大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集!
日時: 2017/11/18 13:49
名前: 腐猫丸

太中を主に小説を書きます。知識不足ですが、精いっぱい頑張りたいと思っています。宜しくお願いします。リクエスト募集します。太中以外は自信がありません。御了承下さい。

書けるcp
太宰×中也、太宰×中也♀、中也×太宰、中也×太宰♀
首領×太宰(でも結構ギリです)、織田作×太宰(でもR無しです)

…………要するに太宰と中也のやつ以外苦手です。

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Re: 【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集! ( No.65 )
日時: 2017/11/28 01:55
名前: 腐猫丸

プルルルル……プルルルル……プルルッ、ガチャ、
「はい。中原です」
『あぁ中也!未だ無事かの!?』
「…………はい?無事…とは……何かあったンですか?」
『…あ、いやなんでもない。気にせんで良い。して太宰は居るかの?』
「居ますよ。一寸待ってて下さい」
突然かかってきた電話の主は姐さんだった。随分焦っている様子で俺に無事を問うてきたが…一体なんだと云うのだろう。幾つかの疑問符を浮かべ乍らも太宰を呼んだ。
「姐さんがなんだってー?」
「手前に用があるんだと」
「おやなんだろう」
太宰は不思議そうに首を傾げ乍ら、俺から受話器を受け取り耳に当てた。俺は横から聞き耳を立てる。
「代わりましたよ姐さん。如何しました?」
『~~の異能は~~と~~~~せんと~~ぬと分ってのう。~~~~の儘に~~て~~~にもいかぬ~~の、悪いが今夜にでも実行~~欲しいのじゃ』
………聞こえない。
取り敢えず聞き取れたのは“異能”“今夜”“実行”くらいだろうか。そこから予測するに“俺に異能をかけた岡嶋の行方が分かったから今夜にでも暗殺を実行して欲しい”といった所だろうか。久しぶりの任務だ。気を引き締めなければ。
姐さんが話している間、太宰は何も言わず押し黙っていた。此れ程太宰が口を挟まないのも珍しい事だ。
姐さんの要件が済んだのか、太宰は「分かりました」と一言だけ言って受話器を戻した。そして、なんと言うか、無表情で此方を見た。
「………中也。落ち着いて聞いて欲しいのだけれど……」
 
俺が太宰から衝撃的な事、及び首領と姐さんの計画を知る迄、残り十秒。
 

Re: 【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集! ( No.66 )
日時: 2017/12/02 02:58
名前: 腐猫丸

結局あの後、中也の澄んだ瞳に負けて姐さんから聞いた話が出来なかった。今回の事態は首領と姐さんが仕組んだ事だという旨と、予想外の事態が起こって中也の異能を解くのが難しい状況になったとしか云えなかった。中也は姐さん達については薄々気付いていたようで大した反応は見せなかった。然し、異能に関しては別で「それは困る!」と私に掴みかかってきた。仕事中毒の中也にとって、矢張り仕事に戻れないのは由々しき事態なのだろう。拠点に行くと外套を引っ掴んだ時は流石に驚いた。
「なぁ、本当に分かんねェのか?」
「だぁから分からないって言ってたんだって」
そして、先刻から此の調子だ。無駄に耳の良い中也は姐さんの話していた事が少しだけ聞こえていたらしく、てっきり異能を解く方法が分かったのだと思ったようだ。いや、分かったには分かったのだけれど、其の方法がね………
腰に手を当て、頬を膨らませる様はなんとも可愛いらしく、正直睨まれても怖くないどころか寧ろ癒されてしまう。勿論口にしたら怒るだろうから、喉元迄上がった台詞も弛みそうな頬も抑えている。
中也とヤりたくない訳では無いのだ。唯、私は中也を大切にしたい。今迄交際した女性は皆、付き合った其の日に身体を重ねていた。其の女性達に何の感情も抱いていなかったからだ。でも中也は違う。私は中也を愛している。強く、清く、繊細で、壊れ易い、ダヰヤモンドの様な彼女を、私は何より大切にしたいのだ。今迄の女性達の様には、決して扱いたくないのだ。
「……中也?何…やってるのだい?」
中也は台所の方へ行くと硝子瓶と洋盃を持って戻ってきた。
「こうなったら自棄酒だ。付き合えよ青鯖」
「自棄酒って…未だ昼過ぎじゃない………仕方ないなぁ……」

今思えば結果オーライなのかもしれないけれど、一時間後の私は、此の選択を激しく後悔する事になる。

Re: 【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集! ( No.67 )
日時: 2017/12/03 17:49
名前: 腐猫丸

