大人オリジナル小説

虚無の軍団
日時: 2018/03/15 22:03
名前: こあく

内容とか諸々
主人公がハーレムされる感じです。NL、BL、GLなんかあり。主人公チートでファンタジーでSFな感じ。後はR-18指定。これが大丈夫な方は、ゆっくりしていって下さい。

あらすじ
現代、魔法と科学のどちらも存在する世界。主人公ツイボルグは中学時代のトラウマから人間不信になり、孤児院での家族と言える、ガクと蒼としか会話をしなくなった。しかし、とある日にそれは覆された。そして彼が自分自信の全てを知るきっかけとなった。虚無が再生した時、世界が知るのは希望か絶望か。そして、仲間達の選択は如何に。

2018.1/27 閲覧数 100越え有難うございます!
2018.2/28 閲覧数200越え有難う御座います!
2018.3/10 題名変えました。
2018.3/15 閲覧数300超え有難う御座います!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30



素敵な仲間達に恵まれて ( No.3 )
日時: 2018/01/22 19:43
名前: こあく

第2話 屋上での出逢い

人の顔もまともに見れない。そんな悩みを抱えて学校へ来たが結局はいつもの屋上にいる。逃げてばっかり、自分を恨む。恨んだって何にも変わんないのにな。
「あぁ、眠い。寝るか。」
昨日も良く眠れていない。そもそも、寝ていない。悪夢を見るようになってから、夜寝る事が無くなった。ただ、その暇潰しでゲームをする様になり、強くなったが。人間不信にもなり、二次元に逃げ込んだ。本当、リアルが生々しい。俺は思考回路が回らなくなり、意識を手放した。


……何時間経っただろうか。寝起きなのでもぞもぞと動く。すると、隣の物体に当たる。なんだ?と思い、俺は反対方向を向くと、
「うん?!えっ、えっと?!」
ビビってしまった。そこに人がいたからだ。胡座をかいている。俺は少し身を引いてしまった。俺の脳内が、警報を鳴らす。
「なんだ、起きたのか。サボりに来たらお前が寝てたから、寝られなかったんだけど。」
急に話しかけられて俺は、
「おっ、おう。」
どもってしまった。コミュ障が発動する。人となんて、ガクや蒼以外とあまり喋らないから。怖い怖い怖い。少し息が荒くなる。
「大丈夫か?息荒いぞ。」
心配してくれるのか?他人なのに?こんな俺に?ネガティブな思考が俺の脳内を満たしていく。どんどん過呼吸になる。辛い、痛い、苦しい。
「…大丈夫じゃなさそうだな。保健室行くか。」
優しいな、この人。しかし、その感情と反対の言葉が出る。
「…大丈夫だから、ほっとけよ。」
そんな言葉が言いたいんじゃない。感謝の意を伝えたいのに、なんでなんで。あぁ、こうやって、人を嫌う言い訳をしているんだ。
「…あっそ。なら別にいいけどさ。そう言えばお前、見た事ないな。最近の転校生か?」
話をわざわざ変えてくれた。
「そもそも授業に出てないから。」
素っ気ない返事で返す。あんまり考えたくない、人との会話なんて。
「あぁ、お前が有名なサボり魔だな。俺もおんなじ感じだけど。」
この人は一体なんなんだ?屋上に来るなんて物好きな。サボりに来るのは俺以外に誰もいなかった筈だ。
「で、お前はなんでサボってんの。成績だけは優秀らしいじゃねえか。」
一番聞かれたくない事を質問された。結構威圧的だ。こういうのに弱い俺だ。メンタル豆腐なのが災いを起こした。
「………。」
無言を貫く。威圧には屈しない。思い出すだけで吐く様な出来事を話す筋合いなどないだろう。
「へー、無言ね。結構俺さ、強いんだけど。」
手を伸ばされ、俺の胸倉を掴んできた。顔が物凄く近い。相手の息がかかる。俺は目を瞑る。そして…

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。