大人二次小説(BLGL・二次15禁)

おそ松さん BL短編 ※長兄トド亀更新
日時: 2017/08/09 11:07
名前: 謝りキノコ

初めまして、謝りキノコです。
タイトル通り、おそ松さんの短編小説をのんびり気ままに更新します。

※更新はかなりスローペース。リクエストには出来るだけ答えるつもりです。コメントもお待ちしています。
※基本R18、稀に特殊嗜好等ありますのでお気を付けください
※作者は基本雑食です。地雷のある方は要注意!

〜謝りキノコを既にご存知の方へ〜
ちょっと色々あったので、以前雑談掲示板の方で立てたスレは一切更新しません。リクエスト途中だったにも関わらず、無責任な野郎ですみません……(><)
これからは此方のスレで、よろしくお願いします!

長くなってしまいましたが、どうぞ覗いてやってください♪

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25



Re: おそ松さん BL短編 ※長兄トド亀更新 ( No.94 )
日時: 2019/05/19 21:45
名前: 蒼の英雄

今日は!
おそ松さんのBL小説を書いている蒼の英雄こと青薔薇です!
謝りキノコさんの作品は拝見させていただきました!
文才オオアリ!羨まし〜
カラ松は絶対受け(攻め地雷)でしたが、謝りキノコさんのなら攻め大丈夫でした!(不思議)
映画.....もう何度か見たいけどお金がなー.....w

Re: おそ松さん BL短編 ※長兄トド亀更新 ( No.95 )
日時: 2019/05/26 17:08
名前: 謝りキノコ

>>青の英雄様

コメントと閲覧ありがとうございます!
次男攻めの小説ばかり投稿してしまってめちゃくちゃ申し訳ないのですが、そう言っていただけると嬉しいです^^
私の住んでる地域はもうえいがやってないので、観に行ける方が羨ましいです、、、お茶の間上映会純粋に参加したい

Re: おそ松さん BL短編 ※長兄トド亀更新 ( No.96 )
日時: 2019/05/26 17:12
名前: 蒼の英雄

ww
よかったら息抜きにでも私の小説見て下さ〜い
.....なんか、露骨な宣伝みたいになった( ;∀;)

Re: おそ松さん BL短編 ※長兄トド亀更新 ( No.97 )
日時: 2020/06/18 05:25
名前: 謝りキノコ

お姫さまにはなれなくて
プリフェア(F6十トド) R18

「十四松兄さーん、用意出来たよー」

暖かい日差しが心地よい昼下がり。お気に入りの紅茶をなみなみ注いだティーカップをふたつ、テーブルの上に並べる。もちろん僕の分と、十四松兄さんの分。
大好きなティータイムの時間。いつもは使用人さんがセッティングしてくれるんだけど、せっかく大好きな十四松兄さんと二人きり、マカロンまで手作りしちゃったんだもん。
ティータイムの準備が整ったことを確認して、僕は満足げに頷いた。

「トッティー!ティータイムの時間だよーう!!」

ぱたぱたと室内を駆け回る音と共に、十四松兄さんの明るい声が聞こえてくる。声のする方を振り返ってみれば、十四松兄さんが屈託のない笑顔で僕の元へと駆けてきた。そのまま大きく腕を伸ばして、ぎゅうと僕に抱きついてくる。

