大人オリジナル小説

瑠璃色の菖蒲(合作r18BL短編集)
日時: 2022/04/25 23:12
名前: 白楼雪+ゆうりん@ベルトルトは神

 ゆうりん@ベルトルトは神さんとの合作BL短編集です。
 R18有の合作は初なのですが、よろしければ温かい心で見守ってください。

 一応一本目は私、白楼が務めさせて戴きます。

※ ご意見・ご感想等は、雑談の方にある私のトピにお願いします。
  荒らし、乗っ取りはやめてください。
  その他「雑談したい」「合作したい」「意見交換してみたい」等も、
  雑談の方に来てもらえると助かります。

 それでは亀更新ながら始めさせて戴きます。


※ 2019/8/29  閲覧数1000突破しました。
         いつも合作短編集『瑠璃色の菖蒲』を読んで戴きありがとうございます。
         これからもゆっくり頑張りますので、よろしくお願いします。

※ 2019/11/17 閲覧数1500突破しました。
         今年中には三本目を終えたいと思ってはいるので、応援していて下さい。
         なお、終えたいという気持ちと、終わる事は別です(苦笑)頑張りはします。

※ 2022/4/25  閲覧数7000突破しました。
         三年過ぎた今も読んで戴いている。
         その事に感謝しております。
         これからも新たな物語を綴り続けます。頑張るぞ!

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Re: 瑠璃色の菖蒲(合作BL短編集) ( No.6 )
日時: 2019/01/28 00:26
名前: 白楼雪

誰かに手当てをされたのだろうか。
額を抑え、記憶を探っていると不意に部屋の扉が開いた。
「なんだ、起きてたのか」
部屋に入ってきた優男に、男は見覚えがあった。
確か、あの路地で自身に声を掛けてきた人物だ。
「…あんた、名前は?」
ベッドの上で問いかけると、優男は苦笑を返す。
「おいおい、助けて貰った相手に先に名乗れって言うのは、良いとは言えないぞ」
優男の言葉に、ベッドの男は一瞬表情を曇らせる。
しかし、この優男の言い分は正しい。
「……鷲見(スミ)…、とりあえずその名で呼んでくれ」
鷲見というのは本名の鷲見木(スミキ)優(ユウ)から取った名で、本名ではない。
だが、今は互いに会話を重ねる上で、不便を感じなければそれで充分だろう。
その事を悟った片瀬も自身の名を名乗る。
「俺は片瀬。此所は俺の家。あんたの腕の怪我を治療したのは俺だ。麻酔がなかったから、あんた…いや、鷲見さんが寝ている間に処置させて貰った」
ラグマットの上に腰を下ろし、片瀬はつらつらと鷲見が思っていたであろう疑問に答えていく。

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