大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文スト 織田作×太宰 R18 &他カプ
- 日時: 2019/12/12 08:43
- 名前: 黒兎
観覧ありがとうございます(-人-)ナムナム…
文ストの沼にハマった黒兎です
今太中が熱い!!!太中太祭りです(*´Д`*)ハァハァ
誤字脱字多々あると思いますが生温い目で許していただければ幸いです
古い順↓
私と野良猫(織太R18)
珈琲とナポリタン(太敦)
鳥籠(太中前提の森太R18)
珈琲とナポリタン(おまけR18)
貴様の命日(祝太宰さん誕生日R18)
ボクをいっぱい褒めて(福乱R18)
罠(フォロワーさんへ捧げた太中R18)
水面月(中太R18)
腕(太中R18初Ωパロ)
酔っ払いに注意(ギャグテイスト中太)
傷だらけの鳥に甘い口付けを(森太→中太リク)
その扉を開く時(森中R18リク)
媚薬の蜜(森太R18リク)
君は私と一緒に死ねるかい?(中太R18リク)
ネコミミパニック!?(敦太R18リク)
アイデンティティの忘却(森太R18リク)
昨日より僕は貴方に恋をする(中敦R18リク)
おさわり厳禁?!ドキドキ夏の満員電車(織太R18リク)
寂しがりの罪人と孤独な神様(太乱R18リク)
『it』(観覧注意:中太R18リク)
死体が落ちた夜(観覧注意:太中R18)
俺はアンタの虜(中乱R18リク)
優しい嘘に包まれた美しき獣の死(観覧注意:モブ中R18)
紅に染る(微グロ太中R18)
祝観覧数250000回突破!!!( °Д° )
いっいつの間に…(汗)ただのやおい文なのにありがとうございます!!
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- Re: 文スレ 織田作×太宰 R18 &他カプ ( No.287 )
- 日時: 2017/05/11 13:52
- 名前: 黒兎
アラサワ様からのリク森中♪森中♪
↓
俺は今夢を見ている
眠った侭夢を見ていると理解した上で何度もこの夢を見ている
夢にしてはやけに現実的な見慣れた景色
2人で作り上げた火薬と鉄錆の香りが漂う血の海に数多の骸が没している地獄絵図
その中心で俺と其奴は佇む
まるで世界で2人だけ生き残った様な錯覚に囚われる
然し彼奴は俺を置いて何処かへと歩き出す
俺も奴の後を追い掛けようとするが骸が俺の足を掴み離そうとはしない
彼奴の名を叫んでもこちらに振り向く事無く背を向けた侭歩き出す
必死に奴の姿を掴もうとバカみたいに藻掻く俺には眩し過ぎる陽の当たる方へと去っていく
俺は骸に閉ざされた闇に沈む
そしてそこで決まって目が覚める
実に胸糞悪い夢…否、夢は現実だった
「………うっ……」
酒酔いの気持ち悪さと頭痛に項垂れつつソファーから起き上がる
無理な体勢で寝ていたのか体の節々が若干痛いし気分は最悪
- Re: 文スレ 織田作×太宰 R18 &他カプ ( No.288 )
- 日時: 2017/05/11 13:54
- 名前: 黒兎
ここ最近はあの夢ばかり見て仕舞い熟睡する事が出来ず目の下にはくっきりと青紫の隈が刻まれているのに心底げんなりする
カラの瓶とワイングラスが無造作に横たわりテーブルの上で散乱している
こんなに俺呑んでたか?っと思い曖昧な記憶を辿れば昨日はむしゃくしゃして独り自棄酒に酔いしれていたのを思い出す
彼奴が…相棒だと思っていた太宰治が数ヶ月前組織を裏切り神隠し同然突如失踪したのだ
どうやら太宰の失踪前
彼奴と下級講作員であり太宰と交友関係だった織田作之助は敵組織ミミックとの交戦の指揮を首領より直々に承っていたらしい
その時俺は別の任務中で概要は書類や人伝でしか見聞きしていないが結果として敵組織は見事殲滅した……が…その代償として織田作之助と複数の部下が戦死したとの事
この世界はつまらないと淀んだ目をした青鯖みてぇな彼奴が何の前触れもなく失踪するとは考えにくい何故なら彼奴はヨコハマを統べるポートマフィアになる為だけに産まれてきたそんな存在なのだ
弱った虫を弄り殺すように嗤って人を殺す
何も躊躇うこと無く
