大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【文スト】太宰と中也で二次創作! リク大募集!
日時: 2017/11/18 13:49
名前: 腐猫丸

太中を主に小説を書きます。知識不足ですが、精いっぱい頑張りたいと思っています。宜しくお願いします。リクエスト募集します。太中以外は自信がありません。御了承下さい。

書けるcp
太宰×中也、太宰×中也♀、中也×太宰、中也×太宰♀
首領×太宰(でも結構ギリです)、織田作×太宰(でもR無しです)

…………要するに太宰と中也のやつ以外苦手です。

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Re: 太中書きます  注意:下手っぴ ( No.41 )
日時: 2017/05/20 15:36
名前: 腐猫丸

変な所で切っててすみませんでした。続きです。

「……よし。此れで良いぜ」
「はい。有難う御座います。失礼します」
黒服の部下は無機質な声で礼を述べ、執務室から出ていった。俺は椅子に凭れ掛かりぐーっと背を伸ばした。元々は男が座る筈だった上に小柄な俺には大き過ぎる椅子がぎしっと音を立てて軋んだ。
ふぅ。此の忙しい生活に慣れたには慣れたが、今日は少し疲れたな……。
コンコン
「中也、居るかの?」
「ね、姐さん!?」
部下と入れ替わりの様に入って来た其の人は尾崎紅葉。俺の師であり親でもある人だ。
「相変わらずじゃのう中也。折角可愛らしい顔をしておるのじゃから、もっと女の子らしくせぬか」
「女だからって嘗められるの嫌なんです」
俺は何時も男の様な格好をし、男の様に話し、男の様に振る舞っている。異能を使えば戦闘力に文句は言われないが、矢張力だけで勝負をすれば負けてしまう。男との力の差を補う様に体術を磨き、やがて『ポートマフィア一の体術使い』と称される様になった。全ては『女だから』という理由で嘗められたくないが為であった。
「それで、一体如何したんですか?態々俺の部屋まで来るなんて」
「あぁ、そうであった。妾の拷問専門の部隊に新人が入ったのじゃ。中也と関わる事もあろうから顔合わせをさせようと連れて来たのじゃよ」
姐さんがそう言うと、扉の傍に立っていた黒服が此方へ近付いて来た。
「岡嶋と申します。宜しくお願いします」
「中原だ。宜しく」
岡嶋が手を差し出したから、俺も応じようと手を伸ばした。
「これ中也。人と握手をする時は手袋を外さぬか」
「あ、すみません」
姐さんに咎められ、俺は大人しく手袋を外し岡嶋の握手に応じた。
「………うむ。では妾達は退散しようかの。ではな中也」
妖艶な笑みを残し姐さんと岡嶋は執務室を出て行った。
却説、さっさと仕事を終わらせよう。
其の日俺が自宅へ帰ったのは二時を過ぎた頃だった。

