大人オリジナル小説

アリスと不思議な扉
日時: 2020/02/20 10:15
名前: 緋猫
参照: http://www.otona-kakiko.com/profiles/index.cgi?mode=view&no=10323

緋猫です。初めて官能小説というものを描いてみました。
更新遅めです、本当に遅いです。
R18 BLですのでご注意ください…
自己満足小説です
>>1 キャラクター設定

7月5日1000人突破です!

【総合掲示板】作者スレ「ねこなべ」
こちらの方でご指摘ご意見伺がいたいと思います。お手数おかけして申し訳有りません。

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Re: アリスと不思議な扉  ( No.2 )
日時: 2018/10/23 21:33
名前: 緋猫

この部屋はとても居心地がいい
叔母さんがごはんだってくれるし、一人の空間にずっといられる 誰も近寄らない
暗闇の中で時計を少し見た
(……9時……もうちょっと寝てられる……)
部屋にいても何もすることがない、したい事がない
僕の世界は遮光カーテンで太陽の光も入らないような暗い世界
でもその世界で僕は十分だった
僕は1人ベットに横たわり天井を見た
「……………」
僕の世界に居れば誰とも会わなくて済むと分かっていても、一人でいるとどうしても過去にあった記憶が脳裏をよぎり気持ちが悪くなった
叔父さんももう何も言わないが、迷惑に思ってるのは目で分かってしまう…
それでも叔母さんは優しくて…こんな僕にもひきこもり始めてから僕一人の部屋をくれた…
(………それもただ…追っ払いたかったからかも知れないけど……)
僕は目を閉じただ時間が進むのを待った
眠いわけでは無い…ただ…僕がこれ以上親戚の人にこのように思うのは…少し悪い気がしただけ…





……う…ッ……悠ッッ!!
自分の中から響くような声に戸惑いぱちりと目を開けた
『ん…ん…ここ何処………?』
一瞬自分の部屋かと思ったが寝てたはずのベットは何処にもなくただ暗闇の中で横たわってるだけの状態だった
「悠やっと起きたか〜…!!」
『……ッッ!?』
自分の中から聞こえる声に体をペタペタ触り戸惑い、結果小さく身を縮ませ固まった
「何やってるんだよ…」
(き…こえない…何も聞こえない…!!)
耳を塞いで見るが呆れたような声はまだ聞こえる
「おーい…おーいってば…」
『うわぁっ!?』
急に耳の近くで喋られたような感覚になり悠はびくんと一回跳ねた
「聞こえてるんだったら最初から無視するなよ〜!」
けらけらと笑いながら喋られた
『…………こ…こ…は何処ッ…!!』
小さな声でやっと出た言葉を体の中の人に伝えた
「アリスの夢の世界」
『…ゆ…ゆめ……?』
その言葉を聞いて、悠は強張っていた肩を下ろした

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