大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- DB バーダック受け
- 日時: 2018/03/28 15:48
- 名前: KI墓場ブラ太郎
バーダック受けしか書きません!
何故って?バダ受け以外書けないから!(ドヤァ
表カキコはPSPから、こちらの裏は3DSから。
駄文誤字脱字があリーまくりりん!
エロはまだ書きなれていないので、温かい目で…見てやってくだサイヤ。
コメントやリクエストしてくれると投稿する速度が早くなるかも!
仲良くしようや??
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- Re: DB バーダック受け ( No.33 )
- 日時: 2018/04/28 20:12
- 名前: KI墓場ブラ太郎
吉原ラメント的な? ロゼ、バダが遊郭で働いてます。
家が借金だらけで母は家を出て行った。
父はどうすれば良いかと悩み、ついに自らの子供を遊郭で働かせた。
その子供には片想いの幼馴染みがいた。しかし、その幼馴染みは
金持ちで、モテていて…話すことすらできない
とある子供は、父からの激しい虐待に怯えていた。
父は酒好きで、毎日何処かで呑んでは遊んで、借金をしていった。
昔、双子の兄がいたが、母に連れられ、出て行った。
あの時兄が残した言葉は、忘れていない。
____好きだ
「君の名前は?」
「……バーダック・ローレライです…」
「ふんふん…誕生日は?」
「10月17日…」
「じゃあ君の名前は今日から、フヨウね」
「………はい」
「君の名前を教えてくれるかな?」
「早乙女…ロゼです」
「誕生日は?」
「…4月5日です」
「うーん…実はね、名前を決めるんだけど、誕生花の名前からとってるんだ。生憎良いのが、なくて…」
「ワスレナグサ…から…何か…」
「……レナ…でどうかな?」
「はい。それで良いです。」
あなたを忘れたくないから。そして、私を忘れないでほしいから。
_____俺も…好きだよ…だから、忘れないで…
きっと…助けてくれるって…信じてる。
二人用の部屋。そこは、自分の家より広く、綺麗。
「お前名前は」
「…早乙女「そっちじゃねぇよ」
「…レナ…」
自分に似た、クールな少年。多分、自分と同じ18だ。
頬にある、大きな傷が、なんとも痛々しい。
虐待されていたのだろうか…?
「あの…虐待…されてた…?」
「人に聞く事かよ、それ」
「ご、ごめん…俺、虐待されてたから…」
「……俺はただ借金取りにナイフで叩かれただけだ」
「痛くないの…?」
少年は無視して、ベッドに倒れこむ。
ため息を吐いた彼の顔は、悲しそうだった。
「……フヨウ」
「え…?」
「俺のここでの名前。」
「…フヨウちゃん」
「ちゃん付けんな。俺、男。」
「ごめん…」
- Re: DB バーダック受け ( No.34 )
- 日時: 2018/04/28 22:18
- 名前: KI墓場ブラ太郎
「何で男なのに、化粧しなきゃいけねぇんだよ…わかんねぇ…」
「フヨウ…この本良く読まないと、やり方ちゃんと書いてるよ?」
「……ねぇんだよ…」
「え…?」
「字…読めねぇんだよ…英語なら読めるけど…」
「…え?え、と…外国人さん??」
そう言った時、ドアが開けられる。
ここのオーナー。とても、美人な人だ。確か名前は、トワだっけ…
「貴方…まだ、服すら着替えてないの?化粧もできてないし…」
「…すいません。字が読めなくて…。」
フヨウはイラついているようだった。
…仕方ないだろう…知らない場所で、知らない人に、知らない…何かをされるのだから…
「…その目、私に怒ってるの?私が買ってあげたのに。」
「………別に、怒ってなんか…」
「ミラ。この子に教えてあげて。“全部”ね?」
「……オッス、オラミラ。」
「ふざけてないで早くしなさいよww」
「ここ、か?」
「…んっ…っ…く……」
「声を抑えるな。売れんぞ。せっかく、顔と感度が良いんだから」
わけがわからない。何で…これから俺はずっと…こんな事されながら生きてくのかよ…?
嫌だ…怖い…怖い…
「あと、礼儀も必要だな。」
「…何でこんなめにあわなきゃいけないんだよ…やだよ…っ」
「怒ったかと思えば、次は泣くのかよ」
「ターレス…ターレス…っ」
「はぁ…想い人なんて忘れた方が良い。精々金が貯まるまで、耐えろ」
- Re: DB バーダック受け ( No.35 )
- 日時: 2018/04/29 00:29
- 名前: KI墓場ブラ太郎
「何とか良い感じにできたわね。」
「は、はい……あの……フヨウは…?」
「もうくるわ」
少しして、綺麗に着飾ったフヨウがやってくる。
綺麗で…見とれてしまう…
「流石に、傷は隠せないわね。深いし…貴方のトレードマークって感じだし?」
「バーダッ………フヨウにはやり方を全部教えたし、今日から働かせるか?」
「そうね…フヨウにはもう働いてもらいましょう。この子には早めに慣れてもらわ。レナ、貴方は外で客引きね。」
「え…客引きなんて…俺…」
「なんの為にここに来たのよ。あんた働きに来たんでしょ?」
ロゼは何も言えず、コクリと頷く。
外に出て、周りを見渡す。
道行く人に…声をかける…?俺が…?
