大人オリジナル小説
- それでも僕らは生きていく。
- 日時: 2014/02/19 19:39
- 名前: 月 −RUNAー
初めまして、月です。
この世界は簡単な、漫画のような世界じゃない。
きっと、みんなそう思ってると思います。
題名のように、それでも、私たちは生きて行かなきゃなりません。
この小説を読んで、少しでも希望が湧いてくれればうれしいです。
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- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.31 )
- 日時: 2014/04/08 10:39
- 名前: 月 −RUNAー
ここから真希目線に戻ります。
ー第十八話ー
さあずっと楽しみにしてた昼休みが始まる。
いや、昼休みじゃないな。
そう。
ゲームだ。
「はーい!みんな遠慮せずに凛乃に当てまくっちゃってー!」
「泣かせたが勝ちだよ〜!」
あたしが考えたゲームを3グループ目が現在、体育館倉庫で行っている。
織田は丸くなっている。まだ泣いてない。
ただ無表情で痛みに耐えてるようだ。
3グループ目。
そのグループには織田の親友だったらしい横尾がいる。
まだ一回も当ててないようだ。
横尾のそばに行きささやいた。
「一番点数が低い奴を次のターゲットにしようかなぁ〜?」
横尾は決心がついたように、ボールを持ちかまえた。
それを見た織田はうめき声をあげ言った。
「ううっ!ゆっ結理・・私達親友じゃな・・い・・?」
「うるさい!あんたは私の事裏切った!!」
「ゆっ結理ぃ〜」
横尾はそう叫び織田の顔面にボールをぶち当てた。
「横尾さんいいねぇ〜!」
「ナイスだよぉ〜」
ふと織田を見ると目から一筋の涙が流れていた。
「おおぉ〜横尾さん顔面の点数と泣かせた点数で25点だよ☆」
「一発逆転じゃーん!」
「ここで第3部終わり〜♪」
「おつかれ〜」
アハハ
面白い。
あたしはこういうのを一番見たかったんだ。
信じていた人の裏切りってのをね。
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