大人オリジナル小説

アリスと不思議な扉
日時: 2020/02/20 10:15
名前: 緋猫
参照: http://www.otona-kakiko.com/profiles/index.cgi?mode=view&no=10323

緋猫です。初めて官能小説というものを描いてみました。
更新遅めです、本当に遅いです。
R18 BLですのでご注意ください…
自己満足小説です
>>1 キャラクター設定

7月5日1000人突破です!

【総合掲示板】作者スレ「ねこなべ」
こちらの方でご指摘ご意見伺がいたいと思います。お手数おかけして申し訳有りません。

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Re: アリスと不思議な扉 BL ( No.9 )
日時: 2018/10/31 07:17
名前: 緋猫

『ん〜…ん…お…も…』
ベットの上で寝ている時に、飼い猫が体の上に乗っているような感覚に、なんとも言えない息苦しさを感じて夢から覚めた安心感に飛び起きました。
『ベット!猫…!家!?』
ですが寝ていた部屋もベットも…全然違い、「はぁ…」と思わずため息を吐きましたが、
まだ感じる体に何か乗っている感触に、横の方を見ました、すると騒がしい双子が2人してこちらを見ていることに気がつきびっくりして目を回し、もう一度体を横にしてしまいました。
(あぁぁ…ゆめ…夢だって…!!この夢すっごく…!長い…!!)
目をぎゅっとつむり、現実逃避をしました。
「お兄さん!大丈夫!?」
双子はいきなり倒れた悠の行動に驚き顔を覗き込みましたが、目を固くつむっている様子を見て安心しましたが、なぜそのような行動をとるのかわからず、困りました。だって双子は起きた瞬間悠で遊びたかったのですから。
「お兄さん!起きたなら遊ぼうよ!!僕達ずっと待ってたんだよ!!」
「そうだよ…もう十分寝て元気でしょう?僕達つまんないよー?」
きゃんきゃん悠の周りで2人で抗議をしていましたが、今の悠には聞こえていません。いくら抗議しても無駄だと思った双子の片割れがひそひそ声でもう片方の方に話し始めました。
(あぁぁぁ…夢…幻想…想像…悪夢…!!どうせなら人がいない世界に行きたいのに…!!)
寝起きに知らない人の顔を見たショックで、
現実逃避がまだまだ続く様子の悠に、双子は一気に近づき、悠の入っている布団の中に片方が入り込みました。
「おにいさーん…起きてくれないと勝手に遊ぶよー?」
気づかない悠の服の中に手を入れて、お腹までめくり、細い指でお腹を撫で始めました。
『うわぁ!!どうした…の…!?』
いきなりのひんやりとした感覚にびっくりして、目を丸くしました
「あ…!!やっと起きてくれたんだぁ〜♪」
顔を覗き込んでいる片割れがにこにこしながら、起きた悠の顔を覗き込みました
『おなか…へん…な…ッの……んッ…!』
脇腹やおなかの中心を人差し指ですぅーっと撫でられる感触が、くすぐったいのとはまた違ううずうずする感触にピクリピクリと体を跳ねさせ、悠は戸惑いました。
「まず最初に…そうだ!自己紹介ね!僕の名前はディーだよ!帽子屋屋敷に住んでいて〜侵入者を排除?する仕事を任されてるよ!好きな人はダムで!好きなことは猫を追い回すことだよ!はい!僕の紹介終わり!」
『ん……ッ……』
「起きてくれたのならいいやー」という感じで、話すディーの言葉は、変な声を漏らさないようにしている悠にはさっぱり内容が入ってきませんでした。
そんなとき、思いっきり足を抓られた感触に今までのうずうずした気持ちから目覚めさせました。
『いッ…!?!?』
びくんと一回跳ねたことできょとんとした顔でディーは悠を覗き込みました
ですが、ベットの中では、ディーには決して聞こえないような小さな声で喋りかけてました
「ねぇ…せっかくディーが自己紹介してくれたのに質問とか感想とかないわけ……?」
今までの可愛らしい声とは打って変わって、怒気を含んだ声に、なんとも言えない恐怖を感じて、頭をフル回転させてディーに質問しました(あまり話は覚えていなかったですけど)
『ディー…くんは…好きな食べ物とかって…あるの…』
悠はとてもとても無難な質問を質問をすることにしました。
「んー…これと言ってないけどな…なんでも美味しく食べられるし………あっ!アップルパイ!アップルパイが好きなんだ〜!」
ニコニコした顔で甘いものが好きだと話しているディーはとても可愛いですが、ベットの中が怖くて下手な言動ができずに困ってしまいました。
「はぁ…つまんない質問…」
ベットの中から聞こえた声に、また抓られるのではと身を固くしました。
「ダムー!次は君の番だよ!自己紹介!」
布団の中にディーが呼びかけると、ダムが出てきてディーの近くに飛び移りました。
「ダムです♪ディーと同じ仕事をすることで屋敷においてもらってるよ好きな人はディーで好きなことは猫を追いかけ回すことだよ♪
あ、あとディーに意地悪をする人は嫌いです♪はい、僕の自己紹介は終わりだよ?」
ディーに向かってにっこりと笑うと、ディーはダムを抱きしめました。
「あぁーかわいいなーダムは!僕も!ダムを傷つける奴は大っ嫌いだよ!相思相愛だね!」
「ありがとう、嬉しいよ♪」
まるで付き合い始めて間もないバカップルのような会話を見せつけられ、自分が空気のような存在になったのがわかった時、気づかれないようにそろりと立ち上がりました。

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