大人オリジナル小説
- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.13 )
- 日時: 2013/06/10 22:01
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc
第十二章 初めてのデート
「もしもしぃ♪」
祐樹は、受話器を取ったまま飛び上がりそうになった。
というのも、電話の相手が空だったからだ。
「あ、空!」
「どぉしたのぉ?」
「お前のかわいい声にちょっとドキッとしたんだ」
「やぁっぱり空たんはかぁわいぃよねぇ☆あのねぇ、日曜日ぃ、デートしなぁい?」
祐樹は、内心、勘弁してくれと思ったが、ここは黒羽に尾行を頼んで俺も記録するか、と踏ん切りをつけた。
「いいぞ。かわいい空と2人きりなんて、今から緊張する」
「空もぉ!かぁわいぃお洋服着ていくぅ♪まったね〜☆」
勝手に電話が切れて、あきれたため息がつい漏れる。
その後、祐樹は亜歌音の家を訪ねた。
「黒羽!!」
「どうしたの?」
「俺、日曜日、秋原とデートするんだ」
「はぁ!?頭狂ったの?それとも、作戦?」
亜歌音の言う事は両極過ぎる。
しかし、祐樹はすでになれているため、大して驚いたりはしない。
「作戦だよ。で、黒羽、尾行頼めるか?日曜日、朝9時から…」
意外と無茶な頼み方だ。
「尾行!?やった!是非引き受けるよ。こう見えても、尾行と変装の達人、黒羽亜歌音だし」
「そうか。じゃあ、明日な」
デートの日は明日に迫っている。
亜歌音は、自室のたんすから、変装グッズを取り出した。
「普段はロックな私服が多いから、ガーリーな服に、二つ括りの髪型のウィッグ!」
用意を机の上に乗せて、亜歌音は部屋を出た。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30