大人二次小説(BLGL・二次15禁)

実.況.者BL 主にフ.ジ.キ.ヨ等!
日時: 2018/05/11 00:06
名前: 山口忠⊂(∵∀∵)⊃{ツッキー! ◆CqDQM2SNgE

山口です!新スレです!

※注意※
○山口だけが書きます!
○nmmnが…とか18禁は…とか言う人は来ないで下さい。
○荒らし、悪コメ拒否。 
○雑談は少なめに!
○リクはいっぱいしてね!

cp
キヨ K
フジ F
ヒラ H
レト R
ズズ Z
Loi L
かみたま
らすこー
こーすけ Ko
つわはす Tw
P-P P
TAKOS…微妙
蘭たん(主につわ蘭) Rn
まお

M.S.SProject
○○の主役は我々だ!…微妙

地雷
キヨフジ
フジ受け
レト、アブ攻め
ぴぴつわ
あろま攻め
えお受け
蘭つわ

ですかね?
ぜひリクお願いします!
fjkyばっかり書きます!((

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Re: 実.況.者BL 主にフジキヨ等! ( No.185 )
日時: 2017/09/14 00:31
名前: 山口忠⊂(∵∀∵)⊃{ツッキー! ◆CqDQM2SNgE

「…う、…ぅ痛…い、痛ぃ痛い痛い…っぁぁあっ…痛…ぃ…」


俺は救急車を呼んだ。

キヨは咳込んでは嘔吐を繰り返した。


「…キヨ、大丈夫、大丈夫…俺がついてるから」

「ぅぅ…っフ、ジ…俺…」

「…大丈夫、大丈夫…キヨは俺が…」



守ってあげるから。


そんな、言葉は、言えなかった。
もう、守ってあげることが出来なくなっているのだから。


*

「…いやーびっくりした、やっぱ入院しなかったから盲腸悪化したんだな」

「そうだね、よかった大丈夫そうで…」

「……ねぇ、フジ…俺は本当は何になっているの」

「_________ぁ…」


やっぱりバレてた、んだ。


「…盲腸、なんて…嘘…本当は、………っ…胃癌、なんだ」

「_________ほぉ、手術は」

「…出来ない、あと…、あと、余命が…っ…1か月、なんだ…」

「……案外短いな、だから腹痛かったんかな」


案外ケロリとしてみせる。

なんで?余命1か月なのは、キヨなのに、恐くないの。


「……俺、飲み物買ってくるよ」

「おぉ、サンキューな」


近くの自動販売機に行った。

これ以上、キヨを見ていたら泣くのを我慢出来なさそうだったから。



「……キ…」

「…っ、死にたく…ねぇ…」


キヨが…泣いている…?


「…まだ、やりてぇこと、いっぱい…あんのに、あんまりだぜ神様…フジと結婚…約束したのに…っ」


ドアの前で俺は膝から崩れて泣いた。

ひたすら声を殺して、泣いた。
助けて、キヨを、どうか。

まだ、キヨといたいんだ…


*

「_______俺、死んじゃうのに…結婚の約束、破っちゃうから…ごめん…」

「…それを知ってて、俺は約束をしたんだ、わかる…?」

「だって俺、お前に何も…出来なくて…!!」

「…ただ、俺は祈ってるんだ…キヨと生きていたいって…」

「_______無理、無理だもん…神様は、俺を殺したいって…!!」

「…だったら、俺は______

「_______ぅ…うぅ…痛…!」


突然キヨは腹を抱えて、話さなくなった。

そのまま緊急手術は行われた。


「…手術は高確率で成功するものですが、体力が…もつか…」

「……やめろ、手術なんか…しないで、まだ話したい…ことが…キヨ!!」





帰ってきたキヨは、眠っていた。

肌が、白くて綺麗なまま。


「キヨ、お疲れ…起きて、部屋…戻らなきゃ…?」


キヨは返事をしなかった。

ねぇキヨ、まさかだよね

嘘でしょ?キヨ、キヨ、怒るよ?


