大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集!
- 日時: 2017/11/18 13:49
- 名前: 腐猫丸
太中を主に小説を書きます。知識不足ですが、精いっぱい頑張りたいと思っています。宜しくお願いします。リクエスト募集します。太中以外は自信がありません。御了承下さい。
書けるcp
太宰×中也、太宰×中也♀、中也×太宰、中也×太宰♀
首領×太宰(でも結構ギリです)、織田作×太宰(でもR無しです)
…………要するに太宰と中也のやつ以外苦手です。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.9 )
- 日時: 2017/04/04 15:47
- 名前: 腐猫丸
エイプリルフールネタの続きです。多分完結出来ません。すみません………
「あぁっ、五月蝿い!何時も嘘ばかりついている貴様が、今日という日に嘘をつかん訳が無いだろう!だから普段話を聞かされている敦に『今日は、太宰の話を聞くだけ時間の無駄だから無視をしろ』と言っただけだ。何が悪い!」
「なっ、君元教員だろう!?生徒にクラスメイトを無視するよう言うなんて!国木田君は先生失格だよ!」
「貴様と敦は生徒などではないし、俺が教員だったのは何年も前の話だ!人間失格の貴様に言われる筋合いは無い!」
「大体、今日がなんだっていうのさ!今日って何か特別な日だったっけ?」
え…………………………この人今日が何の日か知らなかったのか………………と探偵社員が同時に思ったのは言う迄もない。その中でも最もピュアな敦は罪悪感に苛まれた。
「だ…太宰さん。4月1日がどういう日か知らないんですか?」
先程まで傍観を決め込んでいた谷崎(兄)が、固まっている国木田の代わりに恐る恐るといった様子で聞いた。
「へ?一ヶ月の始まる日?交通指導の日?あっもしかして入学式?」
どうやら、本気で分からないらしい。思い当たるそれっぽい日を言っていくが、どれも的外れだ。
「今日、4月1日はエイプリルフールと言って嘘をついてもいい日なんです」
ズキズキと痛む心を抑えながら敦は言った。
「へぇーそんな日があったのだね。知らなかったよ」
「太宰さんでも知らない事ってあるんですね」
敦は思った事をそのまま口にした。
「私にだって知らない事位あるよ。敦君は私をなんでも知っている仙人か何かだと思っているのかい?………そうか、嘘をつくって、こういう事か。だから皆、私の話を聞いてくれなかったのだね。やっと合点がいったよ」
太宰は納得した様にぽんと手を打ち鳴らした。
「あっそうだ、国木田君、私はもう帰るよ」
そう言うや否や、悪戯を思い付いた子供の様な顔をして太宰は立ち上がり、すたすたと扉へ歩み寄った。
「おい、待て太宰!」
「ふふっ嘘じゃないからね。それじゃあ、また明日」
太宰は本当に帰ってしまった。
「…………少し悪巫山戯が過ぎただろうか…………」
明日詫びに昼飯でも奢ろうかと太宰が出ていった扉を見つめて国木田は思った。
仕事を終わらせた中也は、愛車で帰路についた。
そう言えば今日はエイプリルフールだったな。太宰が何か仕掛けてくるかもしれねぇから気をつけよう、と中也は思うが今まで太宰が仕掛けた事に、どんなに気をつけても対処出来た試しが無かった。悔しいが頭のできは太宰の方が上なのだ。
「ん?灯りついてんな。彼奴、何も言わずに勝手に家に入りやがって」
とは言うものの、太宰に『何かあったら俺ん家来い』と言って合鍵を渡したのは中也自身だった。それに、家に灯りがついて太宰が居る事を知ると、心無しか嬉しいのだった。本人は決して認めようとはしないが。
「ただいま」
扉を開けながら言うと、廊下に太宰が倒れていた。
「…………手前、何してんだ。踏まれてぇのか。其処どけ」
一瞬動揺したが、すぐに冷静になってぶっきらぼうに言った。忘れてはいけない。今日はエイプリルフールだ。増してや相手は太宰。言動の全てが嘘だと疑って掛からなければ嵌められてしまう。
「…………苦しいのだよ、中也。助けておくれよ」
「嘘だろ。今日はエイプリルフールだからな。ほらさっさと立て。廊下で寝っ転がってたら風邪ひくだろうが」
