大人オリジナル小説
- 嘘吐き造花が枯れるとき。
- 日時: 2014/10/25 22:18
- 名前: 桜 ◆7gBpJ8SNck
初めまして、もしくはお久しぶりです。
未熟ですが、よろしくお願いします。
私の体験も若干入っていたりしますが、多くはフィクションです。
前回に引き続き、御注意を。
・私の文章はまだまだ未熟です。
・誤字脱字があるかもしれません。(指摘して頂けると助かります)
・更新は不定期です。
・社会派小説から外れてしまうかもしれません。
・自己満足の小説で私の偏見で書いている所もあります。
そんな小説でも大丈夫でしたら、そのまま下へお願いします。
無理でしたら、小説一覧へお戻り下さい。
荒らし等はお止め下さい。アドバイスは大歓迎です。
コメントを頂けると嬉しいです。
それでは、始めます。
――――――これが私にとっての幸せなのでしょうか。
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- Re: 嘘吐き造花が枯れるとき。 ( No.20 )
- 日時: 2014/10/25 21:41
- 名前: 桜 ◆k7.5lqH5Sc
“私の大好きな人はお姉ちゃんです”
小学生の時に書いた作文の一文。今書こうとしたら腕が振るえちゃうかな。もしくは涙で視界が歪んで字が書けないかな。
それほど姉が大好き“だった”んだ。
私の両親は私が幼い頃に離婚したらしい。離婚した当時は離婚の意味も知らないほど幼かったし、今は離婚した理由に興味も無いので何故離婚したかは知らない。知りたくもない。もう知ってるから。私の所為だから。
そして再婚。この間に多くのことがあったのだろうけれど、私は何一つ知らない。知らないことが多過ぎて、逆に幸せだと思う。真実を知ってどうする?
真実ほど苦しい物はないもんね。もう遅いけど。
私は知りたくなかったのに。もう許してよ、お父さん。忘れさせてよ。
私はいつ許されるの?
新しい母と姉が私と一緒に住み始めたのが今から7年前。私が7歳で姉が9歳だった。私は難しいことは理解できなかったけれど、ただ家族が増えたことだけ分かった。
私は姉に近づいた。仲良くなろうと一生懸命だった。
姉は私に優しかった。一緒に遊んでくれたり、ときには喧嘩をしたりした。
本当の家族みたいで、血の繋がりがあるのではないかと思ってしまうくらい楽しくて。愛情に満たされていて。
けれど、姉は消えた。私の前から真っ白に、透明になったんだ。あの綺麗な笑顔を残して。
別れの挨拶はなくて、突然いなくなった。
私の“優しい姉”が。私の希望が。
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