官能小説(オリジナル18禁小説)

ウルトラ怪獣擬人化オーブ
日時: 2017/04/30 15:04
名前: たくと七星

 皆さん、またお会いします、たくと七星です。今回もこのサイトで新しい小説を書いていきたいと思います。これから書く物語は私も大好きなウルトラシリーズ、その怪獣をメインにしたお話です。

<大まかな概要>
 舞台は現在放送されている新作のウルトラマン、「ウルトラマンオーブ」(2016年12月に放送終了)の世界観、復活した魔王獣や怪獣が倒されてから数年、数十年、数百年なのかは置いとくとして、オーブのその後のストーリーとして描きます。そこでは怪獣達が擬人化して人間社会に溶け込んでいて、または自然で暮らしていたりするものもいて、ひょんなことから主人公が魔王獣の封印を解いてしまい、その魔王獣からある物を渡されて、人と怪獣の絆の架け橋となって自分だけのハーレム・・・ではなく、怪獣軍団を作っていくと言うストーリーにしてみたいと思っています。
 ウルトラシリーズのファンも見ていただけたらなと言う淡い期待を持ちつつも書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

<登場人物紹介>

・王武マガタ
 本作の主人公。おとなしくて控えめな優しい少年。ある時、不思議な声に導かれてある神社に足を運び、そこで魔王獣の封印を解いてしまう。

・マガバッサー
 かつて突風を巻き起こして人々を恐怖に陥れた風ノ魔王獣。マガタが封印を解いたことで現世に蘇ってしまう。マガタが最初に手にすることになる怪獣。魔王獣だが、かつて恐れられていた恐ろしさは控えめになっており、むしろマガタに怪獣の知識を与えたり、サポートしたりと献身的で優しい性格になっている。額にはマガクリスタル、鳥の皮膚の手先足先、羽をはやしているが、胸や秘所をギリギリ隠した際どい裸に近い格好をしている。魔王獣であるがベジタリアンで野菜と果物が好物。肉や魚は生ものが血の色をしていて怖いと言うことで苦手である。そのため野菜と果物の料理しか作れない。イメージは妖鳥シレーヌとウルトラマンコスモスのリドリアス(性格面)


・江戸川アキコ
 マガタの友達の女の子。竹中淳と西条一平と常に一緒にいる明るく行動的な性格。一人ぼっちなマガタを心配したりかばってあげたりとお姉さん的な面が強い。名前は「ウルトラQ」の江戸川由利子と「ウルトラマン」のフジアキコ隊員から。


・竹中淳
 アキコ、一平と行動している、子供ながらも冷静で知識のある少年。面倒見のある性格で一平からは兄のように慕われていて、マガタのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の万城目淳と「ウルトラセブン」のタケナカ参謀から。


・西条一平
 アキコ、淳と常に一緒な明るくひょうきんな少年。愛嬌があって気の優しい性格で淳のことを兄のように慕い、アキコのことも気にかけている。名前は「ウルトラQ」の戸川一平と一平を演じた役者さんの名字から。


・嵐シゲル
 マガタのクラスメートの一人。子供とは思えない力自慢で義理人情に熱い。名前は「ウルトラマン」のアラシ隊員と「ウルトラセブン」のフルハシ隊員の本名、シゲルから。


・伊達ミツヒロ
 マガタのクラスメートの一人。シゲルと常に一緒にいる明るく陽気でおっちょこちょいな少年。名前は「ウルトラマン」のイデ隊員の本名、ミツヒロと「ウルトラマンマックス」のダテ博士から。

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Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.69 )
日時: 2017/06/29 21:16
名前: たくと七星

 しばらく抱き合って寝ていると、ドアがかすかに開く音がした。少年を抱いているベムラーは誰が入ったのかすぐに理解した。
「ブルトン、そこにいるんでしょ・・・、いらっしゃい・・・」
 優しい、穏やかな口調でベムラーが言うと、小柄の異次元怪獣は緊張した面持ちで入って、背丈より高いベッドを登ってシーツの上にハイハイしてベムラーの顔を覗いた。
「ふふ・・・、どうしたの。リンゴみたいに赤くなって・・・」
「ブル、ブル・・・」
 母親のような優しい眼差しをする主人にブルトンは、小さくか細い声で何かを伝えようとしていた。ベムラーには何を思っているのか解った。
「言わなくても解るわ、貴方も、この子としたいんでしょう・・・?」
 ベムラーが言うとブルトンは静かに頷いた。
「マガタくん、ちょっといいかしら?」
「うん?なに・・・」
 少年を起こすとベムラーはブルトンを仰向けにして両手を抑えた。
「ブ、ブル・・・?!」
 突然両手を抑えられてブルトンは不安になった。少年もウサギのような瞳をする不安に満ちた顔をした異次元怪獣を見て心配になった。
「ねえ、この子怖がってないかな・・・」
「大丈夫よ・・・、誰だって最初は不安ですもの。マガタくん、いいかしら・・・?」
 ベムラーはブルトンが履いているブルマを脱がした。ブルトンは恥ずかしがって足を閉じた。
「ブルトン、ダメよ。開いて・・・」
 主人の宇宙怪獣はそれを許さなかった。怖がらないよう優しく囁き、ブルトンは主人が言うならと恥ずかしさで一杯になりながらも両足を開く。
「この子にも私と同じことをしてあげて・・・」
「え、でも・・・」
「大丈夫よ、この子も貴方に心を開いている。きっと私のようにもっと好きになってくれる・・・。まずは、この子の、ここを・・・舐めて、あげて・・・」
「う、うん・・・」
 誘惑のような甘い言葉に導かれるように少年は両手を拘束されて動けない異次元怪獣の秘所に口付けをしてその場所を舐め始めた。
「ブル!ブル!」
 電気が走ったように体がビクビクする。ブルトンの目に涙が浮かぶ。
「怖がらないの、貴方に良くしてあげてるのだから・・・」
 主人の言葉がせめてもの救いだった。少年の愛撫にブルトンは怯えるように泣いていたが、少年は優しく扱ってやると、ブルトンもその変化に気付いた。
「ブル・・・ブル・・・(あれ、何でだろう・・・、あの時はすごく嫌だったのに・・・この子だとそんな感じがしない・・・、すごく・・・優しい・・・)」
 魚人の時は無理やりさせられていて愛情が全く感じられなかったが、今はその嫌悪感が不思議と感じられなかった。少年の優しい気遣うような愛撫にどこか心が安心するような気持ちになる。
「ふふ、感じてるのね、可愛いわよ、でもそろそろ・・・」
 ベムラーは拘束を解くとマガタにそろそろしてあげて、と耳元で囁いた。
「この子に、してあげて・・・」
「うん・・・」
 少年は異次元怪獣にかぶさると自分の性器をその怪獣の秘所に擦りつけた。ブルトンは今からされてしまうことを理解し、期待と不安で胸が潰されそうになった。そして・・・、
「クウ、ブル・・・ブル!!!」
 少年の性器が異次元怪獣の秘所に挿入される。ブルトンは目が魚のように泳いで口を開け閉めさせていた。
「ブル・・・ブル・・・?(い、痛い、でも、不思議と温かい・・・すごく優しく包んでくれてる・・・)」
 結合していると、一緒になれている。安心できる、守られてる、不思議とプラスな気持ちになっていた。少年は腰をゆっくりと動かして優しく性交をするとブルトンも温かい感触に安心感を覚えていた。
「ブル・・・ブル・・・」
 少年がくれる快感にブルトンは頬を赤くして悶えていた。
「まあ、ブルトン、こんなにも可愛い顔をしちゃって、リンゴみたいだわ。ちゅ・・・」
 ベムラーはブルトンに顔を向けると彼女に暑い口付けをした。舌を差し込み、唾液を混ぜ合う濃厚なキス。口を放すとブルトンは少年に手を伸ばした。
「ブル・・・」
「うん、解るよ・・・」
 ブルトンの気持ちを察して少年はブルトンに軽く触れる優しいキスをした。少年の愛情のこもったキスを感じながらブルトンは両手で少年の背中に抱きつき体をくっつける。ふくよかで柔らかい感触が少年に伝わってくる。口を放すとブルトンは感謝しているような可愛い穏やかな顔をしてマガタを見ているのだった。
「ブル・・・(君の優しさ、伝わるよ・・・、大好き・・・)」

続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.70 )
日時: 2017/07/08 21:18
名前: たくと七星

