大人オリジナル小説

☆中学生 黒羽亜歌音☆
日時: 2013/06/06 21:36
名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc

まえがき

中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!

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この作品は、実話を元に構成しています。

しかし、登場する人物はフィクションにしています。

笑いありの作品ですよ!!

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Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.23 )
日時: 2013/06/13 22:15
名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc

第十九章 倉庫のそばで話し合い


「お前…」

押し殺したような声が響いた。

「悪いか。俺も、先に言おうと思ったんだが、言えなくて」

「一生言うんじゃねえ。俺が先だ!!」

今度は、興奮した声が響く。

その後はしばし沈黙。

「巧…俺が先だぜ」

巧と呼ばれた生徒は、相手をにらみつけた。

「祐樹、俺だぜ、先に言うのは」

相手は祐樹だった。

一緒にいるのは小川巧。

「とにかく、アイツは俺のもの」

祐樹は落ち着いているが、巧はすっかりうろたえている。

祐樹の場合あまり空気が分かっていないというのもあるだろうけど。

「うるさい!!」

「は?お前が持ちかけた話し合いだろ。おかしいだろ?うるさけりゃ呼ばなきゃいいんだ。じゃ、またな」

祐樹は、暗い倉庫前から去っていった。

ああいうところにいると息が詰まるな、と深呼吸をした。

「紺野!」

前から、亜歌音がやってくる。

「どうしたの?」

「いや、なんでもない」

亜歌音は、怪訝な顔で祐樹を見つめた。

「ああ、そうなの…。こんなじめじめしたところの近所にいるなんて、爬虫類になったの?」

「俺は人間だ!!」

また、いつもの調子に戻った2人だ。

「じゃあ、教室に戻ろう」

その2人を、恨めしそうに見つめていたのは巧だった…。

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