大人オリジナル小説

教室=世界?
日時: 2012/01/11 21:18
名前: 劣音レツ

『生きている意味が分からない』
『そんなもんねーだろ。人は意味不明に生きて理不尽に死んでいくだけさ』


はじめまして、劣音(おとりね)です。
気軽にレツって呼んで下さるとうれしいです。

題名やら最初の会話文からして、何じゃああこいつはって感じですが、そこはスルーしてください、マジでorz

注意

※劣音え? どこの馬の骨だあ? な人
※いじめ小説? ばっかじゃねえの? な人
※荒らしにきたよん、ぶいぶい。な人
※本場インドのカレーより辛口な人
※ちぇんめはっつけちゃうぞな人
※荒らしは撃退! と荒らしに反応しちゃう人

は、今すぐお逃げくださいさあ早く。

それでは、始まり始まり。

>>1




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Re: 教室=世界? オリキャラ大募集! ( No.34 )
日時: 2011/12/27 14:06
名前: 劣音レツ

『友人っていうのはいいな』
『そうだね。友情は美しく、友達は素晴らしい』

















友『幼馴染の登場』

「次から次へと、何なのよっ!」

苛々したように、ルカが怒鳴る。
醜く顔を歪めて。

あたしは、視線を上げて、そこに立つ人物を見た。
そして、目を丸くする。

「……べ、紅!?」

神谷紅狼。

黒く、短い髪。
不思議な、紅い両の眼。
雄々しい、凛々しいたオーラを身にまとった少年……いや、少女。
男装入学中の、あたしの幼馴染だ。
隣のクラスである。けど……

どうしてここに……?

「久しぶり。ひなた」
「い、いや……どうして」
「は? 友達助けないでどうする気だよ?」

そこにいるのが当たり前のように、まるであたしが非常識かのように、疑問を発する紅。
そういわれると、あたしは黙るしかなかった。
そして、ルカが、

「何? あんたも助けに来たの?」
「そんなんじゃないさ。ただ、当たり前のことを、しに来ただけ」

役目を果たしに来ただけ。
それだけさ――と、言った後。

「あんたのことも、嫌いだしな」

そして、紅は、あたしの側に近づいてきた。
あたしは、顔を上げる。

「ほら、立ちな。行くよ」
「え、でも、鍵は……」
「それって、これのこと?」

紅が、手のひらを見せた。
それは、紛れもなく、体育倉庫の鍵だ。
ルカから取り返したのか? いつの間に?

「な……ありえない!」
「ありえてるだろ。今、あたしがこれをもってるんだから」

どこまでも冷たい紅。
普通の人には優しいけれど、嫌いな人には、その気持ちを隠そうとさえしない――紅の性格である。

「ほらほら、行くよ」
「あ、うん……」

あたしは、呆けた顔のままで立ち上がり、紅についていく。

友達助けないで、どうする気だよ?

友達。
そんな当たり前の、ありふれた言葉が温かかった。

しかし、そんなあたしの気持ちとは裏腹に、ぱらぱらと雨が降り出した。




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