大人オリジナル小説
- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.14 )
- 日時: 2013/06/10 22:10
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
第十三章 いよいよデート
「祐樹ぃ!!ごぉめんねぇ待たせてぇ☆」
「いいんだよ。空のためなら待てるさ、いくらでも」
祐樹は、ポンと頭をなでた。
こうしてみると、意外とかわいいかもしれない。
亜歌音には負けるが。
亜歌音の服装は、白いワンピースにピンクの上着で、白いヒールのサンダルと薄い桃色の小さいカバンだ。
亜歌音は、顔が小さく等身が高いうえ、ヒールを履けば150cmあるように見える。
実際は145cmもないのだが。
「じゃあ、行こぉ♪」
空は、フリルの水色系統の洋服で統一している。
祐樹は、それほど気合を入れていない。
人がごった返す駅では、祐樹は時々、亜歌音に目線を送った。
そのたびに、大丈夫と言いたげな笑顔で亜歌音は返す。
空は全く気づいていない。
こりゃ、自分を越す鈍感かもしれないな、と亜歌音は自身で思っていた。
「今日は遊園地に行くんだよねぇ☆」
「ああ。いいだろ?」
「祐樹とならどこでもいいよぉ☆」
亜歌音は、思わず心の中で気持ちが悪いとつぶやいた。
その点は祐樹も同じかもしれない。
電車に乗り込むときも、亜歌音は迷わなかった。
同じ車両にさりげなく乗り込む。
正面ではなく、離れた場所ながら声の聞こえる最高ポイントを抑えた。
「祐樹と2人っきりなんてぇ夢みたぁい☆」
「俺もだよ」
このあと悪夢が待っているのにね、と亜歌音は思った。
裏切られ続ける、信じることしか知らない無能な夢見人<ドリーマー>。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30