大人オリジナル小説
- 虚無の軍団
- 日時: 2018/03/15 22:03
- 名前: こあく
内容とか諸々
主人公がハーレムされる感じです。NL、BL、GLなんかあり。主人公チートでファンタジーでSFな感じ。後はR-18指定。これが大丈夫な方は、ゆっくりしていって下さい。
あらすじ
現代、魔法と科学のどちらも存在する世界。主人公ツイボルグは中学時代のトラウマから人間不信になり、孤児院での家族と言える、ガクと蒼としか会話をしなくなった。しかし、とある日にそれは覆された。そして彼が自分自信の全てを知るきっかけとなった。虚無が再生した時、世界が知るのは希望か絶望か。そして、仲間達の選択は如何に。
2018.1/27 閲覧数 100越え有難うございます!
2018.2/28 閲覧数200越え有難う御座います!
2018.3/10 題名変えました。
2018.3/15 閲覧数300超え有難う御座います!
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- 素敵な仲間に恵まれて ( No.18 )
- 日時: 2018/01/28 12:02
- 名前: こあく
第14話 二日目
ツイボルグ視点
……小鳥の囀りが聞こえる。もう朝か。いつのまにかとなりに昨日の黒い猫がいた。日が暖かい。冬なのにな。やっぱり魔法だな。それも古代魔法学の。現代の魔法学はオリジナルなのだ。古代文明の形跡はこの世界の何処を探しても無い。滅んだのか、それとも他の所に保管されているのかすらも不明である。しかしながら唯一分かる事は今よりも魔法学が優れていたという事だ。遺跡を発見した時に見つかった古代魔法具、アーティファクトと呼ばれるものが今の魔法具よりも性能が上回っており、過去に干渉する事も可能らしい。魔女の大体のこの時代の人間であり、その技術を使い長生きしているらしい。つまり、この屋敷は宝の山だ。昨日、図書室を見つけた。そこで学習しよう。
図書室に入る。何故か黒い猫も付いて来ている。俺は本を手に取る。
「……古代魔法でもないな、これ。それよりも昔の本だな。」
本の内容を読むと明らかに古代魔法とは違う。何故かと言うと、現代魔法学と古代魔法学の法則でもないからだ。古代魔法は普通詠唱式を、現代魔法は魔法陣式を採用している。しかし、この魔法は想像したのを具現化させる魔法だ。これは古代よりも昔と考えてもいいだろう。
「予知魔法、破壊魔法、時空魔法まで……。…?これは何だ?歴史か?」
歴史の本だ。現代の人間が辿り着かない領域の歴史、どんな人間も気になるだろう。俺は本をゆっくりと開く。
『原初と歴史』
この世界の原初は虚無からだった。虚無が全ての根源であり、そこから生まれる。この世界もその1つの産物でしかない。しかし、この世界には魔法という超常現象を虚無は与え、私が治る事になった。虚無は必ず世界の支配者、神という存在を1つの世界に1人付ける。そして、それを見守る監督官もいた。それが紫の魔女様だった。虚無が最初に産み出したのは悪と正義であり、後に魔神と聖神と恐れられる方々だ。その後に産み出されたのが『色』である。赤、黄、緑、青、紫、白、黒、銀、金であった。1人1人に異名が付けられている。紫の魔女様の様に。
話がずれたが、私はこの世界にまず、生物を造る。そして必要な環境を整え、見守る。紫様も密かに暮らしている。私には分からないが。
良い環境で生物が育ち、文明を持つ様になる。素晴らしい技術だった。他の世界より美しい文明だと自慢できる。
虚無が暴走した。いや、正確には自我が芽生え、大切な人を失った時の感情が荒れ狂い、1つの世界が滅んだ。そして、全てをリセットした。幸い、神々や色の方々は逃れたものの、付き人の様なお二人は虚無の為にわざと巻き込まれた。世界は破壊はされなくとも、全てが一に戻された。無に還ったのだ。これが我々を産んだ、父の威力なのかと我々は恐怖と畏怖を覚えた。
虚無の世界は存在し続けているが虚無の自我、つまり本体が眠りにつき、いつ何処で新しく生まれ変わるか分からない状態となってしまった。あのお二人も共に眠っておられる様で分からない。しかし、それと裏腹に世界の復興は進んでいる。他の神々もそうらしい。銀様は虚無の世界が暴走しない様に本体がいない間監督している。
『これから世界を治める私達は我らが父を崇拝する。全ては父の元にあらんことを。 直筆』
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