大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 銀魂−沖田受け多め
- 日時: 2011/07/10 22:31
- 名前: 祐希
銀魂で沖田受中心です。リクされたら何でも書く基本雑食ですね←。
リクはいつでも受け付けております。
…注意書き…
・銀魂? そんなん知らねぇよ
・マイナーなの苦手
・まずBL無理!!
・荒らし万歳w
という方々はすぐさまブラウザバックプリーズ。
Contents...
>>145■短編 >>146■長編
< New ! >
>>314 そばにいる // 土沖 / *愛来さまへ
>>318 3年S組 沖田先生! 〜志村新八の災難〜 // 新→沖
>>327 無防備な君 // 高沖威 <New !
▼ 同時運営中スレッド (現在3つ掛け持ちです)
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- Re: 銀魂−沖田受け多め ( No.363 )
- 日時: 2011/09/23 12:21
- 名前: 祐希
全部好き/銀沖
歩く度にさらさらと揺れる、むかつくストレートの紅茶色を鷲掴んでみる。 あまりにもさらさらしてるもんだから、つい髪の束を指先で弄んでみる。
「――何してんですかィ旦那」
「えぇ? 髪弄ってんの。 分かんでしょ?」
「何ででさ、」
「そりゃ、お前の髪がさらっさらストレートでむかついたからだよ」
そういうと、沖田くんははあ、とひとつ溜息を零して、また歩き出した。 つか今溜息ついたね銀さんに向かって。 何だよその溜息。 失礼だな。
また触ろうと伸ばした手は、俺よりもだいぶ細っこい白い手に振り払われた。
「おいおい沖田くん。 何なの、銀さんに文句でもあんの?」
「…………っ」
「え、なに? 何つったの? 聞こえないよ?」
「……むかつくんなら、触んなきゃいいでさァ」
「――え?」
何それ。 髪の毛のことむかつく、っつってたの根に持ってたのこの子。 んで拗ねてたわけ?
――可愛いな全く。
「沖田くーん」
「何でさァ」
「――好きだよ、お前の髪」
「!」
なんてね。
本当は髪どころじゃなくて、白い肌も朱い瞳も、照れると俯くところも、真っ赤になる耳も好き。
お前の全部、俺のもんなんだよ。 分かった?
耳元で囁いたら、分からないほど小さく頷いた。
*あれなんだこれやっぱ駄文じゃんしかも無駄に甘い!
- Re: 銀魂−沖田受け多め ( No.364 )
- 日時: 2011/09/25 09:12
- 名前: 祐希
とある天使さまから自分のスレからどうぞ!という素晴らしく優しい声をかけていただいたので←
滅多に更新しないので2つくらい置いていきます。
- ■逢いたい (銀*月) ( No.365 )
- 日時: 2011/09/25 09:14
- 名前: 祐希
逢いたい // 銀*月|月ちゃんが無駄に格好良かったり
逢いてーなぁ。
ぽつりと言葉が零れた。 言葉を発した銀時は、その言葉にひとり動揺していた。
――逢いたいって誰に? 悩むほどに逢いたいのは誰? それを分かるのは自分だけなのに、どうしても他人に聞いてしまいたい気持ちになる。
脳裏にひとりの人が思い浮かんだ。
その瞬間、銀時は家を飛び出していた。
「何じゃ、銀時。 久しいの。 何用か?」
「――別に。 用なんてねえよ、月詠」
「ならば帰れ。 用がないのなら、ここにいても意味はないじゃ、」
「うるせえな。 ――逢いたくなったから逢いにきたんだよ。 悪いか」
「――は?」
「人の話はちゃんと聞いてろ、逢いたかったっつってんだよ」
あー、と意味の分からない言葉を発し、がしがしとコンプレックスの天然パーマをかきあげる。 その動作はいやというほど似合っていた。
月詠はフリーズしたように動かなくなった。 ――しばらくして、瞳に色を戻し、止めていた思考を動かせる。 思い立ったかのようにぱちり、銀時と目を合わせて微笑んだ。
「今は仕事があっての。 忙しいから、また今度にしよう」
「馬鹿かお前は。 いま逢いてえからわざわざ俺が来たんだろーが」
いちいち恥ずかしいことを言うやつだな――月詠は密かにそう思いつつ、遠くから見れば白髪のようにも見える銀髪を、女性特有の細く白い指先でぎゅ、と掴み自分のほうへ引き寄せた。
「いって、痛ててて! ちょ、おま何すんだっ、痛たたた!」
「じゃから、――――と、言っているじゃろう」
耳元で囁き、分かったらもう行けとでも言うかのように歩き出した。今度は、銀時がフリーズする番だ。
後ろを振り向き、まだ動きそうにない銀髪――ちなみに顔は熟れた林檎のように真っ赤である――に、月詠は満足気に笑いかけた。
逢 い た い
( 今度はわっちから逢いにいってやる )
- ■こっちを向いてよ (沖*神*沖) ( No.366 )
- 日時: 2011/09/25 09:17
- 名前: 祐希
こっちを向いてよ // 沖*神*沖|神楽ちゃんが無駄に格好良かったり
青い空。 白い雲。 ついでにいえば、後ろから放たれるどす黒いオーラ。 沖田総悟は、身に覚えのない殺気を、同じく身に覚えのない誰かに放たれているのだった。
(誰でィ、こんないい天気のときに殺気なんて抱いてる馬鹿は)
はあ、と思わず漏らしてしまった溜息を少しだけ柄じゃないと思いつつ、沖田はついに後ろを振り向いた。
そこにいたのは、無駄に筋肉質な黒髪ではなく、ましてや奇人変人な長髪でもなく、桃色の髪の横にぼんぼりをつけた少女だった。 ――つーか、やっぱりそうかよ。
「チャイナかよ」
「かよとは何アルか! 私は別にお前に逢いたくてここにいるわけじゃないネ!」
「じゃあ何でさっきから着いてきてんでィ」
「それはっ」
そこで言葉を止めて、沈黙が訪れた。 いつもならここから喧嘩を吹っ掛ける沖田も、何となく待とうと言葉を閉ざす。 口の中でもにゅもにゅと台詞を繰り返す神楽がようやく、顔をあげた。
「お、お前がいつ気付くか試してたアル……」
「――え、」
「お前がいつ着いてきてる私に気付くか、試してたアル」
「な、っ」
俯いた神楽の耳は赤々と染まり、同じく沖田の白い頬も赤く色づいていた。
「――気付いただろィ」
「うん、すぐ気付いたネ」
「だって、チャイナがすんげえ殺気放ってくるもんだから」
「気付かなかったらコロス! って思ってたヨ」
「(気付いてよかった……)」
ほ、と安堵した沖田は、急に引かれた腕に思考がついていかず、そのままの方向に身体を倒した。
その先には、自分より頭一つ分ほど下の目線の神楽がいた。 にっこり、そう表現できる笑顔を浮かべて、沖田を抱きとめていた。 その笑顔に、つい赤面してしまった沖田だった。
こ っ ち を 向 い て よ
( 気付いてほしいだけなの、 )
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