大人オリジナル小説
- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
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この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
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- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.12 )
- 日時: 2013/06/10 21:45
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
第十一章 延長コース
「黒羽」
「何?」
帰り道に、部活でいないはずの祐樹がいた。
いないはずの人間がいるというのはかなり驚きで、亜歌音も一瞬固まったが、すぐに微笑んで、
「あ、紺野。部活サボり?」
「いや、サボったんじゃない。珍しく休日になってな。実は、延長させてくれないか」
「何を?」
主語を抜いて話すから、さっぱり意味が分からない。
「秋原と付き合う期間だ。1ヶ月にしてくれないか」
「ま、まさか…紺野、本当に好きになったの?」
「バーカ。誰があんなブスを好きになるんだ?好きになるとすれば、もっと綺麗な奴だ!!ま、アイツのぶりっ子を記録したいんだ。彼氏の前でどう甘えたか、記録して晒してやる」
亜歌音は、思わず笑った。
祐樹の一言一言は、結構おもしろいが、本人は笑わせる気がない。
祐樹は、怪訝な顔をしていたが、やがて口を開いた。
「いいだろ、黒羽!!」
「いいよ?まあ、1ヶ月でぜったいに辞めさせてあげるから。ごめん、つらい任務を…」
「ありがとう黒羽。お前、やさし…いや、ま、また明日な!!」
亜歌音は、首をかしげて、祐樹の後姿を見送っていた。
言いたいことは丸分かりだよ、と亜歌音は思った。
隠す事がヘタな人間に期待をしても、仕方がないが。
そのころ、同じ時間、空は―――――――――――。
「かぁわいぃ空たんに、祐樹みたいなかっこいい彼氏ができたぁ!!美男美女のカップルだよねぇ♪お似合いだぁ☆」
またもや一人パフォーマンスタイムだ。
よく疲れないものだ。
「空たぁんはぁ、祐樹とぉ、一生結ばれるぅんだ!世界一かぁわいい花嫁さんにぃ、なるんだよぉ☆」
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