 まぐわりが終わり、ブルトンは嬉しそうに頬を赤くしていた。ベッドに腰をかけて少年と宇宙怪獣が座っている。
「私は、かつては人間だったのかもしれない・・・」
「人間?」
「ええ、遠い昔の記憶が、私の頭に流れてくることがあるの・・・。懐かしくて、辛いこともあったけど、とても温かくて楽しかった。あのイメージは私にその記憶を呼び起こしてくれるために流れたのかもしれない・・・」
「そうなんだ・・・」
「そのお陰で貴方と解り合えた。けれど全ての人間を許したわけじゃない、でも、貴方なら信じてもいいわ・・・」
「僕を信じてくれるんだ。でも、いつかたくさんの人達と仲良くなれるって、僕、信じてるよ」
「ありがとう、マガタくん・・・」
 宇宙怪獣は両手に光を集めて出て来たカードを少年に渡した。
「これは・・・?」
「私のカードよ。これで私は、貴方の怪獣になったわ。さあ、ブルトン、貴方も渡してあげて・・・」
「ブル」
 小柄な異次元怪獣も少年に自分のカードを渡した。
「ねえ、もう少し、ここでゆっくりしていく・・・?」
 甘い声でベムラーが囁いた。少年が困っていると、
「あれ?」
 ホルダーの中にあるカードが光っていることに気付く。取り出すとアギラのカードが光っていた。
「アギラさん?」
『マガタくん、マガタくん、聞こえる・・・?!』
 カードからアギラの声が聞こえて来た。
「どうしたの?」
『このバカ!!!今どこにいるのよ!こっちは大変なことになってるのよ!!!』
 ザンドリアスのカードから彼女の凄まじい怒号が響いて来た。どうやら何かしらの大事件が起こっているようである。
「あの、何があったの?」
「マガタ様!」
「どうしたってんだい!」
 マガバッサーやマガグランドキング等仲間の怪獣達が走り出した。一体何があったのか・・・、


 その頃、降星公園では・・・、
 アギラ達が黒雲と共に現れた謎の敵と戦っていた。だがその敵は凄まじく強く、目からレーザーを放ってアギラ達を吹っ飛ばした。
「きゃああああああ!」
「いやあああああああ!」
 アギラ、ウインダム、ミクラス、ザンドリアス、ホー、ケルビム、ベムスター、バルは吹っ飛ばされて、地面に衝突した。
「ああ、アギラさん達が・・・!」
「あのロボット、強い・・・!」
 隠れていたアキコと一平達はその相手の強さに愕然としていた。彼女達の前に立ちはだかっていたのは、白く純白のボディ、右腕のロケットパンチのアーム、左腕のブレード、後頭部に伸びるのは髪ではなく相手を掴むシャフトである。
「何故、私は蘇った?まあいい、これでこの堕落と残虐と差別に満ちたこの世界をリセットできるのだから。かつて私を辱めたあの巨人もいないとなれば邪魔するものは何もいない!」
 そのロボットはアームを伸ばしてザンドリアスを捕まえた。
「きゃああああああ!放して!」
 悲鳴をあげるザンドリアスを無視してロボットは左腕のブレードを回転させて刃先を突き付けた。
「まさか!!!」
 ミクラスはすぐに予想した。
「やめて!そんなことしたらザンドリアスちゃんが死んじゃう!!!」
 バルが泣きながら叫ぶがロボットは聞こうとしない。
「まずは強大な力を持つ怪獣達をリセットせねば・・・」
「いや!いや!いやあああああああ!助けて、助けて!おかあさあああああああああああああん!」
 泣きじゃくるザンドリアスに、無情にもブレードが突き付けられる。その時だった。
「たあああああああああっ!」
 上空から青く美しい風ノ魔王獣が流星キックを放って白いロボットを吹き飛ばしてザンドリアスを開放した。
「きゃあああああ!あれ・・・?」
 落ちたザンドリアスは誰かが抱きかかえてくれたことに気付いた。それは、主人の少年だった。
「助けに来たよ・・・」
「あ、こ、バカ!!!来るのが遅いのよ!!!」
 ザンドリアスは少年の頭をゴツンと叩いた。
「痛!何で・・・?」
「もうちょっと早く来てくれたっていいじゃない!凄く恐かったんだから・・・、でも、ありがとう、マ、マガ・・・」
「このーーーーーっ!」
 肝心の主人の名前を言おうとした時、ロボットがレーザーを飛ばして来た。
「わわ、来た!」
 ザンドリアスが慌てると、
「ブル!」
 異次元からブルトンが出現して不思議な念力でレーザーを抑えてこれを反射させた。
「ぐは!」
 自分の放ったレーザーを反射されてロボットは吹っ飛ばされた。
「おのれ!邪魔をするな!」
 起き上がってアームからビームを飛ばそうとした。
「ハイパーペイル熱戦!!!」
 そこへ空中から熱戦が飛んで来た。ロボットはその爆風に巻き込まれて怯んだのだった。そして熱戦を飛ばしたその怪獣が地面に音を立てて着地した。
 黒いスーツに怪獣の鋭い手先と足先青髪の上に生えた青い角を生やした美しく妖艶な宇宙怪獣。
「ふん、この子との一時をこんなガタイのあるポンコツに邪魔されるなんて・・・」
「ブル!」
 宇宙怪獣が不機嫌そうに髪を撫でると異次元怪獣がその通りだと言った。
「ああ、あの怪獣って・・・!」
 アキコは戦慄する。今、現れた怪獣はかつて自分達に襲いかかって来たベムラーだったからだ。
「うわわ、何であいつが?!」
「まさか、第三勢力が・・・?!」
 ミクラスとウインダムは新たな敵が来たのか、と不安になった。
「げげげーーーーーっ、よりによって何でこいつが?!!」 
 ザンドリアスはひどく驚愕していて腰砕けになってしまった。
「何しに来たの・・・?」
 アギラが戦いに出ようとすると、ベムスターがこれを止めた。
「まあ待ちなって、どうも敵と言う訳でもなさそうだよ」
「え・・・?」
「もしかして、マガタくん・・・」
 ホーは察知した。マガタはベムラーと解り合うために竜ヶ森に向かった。もしかしたら、
「アタイ達も来たよ!」
 ようやくマガグランドキング、マガジャッパ、ゴモラ、ローラン、シェパードン、リトラ達もやって来た。
「皆、大丈夫?!」
「ローランさん、あたし達もうボロボロ・・・」
 ローランが心配するとバルがメソメソ泣いて言った。
「でも、もう安心よ。さあ、元気にさせてあげる・・・」
 シェパードンは光を放ってアギラ、ウインダム、ミクラス、ザンドリアス、ベムスター、ケルビム、バルを回復させてあげた。
「ありがとう、シェパードンさん」
「力がみなぎってきた!」
 アギラ、ミクラス達は元気を取り戻した。
「皆、何があったの?」
 少年が言うと、友達のアキコ達が来て説明した。
「マガタくん、君がいない間に、空が曇ってきてそしたらあのロボットが・・・」
 アキコが指を指す先にそのロボット、シビルジャッジメンターがいた。
「あのロボットは、誰?」
「マガタ様、このポンコ・・・じゃない、このロボットはシビルジャッジメンター、ギャラクトロン。全ての生命をリセットしようとする恐るべきメカです」
「こいつ、突然現れて、この世界をリセットするなんて言い出して・・・」
「リセット・・・?」
「そうだよ、食物連鎖が残酷とかどうとか言ってることが滅茶苦茶で訳わかんないの!」
 アギラとミクラスがロボット、ギャラくトロンの事を話すと、
「滅茶苦茶か、だから君達はいつまでたっても進歩しないのだ。自分達の非道な振る舞いを気付こうともせず平然と開き直る・・・」
 ギャラクトロンが起き上がって話し出した。
「この世界では繰り返されることなく不当な差別や残虐な行為が繰り返されている。もはやこの世界は修復不可能なくらいに腐っている、その上他者の命を奪うと言う食物連鎖で成り立っている、すなわち、命を奪い合う生態系は消さなければならないのだ」

続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.71 )
日時: 2017/07/02 15:11
名前: たくと七星

