大人オリジナル小説

☆中学生 黒羽亜歌音☆
日時: 2013/06/06 21:36
名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc

まえがき

中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!

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この作品は、実話を元に構成しています。

しかし、登場する人物はフィクションにしています。

笑いありの作品ですよ!!

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Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.29 )
日時: 2013/06/16 21:14
名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc

第二十三章 部屋に差し込む暗い影


「あれ…」

空席を見て、亜歌音は不思議そうにつぶやく。

「ちょっとやりすぎたようだな」

「そりゃそうだよ」

亜歌音は、祐樹に答えた。

「でも、平和だよ」

「みなさん!」

委員長の、緊迫した声が教室に飛び込んだ。

「秋原さん、転校するそうです!!お別れパーティーなんていかがですか?」

「お別れか。飛び切り残虐にしようよ!!」

亜歌音が微笑みながら言った。

微笑んでいえることではないが…。

「…まあ、それ自体は実施するということで。原因はいじめだそうです」

「あーあ。でもさ、ターゲットにしたい奴がいないから、もう終わりだね」

亜歌音が言うと、全員が賛同の意を表した。

「私たちは、そんなに残虐じゃない。嫌いな奴だけ。このクラス、明るいのばっかりだ!!」

「だけどな。転校自体は暗い影だぜ」

「まあいいじゃん」

だいたいがざっくばらん過ぎる性格なので、周りを困らせている場合がよくある。

「じゃあ…。アイツの事は忘れよう!!」

「はい、綺麗さっぱりね」

「消去しました〜」

優奈も藍も、おどけて言った。

「じゃ、明日から平和だね、やっぱり」

空の嫌われようはひどいものがある。

真っ黒い渦が存在した、この教室。

だけど、その日から、真っ白い空気が差し込んだ。


―完―

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