大人オリジナル小説
- 嘘吐き造花が枯れるとき。
- 日時: 2014/10/25 22:18
- 名前: 桜 ◆7gBpJ8SNck
初めまして、もしくはお久しぶりです。
未熟ですが、よろしくお願いします。
私の体験も若干入っていたりしますが、多くはフィクションです。
前回に引き続き、御注意を。
・私の文章はまだまだ未熟です。
・誤字脱字があるかもしれません。(指摘して頂けると助かります)
・更新は不定期です。
・社会派小説から外れてしまうかもしれません。
・自己満足の小説で私の偏見で書いている所もあります。
そんな小説でも大丈夫でしたら、そのまま下へお願いします。
無理でしたら、小説一覧へお戻り下さい。
荒らし等はお止め下さい。アドバイスは大歓迎です。
コメントを頂けると嬉しいです。
それでは、始めます。
――――――これが私にとっての幸せなのでしょうか。
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- Re: 嘘吐き造花が枯れるとき。 ( No.7 )
- 日時: 2014/10/24 21:46
- 名前: 桜 ◆k7.5lqH5Sc
ふと勉強をしていた手を止め、顔を上げる。机に置いてある時計を見ると、8時09分だった。
私は教科書やノートを閉じ、部屋を出た。
リビングでは、姉が1人で夕食を食べていた。私がリビングに入ると、姉は目だけを私へ向けた。
「……なんか用?」
冷たい声。聞きなれた声。それでも突き刺さる言葉。
「夕食を食べに来ただけ」
私は軽く微笑む。姉はそれを聞くと、大急ぎで残っていた物を食べ、席を立った。
「あんたとは一緒に食べたくないから」
私は笑みを崩さなかった。姉はそんな私を気味の悪そうな顔で見た。
大丈夫、もう慣れたから。いつかは変わるって信じているから。
どんなに苦しくても、笑っていればいい。笑っていれば誰も気づかないから。
自分さえも騙してしまうから。
冷蔵庫から冷凍食品を取り出し、レンジで温める。温め終わり、出来た物をテーブルに置く。
リビングはとても暗く感じた。椅子を引く音がやけに煩く感じた。
食欲なんてなかったけれど、無理に詰め込んだ。
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