大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集!
- 日時: 2017/11/18 13:49
- 名前: 腐猫丸
太中を主に小説を書きます。知識不足ですが、精いっぱい頑張りたいと思っています。宜しくお願いします。リクエスト募集します。太中以外は自信がありません。御了承下さい。
書けるcp
太宰×中也、太宰×中也♀、中也×太宰、中也×太宰♀
首領×太宰(でも結構ギリです)、織田作×太宰(でもR無しです)
…………要するに太宰と中也のやつ以外苦手です。
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- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.1 )
- 日時: 2017/05/20 18:07
- 名前: 腐猫丸
太中です。R18ではありません。死ネタです。文スト特有の難しい漢字とかがよく分からないので普通の書き方です。すみません。
太宰が死んだ。部下からそう報告を受けたのは凍てつく様な冷たい雨が降る夜だった。
あのクズが死んだ。嗚呼、清々した。今夜は美味い酒が飲めそうだ。
そんな事を考えながら愛車へ向かった。
「え……なんで………」
車の窓ガラスに映る俺は、泣いていた。
雨が降ってるからそう見えるんだ、なんて思おうとしたが、雫は確かに俺の蒼色の双眸から流れ落ちていた。
「なんで………だって……俺は、太宰が………」
俺は、太宰が大嫌いだ。大嫌いなはずだ。彼奴が死んだら、それは嬉しいはずなのに、どうして俺は泣いているんだ。
すみません、一旦切ります。近い内に必ず続きを書きます。
- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.2 )
- 日時: 2017/04/02 18:47
- 名前: 腐猫丸
前回の続きです。(突然始まります)
ほんとか?心の奥で誰かが言った。
ほんとに、手前は太宰が嫌いなのか?嗚呼、そうか。問うているのは、俺自身か。はっ愚問だな。
「『手前は太宰が嫌いなのか』だと?当たり前だ!俺は太宰が_」
大っ嫌いだ!!そう言おうとした瞬間、太宰の戯けた笑顔が頭に浮かび上がった。嫌になる位長い時間を共に過ごした相棒の姿が。隣を見れば何時も其処にあった笑顔が。
「嫌い…だ……大嫌いだ………俺に何も言わねぇで、消えちまった手前なんて………俺を置いて逝っちまった手前なんて……………大嫌い……だ…………」
最後の方はほとんど言葉にならなかった。声が掠れて、嗚咽が漏れて、とうとう何も言えなくなった。
気づいてしまった。いや、もうずっと前から気づいていたんだ。ただ、認めたくなくて、今の関係を壊したくなくて、気づいていないフリをしていたんだ。
俺は……太宰が………好きだったんだ。ずっと、好きだったんだ。『嫌い』なんて唯の照れ隠しで、ずっと一緒にいたいと思ってたんだ。
「俺は…手前が、大嫌いで…………大好きだったよ……………クソ太宰」
相手の居ない告白は悲しく響き、雨音に紛れて消えてしまった。
まだ続きますが、一旦切ります。続きは後ほど。
- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.3 )
- 日時: 2017/04/02 23:34
- 名前: 腐猫丸
続きです。ブチブチ切ってしまってすみません。
太宰が死んでから一ヶ月程経った。その間、俺の元には無いと言っていい程仕事が来なかった。どうやら、首領が気を使ってくれたらしい。部下達は顔を合わせる度に気まずそうにするし、中には「大丈夫ですか?」と声を掛けてくる奴もいた。首領はともかく、部下達が気づく程俺は分かりやすかったのだろうか………もしかしたら、無駄に鋭い彼奴も気づいていたかもしれない。
そんな理由で、俺は今、一ヶ月ぶりの仕事を首領から受け部屋を出た所だった。
「中原君。君にとっては久しぶりの仕事だが、いつも通りやってくれればいいのだよ。いいね」
「はい」
先程までの首領との会話を反芻しながら長い廊下を進んだ。今日の首領は何処か俺を労る様な口調だった…気がする。いや、労っていたのだろう。その証拠にエリス嬢に退室する時「頑張ってね、中也」と声を掛けられた。今まで一度も無かった事だった。
此の一ヶ月迷惑を掛けた分、今日の仕事は必ず成功させよう。そう心に決めた俺は早速作戦を立て始めた。
「……………………という作戦でいく。異論はあるか?………………それじゃあ、今夜10時から作戦決行だ。解散」
今回の仕事は例によって裏切った中小組織の殲滅だった。
すみません、スマホが死にそうですので一旦切ります。続きは明日以降になります。
- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.4 )
- 日時: 2017/05/20 18:13
- 名前: 腐猫丸
スマホ復活しました!続けます。
現在、9時53分。作戦決行まで、あと7分。部下達は既に配置について、俺の作戦開始の指示を待つだけの状態だ。
「あの、中原さん」
少し早えが始めちまうかな、と考えている処に傍に居た部下の一人が声を掛けてきた。
太宰の部下だった芥川だ。
「おう、どうした。何か問題でも起きたか?」
この男に会うと、どうしても太宰を思い出してしまう。気まずさを呑み込んで、俺は芥川に顔を向けた。
「いえ、作戦は順調に進んでおります故作戦の事ではありません」
?作戦の事ではないなら一体何なんだ?俺と芥川は他愛もない話をする様な仲ではない。そもそも、芥川の方から声を掛けてくる事自体が珍しい。
「一体どうしたんだ?」
俺は芥川の次の言葉に興味を持って発言を急かした。芥川は言うべきなのか悩む様に俯いてから、顔を上げて言った。
「僕は中原さんがヤケになってしまわぬか心配です」
???さっきよりも沢山のはてなが俺の頭に浮かんだ。ヤケになる?俺が?