「あ、あの・・・」
「言ってることがよく解りませんが・・・・」
 マガタ、マガバッサー、他の怪獣達とアキコ達はギャラクトロンの言っていることに何のことだと呆れていた。
「ふん、そうやって耳を塞ぐか、いかにも都合の悪いことにはそうやってその場しのぎのことをするのだな。この世界は君達の都合で成り立っているのではない。自分達の愚かさに気付かず、別のやり方を考えないとは・・・・」
 勝ち誇ってドヤ顔をするシビルジャッジメンターに少年はムッとしたのかこんなことを言ってきた。
「そんなことはない!」
「マガタ様?」
「この星の生き物は皆助け合っているんだ。だってシマウマが増えすぎて草が食べ尽くされたら、シマウマの食べる草がなくなるし、酸素が取れなくなって皆死んじゃうよ!だからライオンがそのシマウマを減らして、そのライオンが死んで大地に帰って草村が出来てシマウマが育つ、どれかが欠けたら全部の命が無くなっちゃうんだ、この世界は皆が支えあって成り立っているんだ」
「支えあっている?」
 少年はしっかりと頷いたが、
「ふふ、君達の低脳ぶりには呆れるよ。いかにも自分達の行いを美談化させて正当化させようとする汚いやり口だ。それを言い訳というのだ。愚か者め」
「じゃあ聞くけど、ギャラクトロンさんは生物の命を奪い合わないで生きていける方法を知ってるの?」
「・・・・・・え?」
 少年が言った真っ当な話にギャラクトロンは困り顔になる。予期してなかった言葉にどう答えていいか解らない。赤面してその場しのぎに音楽を流す。
「マガタ様は真剣に話を聞いているのです。答えてください!」
「・・・・・・・」
「まさか、答えられないなんて、言わないよね・・・?」
「ちょっと、うんとかすんとか言いなさいよ!」
 マガバッサー、アギラ、ミクラスが言うもギャラクトロンは黙ったままだった。
「おいおい、あれだけ好き勝手に言っといてマガタの話には真剣に向き合わないのかい?」
「やだわ〜ん、そんなのださいじゃない〜ん、カッコ悪いったらありゃしないわ〜ん!」
「全く、おつむの小さいポンコツね」
 マガグランドキング、マガジャッパ、ベムラーの言葉がグサリと来た。他の怪獣達も笑い出す。
「だ、黙れえ!!!!!!!」
 ギャラクトロンの怒号が響いた。
「何だい、逆ギレかい?」
 マガグランドキングは冷ややかに笑った。
「話は終わりだ、この世界を消してやる!」
「マガタ様の話はどうするのですか!」
「うるさい!貴様らといくら話しても時間の無駄だ!絶対にリセットしてやる!」
「だって、どうする、マガタ?」
「この世界をリセットするなんて無理やりすぎるよ、そんなこと、絶対にさせない!」
「はい、私達が全力で迎え撃ちます!」
 マガバッサー、マガグランドキング、そして仲間の怪獣達がギャラクトロンに向けて走り出した・・・。

続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.72 )
日時: 2018/02/18 15:06
名前: たくと七星

「行くよ、皆!」
「はい!」
 ギャラクトロンがアームからビームを飛ばして来た。マガバッサーとベムラーが前転してこれをかわし、後ろ蹴りを見舞った。
「行くよ!」
「えええい!」
 そこへマガグランドキングとマガジャッパが尻尾を振るって攻撃した。
「もう一度ですよ!」
「はい、お姉様!」
 マガバッサーとマガジャッパがパンチをしてギャラクトロンを攻撃した。
「忘れちゃ困るよ!」
「たあああああ!」
 シェパードンとゴモラが尻尾を振るって追撃をした。
「ねえねえ何だかあたし達、息があっていいんじゃない〜ん」
「じゃあ次はどう出るか解るな!」
 マガグランドキングがマガ閃光、マガジャッパはマガ水流、ゴモラが超振動波を一斉に放ってギャラクトロンを攻撃した。ギャラくトロンは吹っ飛ばされて地面に叩きつけられる。
「己、調子付くのもそこまでだ!」
 ギャラクトロンはアームから再びレーザーを発射した。更にロケットパンチの如くアームを飛ばしてレーザーを飛ばし続ける。
「危ない!」
「ブル!」
 ブルトンが前に出てバリヤーを張ってマガバッサー達からレーザーを防いだ。
「何、ちょこざいな!」
「ブル〜っ!」
 異次元怪獣は念力を飛ばすと、アームから出るレーザーを停止させる。
「く、おのれ!」
 ギャラクトロンは気張ってレーザーを飛ばそうとするもブルトン更に念じてアームの機動を止めた。魔法陣が消えた瞬間、ミクラスが前に出てアームを掴み、ギャラクトロンに投げ飛ばした。アームはぶつかり地面に落ちて大破した。
「あ、しまった!!!」
 ギャラクトロンが動揺している隙にマガタはカードを取り出した。
「ウインダムさん、行くよ!」
「はい!」
 マガタは怪獣リングを起動させた。
「パンドンさん!」
『パンドン!』
「ブラックエンドさん!」
『ブラックエンド!』
「真っ赤な炎をウインダムさんにお貸しください!」
『フュージョンアップ!』
 パンドンとブラックエンドがウインダムにフュージョンした。
『フュージョン完了、ファイヤーウインダム!』
「たあああああ!!!」
 ファイヤーウインダムは飛び上がって大破したアームに気を取られているギャラクトロンの背後からシャフトを掴んで来た。
「うおらああああ、これは今までのお返しです!」
「い、痛い痛い痛い痛い!やめて!引っ張らないで!」
 先程の威勢の良さのないあられの無い声を上げるロボットにファイヤーウインダムは更に引っ張る力を強くする。
「待って!そんなに引っ張ったら、ぎゃああああわあああいあああ?!!!」
 シャフトがブチッと音を立ててちぎれた。
「これでもう掴めませんよ!!!」
「あ、ああ・・・シャフトが・・・」
 ギャラクトロンは音を立てて倒れ込んだ。マガタは次にミクラスをフュージョンさせた。
「ミクラスさん!」
「OK、今度はあたしよ!」
「ネロンガさん!」
『ネロンガ!』
「エレドータスさん!』
『エレドータス!』
「電気と透明の力をミクラスさんにお貸しください!」
『フュージョンアップ!』
 ネロンガとエレドータスがミクラスにフュージョンした。
『フュージョン完了、エレキミクラス!』
 エレキミクラスは高速移動してギャラクトロンに接近した。
「バ、バカな・・・何故、こんな怪獣なんかに・・・は!!!」
 起き上がってすぐに視界にエレキミクラスが見えた。
「行くわよ!どりゃあああああああ!!!」
 エレキミクラスは雷をまとった連続パンチを叩き込んだ。そこへファイヤーウインダムも加勢する。
「ミクさん、行きますよ!」
「うん、ウインちゃん!カプセル怪獣のダブルパンチ、受けろーーーーっ!!!」
 エレキミクラスとファイヤーウインダムはギャラクトロンの局部に強烈なパンチを見舞った。
「ぐはああああ!!!」
 大ダメージを受けてギャラクトロンは地面に倒れ込んだ。
「ま、待て、お、お助け・・・!!!」
「いいえ!!!とことんまで、とっちめてやります!!!」
 ギャラクトロンが見るとファイヤーウインダムは目を炎で燃やして怒りに満ちていた。その光景に白き竜人は蒼白になって怯えてしまう。
「ひ、ひい!や、やめて、お願い、い、い、い、いやあああああああ!!!」
 馬乗りになると右腕の銃口と左手に炎を纏わせてボコボコにしていく。
「ま、待って!もう私に戦う力が残ってない!これ以上何もしないから、だからもうやめてええええええええ!!!」
 激しく殴打されてボディが破損し、オイルが漏れ出てきた。マガタと仲間の怪獣達はその凄まじさに呆然としていた。
「ウインさん、容赦ないね・・・」
「よほど頭に来ていたのかしら・・・?」
「こんな光景、どこかであったような・・・?」
 アギラ、ケルビム、エレキミクラスが冷や汗をかいていた。
「あ、ああ・・・ひい!」
 ファイヤーウインダムはブレードを掴んで引っ張って来た。
「ああ・・・、やめろ、やめてくれ・・・、それ以上引っ張ったら・・・、ちぎれる、ブレードがちぎれちゃう・・・」
 ギャラクトロンが哀願するがファイヤーウインダムは聞く耳を持たない。
「ちぎれる、ミシミシ言ってるう・・・、お願いだから、許しひ、ひぎい!!!」
 激しい音がした。ファイヤーウインダムはブレードをもぎ取ったのだ。破損部からオイルが飛び散ってギャラクトロンのボディを汚した。
「あが!かは!があ!ぎい!ぐう!」
 赤きカプセル怪獣はもぎ取ったブレードを鈍器に使いギャラクトロンを叩きのめしていく。
「ぐう!こ、このおおおおおおおお!!!」
 ボロボロになりながらもギャラクトロンは起き上がってレーザーを飛ばしてファイヤーウインダムを吹っ飛ばした。
「ウインちゃんが!させない!」 
 エレキミクラスが走り出すと連続パンチを振るった。
「あたしだって、うおらあああああ!!!」
 ザンドリアスがギャラクトロンを掴んで持ち上げると、これを投げ飛ばした。更に背負い投げをして、次に頭を掴んでスイングして投げ飛ばす。
 次にケルビムが超音速クラッシャーテイルで高速回転して連続攻撃した。
「次は私です!」
 そしてマガバッサーが羽ばたき、マガ嵐を飛ばしてギャラクトロンを巻き込み地面に叩きつけるのだった。
「止めの一撃よ!」
 シェパードンが剣を持ってギャラクトロンを突き刺し体内にエネルギーを流し込んで爆発させ、ボロボロのギャラクトロンを吹っ飛ばした。
「ぐ、ぐはあああ・・・」
 よろめきながら起き上がってくるとマガバッサー達は身構えたがギャラクトロンが待ったと声をかけた。
「ま、待って!もう止めよう、これ以上我々が戦うのは無意味だ。それにこんなにも惨いことをしたらあの巨人のように闇に飲まれてしまうぞ・・・」
 そう言うとボロボロに汚れた竜人が優しい心を落ち着かせるようなメロディを奏でてきた。
「さあ、私のメロディを聴いて、これで心を落ち着かせて、気を鎮めるの・・・、どう、心が清らかになるでしょ・・・、暴力はいけないの、だから優しい心を・・・」
 傷だらけのロボットが奏でる美しく温かい気持ちになる音楽にマガタ達は許そうと考えた。しかし、マガグランドキングだけは違った。彼女はギャラクトロンをつぶさに見ると、彼女の瞳が不気味に光っていることに気付いた。
「せい!」
 マガグランドキングがマガ閃光を放ってギャラクトロンを吹っ飛ばした。
「マガグランドキングさん、何で?!」
「マガタ、こんなポンコツの嘘芝居に騙されちゃいけないよ」
 起き上がるロボットに土ノ魔王獣は毅然として言い放った。
「随分と小狡い所もあるんだねえ、いい音楽を流して同情を誘い、油断した所を一網打尽にしようとしたんだろう・・・?」
「くく、くくく、くはああああああはははははははは!お見通しだったか!その通りだ!いいメロディを流して躊躇っていた所をギャラクトロンスパークで塵にしてやろうと思ったのだ。弱った相手が命乞いをすれば誰でもイチコロと思っていたが見抜いていた奴がいたとはなあ!まあいい、今日の所は帰ってやる。だが忘れるな、修理が終わったら必ずこの世界をリセットしてやる。それまで自分達の愚かな行為を楽しんでいるのだな!」
 ギャラクトロンは捨て台詞を吐いて上空へ飛び上がり姿を消していった。
「・・・・・・・」
 マガタは落ち込んでいた。ギャラクトロンにもいい所はあるかもしれないと思っていたのにその気持ちは無残に打ち砕かれてしまったからだ。そんな彼を見て土ノ魔王獣が頭を優しく撫でる。
「マガタ、優しさを失うんじゃないよ。裏切られることが前提でも、相手を信じる気持ちを持ち続けな。それが男になるための試練なんだ」
「マガグランドキングさん、ありがとう・・・」続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.73 )
日時: 2017/07/16 15:09
名前: たくと七星

