大人オリジナル小説
- 虚無の軍団
- 日時: 2018/03/15 22:03
- 名前: こあく
内容とか諸々
主人公がハーレムされる感じです。NL、BL、GLなんかあり。主人公チートでファンタジーでSFな感じ。後はR-18指定。これが大丈夫な方は、ゆっくりしていって下さい。
あらすじ
現代、魔法と科学のどちらも存在する世界。主人公ツイボルグは中学時代のトラウマから人間不信になり、孤児院での家族と言える、ガクと蒼としか会話をしなくなった。しかし、とある日にそれは覆された。そして彼が自分自信の全てを知るきっかけとなった。虚無が再生した時、世界が知るのは希望か絶望か。そして、仲間達の選択は如何に。
2018.1/27 閲覧数 100越え有難うございます!
2018.2/28 閲覧数200越え有難う御座います!
2018.3/10 題名変えました。
2018.3/15 閲覧数300超え有難う御座います!
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- 素敵な仲間に恵まれて ( No.8 )
- 日時: 2018/01/23 18:39
- 名前: こあく
第6話 虚無と銀の女王
うん…?何処だ、此処。白くて何も無い。そして自分の胸の中には虚無しかない。虚しくて、でも空っぽな感じが、俺を落ち着かせる。足が地面に付いてなくて、浮いてるんだろうか。感覚も麻痺した状態のようだ。よく分からない。
「なぁ、今どんな気分だ?」
誰かの声が聞こえた。振り向いても何も無い。この声は聞きたくない声だ。胸糞悪くなる。だが、そんなの御構い無しに、声は続く。
「可哀想に。親に捨てられて。」
「ねぇ、君の価値はあるの?」
「死んじゃえよ。」
聞きたくない、五月蝿い。そんな俺の声を無視して、俺の最悪な思い出を綴るのだ。苦しくも、この世界は無情で、何処にも逃げ場など無い。過呼吸という手をも殺す。
「ねぇ、辛い?辛いよね、きっと。私のところに帰っておいで。守ってあげる。」
不意に声が聞こえる。俺はその声に縋りそうになる。だが、躊躇する。駄目だ、行ってはならないと。声のする方向を向くと、銀髪の女の子がいた。会ったことは無いのに、懐かしい感じがする。しかし、手を伸ばしてはいけない。自分の頭の中が、手を伸ばせばもう戻れないと。
「帰らない。俺は、自分で生きる。」
そう答えた。帰るところなんて知らないし分からない。けれど、口から勝手に出たのだ。彼女に呑まれてはいけない。絶対に。
「そっか…。気が変わったら、また来てね。いつでも、待ってるよ。」
母性溢れる声が聞こえた。その後直ぐに俺は意識が途切れてしまった。
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