大人オリジナル小説

ワタシのイキル意味
日時: 2011/01/06 17:36
名前: 発戸

はじめまして発戸(ほっと)です笑

私は少しでも多くいじめられてる方の辛さが分かって頂けるような小説を書きたいと思っています。
名前の由来も皆様が温かい気持ちになれるようにと^p^
いじめられないのが常識ではないんです。
今もいじめらてる方がいるかもしれません。
私は「頑張って」としか言えませんが、一人でも多くの方に勇気を持ってもらいたいと思っております。

!登場人物!
 L川崎 百音 (かわさき もね)
  主人公。いじめられてる女の子
 L広重 あすか (ひろしげ あすか)
   何でもはっきりと言う女の子
   過去に辛い事があった。
 L小柳 舞 (こやなぎ まい)
   いじめの主犯。リーダー的存在
   自分より上が居るとすぐ苛める
 L柏崎 優奈(かしわざき ゆな)
    舞の友達。いじめをしてる
 L斎藤 春 (さいとう はる)
    舞の友達 いじめをしてる

この人達の物語です。
それでは。
更新遅めかと思いますが、よろしくお願い致します^^

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話戻ります★!
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Re: ワタシのイキル意味 ( No.47 )
日時: 2011/01/04 16:53
名前: 発戸

二十六話[今まで]

泣き終え疲れ切った私は葬式場の外へと出た。
そこにはあすかが一人木の下にいた。
雨なのか涙なのか、あすかの横顔には一粒の雫がこぼれ落ちた。

「・・・あすか」
あすかの前に立ってあすかに話しかける。
あすかはゆっくりと手紙から私に視線を向けた。
『・・・。』
「あのね私――――」
『何も聞きたくない!!!』
「ぇ!?」
行き成りの怒声。
こんな声初めて聞いた――――・・・。
やっぱ彩加を殺したのは私だってあすかも思ってるんだ。
当たり前だよね?
『もっとあたしが早く苛めに気づいていればっ!!もっとあたしが支えてあげたら!!こんな事には―――。』
それっきりあすかは喋らなくなった。
「あすかが悪いわけじゃないよ。」
『あたしが悪いんだっ!!』
「違うよ。心が弱かった彩加が悪いんだよ?」
そこまで言うとあすかは行き成り立ちあがった。
そして――――・・・。
私の胸ぐらを思いっきり掴んで怒り始めた。
『彩加は弱くなんかないんだ!!最後までお前を庇い続けたんだぞ!』
うん。
知ってるよ。
『彩加はあたしのせいでもお前のせいでも無いって言ってんだぞ!』
うん。
紙に書いてあった。
『彩加はなぁ・・・・。』
そこまで言ったら、あすかは手を離し私に背を向けた。
『一番優しくて、一番強い女の子だよ。』
そう言うあすかの背中は震えていた。
泣いてるんだね・・・・。
「・・・あすか。」
ごめんね、あすか。
『お前の事は恨まないよ。彩加が恨むなって言ってるし、お前が全て悪いんじゃないからな』
「・・・。」
『でも!今までと同じ関係にはもう戻れない―――・・・。』
「ぅん」
そうだよね。
分かってたけど。
心のどこかでは期待していたかもしれない――――・・・。
『じゃあ。あたしもう帰るね。バイバイ”小柳”』
「―――っ!!!」
それだけ言うとあすかは帰って行った。

初めて名字で呼ばれた。
初めてあったときからあすかは『舞』って呼んでくれた。
もう『舞』って呼んでくれないんだね。

初めて知ったよ


――――――「辛い」っていう気持ちを。

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