大人オリジナル小説
- それでも僕らは生きていく。
- 日時: 2014/02/19 19:39
- 名前: 月 −RUNAー
初めまして、月です。
この世界は簡単な、漫画のような世界じゃない。
きっと、みんなそう思ってると思います。
題名のように、それでも、私たちは生きて行かなきゃなりません。
この小説を読んで、少しでも希望が湧いてくれればうれしいです。
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- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.26 )
- 日時: 2014/04/05 13:25
- 名前: 月 −RUNAー
ー第十五話ー 結理目線
私と凛乃の出会いは小学5年生の頃。
昔から人見知りでどのグループにも入れず孤立していた私に話しかけてくれた。
「はい!みなさんでは2人でペアを作ってください!」
「はーい!!」
(それ、孤立した子からしたら超困るんだけどな・・。)
みんな簡単にペアになっていく中私は一人椅子に座っていた。
(また今日も先生と一緒になるんだろうな・・。)
そんなこと思いながら簡単にペアを作ってる子たちを見ていた。。
「ねぇあんた一人?私のグループ3人だから私一人になっちゃったんだよね!一緒やろ!」
「え・・?私?いいの?」
「なんでダメなの?私織田凛乃!よろしくね☆」
「うっうん!私、横尾結理です。よろしくお願いします!」
「タメ口禁止!」
「あっ!うん^^」
胸が破裂するほど嬉しかった。
平気な振りしてたけどずっとつらかった。
必死で涙こらえてたんだ。
それから凛乃は私の唯一の友達になった。
これからもきっと凛乃みたいな友達はいないだろうと思い、中学も高校も凛乃にくっついていった。
私達は親友になった。
だけど。
ー現在ー
「おはよう!」
「おはよう、昨日の宿題やった?」
「あ、うん。」
「さっすが結理!今日も見してね?」
「でっでもこの頃いっつも私の写してるじゃん。」
「いいじゃない!私の事なんだし。自分で写してるんだしあんたに文句言われる筋合いはない。」
「ごっごめんなさい・・。」
これって友情なのかな・・?
「真希さん!おはようございます!」
「おはようございます!」
「おはよう^^」
みんなに敬語であいさつされ尊敬のまなざしが送られる人。
同じクラスの相沢真希さんだ。
相沢グループの社長と女優の相沢理子の長女、どのテストも学年一位で理子さんに似てとても美人で、そばにはすごいお金持ちの令嬢ばかりがいる、性格は気取った感じで時々ひどいことを言ってるけど、でも誰か一人をひどく苛めたことなんてない。
時々なんか悲しそうな目をしてるし、みんなが言うほどひどい人じゃないと私は思う。
でも。
「ふん!何が真希さんだよ!何様!?って感じー。」
「でっでも今回の模試も一位だったんだって。すごいよね。美人だし、、ホント憧れる。。」
「結理は私より相沢がいいんだ。」
「えっ!そんなこと言ってない・・。」
「もういいよ。二度と話しかけないで。」
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