「マガタくん、うまくいったみたいだね」
 アギラがある怪獣に目をやった。角を生やして強化された一体の宇宙怪獣、前までは敵だった彼女が何故味方になっているのか。アギラはマガタを見て解るような気がしていた。
「うん、竜ヶ森に行ってベムラーさんに会って、色々あって仲間になってくれたんだ」
「そうなんだ、良かったね」
 少年の微笑みを見て夢が現実通りになったことを知る。しかし他の怪獣達はまだ半信半疑の状態だった。
「マガタくん!」
 隠れていたアキコ、一平、淳の三人が出て来た。
「その人、悪い人じゃ・・・」
「大丈夫だよ、もう悪いことはしないって約束したから、絶対にこの世界を襲ったりしないよ」
 マガタは笑顔で言うがザンドリアスやミクラス、ウインダムはまだ懐疑的だった。
「ふう、信じてもらうには時間がかかるみたいね・・・。まあいいわ、どんなに信用されなくてもこの子は信じてくれるんですもの。貴方達にどう思われようと気にはしないわ」
 ベムラーは髪を撫でて少年に微笑んだ。
「皆、ベムラーさんを信じてくれないの?」
「いや、信じるよ。前は敵だったけど、今はそれほど敵意は感じないしね。皆もそれでいいよね」
「まあ、アギちゃんが言うなら」
「そうですね、マガタさんを信じるとしましょう」
「そんな目をして・・・ずるいわよあんた、まあ、信じてやってもいいけど・・・」
「そうだね、バルちゃんも信じる」
 アギラの言葉を受けてミクラス、ウインダム、ザンドリアス、バル達怪獣、そして少年の友達はベムラーを信じることにするのだった。
「ありがとう、皆・・・」
「いいって、マガタくんが頑張って改心させてくれたんだもん。そんな君の怪獣になれてあたし達も誇らしいよ」
 ミクラスの言葉にマガタは嬉しい気持ちで一杯だった。


 その頃、竜ヶ森では、
「うわあ、あの子、ベムラーを仲間にしちゃいましたね」
 泉に浮かぶマガタ達を見てヤマワラワや他の怪獣達が驚嘆していた。
「ふふ、何とも清らかで慈愛の溢れる子供でしょう、あの子のこれからの活躍が楽しみですね・・・」
 少年を見つめてニルワニエはこれからの彼の行動を思うのだった。

 一方、空の上では、
「く、くそ・・・、奴等め、覚えていろよ・・・、この私のボディを汚すばかりかこのような辱めを与えて・・・ただで済むと・・・」
 ボロボロになった竜人が怒りと復讐に燃えながら空を飛んでいると、突然上空から網が飛んでギャラクトロンを覆った。
「な、何だ何だこれは?!」
「勝手に帰ってもらっては困りますよ・・・。貴方はあるお方に蘇らされた存在ですからね・・・」
 ギャラくトロンの前にレイピアを持った魔人が現れた。薄笑いを浮かべる魔人、ゼブブ。そして黒雲と共に現れた存在、それは・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.74 )
日時: 2017/07/16 17:37
名前: たくと七星

