大人オリジナル小説
- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
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この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
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- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.10 )
- 日時: 2013/06/07 22:21
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
第九章 一週間後
「亜歌音ちゃぁん?ねぇってばぁ!!」
空は、亜歌音に声をかけている。
そんな馬鹿でかい声が聞こえない奴はいないだろう。
「…は?」
「空だよぉ?」
「わかってるよ。うざいね、アンタ」
「亜歌音ちゃぁんはぁ、空のぉ、お友だちじゃなかったのぉ!?」
前日まで友だちだった亜歌音に、空は問う。
急に事情が変わったからびっくりせざるをえない。
「ん?演技だよ。分からなかった?空って結構鈍いんだ」
「そうだそうだ!俺らと打ち合わせの上なんだ!」
「そうよ、ぶりっ子ちゃん」
周りから、同じように野次が飛ぶ。
まったく、野次を飛ばすほうは気楽でいいもんだ。
「う…わ…うわぁぁぁぁん!!」
「あれ?超ぶりっ子。うざいよね!!」
亜歌音が、クラスに問いかけた。
「もぉ、誰も信じられなぁいぃ!!」
まるでアニメかドラマの主人公のような事を言って、空は逃げていった。
「多分、明日は学校に来ないね」
「じゃあ、次は俺が…」
黙っていた祐樹が声を上げた。
「うん。紺野、手伝ってよ」
「もちろんだ。俺が手伝わないと、お前の考えた計画は台無しだろ?」
「よろしい、よくわかってる!」
亜歌音は、少々おどけてみせた。
ま、元々がおどけているようなものだから、大差はないのだが。
「じゃあ…メアドを教えろ」
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