大人オリジナル小説

瑠璃色の菖蒲(合作r18BL短編集)
日時: 2022/04/25 23:12
名前: 白楼雪+ゆうりん@ベルトルトは神

 ゆうりん@ベルトルトは神さんとの合作BL短編集です。
 R18有の合作は初なのですが、よろしければ温かい心で見守ってください。

 一応一本目は私、白楼が務めさせて戴きます。

※ ご意見・ご感想等は、雑談の方にある私のトピにお願いします。
  荒らし、乗っ取りはやめてください。
  その他「雑談したい」「合作したい」「意見交換してみたい」等も、
  雑談の方に来てもらえると助かります。

 それでは亀更新ながら始めさせて戴きます。


※ 2019/8/29  閲覧数1000突破しました。
         いつも合作短編集『瑠璃色の菖蒲』を読んで戴きありがとうございます。
         これからもゆっくり頑張りますので、よろしくお願いします。

※ 2019/11/17 閲覧数1500突破しました。
         今年中には三本目を終えたいと思ってはいるので、応援していて下さい。
         なお、終えたいという気持ちと、終わる事は別です(苦笑)頑張りはします。

※ 2022/4/25  閲覧数7000突破しました。
         三年過ぎた今も読んで戴いている。
         その事に感謝しております。
         これからも新たな物語を綴り続けます。頑張るぞ!

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Re: 瑠璃色の菖蒲(合作BL短編集) ( No.31 )
日時: 2019/07/27 23:13
名前: 白楼雪

金曜日の夜は外食になりがちだ。
今年で四年目。会社員としても落ち着き始めてた今日この頃。
気楽な一人暮らしではあるが恋人の一人もいない東雲(シノノメ)春(ハル)にとって、土日祝日の予定はほとんどない。
自宅のマンションに帰っても、待ち人などはいない。
猫でも飼おうか等と考えた事もあったが、残業や出張の事を考えると責任を取れる自信を持てない。
何時かは飼いたいとも思うが、今はまだ早いのだと東雲は自身に言い聞かせたものだ。
「ん?新しい店か」
慣れた街中を歩いてあると、傍らの先に小さなレストランが見えた。
赤茶色の煉瓦を思わせる壁に白を基調とした窓枠。薄灰色のビルの一階を利用した作りのその店は、この街に慣れ親しんでいた東雲でさえ知らない店だった。
カランカラン。
『営業中』の札が掛かっている店の扉を開けると、アンティーク風のドアベルが良い音を響かせた。
その音に気づいた若い店員が奥から姿を見せた。
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」

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