大人オリジナル小説

白楼雪短編集(R18BL)
日時: 2022/03/23 02:43
名前: 白楼雪


私の気紛れゆっくり更新短編集です。

最近長編が多かったので、短編を書こうかなと思いました。
遅筆ながら徒然なるままに書いていきます。

色の濃い短編となると思います。

上手く書いていければ、いずれ官能の短編集も書き始めるかもしれません。

それでは始めます。

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Re: 白楼雪短編集(R18BL) ( No.14 )
日時: 2022/08/27 08:41
名前: 白楼雪

蕾のなかなど、一人で処理をする時ですら触れた事などない。
ましてそこに甘美を覚えるなんて、俺は今まで想像もしていなかった。
だというのにこれでは、まるで女性が秘部を責められ欲を煽られているのと変わらない様ではないか。
「ん…違っ…こんなの、あっ…何で」
モノに触れられているわけではない。だというのに、なかから伝わる甘い痺れと堪えられないような白濁を吐き出したいという欲が心を侵食していく。
その感覚に戸惑い喘ぐ藤途に、矢崎は優しく耳元で囁く。
「怖がるなよ。男ってのは、ここにも性感があるものなんだからよ。だから受け入れろ」
矢崎の囁く知らない知識に、俺は僅かに驚きの表情を浮かべた。
彼の言葉が本当ならば、藤途が今感じている感覚は、モノへと与えられる欲とそれほど変わらない欲なのかもしれない。
そう安堵したからだろうか。疑問は解け落ち、欲への感覚は色を濃くする。
「あっ…透さん。俺…また…っ」
矢崎の指から与えられるなかの甘美に、藤途は堪えきれないと甘く喘ぎイきそうになる。
しかしその時、矢崎はふと荒くも甘い刺激を止め、藤途の蕩けそうに柔らかななかから二本の指を抜いてしまう。
「な…んで」
困惑の声を溢す俺に、矢崎は熱を帯びた瞳で微笑む。
「まだダメだ。ここからが本番だろう」
そう答える矢崎は、自身の大きく硬いモノに手慣れた仕草でゴムを付け、藤途の柔らかく濡れた蕾ぬ尖端を宛がった。
触れる感覚に、藤途の緊張と期待で喉が鳴る。
「充分慣らしたから大丈夫だと思うが、力は抜いておけよ」
囁き見下ろす矢崎に、藤途の心音は僅かに乱れ吐息を溢す。
それを合図に矢崎は自身のモノの尖端をゆっくりと、藤途の蕾を拡げ埋めていこうとした。
「あっ…なか、はいって…っ、んっ…痛っ…」
指とは違う、もっと太く大きなものがなかを拡げる感覚に、藤途は戸惑い息を飲む。
そのせいか上手く力が抜けなかったのだろう。矢崎の慣らしたなかは彼の大きく硬いモノを強く締め付け、藤途が切なそうに苦痛に喘ぐ。
「力抜けって。すぐ良くなるから」
苦痛に強く瞳を閉じる俺に、矢崎は苦笑混じりな言葉を告げ、止めること無く無理に自身のモノを埋めていく。
「あっ…無理…痛っ…ですよ。先輩の大きくて…っ」
苦痛に喘ぐ藤途に、矢崎は一つ小さな溜め息を吐く。

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