大人オリジナル小説

ワタシのイキル意味
日時: 2011/01/06 17:36
名前: 発戸

はじめまして発戸(ほっと)です笑

私は少しでも多くいじめられてる方の辛さが分かって頂けるような小説を書きたいと思っています。
名前の由来も皆様が温かい気持ちになれるようにと^p^
いじめられないのが常識ではないんです。
今もいじめらてる方がいるかもしれません。
私は「頑張って」としか言えませんが、一人でも多くの方に勇気を持ってもらいたいと思っております。

!登場人物!
 L川崎 百音 (かわさき もね)
  主人公。いじめられてる女の子
 L広重 あすか (ひろしげ あすか)
   何でもはっきりと言う女の子
   過去に辛い事があった。
 L小柳 舞 (こやなぎ まい)
   いじめの主犯。リーダー的存在
   自分より上が居るとすぐ苛める
 L柏崎 優奈(かしわざき ゆな)
    舞の友達。いじめをしてる
 L斎藤 春 (さいとう はる)
    舞の友達 いじめをしてる

この人達の物語です。
それでは。
更新遅めかと思いますが、よろしくお願い致します^^

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話戻ります★!
二十八話[>>52]

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Re: ワタシのイキル意味 ( No.53 )
日時: 2011/01/07 16:29
名前: 発戸

二十九話[病院]

『―――ね!百音!!』
アレ?
この声はお母さん?
どうしたの?
そんなに大きな声出して。
『百音!!百音っ!!』
待ってて・・・。
今目を開けるから――――・・・。

「―――ぉ、、母、、さ、、ん?」
目を開けると、母の心配そうな顔と眩しい光が見えた。
薬品の匂いがする・・・。
『百音!良かったあー』
目を潤ませながら言う母。
「ここどこ?」
私。
小柳に殺されたんじゃないっけ?
そう思いながら重い体を起こす。
「っ!痛い!」
すると頭に激痛が走る。
『百音!大丈夫?寝てていいのよ?』
母が体を支えてくれた。
「ん。大丈夫。ここどこなの?」
私は体を起こして聞く。
『百音。学校の古い体育倉庫に頭から血を流して倒れてたのよ。』
そうだよね。
私てっきりもう死んじゃったのかと思ったよ。
『上から鉄の棒が落ちてきたみたいね。』
違うよ。
それは事故じゃないんだよ。
もう少しの所で殺人に変わる所だったんだよ?
「ここって病院?」
『うん。少しだけ入院することになったの』
今思ったけど個室だ。
個室って高いんだよね?
でも、こういう場合って学校側からお金が出るんだっけ?
『命には別条がないみたいで良かった〜』
「そうなんだ」
頭思いっきり殴られたのにね。
今思えば、頭は包帯でグルグル巻だった。

シンッと静まり返る病室。
母が急に真剣な顔になり尋ねて来る。
『ねえ。百音。どこかの学校に転校しない?』
「何で?」
『苛めが悪化しなうちに・・・ね?』
―――もう悪化してるよ?
私殺されそうだったもん。
『今日病院に運ばれたって聞いて、怖くなったの』
「今転校したら駄目だよ。」
『何で?』
「だって。逃げてるみたいじゃん。それにあすかも居るし」
『・・・でも』
「大丈夫だって!私は絶対に自殺しないし、ずっと笑えるよ。」
『・・・。』
「あすかも居るもんっ!それに―――・・・。」
『それに?』
「心配してくれるお母さんだって居るから」
そう言って笑う。
すると母も私につられて笑う。
『頑張ろうね!』
「うん!」
とびっきりの笑顔で返事。

私はまだ死んでないよ

ココロも生きてるよ

私意外と弱くないんだよ

死にたいって思っても皆近くに居てくれるから

大事な人が出来たから

学校でも家でも笑えるようになってきたよ

だから


これからも


頑張って生きるよ―――――・・・。

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