「中也~?そろそろ限界だろう?もう止めておき給えよ」
「煩ェ…酒でも飲んでねェとやってらんないよ………」
「そんなに飲むと明日地獄を見る事になるよ?」
「地獄が怖くて酒なんて飲めるかァ」
いや、そうなんだけどね。そうなんだけど、矢っ張り飲み過ぎだと思うのだよ。中也は顔に留まらず服の隙間から見える手足迄真っ赤に染まっていた。平衡感覚が狂ってきたのかユラユラと身体を揺らして首は少し傾いている。
「ほらもう止めておこう?」
見兼ねて机に置いてあった硝子瓶を回収した。むう、と頬を膨らませる中也がまた可愛い。
台所に硝子瓶を置いて戻ると、中也はソファに寝そべって寝息を立てていた。腕の中にはソファに鎮座していた熊のぬいぐるみ。遊園地のゲームセンターで私がユーフォーキャッチャーで取ってあげたものだ。
「…ふふっ、お休み中也」
額に口付けを落として、そっと毛布をかけた。
 
「ん………んん?」
「あ、起きたァ。だぁざぁいー」
「え、え!?中也!?」
何時の間にか眠っていたらしい……ってじゃなくて!え、どういう状況!?
目を覚ますと何故か中也が私の上に馬乗りになっていた。
「えっと……あの……中也さん?」
「太宰~楽しいコト、しようぜェ~」
中也は私の頭の横に手を付き前屈みになった。其れにより私と中也の距離がぐっと縮まると同時に、私の目の前に重力によって垂れ下がった中也の膨らみが近付いた。
目を丸くしている私を見て満足そうに笑い乍ら、中也はパーカーのジッパーに手を掛けて、ジジジッ…と下ろし始めた。慌てて其の手を掴んで止めると、中也は眉尻を下げ今にも泣きそうな顔をした。
「ちょっ、一寸待ち給えよ中也。君、自分が何をしているのか判っているのかい?」
「見て判んねェかよ誘ってンだよ」
「いやいやいや、取り敢えず一旦落ち着こうか」
どうやら未だ酔っているらしい。頬は赤いし身体も火照っている。水を飲ませてもう一眠りさせれば流石に酔いも覚めるだろう。
中也が一体何の心算なのかは判る。然し、こんな、酔っている勢いで抱いてしまっては中也があまりに可哀想だ。なんせ中也は未だ処女。初めての経験がこれではね……
「中也。水を持ってきてあげるから一寸退いてくれるかい?」
お願い退いて。私の私が反応しそう……いや既に半勃ち状態なのだけれど…………
然し中也に退く気配は無く、見ると私の胸に顔を埋めていた。驚き乍ら「中也?」と呼びかけ夕焼け色の髪を掻き上げると、ゆっくりと中也が此方を見た。其の碧い双眸には涙が溜まり、僅かな光を反射してキラキラと輝いく様は宝石の様だ。
「_______のかよ…」
「ん?何て?」
「矢っ張り、嘘だったのかよ……俺が………好きって……」
「え、なんで?」
「だって……だって好きなら……もっと触りたいとか………そういう風に思うもんじゃん………でも……太宰…全然……そんな感じじゃないから………俺……不安で………」
あぁ、そうか。私が中也を大切にしたいと思ってしていた事は、中也を不安にさせていたのか。私は、悉く空回りしてしまうなぁ…でも、中也の本音が聞けた。正直者の異能ですら言わせなかった、中也の本音を。
「中也。聞いて中也。私は中也が大好きだよ。ね、大好き。愛しているよ中也」
ポロポロと涙を零す中也に言い聞かせる様に、何度も何度も、“愛してる”と繰り返した。抱き締めて、頭を撫でて、何度も。
「じゃあ……証明、してよ………俺が…好きって…」
そういう中也は声も肩も震えていて、其の言葉をどれだけ勇気を振り絞って言ったのかがよく判る。そんな可愛い事をされて我慢出来る程、私は我慢強くはない。
クルリと身体を回転させ、私が中也を押し倒す形になった。驚いて、ぱちくりと瞬きした中也が私の瞳を見つめる。
「…大事にしようって決めてたのになぁ……」
「もう十分大事にされてる。少しくらい乱暴にされたって離れてなんかいかねェよ」
「いいの?そんな事言っちゃって。初めてでしょう?」
「う……い、痛く…しないで………」
「仰せの儘に」
顔を朱に染め、ぎゅっと目を瞑ったのを合図に、私は中也に齧り付いた。

Re: 【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集! ( No.68 )
日時: 2023/04/28 06:39
名前: 来星ニコ

更新待ってます♪

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