大人オリジナル小説
- それでも僕らは生きていく。
- 日時: 2014/02/19 19:39
- 名前: 月 −RUNAー
初めまして、月です。
この世界は簡単な、漫画のような世界じゃない。
きっと、みんなそう思ってると思います。
題名のように、それでも、私たちは生きて行かなきゃなりません。
この小説を読んで、少しでも希望が湧いてくれればうれしいです。
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- Re: それでも僕らは生きていく。 ( No.27 )
- 日時: 2014/04/05 13:44
- 名前: 月 −RUNAー
ー第十六話ー
「凛乃!!」
必死で追いかけて名前を呼ぶが振り向きもしない。
何でなの・・?
一時間目も、二時間目も、三時間目も凛乃は私に話しかけてこない。
私なんてはじめっからいないように・・。
体育の時間。
「では今からパスの練習をします。ペアになってください。」
私はあの時からペアになってやる授業が大好きになった。
絶対に一緒になってくれる人がいるから。
きっと、きっと凛乃はなってくれる。
「凛乃!」
「美羽ー。一緒なろー♪」
昨日まで全然仲良くなかった子だよ?
ナンデ?ワタシタチシンユウジャナイノ?
立つ気力も無くなって座り込んでた。
何が、凛乃を変えてしまったの?
うつむいてる私に上から声が投げかけられた。
「ねぇ?あなた一人かしら?」
慌てて上を向くとなんとそこには無表情の相沢さんがいた。
「え・・?あっハイ!一人です!」
「そぅ、私のグループ5人だから余ったの。一緒にやりましょ。」
「私でいいんですか??」
「お前しかいねえだろ。あんな担任としたくねぇし」
え・・?
「あっあの。。相沢さん口調が・・。」
「あ・・。このこと誰にも言うな!お母さんのサインあげるから。」
「いいんですか!?でっでも何でそんなふうに・・?」
「これがホントのあたしだよ。いつものは偽り。」
「・・・。」
びっくりしすぎて全部忘れてた。
あの相沢さんがこんな口調で話すなんて・・。
「あっあの、私だれにもバラしません・・。絶対。」
「ありがと・・。」
さっきまですごい微笑んでたのに、、それも偽りだったんだ、、。
なんかすごい・・。
でもそんな口調でも相沢さんは私がミスしても何も言わずやってくれた。
(なんか、やっぱり相沢さんって優しいんじゃないかな・・?)
なんか奇妙だった。
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