「お早う御座いまぁす」
私は探偵社の扉を開け乍ら間の抜けた声で朝の挨拶をした。あぁ、早く帰りたい。今来た所だけど。
「だっだっ太宰さん!」
社に入った途端、助けを乞う様に名を呼ばれ其方を向く。其処には受話器を握り締め、心底困り果てた顔の敦君が居た。
「太宰さん宛に電話が来てるんですけど……」
「誰?」
「そ…それが……ポートマフィアの首領なんです…………」
「……………………………………………………私は探偵社に来ていないよ。何処かの河で入水しているんじゃないかな」
「そ、そんなぁ……兎に角代わって下さいよ。太宰さんにしか頼めない御願い事があるらしくて………」
「………あぁもう、分かったよ。……………代わりましたけど、何の用ですか。早くして下さい」
敦君が余りにも情けない顔をするものだから、私は仕方なく電話を代わった。無愛想に相手を急かす。
「おや太宰君。てっきり出てくれないと思っていたよ」
「用が無いなら切ります」
「まぁ待ち給え。用ならある。中原君の事について御願いしたい事があるんだ」
中也の事について……?
私の沈黙を興味があると受け取ったのか、森さんは話しを続けた。
「実は中原君が厄介な異能にかかってしまってね。解ける迄の間自宅謹慎を命じたんだ。見張りで誰か一緒に居てほしいのだけれど、生憎出払っていて君にしか頼れない」
「部下でも何でも付けたら良いじゃないですか」
「機密性の高い内容なんだ。其の辺の者には公表出来ない。少なくとも準幹部クラス以上でなければ」
「其れなら尚更私は不適切でしょう。準幹部クラス処か私は組織の人間でさえ無い。抑、中也がかかったのは一体どんな異能なんです」
「それがね、『自身の思った事を直ぐに言動に移してしまう』といった能力でね。ともすれば中原君が無意識に異能を発動しかねない。そうなった場合、止められるのは太宰君だけだ。違うかな?」
成程。確かに機密性の高い内容だ。思った事を何でも口にしてしまうなら、今の中也からは拷問要らずでポートマフィアの内情を聞き出せる訳か。中也に限って有り得無いとは思うけど、万が一今の状態で捕まりでもしたら事だから自宅謹慎を命じられたのだろう。
「それで?頼まれて呉れるかい太宰君」
「お断りします」
「頼むよ〜君以外に頼めないのだよ」
「お断りします」
「私がこんなに頼んでいるのだよ?」
「お断りします」
「……………本当に良いのかい太宰君。君の代わりに中原君に付く者が女性とは限らないのだよ。本当に良いのかい?」
「………!」
私は森さんの云わんとしている事に気付き閉口した。自宅謹慎ということは中也と誰かが一つ屋根の下で二人きりになるということだ。本当に其れで良いのか。
「……………………………引き受けます」
「ふふっ君ならそう言ってくれると思ったよ」
「貴方がしつこいからです」
「それじゃあ今夜、私の執務室へ来るんだ。見張りの者には話しを通しておくから」
そう言うや否や森さんは通話を切ってしまった。ツーッツーッと通話終了を知らせる音だけが残された。嵌められた様な嫌な感じを呑み込んで、私は受話器を戻した。
「だ…太宰さん?大丈夫ですか?」
ずっと私の隣に立っていた敦君が不安気な顔を浮かべていた。此の子は考えている事が直ぐに顔に出るよね。
「大丈夫。大した事じゃなかったよ」
私ははぐらかして言うと社長室へ脚を向けた。一週間程休むと伝えなければ。理由は…『中也と旅行に行く』で良いかな。
探偵社の人間は私が中也に恋心を抱いている事を知っていた。(国木田君以外)勿論私は話していない。勘付いた乱歩さんとナオミちゃんに吹聴されたのだ。
ノックをして社長室に入室する。
「社長、一週間程休みを頂きたいのですが」
「如何かしたのか」
「中也に旅行に行こうと誘われたんです」
「………そうか。楽しんでこい」
あ、今凄く勘違いされた気がする。……いいや黙っておこう。今回は其方の方が都合が良い。一週間後大変な事になってないといいけど…………

Re: 太中書きます  注意:下手っぴ ( No.42 )
日時: 2017/05/21 02:25
名前: 腐猫丸

「鴎外殿や。其方は上手くいったかの?」
「勿論。上手く太宰君を乗せられたよ。紅葉君の方はどうだい?」
「無論じゃのう。中也はもう少し周りを気にするべきじゃ」
「信頼を置く君に言われては可哀想だよ。却説、後は二人次第だね。一体如何なるのか楽しみだよ」
其の日も又ポートマフィア首領、森鴎外の執務室でふふふ…と笑い声が響いた。見張りに立っていた者達は明日世界が終わる事を覚悟したそうな。

Re: 太中書きます  注意:下手っぴ ( No.43 )
日時: 2017/05/23 17:30
名前: 黒兎

どうも黒兎と申します|ω・)
いやーとてもいい物見れました♪
個人的に太宰と中也の「眼科行け」「手前は精神科行け」のくだりツボりました(笑)
主筆頑張って下さいまた来ます♪

Re: 太中書きます  注意:下手っぴ ( No.44 )
日時: 2017/05/23 22:18
名前: 祐太郎

こんにちはー!
祐太郎って言います!
リクで、中也ケモ耳敦攻めお願いしていいでしょうか?

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