「第9話 涙よありがとう・・・ タイトルネタ(ウルトラマンレオ 第3話 涙よさよなら・・・)」


 ベムラー達が仲間になり、降星街に静かな夜が訪れた。一廉の家で美しい魔王獣がベッドで横になり少年に手を伸ばしている。
「マガタ様・・・、今日はよく頑張りました。ご褒美に、私に一杯甘えてくださいませ・・・」
 潤んだ流し目をした赤い瞳、雪のように白い肌、胸も豊満でグラマラスな体型をした風ノ魔王獣は可憐で美しく見えた。少年は一息飲むとマガバッサーの上に覆いかぶさって軽い口付けをする。
「ちゅ、ちゅ・・・」
「ちゅる、ちゅく、ちゅぱ、ああ・ああ・・・」
 舌を放し、再び口内を味わう。味わい尽くすと豊満で丸みのある胸の桃色の突起を吸った。
「うふ、可愛いですわ・・・。赤ちゃんみたいに吸っちゃって、何だか、ママ、って言われたいです。うふふふ、もっと吸って、しゃぶっていいですよ?」
「うん、ちゅ、ちゅう・・・」
 吸い付きを早くしてカリっと噛んでみる。
「やああん!きゃん、噛んじゃうなんて大胆ですわ。でも、そんな所もきゃあ!きゃあああ!」
 下の方へ顔を落とすとマガバッサーの秘所に口付けをして舌で舐め回していく。上の方にある小さな豆のような突起をつつき流れ出てくる甘いジュースを舌で飲んでいく。
「はあああん!いい、素敵!マガタ様!いいの、可愛い男の子にされちゃうの、いいの!」
 悶えよがっている魔王獣は目に涙を流すと、片手で秘所を開いて哀願した。
「来て・・・、マガタ様、私の疼くここを沈めてくださいませんか・・・。愛しく可愛い貴方様にしかお願い出来ませんの・・・。は・や・く・・・」
「マ、マガバッサーっ!!!」
 少年は腰を下ろして風ノ魔王獣に自分の猛りを挿入する。
「あ!あああ!来ちゃったわ、来ちゃったの!ああうううん・・・嬉しいですわ・・・。マガタ様、さあ、私を求めてくださいまし・・・」
「うん・・・」
 少年は激しく動かないよう腰をゆっくりと動かした。なめらかに動くため膣内のひだが波を打つように動き、水音がねっとりと音を立てていた。
「マガタ様、今日はいつもと違って優しいのですね・・・」
「うん、こうやるとお互いを愛し合えるって、ローランさんが言ってたから・・・。気持ちよくない?」
「いいえ、マガタ様が私を気遣って優しくしてくださっているのが、貴方様の固いものが、直に感じられて心地いいのです。それを思うと、ああ・・・あああ・・・いや、あああん、ダメ、ダメえ!ああ、私、優しくされてるのに体が敏感になって、来る、来ちゃう!」
「う、うわあ、マガバッサー、凄く締め付けてくるよ・・・僕、僕、もう、あああ!」
「はあ、ああん!マガタ様、一緒にイキましょう、お互いに絶頂を迎えて、一緒に・・・やああ!イクーーーーーーっ!」
 激しい揺さぶりが起きて少年の精がマガバッサーの体内に放出された。
「うわあ、激しくしてもいないのにあんなに感じまうなんて・・・」
「こんな淫らなお姉様、初めて見たわん・・・」
 絶頂を迎えて喘いでいるマガバッサーを見てマガグランドキングとマガジャッパは息を飲んでいた。少年の猛りが抜かれて風ノ魔王獣の秘所から精がこぼれ落ちる。
「あ〜ん、マガタく〜ん、今度はあたしにも・・・」
「まずはアタイからだよ!」
 ムチムチの水ノ魔王獣を平手打ちで払い除けて土ノ魔王獣がマガタを抱きしめて仰向けになった。
「ううう〜ん、ひどい〜ん!!!」
 マガジャッパが大泣きに泣いていたがそれも見て見ぬふりをして少年との性交に出る。軽く触れる優しいキスをして、舌を絡め合う。
「ちゅ、ちゅ、マガタ、痛くない?」
「うん、もう平気だよ」
「へへ、愛の力って奴だね、ねえマガタ、アタイの体、綺麗?」
 間近で見ると確かに褐色だが健康的な小麦色の肌をしていてムチムチしていなければほっそりとしていない程よい肉付き、くびれもマガバッサーやマガジャッパに劣らず美しかった。
「うん、初めて会った時と同じで、綺麗だよ」
「嬉しい、触って。アタイのおっぱい、ほら、結構弾力があって柔らかいだろ・・・お・ね・が・い」
 普段の勝気な言動とは裏腹に愛くるしい瞳をしていた。両腕を胸に挟んで強調する。少年は勝気ながらも可愛さのある彼女の豊満な胸を掴んだ。
「きゃん!ああん!いやあ!」
「え、いやだったの?」
「ううん、違うんだ・・・。マガタがギュッておっぱいを触って感じちゃったの・・・もっと、してほしいな・・・可愛いマガタ・・・ね・・・」
 マガグランドキングが耳元に甘い言葉で囁いた。その言葉に導かれるように少年は彼女の胸を揉んでいく。柔らかく弾力のある二つの膨らみを生地をこねるように触っていく。
「きゃうん、ああーーっ、ああーああーん!やあ!いい、いいよお、いいの!可愛い男の子にモミモミされちゃうの、凄くいいよお、やあん、こんな姿あいつらには見せられないよ!マガタ、今度はおへそを舐めて!舐めてえ〜ん」
 舌でなぞるように下のほうへ行きへそを舐め回していった。
「あう!きゃあ!凄い、こんなに舐められたら、おへその中にまで入っちゃうよ!素敵、素敵よマガタ!もうダメえ、あそこが疼いちゃってるの!もう我慢できないよお・・・切ないよお・・・来て、来て、来てえ、マガタの固くて太いのぶち込んでえ、濡れ濡れのグチュグチュのここにいいいん・・・」
 甘く喘いでいる土ノ魔王獣の哀願を受け入れて少年は性交を始める。挿入すると激しく腰を動かした。
「いい!くひい!激しい、凄く激しいの!いいわあ、情熱的に求めてくれてるみたい!いいよお、奥まで、奥まで来てえ!!!」
「はあ、はあ、マガグランドキングさん・・・!」
 少年は更に腰を早く動かしていく。膣内で大事な場所へ強く突かれている感触が感じられた。
「ああ!あああ!いい、奥まで来ちゃってるーーーーっ!ダメーーーーっ!もうアタイ、イク、イクのーーーーーっ!」
「マガグランドキングさん!僕も、あああ!やあああああ!」
「マガタ、イっちゃうーーーーーーーーっ!!!」
 激しい性交をかわして土ノ魔王獣は息を切らしていた。マガタが振り向くと近くで疎外感に満ちて泣いているマガジャッパが見えた。
「マガジャッパさん、おいで・・・」
 少年が言うと水ノ魔王獣は嬉し涙を流して抱き着いた。
「嬉しい〜ん、嬉しいの〜ん!好きん、好きよん・・・マガタくん・・・」
 抱き合いながら口付けをして舌を絡め、少年を抱きしめたまま横になる。口付けを終えると少年は水ノ魔王獣の首筋を舐め始めた。
「や、きゃ・あ・あ・あ・あ・あ・あ〜ん!凄い感触〜ん!電気が走るくらいしびれちゃう〜ん!ああ〜ん、ああ〜ん、きゃああああん!や、マガタく〜ん、ど、どこ舐めてるの〜ん?!」
 気付くと少年は彼女の腋を舐め始めていた。まどろんでいた風と土ノ魔王獣も飛び上がる。
「マ、マガタ様!いけません、その子の腋を舐めては!」
「てめえ、マガタが死んだらどうするんだい!」
「違うわ〜ん、この子がいきなり腋を舐めてきたの〜ん!!!ダメよ〜んマガタく〜ん、そこは物凄く臭いの〜ん!」
 泣きながら言うマガジャッパを見てマガタは舐めるのを止める。
「あの、嫌なの?」
「嫌なの〜ん、だって〜、あたしの腋の臭いは凄く臭いの〜ん、それで何日もうなされた子もいて、ダメ〜〜〜〜ん、腋を舐めちゃや〜ん!」
「ごめんなさい、でも、そんなにひどく臭わないよ」
「え・・?」
「マガジャッパさんの腋の臭い、あんまり臭く感じない・・・何だか甘酸っぱくて・・・」
「あ、ああ・・・あああ・・・う、嬉しい〜〜〜〜〜ん!!!」
 マガジャッパは嬉し涙を流してマガタを抱き締めた。
「ああ、嬉しいわん、あたしをここまで臭くないって言ってくれたのは貴方だけよ〜ん、本当に嬉しいわ、ありがとう〜ん!」
「あの、マガジャッパさんの臭い、もっと嗅いでいい?」
「うん、貴方なら大歓迎よん、マガタく〜ん」
 マガジャッパはすっかりマガタにメロメロになっていた。マガバッサーとマガグランドキングは呆気に取られていた・・・。続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.75 )
日時: 2017/07/23 14:28
名前: たくと七星

 そんな二人を尻目に臭い匂いのする魔王獣と少年は熱い口付けをかわしていた。舌を絡め合い、口を放すと少年がお腹にキスをしてへそを舐め始める。
「あ・あ・あ〜ん、や〜んダメよ〜ん、マガタく〜ん、おへそも臭くて・・・」
「マガジャッパさんのおへそ、凄くいい匂いがする・・・。はあ、僕、頭が変になりそう・・・」
 柔らかく肉付きのいい腹部を優しく撫でると、水ノ魔王獣は仰向けに倒れて自分の秘所を開いた。
「ああ〜ん、あたし、ここが濡れ濡れになっちゃってるの〜ん、来て〜んマガタく〜ん、あたしのここに、早く〜ん」
 甘美な声が囁き、艶がしてムチムチな体付きをした魔王獣が体をくねらせて誘ってくる。少年はその誘いに抗えず彼女の体にのしかかり、自分の固い棒を押し付ける。
「マガジャッパさん、僕・・・!」
「いいのよ〜ん、そのまま、ぶっ刺して〜ん、あたしはもうひい、きゃああああ!入って来ちゃったーーーーっ!」
 話が終わる前に少年のものが挿入される。水ノ魔王獣は手の吸盤を吸引させると、両足を腰に挟んでガッチリとしがみついた。
「きゃあ・あ・あ・あああ・あ・あ・・・!来た、来てる、来てるの、君の熱くて太いのが・・・!!!」
「う、うわあ、凄い、締め付けてくるよ・・・」
「うふふ、私の膣内、凄く気持ちいいでしょ・・・いいのよ、遠慮しないでガンガン攻めて、マ・ガ・タ・くん・・・」
 気が付けば少年は腰を激しく動かしていた。水ノ魔王獣の膣内はねっとりとして粘着性があり、少年の性器を吸い付いて放さず、まるで搾り取るように押し付けていた。
「ああ〜ん、凄くいいわあ〜ん、可愛い男の子に犯されちゃうの、凄くいいの〜ん!」
「はあ、はあ、マガジャッパさん・・・!」
「やだ・・・凄く可愛い顔してるじゃないん・・・いつもそんな顔しちゃうのん?それじゃあ、お姉様方が気に入っちゃうのも解るわ〜ん、攻めているのに自分も感じて受けになっちゃってるんですもの〜ん、いい、この子、凄くいい〜ん!」
「もうダメえ、僕、出る、出ちゃうよお・・・」
「もう出ちゃうの、いいのよ、膣内に出して、君の熱いの、あたしに一杯頂戴〜ん!!!」
「マガジャッパさん!あああ!」
「ああああああああ〜ん!出てる、流れてるの〜ん!!!」
 少年の熱い精が流れて来た、マガジャッパはビクビクと痙攣して少年から体を放した。


