大人オリジナル小説
- 嘘吐き造花が枯れるとき。
- 日時: 2014/10/25 22:18
- 名前: 桜 ◆7gBpJ8SNck
初めまして、もしくはお久しぶりです。
未熟ですが、よろしくお願いします。
私の体験も若干入っていたりしますが、多くはフィクションです。
前回に引き続き、御注意を。
・私の文章はまだまだ未熟です。
・誤字脱字があるかもしれません。(指摘して頂けると助かります)
・更新は不定期です。
・社会派小説から外れてしまうかもしれません。
・自己満足の小説で私の偏見で書いている所もあります。
そんな小説でも大丈夫でしたら、そのまま下へお願いします。
無理でしたら、小説一覧へお戻り下さい。
荒らし等はお止め下さい。アドバイスは大歓迎です。
コメントを頂けると嬉しいです。
それでは、始めます。
――――――これが私にとっての幸せなのでしょうか。
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- Re: 嘘吐き造花が枯れるとき。 ( No.12 )
- 日時: 2014/10/25 21:11
- 名前: 桜 ◆k7.5lqH5Sc
独りで生きるのは辛い。そんなの昔から分かっている。だから笑っているんだ、泣いているんだ。
もう壊して、バラバラに。もとに戻らないくらいに。何もかも失ったら楽になれるでしょう?
沈黙が続く。
「……ねえ、私と友達になってくれる?」
唐突な緋色の言葉。作られた言葉。
友達なんて表面上だけの事。親友もそう、心の底では私を蔑んでいる。友情なんて存在しない。いつか裏切られる物なの。
でも、緋色なら信じられる気がする。私と近い緋色なら。約束をした緋色なら。
……こんなだから傷つきやすいのかな。
傷つきたくない。傷つけたくない。それでも人を関わりたい。独りにはなりたくない。
私の答えは最初から決まっていた。出会った最初から。
「……笑美?」
緋色が訝しげに私の顔を覗き込む。私がずっと顔を俯けていたからだと思う。
これ以上黙っていると緋色を不安にさせてしまう。
私はいつもより柔らかな笑みを顔に張り付ける。引きつってなんかいない。作り笑顔なんかじゃない。
正真正銘の心からの笑顔。
「私もなりたいと思ってたの。これから、よろしくね」
……なんて、誰が信じるかな。
緋色は信じていないでしょう?
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