大人オリジナル小説

しあわせ、ってなんだろう
日時: 2011/05/02 17:18
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw

こんにちはonこんばんは。
初めてましての方は初めまして、千咲(ちさき)と申します。
去年に花言葉の約束を書いていた人と言ったら分かる人が居るかもしれません。

注意書き

・私は小説初心者なのであんまり上手くないです。
・更新は不定期です。

※現在の題名は仮タイトルです。
あくまでも仮なので変える事はしょっちゅうだと思います。
それでも読んでくれるという方は宜しくお願いします。

【お知らせ】
私は思いつきで小説書きはじめちゃうダメな人なんで、ずっと挫折ばっか繰り返してました。
それは当然私のせいなので、何とか克服したいと思いました。
ですから、私に長期間になるかもしれませんが休みたいと思います。休んで、ちゃんとプロットとかを作りたいと思います。

それと、この小説はやはり挫折してしまいそうですので、やめます。
自分勝手すぎるのですが、許してくれると幸いです。
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【目次】
>>1 プロローグ
>>6 一章 「異例の架空は冷凍されて、」

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Re: しあわせ、ってなんだろう ( No.38 )
日時: 2011/04/29 14:38
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw

――1年前の僕は、そんな事を思ってたっけ。

「……ふぅ」
軽く息を吐いて日記のページをめくる。
「どうしたの?」
僕の膝に寝っこがる澪音が僕に言う。
「1年前の僕は弱虫だったなって思ってさ」
日記をぱたんと閉じ、表紙の絵を見る。
青空に七色の虹。それと、緑色のクローバー。
場所は、どこかの公園みたいだ。滑り台や砂場が端っこに写ってるし。
「ふうん、思い出してたのか」
澪音は自分の肩まである黒髪(今日はツインテールだけど)を指でいじりつつ、何故か不満げに答える。
「不満そうにして何だい、お姫様?」
お姫様という単語に微妙に肩を微妙に震わせ、むーと唸る澪音。
僕はノートを、座っている黄色いソファに置いて部屋を眺める。
目の前にテレビと、茶色い木で作られたテーブル。
床にひかれたベージュの絨毯。
1年前もこんな感じだったな、と思いつつキッチンに目を通そうとした時。
膝に居る澪音が変わらない声で言った。
「……さっきから呼んでも答えてくれなかった」
ああ、それで不満そうにしてたのか。
これは僕の責任だから謝らないとな。
「ごめんね、考え事してて」
「分かった。許す」
お、秒速で返事が来た。早いな。
「ねえ」
「何ー?」
僕も秒速で返す。
「私ね、いつか救われるって思ってたの」
澪音が僕の膝から起き上がり、僕の隣で笑う。
「幸せとか希望とか、そんな言葉を嫌ってたときでも」

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