「マガタ様、もう眠いですか・・・」
「うん、僕、疲れた・・・」
「まあ、アタイ達三人と激しくやってたからね・・・」
 マガバッサーとマガグランドキングはマガタの頭を優しく撫でた。
「マガタく〜ん、あたしともう一回〜・・・」
 マガジャッパがデレデレの顔で誘ってきたが、
「てめえはそこまでにしな、マガタの体力がもたないだろ!」
 マガグランドキングに叩かれてしまい、メソメソと泣いた。
「疲れたんですもの、ゆっくりとお休みください」
 風ノ魔王獣は翼で少年を包んで横にさせた。
「お休みなさいませ、マガタ様・・・」
「お休み、マガタ・・・」
 マガバッサーとマガグランドキングが少年の頬に優しい口付けをした。三人の魔王獣に守られながら少年は深い眠りにつくのだった・・・。


続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.76 )
日時: 2017/07/29 20:45
名前: たくと七星

 その頃、怪獣界に存在する黒い砦では・・・、
「ベムラー様、本当ですか?」
 シルバーブルーメが一声を上げた。その日は砦にいた怪獣達全員が集められた。彼女達は主であるベムラーから話があると告げられて集まってきたのだ。全員が集まっているのを確認してベムラーは口を開く。
「皆、よく聞いて。私は、これからの私達の行くべき道について私の気持ちを伝えておきたいの」
 配下の怪獣達全員が主の怪獣の言葉をかたずを飲んで見守っている。
「私達はこれまで人間を否定して自分たちだけの楽園を目指そうとしてきた。けど、今日限りでそれを中止にするわ・・・」
 突然告げられた侵略計画の中止に怪獣達はざわつき始めた。自分達は正しいと思ってやってきたことが変わろうとしていたからだ。怪獣のみが存在する楽園に幸せがあると考え行動して来た彼女達にとって青天の霹靂とも言える言葉だった。
「ベムラー様、まさか・・・」
 ノーバが何かを言おうとしたがベムラーはそれを制止する。
「とは言ってもこれはこれから先の未来を見定めるためのもの。本当に人間と共存出来るのか、よく観察し、共に生きていける方法を模索するの。それが叶わなかった時は・・・。けれども、私はあの子の言葉を信じてみたい。私に、優しい心を呼び出してくれたあの子だけは裏切らないつもりでいるわ。皆、これからは人間界に行ってそして彼等の暮らしや文化、価値観を学びなさい。貴方達の幸せを私は祈っているわ。私にとってここは我が家、そして貴方達は私の家族で、可愛い子供達よ・・・」
 穏やかな眼差しをする宇宙怪獣の言葉を聞いて怪獣達は様々な心境になりながらも、その主人のこれからの方針を受け入れた。
「貴方達も受け入れてくれるかしら・・・」
 ベムラーは忠実な五人衆の方へ顔を向けた。ベムラーの側に仕えてきた配下の五人衆も気持ちは複雑だった。長年仕えてきた主の方針転換に戸惑いもあった。
「わ、解りました。ベムラー様が言われるなら私達は仰せのままに従います」
「は〜い、その通りにしま〜す。それにあの子のこと、あたしも気に入っていたし」
「ブルブル!」
「ブルトンもそれでいいですと言っています」
 けれども、メルバ、シルバーブルーメ、ブルトン、アントラーはこれを快く受け入れるのだった。しかし、一人だけ、ノーバは口を閉じて何も言おうとしない。何か不満を感じているのか、それとも気持ちの整理がついていないのか。
「ノーバ、貴方は?」
 主人のベムラーが聞いてくる。
「・・・・御意、次第です・・・・」
 小さく聞き取りにくい声をしてノーバは頷いたが、けれども表情は変わらなかった。
「やった〜、早速人間の世界に遊びに行かない〜?あたし人間の食べ物に興味があったんだよね〜」
「それなら、一番美味しいスイーツが食べれる場所があるのを知ってますよ」
「ブルブル〜!」
 シルバーブルーメやアントラー、ブルトン達が人間界に行くことに花を咲かせるように楽しそうにしていると、ノーバ一人だけは、目を鋭くして睨んでいたのだった・・・。


「うええええん・・えええええん・・・」
 どこだろうか、とある遊園地で一人の少年が泣いていた。大事にしていたおもちゃが壊れて泣いている。けれど慰めてくれる親も友達も一人もいない。
「泣いちゃダメだよ・・・」
 そこへどこからか声が聞こえてくる。自分を心配してくれているような優しくも温かい声。目の前に垂れた犬の耳のような被り物をかぶった優しい顔をした夢幻の妖精が少年の目の前にいる。彼女の手から注がれた光が壊れたおもちゃをあっと言う間に修復させた。少年はお礼を言おうとしたが、気付くとその妖精は姿も形も無くなっていた・・・。


「は!」
 目を覚ますと、少年はベッドから飛び起きた。今見た夢は一体なんだったのか、とても幼い頃の記憶だったのでよく思い出せないでいた。何故、今になってあの日のことが夢に出てきたのか、少年はよく分からないでいた。ただ解るのは垂れた耳の被り物をかぶった妖精だということだけ。少年は再びベッドに横になる。
「うふふ、おはようございます、マガタ様・・・・」
「マガバッサー・・・」
 目の前には優しい微笑みをする風ノ魔王獣が少年を見つめていた。
「おはよう、マガタ・・・」
 もう一つ隣にもマガグランドキングが微笑んでいた。
「おはよう〜ん、マガタく〜ん、お目覚めのキッスを、ぶへ!!!」
 マガジャッパが飛び込んでキスをしようとしたが、マガグランドキングがパンチをして吹っ飛ばした。
「え〜ん、ひどい〜ん!!!」
「あんたの口臭でマガタが気絶したらどうするんだい!!!」
「そんな〜ん、この子はあたしの臭いなんて平気なのに〜ん!!!」
「万が一ってこともあるんだよ!さあ、マガタ、アタイがキスしてあげるからねえ」
「お待ちなさい、私が先ですわよ」
 平たい手でマガタを寄せると、今度はマガバッサーが翼でマガタを寄せてきた。
「ちょっとあんた!おはようのキスを横取りするつもりかい!」
「マガタ様に最初からお仕えしているのは私、年功序列です!」
「あ〜ん?!!アタイより大して力がないくせにかい、もう一度胸の乳首を引っ張ってあんあん泣かせてやろうかい?」
「あの、喧嘩しないでください・・・。僕、困っちゃうよ・・・」
「「「か、可愛い・・・・!」」」
 マガタが涙を浮かべると三人の魔王獣は頬を赤くしてしまった。
「ああ、大丈夫ですよマガタ様、私達、ちゃんと仲良くしていますから・・・」
「そうそう、あんたの前じゃあ、喧嘩はなしだからね、はは・・・」
 マガバッサーとマガグランドキングは心配ないよと汗をかいて作り笑顔をしたが、マガグランドキングは裏でこうはいかないからねとマガバッサーを睨んでいた。
「うふふ〜ん、隙あり!マガタくんに可愛いキッスを〜ん!」
「てめえはダメだーーーっ!」
 土と水ノ魔王獣が大喧嘩を始めてしまった。風ノ魔王獣はため息をはいて心配になるのだった・・・。


