大人オリジナル小説
- 教室=世界?
- 日時: 2012/01/11 21:18
- 名前: 劣音レツ
『生きている意味が分からない』
『そんなもんねーだろ。人は意味不明に生きて理不尽に死んでいくだけさ』
はじめまして、劣音(おとりね)です。
気軽にレツって呼んで下さるとうれしいです。
題名やら最初の会話文からして、何じゃああこいつはって感じですが、そこはスルーしてください、マジでorz
注意
※劣音え? どこの馬の骨だあ? な人
※いじめ小説? ばっかじゃねえの? な人
※荒らしにきたよん、ぶいぶい。な人
※本場インドのカレーより辛口な人
※ちぇんめはっつけちゃうぞな人
※荒らしは撃退! と荒らしに反応しちゃう人
は、今すぐお逃げくださいさあ早く。
それでは、始まり始まり。
>>1
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- Re: 教室=世界? オリキャラ大募集! ( No.30 )
- 日時: 2011/10/16 12:35
- 名前: 劣音レツ
『どうして助けにきたんだ?』
『助けに来たんじゃない。人は勝手に助かるだけさ』
恥『屈辱』
あたしは、ルカたちに連れられて、空き教室にいる。
連れられて、というか、半ば引きずられてきたのだけれど。
「……何の用?」
「ちょっと調子乗りすぎじゃない? 黒澤が来て、安心してんじゃないのお?」
「そんなことない」
黒澤だって、偽善者だ。
悪の敵だなんて、そんなことを言ったところで、所詮は偽善。
「まあ、どっちにしても、黒澤くんは助けに来ませーん。というか、来れませーん」
「? どういうこと?」
ルカは、にやりと笑った。
男子のひとりが、何かをルカに投げて渡す。
体育倉庫の鍵……?
あ……!
「ま、まさか……!」
「ご明察よ。黒澤は、今、体育倉庫の中に閉じ込められてまーす」
ふざけた口調で言うルカ。
黒澤が、閉じ込められている?
あたしの頭に「窒息死」という単語が浮かんだ。
黒澤なんてどうでもいいけど、このまま出られなかったら……!
「開けてあげなよ!」
「嫌よ」
ルカは「でもおー」と笑って続けた。
「あんたがここで土下座して『もう逆らいません、許してくださいルカ様』って言えば、開けてあげないでもないわ」
「……っ!」
死んでも嫌だ。
こんな奴に、こんな奴らに降伏するなんて、絶対嫌だ!
でも……!
「さあ、早くしなさいよ。それともできない? 別にいいけどね、そしたら、黒澤は永遠に倉庫の中なだけよ」
ルカが醜く笑う。
勝ち誇ったように。
あたしは、その場にひざをついた。
それを見て、みんなが「おい、やる気だぜ」とにやにや笑う。
頭を地面に近づけていき、そして。
「……もう、逆らいません、から」
「何? もっと大きい声で!」
頭を圧迫される。
踏みつけられた。
「もう、逆らいませんから……許、し……」
気づけば、目の前が涙でにじんでいた。
そのとき、誰かの凛とした声が聞こえた。
「そこまでにしときな」
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