大人オリジナル小説

いじめに逆らってみる [>21まで更新
日時: 2011/05/06 21:05
名前: 憂 ◆aBcA7JIVvE

小説内でのいじめに逆らってみると、なんか違った感じのが書けそうな気がしたからやってみます(´∀`*)


真面目に書いてる人から見ると、ちょっと不快に思うかもしれないけど
そこは優しくスルーしてあげてください。


    ε= \_○ノ ヒャッホーウ!!!

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Re: いじめに逆らってみる ( No.46 )
日時: 2011/02/10 21:46
名前: 憂 ◆aBcA7JIVvE

[>16



移動先の理科室に、愛莉たちより一足先に着いてから、今度は手短に確実にできるようなことをした。

足をひっかける。単純だな。

これは陽仔の思いつきなので、陽仔がやるーと言っていた。


「アズと実來、来たよ」


まさか足を引っ掛けられるだろうと思ってもいないアズは、いつも通り普通に理科室に足を踏み入れた。

その瞬間、陽仔の右足は後ろに大きく振り上げられた。

そして、アズのもう一歩を踏み出す間も与えずに

アズの右足にヒットさせた。


ひっかける、というより、蹴ってる感じだ。


「――っ!?」

何の前ぶれもなく蹴られたので、何も言葉が出ないアズ。

自分の右足、陽仔の右足、そして顔の順にアズの視線が動いたのがはっきり分かった。


そこに愛莉たちが入ってくる。

最初に声を上げたのは百瀬だった。

「・・・邪魔」

百瀬の言葉の威圧感は、なぜか強い。


百瀬は、仲のいい人と、フレンドリーの人以外とは明るい口調で話せないのか、話さない人だ。

そのため、滅多に会話を交わすことのないアズたちと、テンションを上げて話すことなど考えられない。


そこに調子に乗りたがり屋の香奈恵が言う。

「百瀬うけるっ!!」

「・・・えっ、何がぁっ?」

今のも百瀬だ。人による喋り方が違いすぎて、百瀬の性格がよくつかめない。


「つーか、早くどいてくんない?そこ邪魔なんだけどさ」

愛莉が言い放つと、アズと実來は、のそのそとそこを動いた。

アズの右足は、少しだけ動きが鈍かった。

実來は歩きながら振り返ると、一瞬だけ、顔が変わった。


その顔は、見た誰もが目を疑いたくなるような、実來にはとても似つかない、

とても怖い顔だった。

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