続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.77 )
日時: 2017/07/30 17:54
名前: たくと七星

「うう・・・」
「うぐぐ・・・」
「何か、凄く臭いんだけど・・・」
 アギラ、ウインダム、ミクラスは苦しそうに鼻をつまんでいた。ザンドリアスは顔が真っ青になっていて、ベムスターは放れてソファーで漫画を読みながらくつろいでいた。ローランもあまりいい気分ではなくバルも酸素マスクを付けて辺りに立ち込める悪臭をしのいでいた。ホーも立ちくらみをしている。それもそのはず、何故なら部屋にマガジャッパがいて彼女からこの世のものとは思えないほどの体臭が漂っていたから。
「もう、何なのよ、この匂い・・・!」
「たまらなく、臭いわね・・・」
 臭いはあっと言う間に部屋中に蔓延していた。ザンドリアスとホーは気分悪そうに呟いていた。
「ええええん、マガタくーん、皆揃ってあたしを除け者扱いしてくるわ〜ん!」
 心は乙女のマガジャッパはマガタに抱き着いて来た。
「ちょ、マガジャッパさん?!」
「お願い、慰めて〜、あたしを慰めて〜ん。あたしを解ってくれるのは君だけよ〜ん」
 甘えるような艶のある声を出して頬ずりをすると、マガグランドキングが目を鋭くして歯ぎしりをしていた。
「こいつ、マガタにあんなにベッタリと・・・!!!」
「そう怒らないでください、彼女も私達にとっては可愛い妹のようなものですから・・・」
「誰が妹だって、あんたが勝手にそう言ってるだけだろう・・・」
「まあ、昔から素直じゃない方、本当は私と同じで可愛い妹と思っているのでしょう・・・」
「思ってねえよ、思っちゃいねえ!本当にだぞ、本当に・・・!」
 土ノ魔王獣は顔が赤い状態で首を横に振ったがどう感情を抱いているのか他の怪獣にはお見通しだった。
「ツンデレだ・・・」
「ツンデレですね・・・」
 アギラとウインダムがボソッと指摘する。すると、地面が揺れる音がしてきた。
「わわ、何・・・!」
 床がドーンと割れて大きな穴が出て来て一体の怪獣が出て来た。
「マガグランドキング様、ここにいたのですか?!」
「あれ、君は・・・」
 マガタは思い出した。まだマガグランドキングが敵だった頃、彼女の配下として現れた怪獣達、そのうちの一人、テレスドンであることを。
「テレスドンじゃないか、どうしたんだい?」
「アリブンタからの使いできまして、早く地底に戻って来て欲しいとのことです。王である以上は地底世界の統治もしっかり行って欲しいと言ってて・・・」
「ああ、パス。アタイはこいつともうしばらくいたいからね。そっちのことはあんた達で適当にやっちゃっておくれよ」
 興味ないとばかりにそっぽを向いて、マガタに飛びついて来た。
「わ!」
「マガタ〜、あんただってアタイと一緒がいいだろう、あんなひ弱な鳥娘や超臭い小娘よりも可愛くて強いアタイが守ってやるからさ」
「でも、王様なら皆のことも考えてあげなくちゃダメじゃないの・・・」
「え、ひどい・・・アタイのこと、飽きちゃったの・・・、ねえそんな冷たいこと言わないで〜、こんなにあんたが好きなのに〜・・・」
 豊満な胸を擦りつけて少年の耳元に囁く。マガタはすっかり困ってしまっていた。
「マガグランドキング、マガタ様を困らせてはいけませんわ」
「あんたには関係ないだろうが!」
「あの、やっぱり言っておいたほうがいいと思うよ。気持ちは嬉しいけど、マガグランドキングさんがいないと地底の怪獣さん達が困ると思うんだ。そうしてくれたら、もっと好きになるけど、ダメかな・・・」
「ええ〜、わ、解ったよ。マガタがアタイをもっと好きになってくれるって言うなら、しょうがないね・・・・でもタダで帰るのもあれだからさ、これをもらってきなよ。テレスドン!」
 地底の主の言葉の意味をすぐに理解したテレスドンは手に光を出してマガタに自分のカードを渡した。
「これ、マガグランドキングさんの仲間の・・・?」
「ああ、そうさ、世話になった礼とアリブンタへの口止めって奴さ」
 賄賂に使われたと思ったのかテレスドンはしょげてしまうがマガグランドキングは気にもしていなかった。
「じゃあ、またあんたの元へ遊びに来るからさ。戦いがあった時はいつでも呼びなよ、じゃあね!」
 マガグランドキングとテレスドンは光となって地底世界に帰っていった。
「あ〜あ、怖いお姉様が帰ってくれてホッとしたわ。そーよねマガタく〜ん」
「わあ、ちょっとくっつきすぎだよ、それより皆、ちょっと話をしたいんだけど・・・」
「うん、話って何かな」
 アギラ達が振り向くとマガタはベムラーのことで話をした。
「あの後、色んなことがあってベムラーさんが仲間になってくれた。だからもう絶対に街を壊したり人を傷つけることは無いと思うんだ。皆は、信じてくれるかな・・・」
「大丈夫、信じるわよ、君が頑張って心を開いてあげたんですもの。きっと通じ合っているわ」
「そうだよ、僕も信じるって言ったしね」
「くどいわね、ちょっとは怪しいと思うけど、あんたがそう言うから信じるしかないでしょ・・・」
 ローランやアギラ、ザンドリアス達は少年の気持ちをかんと理解していた。それを聞いてマガタも安心する。
「あらあら、皆揃って、私の噂話でもしているのかしら・・・?」
 すると誰かの声が聞こえて来た。その方へ向くと、
「ふふ、こんにちは、マガタくん・・・」
 宇宙怪獣のベムラーが置物を触りながら現れていた。
「あ、貴方、いつの間に!」
「え、どうやって入って来たの?!」
 突然現れたベムラーにマガバッサー達は仰天していた。ベムラーは気にせずマガタに手を振る。
「マガタくん、おはよう」
「あ、おはよう・・・」
「ふふ、照れてるの。以外に初心で可愛いのね・・・」
「あの、何の用があって来たの?」
 アギラが問いかけるとベムラーはマガタに用があるといった。
「ちょっとこの子を連れて行ってもいいかしら?」
 歩んでマガタをマガジャッパから引き離して自分の胸に抱き寄せた。
「連れてくとはどこへですか?」
 マガバッサーが目的地は、と聞くがベムラーは首を横に振って答えない。
「さあ、それは言えないわ。強いて言うなら私のお気に入りの場所よ。そこでマガタくんと少し遊びたいの。いいかしら」
 柔らかく弾力のある胸をマガタの顔に押し当てながらお願いをする。
「あの、それなら私達も・・・」
「それは行けないわ。私はこの子と二人きりで行きたいの。それに大事な場所は易々と相手に教えるわけにはいかないし」
「まさかマガタによからぬ事しようとしてるんじゃ・・・・ないわよ、ね・・・」
 マガタのことを信じようと思っていたのかザンドリアスは強気に出れなかった。
「まさか、もう私は心を入れ替えたのよ。この子にひどいことはしないわ、ね、マガタくん」
 指で頬をつつかれ、マガタは静かに頷いてしまう。
「マガタ様、やはり私も・・・」
「大丈夫だよ、ベムラーさんの言葉に嘘は感じられないし、それに今は凄く優しい目をしてるから、きっと問題はないよ」
「ありがとう、それじゃあ、ちょっと行ってくるわね」
「ちょ、それなら私も・・・」
 マガバッサーが言うのも束の間、ベムラーはマガタを抱えて飛び去っていった。
「あいつ、何て大胆なことするの!」
「あー、連れ去られちゃったね・・・」
 ザンドリアスとバル達は少し心配な気持ちになった。マガタは本当に大丈夫なのだろうか、彼は問題ないと言っていたがやはり不安な気持ちは少なからずあった。
「さて、ここらでいいかしら」
 街から放れた山地にある道路で着地した。そこに一台のバイクがある。
「あれ、このバイク?」
「何故かしら、こう言う乗り物を造って乗っていた記憶が蘇ってきてね・・・さあ、乗りましょ・・・」
 人間の姿になったベムラーはぴっちりしたライダースーツを着たスタイル抜群の美しい美女になっていた。一緒にバイクに乗り、山の木々を走っていく。
「うわあ、綺麗だ・・・」
 着いた先でマガタは驚きと感嘆に満ちていた。そこは白く透き通った水が流れる滝壺がある水場だった。水のしぶきが虹を生み出して空のカーテンのようになっていて、水辺が綺麗な水で潤っていた。
「どう、気に入ってくれた?」
「うん、ここで泳いでいるの?」
「そうよ、そして、君と泳ぎたくてここへ呼んだの・・・」
 水辺に歩くと、水に浸かり泳ぎながらマガタに手を振った。
「いらっしゃい、マガタくん、一緒に泳いで追いかけっこしましょう」
「でも、僕、水着を・・・」
「いいのよ、裸でも。私、生まれたままの姿の貴方と泳ぎたいの、さあ、おいで・・・」
 泳ぎながら両手を伸ばすベムラーを見てマガタはその誘惑に抗えなくなり服を脱いで裸になり、下を隠しながら水辺に入る。滝の水はとても冷たく少年の体をひにゃりとした感触が伝う。ベムラーは手招きをする。
「さあ、おいで、私を捕まえてごらんなさい」
「うん・・・」  続く・・・。

