大人オリジナル小説
- ワタシのイキル意味
- 日時: 2011/01/06 17:36
- 名前: 発戸
はじめまして発戸(ほっと)です笑
私は少しでも多くいじめられてる方の辛さが分かって頂けるような小説を書きたいと思っています。
名前の由来も皆様が温かい気持ちになれるようにと^p^
いじめられないのが常識ではないんです。
今もいじめらてる方がいるかもしれません。
私は「頑張って」としか言えませんが、一人でも多くの方に勇気を持ってもらいたいと思っております。
!登場人物!
L川崎 百音 (かわさき もね)
主人公。いじめられてる女の子
L広重 あすか (ひろしげ あすか)
何でもはっきりと言う女の子
過去に辛い事があった。
L小柳 舞 (こやなぎ まい)
いじめの主犯。リーダー的存在
自分より上が居るとすぐ苛める
L柏崎 優奈(かしわざき ゆな)
舞の友達。いじめをしてる
L斎藤 春 (さいとう はる)
舞の友達 いじめをしてる
この人達の物語です。
それでは。
更新遅めかと思いますが、よろしくお願い致します^^
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話戻ります★!
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- Re: ワタシのイキル意味 ( No.40 )
- 日時: 2011/01/03 13:26
- 名前: 発戸
二十四話[今さら遅い]
今日は谷口の葬式の日。
周りにはたくさんの人々が来ていた。
壇上にはアイツの笑った写真。
ああ――――・・・。
私が殺したんだ――――――――・・・・。
キョロキョロと回りを見渡してみた。
たくさんの人が泣いている。
・・・。
あ。あすかだ。
遠くにはあすかが一人立っていた。
あすかの目は死んだような目をし、壇上のアイツの写真を見ていた。
―――今のあすかの目には光が灯っていない。
ごめんね。
あすか。
私、結局あすかを苦しめてばっかりだね?
すると私の前に一人の女性が来た。
『あなた・・・。小柳舞ちゃん・・・かな?』
その女性の人は誰かと同じような笑い方をして聞いてきた。
でも目が赤い。
・・・この人も泣いてたんだ。
「はい。そうですけど?」
『良かった。私ね彩加の母よ』
ああ。そうか。
この人の笑いはアイツと同じ笑いだったんだ。
「そうですか。」
短く言葉を済ませる。
多分この人は私を怒りに来たのだろう。
『彩加がね毎日話してくれたわよ〜!”舞ちゃんはお嬢様みたいで可愛いんだよ!”って』
「ぇ?」
嘘でしょ?
私いつもアイツを苛めてたんだよ?
『そうそう。これ。舞ちゃんに渡してって言われたんだけど・・・。』
そう言って渡されたのはノートの切れはしだった。
「なんですか?」
『貰ってあげてね?いつもありがとうね』
そう言ってアイツの母は笑った。
おもわず目を反らしてしまう自分。
『あ、あの子広重あすかちゃんかな?』
そう言ってあすかの方へと走り出した。
「・・・。」
私はアイツの母から貰った切れはしを眺めていた。
手紙みたいに折りたたまれていた。
慎重に開けてみる。
「っ!!!!」
『舞ちゃんへ
今までたくさん迷惑かけちゃったね?
ごめんね。
私が死んだのは舞ちゃんのせいじゃないからね!!
私ね舞ちゃんみたいなお嬢様になりたかったなあー
可愛くて、あすかちゃんと話しているときは可愛く笑って!
憧れてたんだよ?
もし今度会えたら一緒に遊びたいなあー
一杯話して、一杯遊んで、一杯仲良くなりたい!!
彩加より。』
可愛い字。
何で最後の最後まで私に優しくするの?
私貴方を苛めてたんだよ?
「っ、、、ぅ、、、」
段々、文字が掠れてきた。
アイツから貰った手紙は私の涙で濡れてきてる。
「さ、、、や、、、か、、」
私はアイツの名前を小さく呟く。
何でアイツの良さに気付いてやれなかったのだろうか
今頃、好きになったってもう遅い
「さや、、、か、、私も、、、あんたに、あ、、こが、れて、たんだ、、ょ」
ごめんね。
今謝っても遅いよね。
もうこの涙は止まらない。
ちらっとあすかが葬式場を走ってでていくのが見えた。
私は何も言えず
ただ
じっと
肩を揺らして泣いていた――――――・・・・。
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