- Re: 文スレ 織田作×太宰 R18 &他カプ ( No.289 )
- 日時: 2017/05/11 16:50
- 名前: 黒兎
そんな奴が理由無く組織を裏切り消えるはずがない相棒だった俺にも何も言わずに消えるなんて有り得ない
そう信じたかったがポート・マフィアの情報網を持ってさえ内情を知り尽くした太宰の足取りは愚か安否さえ確認できずに現在に至る
カラの瓶をひとまとめに置き携帯端末機の液晶を見る
時刻は午前4時
酒を飲み始めたのが午前を過ぎた頃記憶が無いのが2時頃だったと思うつまり2時間も寝てないだろうと心算する
ポート・マフィアに安息など無いが急な任務がない時位ゆっくり休息しろよと数時間前の自分に悪態をつくも酒の力を借りなくては眠れない程奴のせいで心が疲弊してるとは思いたくなかった
一時睡眠剤を飲むかとも思ったが薬のせいで酒が呑めなくなるのが嫌で早々に諦めた
よろよろと立ち上がり洗面所で顔を洗う
鏡に映る己の姿は前よりも幾分か痩せている気がした
身支度を整え任務に関する書類に目を通す
今回は組織が海外から密輸する武器をくすね裏売買しているとされる輸入関係者の始末が主な仕事だが今頃武道派部隊の黒蜥蜴が任務を終え帰還する時刻だ
後で労いにでも顔を出そう
念の為他の案件にも目を通し帽子を片手に自室を出る
長い廊下で行き交う人の姿はない
同じ階に設けられた執務室の扉を開く
当然ながら部屋は真っ暗だ
電気をつける…誰もいない
「………」
この執務室の扉を開ける度心のどこかで太宰がひょっこり現れるのでは?と少し期待している自分に嫌気がさす
彼奴は組織の裏切り者…
そう簡単に姿を表すような愚図ではないと思うものの何を考えてるか分からない自殺マニアの奴なら…
なんて有りもしない事を考えて仕舞う
帽子置き場に帽子をかけ
黒革の執務椅子に腰掛ける
見慣れた部屋の景色
何一つ変わらないはずなのに心がズキッと痛む
色褪せない過去の幻影が太宰の姿を鮮明に映す
『中也って仕事莫迦なの?そんなに書類作業に没頭して』
『あー退屈…中也…私自殺しに行ってくるよ』
『ねぇ中也之どう思う?』
『ちょっと中也!私が話してるのに聞いているのかい?洗剤の炭酸割りって!!』
『フフッ私達…腐っても相棒でしょ?中也』
『安心し給え君の事は世界で一番大嫌いだ…これからもずっと私は中也が嫌いだよ』
「……うっせぇよ太宰…俺だって、…手前が…世界で一番…っ…大っ嫌いだ」
そう自分に言い聞かせ溢れそうになる感情を押し殺して深々と一呼吸した後邪念を振り払うかの如く万年筆を片手にひたすら書類整理に没頭した
- Re: 文スレ 織田作×太宰 R18 &他カプ ( No.290 )
- 日時: 2017/05/13 19:02
- 名前: 黒兎
数時間後……
黒蜥蜴所属の立原が執務室へ書類を届けに来た
多分上の指示で使いっ走りにでもされたのだろう
「あのーォ中原さん」
「ン?どうした」
書類を受け取ったがなかなか退出しない立原がおずおずと俺に問いかける
「余計なお世話かも知れませんが…その最近…体調優れてない様ですが…ちゃんと食べてますか?」
「立原」
「!ハッ…ハイあっいやすみませんでした!!その…余計な事ッスよね!!」
「あっいや…心配すンな俺なら平気だからよ」
そう答えると焦っていた立原は俺が怒っていないと分かったのか安堵した表情で
「……えっと中原さん…無理だけは控えて下さいあんまし俺じゃ何の役にも立たないっスけど…」と癖なのか頬を掻きながら少々気恥しそうに話す
「ならさっさと一人前になれよ」
「うっ…がっ…頑張ります」
「おぅ期待してるぞ」
「!!?…しっ…失礼しました!」
一礼した後立原は俺の言葉に嬉しそうに浮き足立ちながら退室した
パタンと扉が閉じられた後今日何度目かの溜息が漏れる
部下にまで心配される俺って……
「………何やってンだよ」
自己管理もロクに出来ていない今の自分自身に嫌悪感が湧くが最早自分ではどうする事も出来ないもどかしさにまた苛立ちが募る
そんな時不意に内線の鳴るが部屋に響く
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