「ヤケってなんで……あっ………もしかして、俺が太宰が死んだ事でヤケになって無茶な事しねぇかって事か?」
そう聞くと芥川は躊躇いがちに頷いた。
「あのなぁ、なんで俺があの青鯖のために死ななきゃなんねぇんだ。そんな事しねぇよ。そろそろ作戦を開始する。いいな」
俺がそう言うと芥川は「はい、すみません」と頭を下げて元居た場所へ戻っていった。
時計を確認すると9時58分だった。そろそろ始めるか。俺は通信機を手に取り、作戦開始の指示を出した。
最前線に立って次々に敵を蹴散らていく。こうしていると、今もまだ双黒として太宰と共に戦っている様な錯覚に陥る。その度に俺は振り返っているはずのない男を探してしまう。大概俺も女々しいな、と口元を歪めたその瞬間、背後に殺気を感じた。
狙撃手………!
俺は体を捻って相手の方を向き、反撃をしようとした………………………………………………………が、相手の方が速かった。小さな破裂音の後、ぐらりと世界が傾いた。
「中原さん!!」
芥川が俺を呼んだ、そう確認したのを最後に世界が闇に染まった。
「………何処だ此処」
気づけば俺は見知らぬ川の畔に居た。何処かの自殺愛好家のお蔭で横浜中の川は知っているが、こんな川は見たことがなかった。
取り敢えず状況を整理しようと記憶を辿った。最後の記憶は小さな破裂音と芥川の俺を呼ぶ声だ。なるほど。俺は死んだのか。それじゃあこれは三途の川ってやつか。ほんとにあったんだなと苦笑しながら辺りを見渡すと、少し歩いた先に赤い橋があった。
「えっ……嘘だろおい………」
その赤い橋の真ん中の端←(何と言うのか分かりませんでした……)に見慣れた奴が居た。
「やぁ中也。久しぶり」
そう言って優しく笑うソイツは橋に凭れて此方を見ていた。
「太……宰………」
俺はソイツの名を溢した。目の端が途端に熱くなる。太宰に会えた。ずっと会いたかった太宰に。あの世と云われる世界で。どっと感情の波が押し寄せる。それらを振り切る様に俺は駆け出した。太宰の元へ。
「此方に来るな!!」
太宰が声を荒げて言った。驚きと困惑で足が止まる。
「中也、君は未だ死んでいないよ。でも此の橋の真ん中を過ぎたら、私の元へ来たら君は死んでしまう。回れ右をして現世へお帰り」
そう言うと太宰は戯けた笑顔を向けた。あの夜、俺の頭に浮かんだあの笑顔を。
「………手前、何で死んだんだよ。噂話によると傷跡も、毒を摂取した跡も無かったらしいじゃねぇか。部屋で、一体何やってた」
言うべき事も聞きたい事も沢山あるはずなのに、俺の口から出たのはそんな言葉だった
「んん〜それが私もよく分からないのだよ」
「はあっ!?」
予想外の返答に間抜けな声を上げてしまった。
「あはっ間抜けな声出さないでおくれよ。中也の間抜けが感染ってしまったらどうしてくれるのだい?」
「俺は間抜けじゃねぇし、そもそも、そんなもんは感染んねぇよ!いいから何で死んだのか説明しろ!分かんないってどういう事だ!殺されたとでも言いてぇのかよ!」
「キャンキャン吠えないでくれるかな。大体、私が大人しく殺されると本気で思うのかい?」
「思わねぇから言ってんだよ!」
「あぁ、もう煩いなぁ。だから気づいたら死んでたんだって。なんだか堪らなく死にたくなって、この儘死ねないかなぁなんて思いながら寝て起きたら死んでたのだよ。気づいた時点で此方側に居たし、何がなんだか私にも分からないの。分かった?蛞蝓君」
すみません一旦切ります。良い所なのに…………
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