大人オリジナル小説
- それでも僕らは生きていく。
- 日時: 2014/02/19 19:39
- 名前: 月 −RUNAー
初めまして、月です。
この世界は簡単な、漫画のような世界じゃない。
きっと、みんなそう思ってると思います。
題名のように、それでも、私たちは生きて行かなきゃなりません。
この小説を読んで、少しでも希望が湧いてくれればうれしいです。
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- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.16 )
- 日時: 2014/04/01 10:35
- 名前: 月 −RUNAー
この前は変に切ってしまい申し訳ございませんでした。
ー第十二話ー
「虐待の可能性があるな・・。とりあえずこの子を運びます。通報ありがとうございました。」
「はあ。 あ!そういえばコイツ言葉が離せないから。」
「わかりました!では。」
あたしに向かって敬礼し、救急車はサイレンを鳴らしながら猛スピードで去って行った。
「虐待か・・。」
そんなわけないか。
どうせリリカたちの仕業だろう。
明日懲らしめてやろう。
(お母さんたち。。心配してるわけないか・・。)
気楽に考え家に帰り着いた。
「ただいま。」
帰ってくる言葉など無く、そのまま自分の部屋へ向かった。
「真希!」
後ろから声が投げかけられた。
振り向くとすごい形相のお父さんがいた。
「何?」
「お前この時間までどこほっつき歩いていたんだ!社長の娘が夜遊びなんてしてるなんてマスコミに知れたら。。お父さんもお母さんも大変なことになるんだぞ!しかも優愛は目を真っ赤にして帰ってきたぞ!どうせお前が何か言ったんだろう!」
かすかな期待をぶち壊してくれたね。
「結局自分の地位と優愛の心配だけか。あたしがどうなったっていいんでしょ?」
「なっ!」
「言ってやろっかな?マスコミにお父さんもお母さんも可愛くて頭がいい優愛しか可愛がらない。あたしはクリスマスも誕生日もプレゼントなんてもらったことない。ってね☆」
「お前・・。」
「だってホントの事だもん♪消えればいいのに・・。」
口調を変えてやった。
ウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイ。
「消えろクズ。」
そう言い放ちさっさと自分の部屋へ向かった。
さようなら。
ほんのちょっとだけあったあたしの
自制心。
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