大人オリジナル小説
- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
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この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
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- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.2 )
- 日時: 2013/06/06 21:37
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
第一章 初めての友だち
「えっと…落し物」
亜歌音に声をかけてきたのは、背の高い女の子だった。
「ありがとう」
「それより…。あたし、緑野優奈っていうんだ」
「私は黒羽亜歌音。変わった名前でしょ?よく言われるんだ」
優奈は、まぁねと言うように微笑んだ。
「あたし、遠いから自転車で来たんだ」
「そうなの?」
運動神経が0に等しい亜歌音は、ただただ驚くしかなかった。
「黒羽さんは、近いの?」
「15分はかかるよ。あと、亜歌音って呼んで」
亜歌音は、同じように微笑んだ。
全くキャラクターにあっていないのだが。
「うん、じゃあ、あたしのことも優奈って呼んでね!」
「了解!」
結構、人との距離は縮まりやすいタイプなのだ。
亜歌音は、ふと時計を見た。
(いつ先生が来るの?)
いくら遅く起きられても、あくびが出てしまう。
「亜歌音、ちゃんとねた?」
「この子は?」
優奈が、藍を見て、聞いた。
「あ、友だちの双原藍だよ」
「よろしく!気軽に藍って呼んでね!」
「このクラス、フレンドリーな人が多いね」
クラスの問題ではなく、2人の性格が問題になる。
たまに総好かんを食らうこともあるが、そこでめげないのが亜歌音と藍だ。
「ゆぅ〜!同じクラスだぁ〜♪」
いわゆる「ぶりっ子」というタイプの女の子が乱入。
「優奈、この子は?」
「秋原空っていうのぉ☆よろしくぅ!」
亜歌音は、人間性を見てから決めようと思っている。
その点は藍と同じで、あまり最初から嫌ったりはしない。
「よろしく。私は黒羽亜歌音だよ」
「私、双原藍だよっ」
「藍ちゃんに亜歌音ちゃん、よろしくねぇ♪」
この後、悲劇が巻き起こるのだが…。
鈍感な亜歌音は、全く気づかずにいた。
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