大人オリジナル小説
- 【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜
- 日時: 2011/11/16 18:04
- 名前: yuki
登場人物
細木モコ
長谷川杏奈
藤井ケン
【ゲーム】
このゲームは…
何をすると思う? 凄く単純。
いきなり睡眠薬で眠らされ、起きたら真っ暗な知らない部屋。
そこにはテレビが1台。
映像には、自分と同じように、連れてこられた人達が映っている。
そして皆でババ抜き。
ババ抜きは、映像(テレビ)の中で行われる。
ババ抜きで負けたものが………
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- Re: 【ババ抜き】〜命をかけたゲーム〜 ( No.54 )
- 日時: 2011/12/04 13:25
- 名前: yuki
「もう… 無理だよ…」
珍しく杏奈ちゃんが弱気だ。
いままで杏奈ちゃんのおかげで私は助かっている。
杏奈ちゃんがいなかったら、ここに存在しないのだ。
いまからは… 私が杏奈ちゃんを助けよう…!
「あと2分もあるっ!! 一緒に頑張ろうよっ!! 」
珍しく強気の私に、杏奈ちゃんはビックリしている。
私は杏奈ちゃんを立ち上がらせた。
「うん!」
いままで真っ青だった杏奈ちゃんが、
とても明るい笑顔を見せてくれた。
太陽みたいに…
他に人まで明るくなれる素敵な笑顔。
私…杏奈ちゃんの、この笑顔にも助けられている気がする。
私たちは手を繋ぎながら、走って出口を目指した。
なぜか敵が怖くない。
敵の銃弾が当たらない。
誰かに… 守られているみたいに…
敵を無視して走り続けると…
目の前には扉があった。
扉には… 【出口】 の文字があった。
「出口…?」
「もしかして… たどり着いたの?!」
私たちは、一緒にドアノブを掴み、
ゆっくり扉を開ける…。
この先には 幸せが待っている。
やっと… 帰れるんだ…。
その時
「制限時間が過ぎたため
細木モコ様 長谷川杏奈様 失格です。」
地獄へ突き落された。
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