを拾ってバキシムに聞いた。
「この石に何かあるの?」
「はい、その石にイメージを浮かべると、浮かんだものが実体化するのです」
「そうなんだ」
「ええ、それは初めて聞いた!」
ミクラスが初耳だとビックリしていた。
「マガタくん、何かイメージしてみる?」
「じゃあ、僕は・・・」
何かを思い浮かべてマガタは石をポンと上に投げた。すると、石がカラス天狗のような怪獣に姿を変えた。
「マガタ様、あれは何ですか?」
「化学特捜隊ベムラーに出てくる正義の怪獣、ベムラーなんだ。今、テレビで放送されてて人気のヒーローなんだよ」
「ベムラーさんと同じ名前だね」
アギラがベムラーをつぶさに観察して言った。
「でも、とてもいい怪獣には見えないんだけど・・・」
「まあ、外見で判断してはいけないといいますし・・・」
ザンドリアスの言うとおり、その怪獣はとても正義の味方とは言えない容姿をしていた。ウインダムが見た目が全てじゃないとザンドリアスの肩を叩いた。
「そうだ、ウインちゃんも何かイメージしてみたら?」
ミクラスが言うとウインダムも何かを思い浮かべた。
「そうですね、私だったら・・・」
そう言って石を投げると石はイケメンな青年に姿を変えた。
「ほわああああ!おまピトの諏訪さーーーーーん!!!!」
「え?!ウインさん?」
発狂しているウインダムにアギラや他の怪獣達は呆然としていた。ただ一人マガタだけはポカンとしていたが。
「サインくださーーーーい!!!」
抱き着こうとするウインダムだがその諏訪と言う青年は姿が消えて元の石に戻ってしまった。
「ええ、このように頭で念じたものが形になるのですが考えるのを止めると消えてしまうのです」
バキシムがそう説明した。
「う、うううううう〜・・・」
気持ちが沈んでうるうる涙を流すウインダムをアギラとミクラスが慰めたのだった・・・。
駅に戻ってマガタ達は列車の旅を続けた。
「うう、早くおまピト読みたい・・・」
ウインダムは相変わらずショックを隠せないでいた。
「ウインさん、落ち込まないで・・・」
「ねえ、おまピトってなあに?」
「え、ああ、その、まだマガタくんは知らなくていいんだよ、はは・・・」
「そうそう、ただのスポーツ漫画だから(さすがにこの子の前では言えない、ああ言うのは・・・)」
『間もなく、列車は疑似空間の森に到着します』
アナウンスが流れて来た。
「疑似空間の森?」
「ただいま、その森に付きましたので私が案内致しまーす」
列車が駅に止まり一行は疑似空間の森に入っていった・・・。
続く・・・。
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