「もー、十四松兄さんったら遅いんだから!せっかくの紅茶が冷めちゃうよ」

「ごめんごめん!わー、これ全部トッティが用意したの?」

僕に抱きついたまま、十四松兄さんがひょいとテーブルの方を見やる。

「そうだよ。せっかくだから、全部自分で用意しちゃおうと思って。」

「さっすがトッティ!!とってもスゥィートだね♪」

「えへへ、ありがと&#9825;」

そう言って十四松兄さんは、僕の元を離れソファの上に腰掛ける。僕もそれに続いて、十四松兄さんと向かい合わせのソファに腰掛けた。

「それじゃあ、いただきます!」
「いただきます&#9825;」

2人で仲良く挨拶して、並べられたティーカップに手をかける。
紅茶を冷ますためティーカップを口元に近付けると、ハーブの心地よい香りが一面に広がって、心がぽかぽか、自然と笑みが零れる。
十四松兄さんの方を見やれば、さっきまでの賑やかさはどこへやら、静かに紅茶を口につけていた。長い睫毛が伏せられ、お行儀よくゆっくりと紅茶を飲む様子はそれだけで様になっていて、本当に王子さまみたいだな、なんてぼんやりと思った。
巷で「スウィートプリンス」と称されるだけあって、十四松兄さんはその一挙一動が素敵だ。誰にでも紳士的でスマートで、どこから見ても格好良くて。誰しもが憧れる、理想の王子さま。それが十四松兄さんだった。
十四松兄さんは誰にでも優しいけど、女の子の前になると、その王子さまっぷりに更に磨きがかかる。それもそうだろう、優しくて格好良い王子さまに似合うのは、花のように甘くてかわいいお姫さま。どんなおとぎ話に登場する王子さまの隣にも、いつだってかわいいお姫さまがいたんだから。
僕は全宇宙を虜にするアイドルF6のメンバー。「キューティーフェアリー」とも称され、森羅万象を魅了するかわいさを持っている僕だけど、それでも僕は男の子で、いつだって十四松兄さんの弟で。どれだけ僕がかわいくてもお姫さまになんてなれないし、本当のお姫さまにはキューティーフェアリーもかないっこないって分かってる。
でも、格好良い王子さまの愛を一身に受けられるお姫さま。そんなお姫さまが僕にはなんだか無性に羨ましくて。

「僕も、お姫さまになれたらなあ」

気が付けば、そんな言葉を1人零していた。

僕の言葉を聞いていたのかいないのか、ティーカップから口を離した十四松兄さんは、僕にまたいつもの調子で声をかける。

「トッティ、ボクそのマカロン、食べたいな」

そう言って十四松兄さんが指さした先には、僕が作った色とりどりのマカロンが並べられていた。

「いいよ、食べさせてあげる」

完璧な王子さまには、こんな僕の気持ちなんて分かんないんだろうな。
僕は考えるのをやめて、色とりどりのマカロンの中から黄色いマカロンを取り出し、それを十四松兄さんの口元へと運んだ。

「はい、あーん&#9825;」

十四松兄さんの大きく開かれた口に、マカロンを運ぶ。その瞬間、十四松兄さんが大きな口をぱくん、と閉じた。それも僕のマカロンをつまんだ指ごと。

「わ、十四松兄さん!僕の指まで食べちゃってるよ!」

一生懸命手を動かそうとするけど、十四松兄さんの口は閉じられたまま。一向に離そうとしてくれない。

「十四松兄さん、汚いよ…!」

僕が慌てているのもお構い無しに、十四松兄さんはまた目を伏せ、僕の作ったマカロンをゆっくり咀嚼していた。十四松兄さんの口の中で、メレンゲがほろほろと溶けていくのが分かる。あまりにも異質で異様な出来事に、どうすることも出来ない僕の顔はりんごのように真っ赤に染まっていた。
気が付けば、マカロンは跡形もなく口の中から消えていて。僕の指だけが、未だ十四松兄さんの口の中に残されていた。

「十四松兄さん、もう離してよ…!」

僕が戸惑いながら啄まれた手を引き抜こうとしていると、熱い熱い十四松兄さんの舌がぺろりと、僕の指を舐めた。

「ひ……、っ!」

突然の刺激に体がびくっと跳ねる。まさか十四松兄さんに指を舐められるなんて思いもしていなかったから、不思議な感覚に体がぞわぞわする。
十四松兄さんは、そんな僕をお構い無しに、まるでキャンディーでも舐めるかのように僕の指をぺろぺろと舐めた。

「やだあ、十四松兄さんっ、汚いよ…!」

やだやだと首を振って悶える僕を、十四松兄さんの青い瞳が捉える。サファイアの宝石よりも、海よりも深く深く青い瞳に見つめられると、思わずどきどきして動けなくなってしまう。
どうしてこんなことをするんだろう。緊張でうまく回らない頭でぼんやりとそんなことを考えていると、十四松兄さんは満足したのか、僕の指をようやく口から引き抜いた。
十四松兄さんの熱い口の中で弄ばれた僕の指は、唾液が絡まりてらてらと濡れそぼっている。

「トッティありがとう&#9825;マカロンもトッティも、とっても甘くて美味しかったよ」

「…………っ、」

そう言って満足そうに笑う十四松兄さんに、何も反応出来ず硬直してしまう僕。心臓のどきどきという音が、すっかり固まってしまった身体にこだまする。
そんな僕を気遣ってか、十四松兄さんは僕の耳元に口を近付け、そして囁いた。


「トッティはお姫さまなんかじゃないよ。
もっともっと甘くてかわいくて大切な、僕だけのデザートなんだから。」


じゃあね、素敵なティータイムをありがとう、そう言って十四松兄さんは部屋を後にする。
テーブルの上に置かれた未だ手付かずの僕のティーカップ。中の紅茶は、とっくに冷え切ってしまっていた。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。