大人なりきり掲示板

《一対一》将軍様と小説のようなものを
日時: 2017/09/03 18:14
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: RnkmdEze)


 作っておきましたっ。
将軍様以外は書き込み禁止です。閲覧はOKです。

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Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.319 )
日時: 2017/09/13 17:03
名前: 将軍 (ID: Osim3G6P)

「この馬鹿が! 一人で行動するなと言っただろ。あと犬は置いていけ」
見つけると近寄って静かに怒りながら言う

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.320 )
日時: 2017/09/13 17:12
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: qXcl.o9e)

「ぅ、ご、ごめん……でも、可哀想、だし……」
 月乃は叱られて謝るが、寂しそうにしてギュッと腕の中で子犬を抱く。子犬には首輪が付いていたがネームプレートが血で汚れており恐らく飼い主はもういないだろう。

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.321 )
日時: 2017/09/13 17:16
名前: 将軍 (ID: Osim3G6P)

「犬は可愛いのも可哀想なのも分かる。だが、俺たちのいるこの東京は最早誰がいつ死んでもおかしくないんだ。分かるか? その子を育てると情が湧く、情が湧けば別れが辛くなる。だからやめろ。今すぐここでお別れだ」
子犬を見ないようにしながら言う

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.322 )
日時: 2017/09/13 17:19
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: qXcl.o9e)

「う……でも……わかっ、た」
 月乃は涙目になりながらも小さく言い、子犬を地面に下ろす。子犬は察しているのかいないのか、下ろされても寄り付くことはなくその場でじっとしていた。

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.323 )
日時: 2017/09/13 17:20
名前: 将軍 (ID: Osim3G6P)

「行くぞ」
振り向くことなく月乃の手を握って歩き出す

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.324 )
日時: 2017/09/13 17:23
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: qXcl.o9e)

「……」
 月乃は手を握り返しついていく。よほど落ち込んでいるのか伏し目がちに無言で歩いていた。

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.325 )
日時: 2017/09/13 17:29
名前: 将軍 (ID: Osim3G6P)

「だからやめろと言ったんだ。わかった? お前は優しい娘だ。だからこそお前は他人の不幸に耐えられないんだ。それは美徳だと胸を張って言えるが、封鎖されたこの都市じゃそれは弱点だ。お前は自分が思ってるほど強くない。自分が壊れないようにするには他人とあまり関わるな」
歩きながら月乃に言い聞かせる

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.326 )
日時: 2017/09/13 17:35
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: qXcl.o9e)

「っ……うん。あっくん、心配かけてごめんね」
 月乃はそれを聞き小さく頷き彰の手をギュッと握る。否定できないことが悔しくて歯痒そうにするも、泣きそうになるのを抑えて微笑んで見せて。

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.327 )
日時: 2017/09/13 17:37
名前: 将軍 (ID: Osim3G6P)

「……好きなだけ泣けばいい」
誰もいない路地裏に入ると月乃の顔を自分胸板にかき抱いて抱きしめてやる

Re: 《一対一》将軍様と小説のようなものを ( No.328 )
日時: 2017/09/13 17:41
名前: 雛風 ◆iHzSirMTQE (ID: qXcl.o9e)

「っ……ふぅ、っ、ぅうっ。あっくんだって、優しすぎる、よ」
 月乃は抱き締められて抑えていた涙が溢れてきて慌てて顔を隠す。泣きながらギュッと彰にしがみつく。

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