「…なんで、キヨは起きないんですか…?」

「…手は…尽くしましたが…」

「……何が、尽くした…だよ、勝手に手術、したのは、てめぇ…だろうが!!!!」

「…キヨさんが…大事に持っていた、ものがあって…」

「……ふざけ_______!!!!」

「大事に、最後の最後まで握っていたんです…」


渡されたのは指輪と小さなメモ用紙だった。


「……キヨ…から…?」


小さなメモ用紙を開く。


“ごめんなフジ、やっぱ約束守れねぇみたいだ。

薄々、わかっていたけどさ、死ぬのは恐かった、けど。
ただフジが、お前が傍に、隣に、居てくれたことが、









幸せでした。
楽しい時間をありがとう、


恥ずかしくて言えなかったけど、
フジを愛してるよ。世界で一番、誰よりも、フジを。”


「___ぁ、…ぅそだろ…う、わぁぁぁぁぁ!!!!!」


医者も流石に俺を止めなかった。
目を覚まさないキヨを目の前にして泣き叫んだ。

気が狂ったように、叫んだ。


誰よりも愛しているキヨが、
隣で笑っていてくれたことが、
邪魔してくることが、

たまらなく、嬉しかったから、

俺はつい、甘えていたんだ。


キヨ、死んでしまった貴方に、
世界の何処を探しても居ない、消えてしまった貴方に

俺は、何度も何処でも恋をする。


そして繰り返し、また君と恋に堕ちる日が来るのだろう。

end,


(;ー;)…

Re: 実.況.者BL 主にフジキヨ等! ( No.186 )
日時: 2017/09/13 21:03
名前: 空芦葉

つわ蘭、殺したことにして助けるとかはすおイケメンすぎだぁぁ
一番新しいフジキヨ、めっちゃ悲しい…
でもこういうせつないのもありだなって思った!
また、つわ蘭書いて下さいな!!

Re: 実.況.者BL 主にフジキヨ等! ( No.187 )
日時: 2017/09/14 19:50
名前: 蒼葉

フジキヨを読んでガチ泣きしてしまった蒼葉です。今度この話のキヨ生存ルートを書いてほしいです!それか、キヨフジで死ネタかr18をお願いしたいです!時間があればお願いします!!ではではっ!!!(・´ワ・`)バイバーイ

Re: 実.況.者BL 主にフジキヨ等! ( No.188 )
日時: 2017/09/14 23:44
名前: 山口忠⊂(∵∀∵)⊃{ツッキー! ◆CqDQM2SNgE

くろはさん>>つわ蘭書くの可愛くて大好きです…

蒼葉さん>>キヨフジですか??

とりあえず生存ver書く。
明日からテスト期間なんで2週間これないカモ。

一応別ネタ

***************


キヨが肺癌になって1か月が経った。

余命宣告は受けなかったものの、低確率でしか成功しないと言われる、
切開手術をしなくては治らないと言われた。

治らなければ、きっと余命が決まるだろう。
成功率、約30%


「……手術、俺受けない」

「______は?いやいや、キヨダメだよ、受けないと治らな…」

「失敗したら、そこで終わりなんだよ」
          ・・・

「______…っそ…ん…」


否定はできなかった。
終わり、終わり…キヨは、意味をわかって言ったの?

失敗したら、もうキヨは…


「…治らなければ、もって3週間ほどかと…」

「……咳止めじゃ、どうにもならないんですか?」

「咳によって、肺への負担がより増します、彼にも限界はあるでしょう」


どうにか手術を受けなきゃ、でも、

30%…って、低すぎる。

キヨが起きないまま、手術室から出てきたらどうしよう。


俺は、どうしよう…?


「…手術を受けてほしいんだ」

「嫌だ、死にたくない、嫌だ、嫌だ…!」

「…俺はそれでも!キヨを信じるから、30%を信じるよ!」

「______俺、これでも怖いんだぜ…」

「わかってるよ…俺も、怖い…」


キヨの震える手は、俺より震えていた

声も掠れて、時刻みに咳込む。

「…辛いだろうけど、俺はまだキヨと生きていたいよ」

「______信じる、30%でもいい、手術受ける…」

「あ、ありがとう…キヨ!」


そして、その日はあっという間にきた。



「…んじゃ、行ってくるわ…」

「……キヨ」


俺はキヨを抱き締めた。
強く強く、


「愛してる、大丈夫キヨは、帰ってこれるから…」

「…っ、帰っ…てきたら…焼肉、食べ…たい…」

「……うん、いっぱい食べよ…」


俺はキヨの手を離した。


それから沈黙の9時間が経った。

*


キィと手術室のドアが開いた。


「……た、…だいま…!」

「…キ…ヨ______」

「麻酔がとれるまで中で寝ていたので、健康に変わりはないでしょう…手術は大成功でした。」

「…キヨ、好き…帰ってくると思ってた…」

「______なぁフジ、…俺たまに、肺が痛くなることがあって…
俺死ぬんだ、って思って怖かった。

ただ、その痛みを感じていたら、生きてるって思えて、フジを思い出すんだ
あぁ会いたいなって…」

「……うん、うん…」

「…でももう、その心配はいらないんだ…」

「俺が、気づかせてあげるよ、キヨが生きてる証を」 


キヨと俺が、今ここで生きてる証を。

end,

キヨフジは生理的に受けつけられないのです(;д;)

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