大人オリジナル小説
- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
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この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
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- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.3 )
- 日時: 2013/06/06 21:37
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
第二章 楽しい会話
「あのさ」
声をかけられて亜歌音が顔を上げると、仲がいい紺野祐樹がいた。
「何?」
「なんでもねえよ」
「アンタ、そればっかり…」
亜歌音は、普段から結構男子とも話すほうだ。
祐樹に限った事ではない。
「にしても、人が多いね。出られないや」
「訪問者が多すぎるんだよ。記者会見場みたいだ」
祐樹の例えもいまいち分からないが、とにかく人が多いことだけは事実だ。
「あーマジでだるい死ね」
「アンタ、そういうこと言ってるとそのうちけんかになるよ?それか、先生に怒られるとか」
「え?いいじゃん別に」
「って、よくない!」
この2人の掛け合いは最高である。
ひょっとすれば、ちょっとしたテレビに出られるのではなかろうか。
…というのは2人の勝手なうぬぼれだ。
話に夢中になっていた亜歌音は、全く気づかないでいた。
自分のほうに、一つの冷たい目線が向けられていたことに…。
鈍感だから、と片づけてしまえば、それまでだろうけど。
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