大人オリジナル小説
- 教室=世界?
- 日時: 2012/01/11 21:18
- 名前: 劣音レツ
『生きている意味が分からない』
『そんなもんねーだろ。人は意味不明に生きて理不尽に死んでいくだけさ』
はじめまして、劣音(おとりね)です。
気軽にレツって呼んで下さるとうれしいです。
題名やら最初の会話文からして、何じゃああこいつはって感じですが、そこはスルーしてください、マジでorz
注意
※劣音え? どこの馬の骨だあ? な人
※いじめ小説? ばっかじゃねえの? な人
※荒らしにきたよん、ぶいぶい。な人
※本場インドのカレーより辛口な人
※ちぇんめはっつけちゃうぞな人
※荒らしは撃退! と荒らしに反応しちゃう人
は、今すぐお逃げくださいさあ早く。
それでは、始まり始まり。
>>1
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- Re: 教室=世界? ( No.47 )
- 日時: 2011/12/30 20:28
- 名前: 劣音レツ
闇『絶対孤独』
『一人でいることと独りであることは違う』
『自立と孤立は違うように』
俺は独りぼっちだ。
そう断言できるくらいに、俺の周りには誰もいない。
家族は心中して全員いない。
友達も、ある時を境につくらないようにした。
そしてその代わりに、意地の悪い笑顔を手に入れた。
俺は、必ず誰かを不幸にするから。
だから、俺のそばに誰かがいるのは有り得なくて。
「今日は、日向さんは家の用事でお休みします」
えー? と、残念そうな一同。
この教師は、この声が「いじめができないから」という不愉快極まりない理由で発せられていることに気付いているのだろうか。
どちらでも変わらないだろうけれど。
その日の昼休み、俺は数人に呼び出された。
勿論、真ん中にいるのは菱野。
そこは、屋上だった。
「ねえ、黒澤あ」
「なんだいルカちゃん?」
「なんで、日向なんかの味方するの?」
「……」
「日向なんかより、あたしたちといた方が絶対に楽しいって。あんなやつ庇っても、意味無いわよ? あいつ、いつも一人で気持ち悪いじゃない」
菱野のいうことは、ごもっともだった。
ああ。
確かに、ひなたちゃんはいつも一人だ。
でも。
「ひなたちゃんが一人だから、だよ」
「はあ?」
「あれは、昔の俺なんだよ。独りじゃないけど一人で、孤独じゃないけど自立しちゃってる奴」
俺は、もう独りで。
俺は、もう孤独だけど。
まだひなたちゃんは、そうじゃないだろう?
「俺みたいに、一人で強がりすぎて、本当に強くなっちゃうよりはマシなんだよ。一人でいることが当たり前になったら……多分、独りぼっちになっちまうんだよ」
だから。
「俺は、ひなたちゃんにそうなって欲しくない」
俺と同じものがあったら、いけない。
独りなのは、俺だけでいい。
それでいいんだよ。
あんたは、もっと人を頼っていい。
人に依存して、弱くあれ。
たくさんの人に囲まれて、幸せに生きていけ。
「だから、ひなたちゃんの手助けをしてる」
「ば、ばっかじゃないの?!」
「ああ、馬鹿だよ。どうしようもねえ」
「……っ! 死んじゃえ!」
と吐き捨てて、菱野は去って行った。
空は青い。
どこまでも。
俺は独りだ。
どこまでも。
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