大人オリジナル小説
- それでも僕らは生きていく。
- 日時: 2014/02/19 19:39
- 名前: 月 −RUNAー
初めまして、月です。
この世界は簡単な、漫画のような世界じゃない。
きっと、みんなそう思ってると思います。
題名のように、それでも、私たちは生きて行かなきゃなりません。
この小説を読んで、少しでも希望が湧いてくれればうれしいです。
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- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.43 )
- 日時: 2014/05/03 10:57
- 名前: 月-RUNA-
ー第二十四話ー
「ただいま」
家には誰もいなかった。
結局お母さんもお父さんも仕事を選んだんだ。
あぁ馬鹿みたい。
ため息をつきぬいだ靴を揃えていると電話が鳴る音がおくから聞こえた。
急ぐこともせずだらだら歩いて受話器をとった。
「もしもし」
「あ、警察のものですが…。」
「妹見つかった?」
「見つかったんですが…あの失礼ですがあなたのお年は…?」
「はっ?高2だけど…」
「では話します。その…妹さんは…△×県の浜辺で見つかりました。」
「ふーん」
「しっしかし優愛さんは…体内から大量のアルコールが検出され…またそばに優愛さんが吸ったものと見られる煙草の吸殻が落ちていました。命に別条はありませんが、現在意識は戻っていません。」
アルコール…?
タバコ…?
イシキフメイ…?
あたしの思考回路が止まった。
別に優愛がどうなろうあたしはどうでもいい。
でも、もしそれが週刊誌にでもバレたりしたら…。
この相沢家が調べ尽くされる。
そうなったら終わりだ。
あたしが愛されてないこともバレるかもしれない。
=
あたしの地位が無くなる。
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