大人オリジナル小説
- それでも僕らは生きていく。
- 日時: 2014/02/19 19:39
- 名前: 月 −RUNAー
初めまして、月です。
この世界は簡単な、漫画のような世界じゃない。
きっと、みんなそう思ってると思います。
題名のように、それでも、私たちは生きて行かなきゃなりません。
この小説を読んで、少しでも希望が湧いてくれればうれしいです。
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- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.12 )
- 日時: 2014/03/26 13:58
- 名前: 月 −RUNAー
ー第九話ー
昼休み。
あたしのとりまき4名を引き連れ、リリカ達を体育館裏に引き連れてった。
リリカ達の顔は恐怖でひきつってる。
(これは莉麻の為なんかじゃねぇ。ただムカつくだけ)
「あなた達この頃調子乗りすぎだよねぇ〜」
「あなたたち知らないの?真希さんのお家柄を」
「真希さんが一言お父様にあの家を壊せって言ったらあなた達もう生きていけないわよ?」
心結たちがどんどん責め寄る。
そんなことで恐怖で今にも死んでしまいそうな顔しているリリカ達も面白いけど信用しきってる心結たちもめっちゃ面白い。
「ねぇ。もしもまた調子のったら今度はホントやばいよ?」
小声でささやいた。
リリカは悔しそうな顔でうなずき美鈴を連れ、去って行った。
あー面白かった。
ホント笑える。
クズ共が。
「みんな先行ってて。私トイレに行ってくるわ。」
「あ、はい」
そういうとすぐに心結たちは去って行った。
「あーまじで笑える。あの顔やばすぎでしょ・・。」
だれもいないトイレだから油断し、つい本音でしゃべっていた。
すると。
「あら、やっと氷の仮面が解けたわね。」
「だれ!?」
そう言って振り向いたあたしの顔の先には真っ黒でツヤがあるきれいな髪に、漆黒の美しい瞳、紅の唇、和風の感じの制服を着た少女が立っていた。
「あら、同じクラスなのに憶えてないの?千龍華 舞羅(せんりゅうかまいら)よ。」
「変な名前・・。てかさっきのどういう意味よ!?」
「そのまんまよ。残酷で冷徹な氷の女王のようなあなたがいっつもかぶってるお姫様の仮面が外れたってこと。」
「何、調子乗ってんの?私の事知らないの?ニコ」
「ふふっ。あなたのウソなんて私には全部わかるわ。」
「なっ!!」
「まあバラそうなんて思ってないけどね。でもね、やっかいなキツネがあなたを嗅ぎまわってるわ。」
「だっ誰の事よ?」
「そんなの自分で見つけ出しなさい。そんな仮面とかした方がいいと思うわ。」
そう言って舞羅は立ち去って行った。
(意味わかんない・・。)
いつまでたってもわかんなかった。
(ただの頭おかしい奴なだけだろ。気にすることなんてねぇか。)
そう考えあたしは教室に戻って行った。
(莉麻大丈夫かな・・。いやっ!そんなのどうでもいいじゃねぇか。)
つまらない意地を張ってるからあんなことになったんだ。
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