きっと相手にしてくれない…。でも…
ちゃんとしなきゃ…。
ちょうど目の前を通った男性の袖を掴む。
「あ、あの…ここで…」
「……ロゼ…?」
懐かしい声…目線を上げて見れば…自分に似た…
「ぶ…「ブラックく〜ん!!♪」
「静音、今まで何処に行ってたんだ」
「ごめんね〜♪ってこの子誰?可愛いー♪」
何で
「確かさーブラック君って〜」
「だから君を付けるな。私達は…」
あの言葉は嘘だったの…?酷い…酷いよ…
俺は片時も、忘れなかったのに…
ロゼは無言でその場を離れ、近くにいた男性に声をかけ、店の中に入っていく。
「…ろ、ロゼ…?え?」
「…ねぇ…ここ、遊郭の場所だよね…まさか…あの子…売られたの…?お母さんに言わなくちゃ…!」
「でも、母さんは、ロゼを嫌ってるんだ…静音だって母さんの性格くらい知ってるだろ…」
「でも、ほっとけないよ…!!」
「……ロゼは…私が救い出してみせる…」
「…ブラック君…私も、頑張ってみるよ。兄妹だもん。そうでしょ?」
ブラックなんか、嫌い
あんな最低な奴だったなんて…許さない…
死んじゃえ…あの女も、死んじゃえ…
二人とも…苦しみながら死ねッ…!!
- Re: DB バーダック受け ( No.36 )
- 日時: 2018/04/29 07:36
- 名前: KI墓場ブラ太郎
「お疲れ様。初めてなのに上手く出来たじゃない」
「……ありがとうございます…」
「…何かあったの?私で良ければ、話聞くわよ」
トワさんはとてもいい人だな…
こんな俺の話を聞いてくれるなんて…
「ほらほら、怖がらなくて良いのよ、何かあったか、言ってほしいだけ」
「…俺、双子の兄が好きだったんです…」
全てを話した。7つの時に離れ離れになった事、その時に告白された事
裏切られていた事、兄に、綺麗な彼女さんがいた事…
トワはそれを聞いて、悲しげな表情をした。
「裏切られるのは…とっても辛いわ…私だって、何度も経験してきたもの…特に辛かったのは、両親からの裏切りよ…」
小さい頃に、とても仲良しな子がいた。
その子の名前は、クロノア。巫女さんだったわ…
勉強を頑張って、東大を卒業出来たら、ずっと友達でいていい、って言われてた。
だから必死に勉強した。寝る暇も惜しんで、必死に、必死に…
だからね、その努力が成就して余裕で卒業できたの。
だけど、クロノアとは友達でいられなかった。
巫女として、神の生贄になったの…
仕方がないって親が言ってたけど、ミラは気づいてた。
初めから、クロノアが殺される時間も日にちも。
親はそれを黙ってた。出来の良い子供を自慢したくて…
「だから私はここを作って、いろんな身寄りのない子を働かせてるのよ。私は出来損ないのクズ野郎だってね…さっぱりしたわ。あいつらの歪んだ顔が、泣きついてきたわ。今は収入が良いけど、あいつらに渡そうなんて、微塵も思ってない。今頃あいつらは雑草でも食べてるわね…私が仕送りをしてくれるって思いながら。」
ここにいる者は皆…訳があるんだ…
作った人にも意味があって、働いている人にも、悲しい理由がある。
きっと、他の店のオーナーは、こんなに優しい人じゃない。
俺はこの人に、感謝しないと…ここは孤児院と一緒なんだ。
「ごめんなさいね、ついカッとなっちゃったわ。でも、少しだけ続けて良い…?」
「はい。俺は、たぶん、話を聞くことでしか、貴方を癒せない」
「…ありがとう…」
最初はミラにも、憎いって思ってた。
何で教えてくれなかったのって…大嫌いって言ったわ
その時、ミラが初めて泣いたの…
『お姉ちゃん…!!嫌いにならないでよ!!』
『うるさいわね!!裏切り者!!あんたなんか…あんたなんか…!!』
『ごめんなさい…っ怖くて…っ言えなかった…言ったら、クロノアを直ぐに神に捧げてもらうって…!言ったらお姉ちゃんを悲しませると思って…っ』
『……ミラ……』
だから今もこうして、ずっと一緒にいるの。
ミラは大事な家族。たった一人の、大事な人。
「…俺、何であんな事で泣いてんだろ…馬鹿みたい…」
「そんな事ないわ、貴方の方が、悲しいに決まってる…いいえ、悲しさに上も下もないわ…悲しい事は悲しいのよ…どんなに小さな事でもね…」
「…明日から、ちゃんと働きます。こんな話、忘れるくらいに、精一杯働きます。…そうだ…改めて……」
深呼吸して、真っ直ぐ、トワを見る。
そして
「ここで働かせてください…!」
「ふふっ…はい。採用するわ。でも、厳しいわよ?みんな一日目で、辞めたいって言うもの」
「それでも、頑張ります。俺、早乙女ロゼは…いや、私、レナは、例え辞めたくて頭を抱え込んだとしても、諦めず、働きます。」
「その心意気、気に入ったわ。こんな子初めてよ」
「私も、貴方の様な、優しい女性に会ったのは初めてですよ」
二人で笑う。
この先、嫌な事があったって、それは悲しい事じゃなく、障害物に過ぎない。
障害物を乗り越えた先に、きっと、幸せがあるんだ…
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