中也は間髪入れずに太宰の言葉を切り捨て、リビングへ向かった。後を太宰がついて来る。珍しく静かだが、気にせず帽子を置き外套をハンガーに掛けたら、代わりに黒いエプロンを付けた。今年のホワイトデーのお返しとして太宰に貰った物だ。
「おい太宰、飯未だ食ってねぇよな」
太宰が小さく頷いたのを確認してから、中也は夕飯作りを始めた。
そろそろ母が帰宅するので切ります。ではまた今夜か明日に。
- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.10 )
- 日時: 2017/04/06 17:56
- 名前: 腐猫丸
すみません。全然更新出来ませんでした。言い訳をすると学校の課題が全くやっていなくて其れらに追われてました………続きいきます
……………………静かだ。太宰が静かすぎる。考えられる可能性は悪戯を企てているか、何かに怒っているかだ。前者である事を願いたいが希望は薄いだろうな。悪戯を企てている時は勘付かれまいと隠そうとするが、そんな素振りは無い。となると、後者の何かに怒っている事になる訳だが全く心辺りが無い。
悶々と考えながら中也は次々と料理を完成させていく。その無駄の無い動きは主婦か何かの様だ。其れも此れも全て紅葉に叩き込まれた事なのだが、紅葉は中也をどうしたかったのだろうか………
考えてても仕方ねぇな、と腹を決めると中也は太宰に問い掛けた。
「おい、太宰。手前一体何に怒っていやがる。俺には心辺りがねぇから黙ってても謝罪の言葉は出て来ねぇからな」
ぷっくくく………
暫しの静寂の後、太宰が吹き出して笑いだした。
すみません。一旦切ります。
- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.11 )
- 日時: 2017/04/07 13:38
- 名前: 腐猫丸
えっ閲覧者数が200を越えている!?皆さん、こんな小説を読んでくださって本当にありがとうございます。日々様々な物に追われています故更新が遅いですが、それでもいいよ〜という神な御方はどうぞ、よろしくお願いします。
現在執筆中のエイプリルフールの小説の完結は今暫くお待ちください。すみません。
- Re: 太中書きます 注意:下手っぴ ( No.12 )
- 日時: 2017/04/08 20:56
- 名前: 腐猫丸
遅くなってすみません。続きいきます。
「ふっふふ、あははははは……」
突然笑い出した太宰に驚いて暫く呆然とした後、中也は気づいた。自分は嵌められたのだと。
「手っ前、嵌めやがったな!」
中也がそう怒鳴ると、ひとしきり笑った太宰はひぃひぃと腹を抑えながら言った。
「いやぁ、怒ってるフリしたら中也どんな反応するかなぁって思って」
その言葉に一層腹が立った中也は太宰の胸倉を掴み上げた。
「いい度胸じゃねぇか。歯ぁ食いしばれぇ!」
「まぁまぁ、そんなに怒らなくてもいいじゃない。それとも、ほんとに怒ってる方が良かった?」
太宰が急に声を低くして言うと、中也は少し怖気づいた。太宰が怒ると何から何まで面倒だ。それを考えると怒っていなくてよかったのだが、中也は素直にそう言える性格ではない。
「はっ、くだらねぇ。手前が怒っていようが、いまいが俺には関係ねぇよ」
そう言うと夕飯の準備に戻るために太宰の胸倉を離し、背を向けた。瞬間、腕を掴まれて押し倒される。
「おい、だざっ…んっ」
「分かるよね。これから何されるか」
浅い接吻をすると太宰は微笑みながら言った。それは何時ヤる前に見せる顔だった。
中也は一気に怒りが鎮まって、代わりに期待と興奮で全身が熱くなるのを感じた。
「未だ…飯食ってねぇだろ……冷めちまうから………後にしろ」
中也は太宰から顔を背けて言った。今できる唯一の抵抗だ。もっとも、太宰は何時お構いなしに始めてしまうが。
「ふふっ本気にしないでよ」
「えっ」
「っていうか『後で』って、ヤりたいんだ。性欲強いなぁ中也は」
…………また嵌められた………。
敗北感が中也を包み込んだ。沸々と湧き上がる怒りに任せて中也は太宰を投げ飛ばした。
「巫山戯んなクソ太宰!もう今日は手前が言う事全部信じてやんねぇからな!」
少し勃ったじゃねぇか!と頭の中で叫びながら中也は夕飯の準備を再開した。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17