Re: ウルトラ怪獣擬人化オーブ ( No.78 )
日時: 2017/08/17 20:26
名前: たくと七星

 冷たい滝壺を泳いでいくとベムラーの美しい遊泳が見れた。腕を交互に上下しながら背泳ぎをして反転して水中に入ったかと思えば右手を突き上げて浮かんできた。そして少年に手をくねらせて誘ってくるその姿は妖艶で艶やかな人魚の風情が感じられた。マガタはぎこちない泳ぎだったので追いつけないでいた。
「ほら、頑張って捕まえてみて」
「でも、僕、早く泳げないよ」
 水の冷たさに体が凍えそうで中々進めない。ベムラーはニッコリと微笑んで平泳ぎをして少年の近くに来ると耳元に囁いた。
「大丈夫、諦めなければ出来るわ。頑張って。捕まえられたら、ご褒美をあげちゃうわよ・・・さあ、おいで・・・」
 背泳ぎをするベムラーだが、先程と違ってゆっくりと泳いで少年に余裕を作ってあげる。何とか頑張って泳ぐと、気が付けばそのベムラーに捕まっていた。
「ベムラーさん、僕、やれたよ」
「うふふ、偉いわよ、やれば出来るじゃない・・・」
 優しい眼差しをしてその少年の濡れた頭を撫でると、額に優しい口付けをした。

「よく頑張ったわね、まだ冷たい?」
 陸地に上がり、水で濡れたマガタの体を抱きしめて温もりを与えていた。
「ううん、ベムラーさんの体が暖かくて・・・」
「体じゃなくて、おっぱいかしら?ふふ、貴方の背中に押し当ててるのが何か解る?」
 クスクスと笑って耳元に囁く。確かに少年の背中にベムラーの弾力のある膨らんだ温かい感触が感じられた。マガタもそれが何なのか解っていたが口にするには恥ずかしがった。
「恥ずかしい、言えないよ・・・」
「言ってみて、何なのか・・・」
「その・・・ベムラーさんのむ、胸が・・・」
「ちゃんと言って、遠慮しなくていいのよ・・・」
「ごく・・・、その、ベムラーさんの、お、おっぱいが、僕の背中に、当たって・・・ます・・・」
「うふ、正直に言えたわね」
 赤面状態の少年のりんごのような頬にキスをする。
「ベムラーさん、何だか凄く優しくなったね・・・」
 初めて会って時の彼女はまさに悪魔の名に恥じないほどの凶悪さと残忍さがあった。現に人間界を侵略して破壊行為を行い、更に自分の命すらも奪おうとした。けれども和解した今では母性を感じさせるほどの優しく温かい綺麗な女性のようになっていた。
「貴方のおかげよ。貴方と出会い、交わったことで私は変われたの。だから貴方には感謝してるわ・・・」
 そう言うベムラーの顔は美しく相手を誘う恋人のような顔をしていた。
「ねえ、ここで、しちゃう?」
「するって何を・・・?」
「こういうことよ・・・」
 少年を押し倒してその首筋を舌で這う。
「や!あああ!あううう・・・!」
 両手を抑えられ身動きが取れない状態にされて責められていく。
「どう、首を舐められて気持ちいい?」
「ああう、わ、解んない、解んないよ・・・!」
 両手の拘束を解くと指をひと舐めして少年の桃色の乳首に爪でいじりだした。
「ああ!や、ああ!ダメ、ダメ!ベムラーさん!ああううん!」
 硬い爪でいじられたことで強い刺激になり乳首が硬くなって前に突き出てくる。
「もっと、いじめてあげる・・・」
 今度は爪の先で尖った乳首を突き刺すように押していく。
「いやあ!何これ?変だよ、おかしくなっちゃうよ!やめてえ、いじめないで!!怖いよ!」
「え、嫌なの?」
 爪を放して少年の顔を覗く。少年は首を何度も縦に頷いていた。怖い思いをしたように目は涙で濡れていた。
「嫌なの、だって、いじめるってことは非道いことをするんでしょ、僕、何も悪いことしてないのに、どうして・・・」
 しくしくと泣きじゃくる少年の泣き顔を見てしまい、余計に母性本能が刺激されてしまう。マガタにそのつもりは無かったかもしれないが、ベムラーはそんな少年にすっかり虜になってしまっていた。
(やだ、またあの時みたいに、そんな顔されたら、益々愛着がわいちゃうじゃない。ああ、ダメ、もう私、この子の可愛さに抗えない・・・)
 仰向けの状態で泣いている少年の涙を指で拭いそれを舌で舐め取る。そして安心させるように彼の唇に母性に溢れた優しいキスをする。
「ごめんなさい、例えがいけなかったわね、いじめるつもりなんて無いのよ。貴方がとても可愛いから気持ちよくさせたかったの。いじめでやったんじゃないの」
「本当?」
「ええ、そうよ」
「そうなんだ、へへ、良かった。ベムラーさん、僕に優しくさせてくれたんだね・・・」
 ホッとするように少年は涙を拭いて笑顔になる。その仕草にまたも心臓がときめいてしまう。
(ああ、何て可愛いことをしてくれるの。これじゃあ、抑えが効かなくなっちゃう・・・)
「ねえ、あの時のこと、していい?」
「あの時って?」
「貴方の可愛いお尻の穴に、私の指を入れるの・・・」
 そう言われて少年は赤面になる。足を開かれた時、ウインダムやローランにもされたあの愛撫が思い浮かんで心臓がドキドキする。
「怖がらないで、貴方のことが好きだからしたいの、そうすればお互いのことがもっと理解出来る、ダメかしら・・・」
「ううん、い、いい、よ・・・ベムラーさんと仲良くなれるなら、僕、頑張ってみるよ・・・・」
「ふふ、ありがとう。じゃあ、遠慮なくしてあげる・・・」
「あ!きゃ!」
 足を開かれると、可愛い穴が見えた。指を舐めて濡らすと、その尻穴に挿入する。
「や・あ・あ・あああ!また来ちゃった!この感触!きゃう!」
「頑張って、動かすわよ」
 人差し指を回しながら根元まで挿入する。全部入ると左右に動かして中の穴を動かしたりして、次に爪で腸壁を刺激していく。
「痛い?大丈夫?」
 尻穴をいじりながらも心配し気遣う台詞を言うと、少年は刺激に泣きそうになるもベムラーの優しい台詞に泣きながらも笑顔を作る。
「う、うん、大丈夫だよ、ベムラーさんと仲良くなれるんだもん、僕、どんなことされても我慢するもん・・・!」
(ああ・・・無理して笑顔を作って、私、この子をもっと好きになっちゃう・・・。でも、このままじゃかわいそうだわ・・・、早めに終わりにするから我慢して・・・)
 指の動きを早くして少年を絶頂に導こうとする。少年はあられもない可愛い声を上げていた。
「きゃあ!やう!ダメ、ダメえええ!ベムラーさん、激しいよ、激しすぎて、僕、変になる、おかしくなっちゃう!や、や、やああああ!出る、白いの出ちゃう!」
「いいのよ、我慢しないで出しちゃいなさい、さあ、マガタくん・・・」
「うん、うん、僕、イク、イク、うわ、や、きゃああああああ!」
 絶頂を迎えて少年の棒から熱い白い液が流れた。液は少年の体を濡らしていく。息を切らす少年の体をベムラーは優しく抱き締めた。
「ごめんなさい、怖かったでしょう、でもよく頑張ってたわ、偉いわよ」
「うん、うん・・・」
 少年は泣きながらベムラーの豊満な胸に顔を埋めていた・・・。


続く・・・。

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