大人オリジナル小説

しあわせ、ってなんだろう
日時: 2011/05/02 17:18
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw

こんにちはonこんばんは。
初めてましての方は初めまして、千咲(ちさき)と申します。
去年に花言葉の約束を書いていた人と言ったら分かる人が居るかもしれません。

注意書き

・私は小説初心者なのであんまり上手くないです。
・更新は不定期です。

※現在の題名は仮タイトルです。
あくまでも仮なので変える事はしょっちゅうだと思います。
それでも読んでくれるという方は宜しくお願いします。

【お知らせ】
私は思いつきで小説書きはじめちゃうダメな人なんで、ずっと挫折ばっか繰り返してました。
それは当然私のせいなので、何とか克服したいと思いました。
ですから、私に長期間になるかもしれませんが休みたいと思います。休んで、ちゃんとプロットとかを作りたいと思います。

それと、この小説はやはり挫折してしまいそうですので、やめます。
自分勝手すぎるのですが、許してくれると幸いです。
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【目次】
>>1 プロローグ
>>6 一章 「異例の架空は冷凍されて、」

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Re: 【今のところタイトル未定】一章「異例の架空は冷凍されて、」 ( No.16 )
日時: 2011/04/18 10:58
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw

僕ならもう既に逃げてそうだし、幸せ。
「はぁ」
ちょっと鬱になりながらまた溜め息をつき、テーブルに肘をつく。
そして、テレビの画面を見つめる。
命とか絵とか、声とか文字とか。
テレビには、"当たり前"というものを纏った、普通にどこでも存在するものがいっぱいあるんだよね。
もちろん、この家にもいっぱい。
そんな事を考えながら、目をテーブルに向けた時。
テレビは、もう既にCMに入ってしまっていた事が音声で分かった。
そういえば3度目の溜め息をついたあたりから、もうCMになっていたような気がする。
やっぱり僕はバカだ。
微妙に苦笑しながら、CMの音声を聞き流してテレビのスイッチを切る。
時計を見ると、そろそろあの子が帰ってきそうな時間だった。

僕の予想通り(なのか分からないけど)約10分後にあの子は帰って来た。
いつものように100均の袋を片手に持って。
「ただいま」と笑いながら。
その姿を一通り眺め、泥棒ではない事を確認してから僕も「おかえり」と笑顔で返す。
「おかえりって言うの遅かったねー。何考えてたの?」
アニメ声っぽい声で、あの子――澪音は言う。
その問いに本当の答えを、ありのままに僕は伝える気だ。
答えがわざと雨と風がめちゃくちゃ強い日に歩きに傘無しで遠くに行く位の事だとしても、僕は嘘をつかない。
僕が嘘つくとすぐバレるし。
「泥棒じゃないよねって見てただけだよ」
そう答えると澪音は、やはり僕の頭を殴ってきた。しかもグーで。
……正直者が馬鹿を見るってこういうことか。
「澪音、痛いってば」
アニメ声で背は年の平均より低い癖に、澪音は殴る力だけは結構強い。
まぁ、殴られるような事を分かってて言ったんだから僕が悪いけど、でもやっぱ痛い!
「殴られるの分かってて言った和樹が悪いー!」
ぽかぽか、というような音は全く似合わない痛さだ、と思いつつ僕は殴られ続ける。
「こういう時でも澪音は僕の事名前で呼んでくれるよね」
「今そういう事は関係ない! 私は泥棒じゃないの!」
僕の頭がグーで殴られる痛さが、何だか序々に強くなっている気がする。
「ごめん。許して」
抵抗しても腕とかを捻られるのがオチなので、とりあえず僕は謝っておいた。
「今度言ったら100回殴るからねー」
小学生みたいな事を言っている澪音。
「うん。ところで僕の愛する妻、澪音。今日は100均で何を買って来たの?」
殴る力が強くてアニメ声で背が年の平均より低くても、正真正銘、澪音は僕の妻だ。
僕がそう思っている間にも、えーと、と言いながら澪音は床にお姉さん座りをしてがさがさ、と100均の袋を漁る。

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