大人オリジナル小説
- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
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この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
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- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.19 )
- 日時: 2013/06/12 21:39
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
第十七章 珍しい
「黒羽」
「何?」
「今日、一緒に帰ろうぜ」
「…何さ、急に。ま、いいよ?普段ぼっち生活満喫中だからさ」
そんな生活をしているのでは、満喫とは言わない。
「何だそれ。じゃあ、一緒にな」
祐樹が去っていった。
何か深刻な話でも?
まさかね、と亜歌音は思った。
どうせ世間話で終わるさ、と軽く考えた。
実際、そんなものだ。
何か話そうといわれてついていったがくだらない話。
そういうことが続いているので、あまり受け止めないようにしている。
ついに、放課後がやってきてしまった。
いくら望まなくてもやってくるものだから仕方はないが。
「帰ろうぜ」
「うん…」
校門を出るまでは、いつもの調子でくだらない話だ。
しかし、校門をくぐって落ち着いたころ、「実はな…」と深刻な話を切り出した――――――――――――わけではなかった。
落ち着いた頃、どころか、別れる場所までくだらない話と来た。
亜歌音は、こっそりため息をついてしまう。
「じゃあな、黒羽!」
「うん、またね」
だいたいからして「男子は友だち」という信念の元うごく亜歌音は、大して気にもしなかった。
何の目的だ、と一瞬思ったが、くだらない話のはけ口にされたと知り、少々どころかかなりがっかりだ。
「ま、あんな奴だ」
つぶやいて、亜歌音は自宅に入った。
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